EF66形電気機関車

東海道本線での運用を目的に民営化後に0番台を改良したEF66形100番台。
撮影地:関内駅

概要

説明

国鉄時代に貨物列車の高速化が図られた。そして100㎞/hでの走行を可能にするために開発が進み試作車としてまずEF66形の前身であるEF90形が作られた。その後量産型の0番台が作られ、EF90形の名前がEF66形の901号機となった。そして量産型が1次車と2次車で合わせて55両が製造された。また改造もたびたび行われている。JR民営化後EF66形の改良形として100番台が製造された。様々な部分が変更され、見た目で大きく変更された点としては塗装が大きく変更された。また、内部機器が途中で変更された。しかし劣化により次々と廃車され、0番台は運用についている車両が21号機、24号機、26号機、27号機、30号機、33号機、36号機、52号機の8車両のみ走っている。100番台は33両作られ、全て運用についている。

両数

吹田機関区
0番台・・・55両
100番台・・・33両

性能

最高速度:110km/h
定格速度:km/h
1時間定格出力:3900kW
30分低格出力:3540kW
定格引張力:199kN≒20300kgf

1300tを牽引して10‰上り勾配区間を70km/h以上で走行することが可能。
1300tを牽引して12‰上り勾配区間で停止後、起動することが可能。

制御方式

VVVFインバータ制御

0番台
種類:2レベル電圧型PWM方式
素子:GTOサイリスタ
制御単位:1C2M×3群(台車制御)

100番台
形式:FMPU13形(三菱製)
種類:2レベル電圧型PWM方式
素子:IGBT
制御単位:1C1M×6群(個別制御)

ブレーキ方式

発電ブレーキ併用電気指令方式空気ブレーキ

主電動機

形式:FMT4形
種類:三相誘導電動機
1時間定格出力:565kW
駆動方式:1段歯車減速釣り掛け駆動
歯車比:82:16=5.13

台車

形式:FD7E形(両端)、FD8形(中間)
種類:ボルスタレス台車(ヨーダンパ付)
軸箱支持方式:軸梁式

写真





(右)こちらも新鶴見機関区に所属している119号機。新鶴見機関区のEF210は関東の石油輸送を中心に活躍しているが、東海道・山陽の高速貨物にも充当し、山口県の幡生までも行く。撮影地:東大宮ー蓮田間



(左)岡山機関区に所属している109号機。岡山機関区のEF210は東海道・山陽の高速貨物が中心だが、黒磯や倉賀野、蘇我、根岸へも顔を出す。撮影地:島本駅
(右)こちらは吹田機関区に所属している154号機。吹田機関区のEF210は東海道・山陽の高速貨物に充当。撮影地:甲南山手駅



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