3500形
京成で初めてのステンレス車である3500形。
撮影地:国府台駅
概要
説明
1972年に登場した京成初のセミステンレス車(骨組みは普通鋼で外板のみステンレス)である。
制御方式は乗り入れ先である都営浅草線の都合で界磁チョッパ制御とはならず、3300形と同じ抵抗制御である。
1996年からは本格的な更新工事が実施され、室内の更新や先頭車両の電動車化などが施された。
当初の予定では2004年までに更新工事が行われる予定であったが、未更新車が予想以上に腐食が進んでいたり、
かなりのコストが掛かってしまったため、2001年で打ち切られている。また3000形の投入により、未更新車に廃車が発生している。現在未更新車は金町線や千葉線、本線普通電車として活躍している。更新車は先頭車両が電動車であるため、京急に乗り入れることが出来、優等列車などにも使われている。
性能
加速度:3.5km/h/s
減速度:4.0km/h/s(常用)
減速度:4.5km/h/s(非常)
最高速度:110km/h
制御方式
直並列抵抗制御・弱め界磁制御
形式:ACDF-H6100-575C形(東洋製)
抵抗段数:直列9段、並列6段、弱め界磁5段
制御単位:1C4M
ブレーキ方式
発電ブレーキ併用電磁直通空気ブレーキ
主電動機
形式:KMM-3097-C形(三菱製MB-3097-C形、東洋製TDK-8530-A形、東洋製TDK-8531-A形)
種類:直流直巻電動機
出力:100kW
駆動方式:WN継手式カルダン駆動
歯車比:97:16=6.06
台車
形式:FS389形(動力車)、FS089形(付随車)
種類:ボルスタ付台車・空気ばね車体直結式
軸箱支持方式:S形ミンデン式
補助電源
形式:CLG-355B形
種類:電動発電機(MG)
出力:75kVA
写真
(左)更新車は先頭が動力車化されているため、京急に乗り入れることが可能である。
そのため他社乗り入れの優等列車にも充当する。撮影地:京成高砂~青砥
(右)未更新車。現在更新工事は行われておらず、廃車も発生している。撮影地:京成高砂~京成小岩
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