800形

普通列車に充当される800形。
撮影地:品川~北品川

概要

説明

自社線内普通列車専用車両として昭和53年に登場した。京急で初めて回生ブレーキ付き界磁チョッパ制御を取り入れたり、側面窓の内キセにFRPを採用して窓周りをすっきりさせたりするなど多くの意欲的内容を持った車両で、翌年京急としては初のローレル賞を受賞した。登場時は3両編成であったが、2本を連結して6両にしたり、中間に3両組み込んだりして後に全編成が6両編成になった。
他形式に比べ最高速度は遅いが、全電動車方式を取り入れているため加減速性能に優れ、普通列車に充当されている。特徴的な前面形状から、“ダルマさん”という愛称で親しまれている。
2010年開業の羽田空港国際線ターミナル駅のホームドアに対応できないため、空港線には入線できなくなった。また、2011年より新1000形6両編成の投入に伴い、初期車を中心に廃車が発生している。

性能

加速度:3.5km/h/s
減速度:4.0km/h/s(常用)
減速度:4.5km/h/s(非常)
最高速度:100km/h

制御方式

直並列抵抗制御・界磁チョッパ制御

形式:ACRF-H12100-770A形(東洋製)
抵抗段数:直列12段、並列8段
素子:サイリスタ
制御単位:1C12M

ブレーキ方式

回生ブレーキ併用電気指令方式空気ブレーキ

主電動機

形式:KHM-800形(東洋製TDK-8570-A形、三菱製MB-3242-AC形)
種類:直流複巻電動機
出力:100kW
駆動方式:TD継手式カルダン駆動
歯車比:85:14=6.07

台車

形式:TH-800形
種類:ボルスタ付台車・空気ばね車体直結式
軸箱支持方式:軸ばね式

800形の台車。多形式とは違い、軸箱支持方式が軸ばね式である。

補助電源

形式:TDK-3320A形(東洋製)
種類:ブラシレス電動発電機(BL-MG)
出力:100kVA

写真

(左)空港線以外の全線の普通に充当されている。撮影地:杉田駅
(右)805-2号車海側の種別幕は京急唯一の非英字幕である。

(左)801~809編成は3両編成を6両編成に改造した為、3,4号車間に跡が残っている。撮影地:金沢文庫駅
(右)解体中の809編成。 撮影地:京急ファインテック久里浜工場(敷地外から撮影)

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