255系

特急電車で初めてVVVFインバータが採用された255系。
撮影者:雪猿@葛西臨海公園駅

概要

説明

1993年、外房・内房線の特急列車の増発用に製造された。「房総ビューエクスプレス」の愛称を持つ。
当時、253系が増備中だったため、253系をベースに設計されている。主制御装置は特急電車で初めてVVVFインバータ制御を採用している。

両数

幕張車両センター
9両編成×5本

計45両

塗装

車体は、海をイメージさせるような塗装となっている。
「青」:海
「白」:砂浜
「黄色」:菜の花

なお、この塗装はE257系500番台にも受け継がれている。

運用

同系は旧型車の置き換えとしてでなく、列車の増発用として運用された。既存の列車が「わかしお」「さざなみ」なのに対し、増発列車は「ビューわかしお」「ビューさざなみ」とされ、新型車両で運行されることをアピールし、他列車との区別化を図った。

しかし2005年から「わかしお」「さざなみ」として運行されていた183・189系が新型車両E257系に置き換わることが決まり、デビューから10年以上経った255系を新型車両と呼ぶわけにはいかなくなった。
そのためか、「ビューわかしお」「ビューさざなみ」は廃止され、列車は全て「わかしお」「さざなみ」に統一された。255系はE257系と同様に「わかしお」「さざなみ」として運行されるようになった。現在は総武本線の特急「しおさい」としても運行されている。

走行写真

スカート形状

2010年より強化型スカート化が進められている。

車内

客室(普通車)

(左)座席は青と黒でまとめられている。
(右)客室はブルー系となっている。

(左)座席背面にはテーブルは設置されていない。
(右)荷物棚はガラス張りとなっている。

床はプラスチック製と簡素なものになっている。


その他

(左)255系の洗面台。
(右)255系の洋式トイレ。

デッキには荷物置場が設けられている。


運転室

運転台は209系がベースとなっている。


方向幕

デビュー当時は幕式であったが、E257系500番台登場に合わせてLED化された。

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