3600形

優等列車を中心に活躍する3600形。
撮影地:京成高砂ー京成小岩間

概要

説明

1989年に登場した車両で、車体は京成初の軽量オールステンレス車体である。制御方式はAE形で実績のあった界磁チョッパ制御で、回生ブレーキが可能になり省エネ車両である。
3600形は6両編成で登場したが、1997年に8両編成に組み替えられ、捻出した先頭車6両に関しては4両を動力車化して走っている。6両編成は3700形の床下に準じていて、制御方式はVVVFインバータ制御となっている。
8両編成は先頭車両が付随車であるため京急線に乗り入れることが出来ず、主に本線の優等列車として活躍している。6両編成は普通列車に充当している。なお6両編成は先頭が動力車であるため、運用はないが京急線への乗り入れが可能である。

性能

加速度:3.3km/h/s(8両編成)
加速度:3.5km/h/s(6両編成)
減速度:4.0km/h/s(常用)
減速度:4.5km/h/s(非常)
最高速度:110km/h

制御方式

8両編成・・・直並列抵抗制御・界磁チョッパ制御

形式:ACRF-H8140-783A形(東洋製)
抵抗段数:直列15段、並列8段
素子:GTOサイリスタ
制御単位:1C8M


6両編成・・・VVVFインバータ制御

形式:ATR-H8130-RG633A-M形(東洋製)
種類:2レベル電圧型PWM方式
素子:GTOサイリスタ
制御単位:1C8M

ブレーキ方式

回生ブレーキ併用電気指令方式空気ブレーキ

主電動機

8両編成
形式:KMM-8500形(三菱製MB-3276-AC形、東洋製TDK-8500-B形)
種類:直流複巻電動機
出力:140kW
駆動方式:WN継手式カルダン駆動(三菱製)、TD継手式カルダン駆動(東洋製)
歯車比:84:16=5.25

6両編成
形式:KMM6170形(東洋製TDK-6170-A形)
種類:三相誘導電動機
出力:130kW
駆動方式:TD継手式カルダン駆動
歯車比:85:14=6.07

台車

8両編成
形式:FS513形(動力車)、FS013形(付随車)
種類:ボルスタ付台車・空気ばね車体直結式
軸箱支持方式:S形ミンデン式

6両編成
形式:FS547形(動力車)、FS047形(付随車)
種類:ボルスタ付台車・空気ばね車体直結式
軸箱支持方式:SUミンデン式

補助電源

8両編成
形式:INV022-A0形、BS-483-B形
種類:静止形インバータ(SIV)
出力:110kVA

6両編成
形式:CLG-355-B1形
種類:電動発電機(MG)
出力:75kVA

写真

(左)1本のみ在籍する先頭車を集めて組成した6両編成のVVVF化改造車 撮影地:京成小岩駅
(右)芝山鉄道に貸し出された3600形。他の3600形と完全共通運用である。 撮影地:青砥~京成立石



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