3200・3300形

普通電車を中心に活躍している3300形。
撮影地:京成高砂~京成小岩

概要

説明

3200形は1964年に登場し、京成で初めて両開き扉を採用した車両で、車内はロングシートである。1967年に登場した3291~3298は特急「開運」号用として製造されたため、3150形同様扉は片開き式で車内はセミクロスシートであった。AE系が登場した翌年の1974年にはロングシート化されたが、扉は片開きのままとなっていた。 1988年に3291~3294は試験的にVVVF化改造された。外観上の差異として前照灯と尾灯が角型一体ケースになている。なお、3200形は3000形の投入により廃車が進み、2007年11月に全車が引退した。
3300形は1968年に登場した。3200形を基本としているが、3321以降は初代3000形との連結運転が考慮され、台車が空気ばねからコイルばねに戻された。3200形が全車廃車されて以降、3300形も徐々に廃車が進んでいる。また3300形のうち8両は北総鉄道にリースされて7260形として走っている。
現在3300形は普通電車や金町線を中心に活躍している。

※以下のスペックは3300形のものである。

性能

加速度:3.5km/h/s
減速度:4.0km/h/s(常用)
減速度:4.5km/h/s(非常)
最高速度:110km/h

制御方式

直並列抵抗制御・弱め界磁制御

制御単位:1C8M

床下にずらりと並ぶ抵抗器。

ブレーキ方式

発電ブレーキ併用電磁直通空気ブレーキ

主電動機

3301~3308、3317~3324、3335~3350
形式:MB-3097-C2形(三菱製)
種類:直流直巻電動機
出力:100kW
駆動方式:WN継手式カルダン駆動

3309~3316、3325~3334、3353~3356
形式:TDK-816-A1形(東洋製)
種類:直流直巻電動機
出力:100kW
駆動方式:TD継手式カルダン駆動

台車

3301~3308
形式:FS361(住友製)
種類:ボルスタ付台車・空気ばね下揺枕式
軸箱支持方式:ミンデンドイツ式

3309~3316
形式:KS121A(汽車製)
種類:ボルスタ付台車・空気ばね下揺枕式
軸箱支持方式:軸ばね式

3317~3324、3335~3350
形式:FS361(住友製)
種類:ボルスタ付台車・コイルばね下揺枕式
軸箱支持方式:ミンデンドイツ式

3325~3334、3353~3356
形式:KS121A(汽車製)
種類:ボルスタ付台車・コイルばね下揺枕式
軸箱支持方式:軸ばね式

補助電源

形式:CLG-355-B1形
種類:電動発電機(MG)
出力:75kVA

写真

(左)全車廃車となった3200形。種別表示周りの黒いHゴムによる処理が特徴。撮影地:京成小岩駅
(右)北総鉄道にリースされた3300形で形式名は7260形。撮影地:品川~北品川



(左)3200形の3291~3298は元特急開運号として投入されたため片開きドアである。撮影地:京成高砂駅
(右)3200形の3291~3294は試験的にVVVF化改造され、前面のライトの形状が変った。撮影地:京成高砂駅



(左)赤電復刻塗装となった3324~3321。撮影地:京成金町~柴又
(右)ファイアーオレンジ塗装の3312~3309。撮影地:京成高砂~柴又

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