700形

大師線で活躍していた700形。
撮影地：港町駅

概要

説明

乗降時間短縮を目指して京急初の4扉ロングシート車で自社線内専用車両として昭和42年に登場した。
当初は3両編成2M1Tとして設計されたが、急遽2M2Tの4両編成に変更された。よって3両編成で最高性能を発揮するように設計されていたため、4両編成では普通列車に要求される高加速性能に劣り、日中の本線普通列車としては運転されず、ラッシュ時の優等列車と大師線で活躍していた。
新1000形の増備により、2005年11月に引退した。

性能

加速度：2.7km/h/s
減速度：4.0km/h/s（常用）
減速度:4.5km/h/s（非常）
最高速度：120km/h

制御方式

直並列抵抗制御・弱め界磁制御

形式：ACDF-H4150-763A形（東洋製）、ABFM-128-154-15MD形（三菱製）
抵抗段数：直列10段、並列8段、弱め界磁4段
制御単位：1C4M

ブレーキ方式

発電ブレーキ併用電磁直通空気ブレーキ

主電動機

東急車輌製
形式：TDK-815/1B形（東洋製）
種類：直流直巻電動機
出力：150kW
駆動方式：中空軸平行カルダン駆動
歯車比：84:17=4.94（東洋製）

川崎車輌製
形式：MB-3070-B/B2（三菱製）
種類：直流直巻電動機
出力：150kW
駆動方式：WN継手式カルダン駆動
歯車比：82:19=4.32（三菱製）

台車

形式：TH-700T形（東急車輌製）、TH-700K形（川崎車輌製）
種類：ボルスタ付台車・コイルばね下揺枕式
軸箱支持方式：ウイングばね式

補助電源

新製時より搭載
形式：TDK-365形（東洋製）、MG-111形（三菱製）
種類：電動発電機（MG）
出力：75kVA

冷房化改造時より搭載
形式：TDK-3320A形（東洋製）
種類：電動発電機（MG）
出力：100kVA

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