2000形
リバイバル塗装として運行中の2011編成。
撮影地:糀谷駅
概要
説明
旧600形に代わる自社線内の快特専用列車として昭和57年に登場した。2扉クロスシートで快特に充当され、120km/h運転を開始した。制御方式は800形で実績のあった回生ブレーキ付き界磁チョッパ制御を採用。翌年には鉄道友の会のブルーリボン賞を受賞した。
しかし2100形の登場で、3扉・車端部を除いてロングシート化され、快特の座を2100形に渡した。現在は主に4両編成は優等列車の増結、本線普通電車、8両編成はエアポート急行として運転されている。
2011年から廃車が開始され、2013年からは1編成が登場30周年を記念して登場時の塗装に戻されている。
性能
加速度:3.0km/h/s
減速度:3.5km/h/s(常用)
減速度:4.5km/h/s(非常)
最高速度:130km/h
制御方式
直並列抵抗制御・界磁チョッパ制御
形式:ACRF-H12100-782A形(東洋製)
抵抗段数:直列15段、並列8段
素子:サイリスタ
制御単位:1C12M
ブレーキ方式
回生ブレーキ併用電気指令方式空気ブレーキ
主電動機
形式:KHM-2000形(東洋製TDK-8575形、三菱製MB-3281-AC形)
種類:直流複巻電動機
出力:120kW
駆動方式:TD継手式カルダン駆動
歯車比:80:19=4.21
台車
形式:TH-2000M形(動力車)、TH-2000T形(付随車)
種類:ボルスタ付台車・空気ばね車体直結式
軸箱支持方式:円筒案内式
2000形以降の車両は600形を除き、軸箱支持方式に円筒案内式が採用されている。
補助電源
形式:NC-DAT-140B形(三菱製)
種類:静止形インバータ(SIV)
出力:140kVA
写真
(左)ラッシュ時は12両編成で優等列車に充当。撮影地:黄金町駅
(右)ラッシュの運用を終え、久里浜の車両管理区に回送される2000形8両編成。撮影地:金沢八景駅
(左)4両編成は普通電車に充当する。撮影地:大森海岸駅
(右)2000形の車内。車端部を除いてロングシートである。
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