2005年 首都圏一周の旅

今回、常磐各駅停車は大都市近郊区間を利用した首都圏一周の旅へ行ってきた。
経路は
北柏→(常磐線)→我孫子→(成田線我孫子支線)→成田→(成田線)→佐倉→(総武本線)→成東
→(東金線)→大網→(内房線)→蘇我→(京葉線)→東京→(東海道線)→川崎→(南武線)→尻手
→(南武支線)→浜川崎→(鶴見線)→鶴見→(根岸線)→大船→(東海道本線)→茅ヶ崎→(相模線)
→橋本→(横浜線)→八王子→(八高線)→高崎→(両毛線)→小山→(水戸線)→友部→(常磐線)
→天王台
です。
料金は北柏→天王台の最短料金の150円です。

旅程

①北柏→我孫子

朝4:30分に家を出発。バスがないため、自転車をひたすら飛ばす。(平均時速35km/h(マテ)) 駅前の駐輪所に到着し、時間があるのでコンビニで朝食を購入。そして、4:45分に切符を購入し改札に入った。 構内にあまり人はおらず、待っている間に貨物と快速がそれぞれ1本通過していった。 そしていよいよ乗車する5:02発各駅停車我孫子行きが入線。 電車はゆっくりと動き出し、いよいよ今日の旅が始まる。


↑北柏駅は少し霧がかかっていた。

↑入線してきたのは203系マト53編成。

②我孫子→成田

各駅停車に揺られながら3分後に我孫子に到着。駅構内は閑散としていた。 ふと常磐線の電光掲示板を見ると次の電車が35分間来ない・・・ それはいいとして、私の乗車する成田行の発車する2番線ホームへ向かった。 2番線ホームに到着してから10分ぐらいたったときに接近放送がなり、一番列車の成田行が車庫から入線してきた。 車内に乗り込むが、誰もいないので堂々と走行音の収録準備。そして5:35分、電車は我孫子駅を発車した。 電車は常磐線をクロスし、ひたすら住宅地を走る。実はこの路線、単線なのだが平気で95~100km/hで走行する。 しかも線路もしっかり整備されており、つなぎ目の少ないロングレールが採用されている。 さて、電車は東我孫子、湖北とひた走る。辺りの風景は住宅地から田園風景に変わっていた。 田んぼの中を走りながら、ようやく成田に到着。到着ホームは6番線だった。 土曜日なのでホームには私立の学生がたくさん並んでいた。


↑車内は誰もいない。

↑列車は田園風景の中をひたすら走る。

↑成田に到着した。

③成田→佐倉→成東→大網

成田では乗り換え時間があまりなく、駅の様子を詳しく見ることはできなかった。そして、ホームに止まっている113系千葉行きに乗車。 列車は林の中を走った後、再び田園の中を走る。すでに田植えも終わり、稲穂が少し伸びている。 とても長閑な風景で心が和む。そんな風景を眺めているうちに、列車はあっという間に佐倉に到着。 さぁここからが大変だ。実は佐倉駅では乗り換え時間が1分しかなかったのだが、 電車が遅れ乗り換え時間がほとんど無いに等しい。駅に到着する直前、乗り換える列車はすでに入線していた。 ホームは別であったが、なんとか18秒で乗り換え完了。列車は私が乗車した40秒後にドアを閉めて発車した。 こんどは総武本線を銚子方面へ向かう。田園風景よりも、林の中をひたすら走っているように感じた。 少々眠くなってうとうとしているうちに、成東に到着した。私の乗る大網行列車は0番線に止まっているという。 この駅には珍しく0番線というホームがある。私の身近な駅で0番線がある駅といえば、東京メトロ千代田線の綾瀬駅ぐらいである。 0番線には113系4両がとまっていた。反対側の1番線にはE217系逗子行が止まっていた。 すこし駅構内をうろちょろして、発車時間が近づいたので列車に乗車。私の乗った1号車には誰も乗っていなかった。 列車はこんどは田園風景の中をひたすら走る。途中、東金などで乗客を乗せ、大網に到着。


↑成田線千葉行き。

↑佐倉からは総武本線に乗り換える。

↑成東にはE217系もいた。

↑私がお世話になったのは113系大網行き。

④大網→蘇我→東京

大網からは快速久里浜行きに乗車。本当はこの列車に乗ったまま東京へ行きたいところだが、 今回はいかに首都圏を大回りするかということで、蘇我で乗り換える。 蘇我では京葉線ホームに移動し、列車を待とうとしたが、どうにもおかしい・・・ 私の乗ろうとしている列車の時刻が電光掲示板に表示されていない。調べ間違ったか?と思い駅の時刻表を見ると、 今度の列車は外房線からやってくるとのこと。そのため、ホームが変わるらしい。 結局、私が降りたホームに戻って待つと京葉線の205系が外房線からやってきた。やはり近郊路線にこの車両が乗り入れるのはどうかと思う。 それはさておき、電車に乗車。海浜幕張まで各駅に停車していき、海浜幕張からは快速運転に入った。 にしても結構速い。平気で105km/hを出している。205系の中で最も飛ばす列車ではないだろうか? そうこうしているうちに、列車は地下に入り東京に到着。


↑大網からは蘇我までE217系にお世話になる。

↑蘇我からは外房線からやってきた205系にお世話になる。

↑京葉線からは海が見える。

⑤東京→川崎→尻手→浜川崎→鶴見

ここらは東海道線に乗り換える。京葉線のホームは他の路線と少々離れているが、3分程で東海道線のホームに到着。 列車に乗車し、川崎まで乗車する。列車は品川を出発して京浜東北線の駅をいくつか通過し、鉄橋を渡った直後に川崎に到着。 ここで南武線に乗り換える。止まっていたのは標準顔の205系だった。次の駅の尻手まで乗車する。あっという間に到着した。 南部支線の発車まで少々時間があったので撮影していると、前面食パン型の205系もやってきた。 そうこうしているうちに南武支線の2両編成最強ワンマンカーが入線。この列車オールMの最強編成で、加速するときの衝撃といったらものすごい。 列車はものすごい衝撃で発射(誤字ではありません)し、あっというまに80km/hまで加速してノッチオフ、八丁畷から先はちんたら走る。 貨物線が併走する中、浜川崎に到着。ここでかなり惨いことが起こる・・・実はここで58分待ちなのだ。 2分前に鶴見行が行ったばかりで、とても接続が悪いのである。ちなみにこの浜川崎駅、駅の連絡通路がなく、 無人の改札口をいったん出て鶴見線の入り口に向かう形となっている。(もちろんこちらも無人) そのためちょっと近くの踏切まで行って、8分おきぐらいに来る貨物の撮影も可能である。ともかく貨物がたくさん来るので、かなり撮影。 そして鶴見線ホームで、5分ほど列車を待ち乗車。やって来たのは205系である。103系は車庫で寝ていた。 実はこの後に臨時で運用についたらしいが・・・時速40km/hというかなり遅い速度で列車は鶴見へ向かう。 途中弁天橋でかなり大量の乗客が乗車してきた。少々込みながら鶴見へ到着。


↑東京からは東海道本線211系に乗車。(トップ編成であった)

↑川崎から一般的な前面の205系に乗車。

↑尻手でやってきた食パン顔の205系。


↑尻手からは南武支線の205系に乗車。(ものすごい加速力・・・)

↑浜川崎で撮影したEF65。

↑浜川崎から鶴見線205系に乗車。

⑥鶴見→大船→茅ヶ崎

ここでは鶴見線専用の改札を抜けなければならない。この鶴見線ホームはそのまま乗り換えられるわけではなく、 いったん自動改札を超えないといけないのである(無人駅からの不正乗車防止のため)私は150円切符なので駅員さんのところへ。
「あの~、大都市近郊区間を使って首都圏一周を・・・」
「ぁ、通っていいよ」
とすべてを説明する前に通してくれた。やはり同じようなことやる人も多いのだろうか?そんなことはいいとして、京浜東北線ホームへ向かう。 いつも上野のほうで乗り慣れている209系に乗車、大船を目指す。桜木町を過ぎると、かなり空いてきて京浜東北線とは思えないほどである。 トンネルなども走りながら大船に到着。今度は東海道本線に乗り換える。乗車したのは113系だった。 この車両も3年後には完全に淘汰されるのであろう。列車は少しローカルな風景の中を進み茅ヶ崎に到着。


↑根岸線の車内はガラガラであった。

↑大船からは113系に乗車。

⑦茅ヶ崎→橋本→八王子→茅ヶ崎→高崎

ここで相模線に乗り換える。4両編成で半自動ドアを備え、前面も少々異なっているが205系である。 列車は田園地帯を走っていく。扉の開閉が手動であるなど、相模線はかなりローカルな感じであった。 橋本に着くと、今度は横浜線に乗車した。横浜線も205系であり、今日7回目の205系である。 やはり、この205系首都圏では主力だなと思う。所要時間は10分程で、あっという間に八王子に到着。ここで八高線に乗り換える。 前来た時は103系ばかりで209系は滅多に会えなかったが、乗ったのは209系であった。列車は単線の中を走り、辺りの川などもとてもきれいである。 拝島ではりんかい線から転属してきた209系も見ることができた。拝島を出発すると、かなりきたなという感じである。 ディーゼルカーが10年ほど前に走っていた路線であるということもあってすこし田舎地味たところを走っている。 そうこうしているうちに列車は高麗川に到着。ここからディーゼルカーに乗り換え、さらに北を目指す。 ほんとうにど田舎に来たような感じである。あたりは山中という感じで、トンネルはないが、その合間を縫ってたまに木の枝にも当たっている。 列車は70~80km/hで走行し、倉賀野からは100km/h走行が楽しめた。そして列車は高崎に到着した。


↑相模線の205系は独特の顔である。

↑横浜線の幕は緑である。

↑八高線の209系は半自動ドアである。


↑高麗川から先はディーゼルカーである。

↑八王子で買ったお弁当をキハ110の車内でいただく。

↑沿線風景はとてもきれいである。

⑧高崎→小山→友部→天王台

いよいよ両毛線に乗車する。両毛線や、上越線、吾妻線には115系が健在で、高シマの115系に乗車することができる。 私の乗った時間は6両編成で学生がかなり乗車していた。列車は新前橋から両毛線に入り、田園の中を走る。空は少々オレンジがかっていた。 日もだんだん落ちてきて、あたりが少々薄暗くなってきた。この路線はどこまで行っても田園風景、たま~に山中を走るような感じで広々とした感じがする。 実はこの前土砂降りに遭い、目の前がろくに見えず、レールのつなぎ目を通るたびに滑っても伸す揺れるという有様を経験していた。 しかし、小山に近づくにつれて雲が消えてくれたのはうれしかった。そうこうしていうるうちに小山に到着した。 ゆっくりとそばでもいただきたかったが、時間がないので何も購入せずに水戸線に乗車。乗ったのは403系だった。なんとこの列車、途中小田林などを通過した。 行き先表示は普通なのに通過って・・・E531系に快速常磐線直通があるのはそのためかと思った。 あたりも暗くなり沿線の様子はよく分からなかったが裏筑波を見ることができた(微妙に明るさがあった) そして列車は友部に到着。ここからは乗り慣れた常磐線に乗車。 途中土浦で連結作業のための7分停車だったので、立ち食いそば車内持ち込み用を購入し、荒川沖に着くまで食べた。 そして列車は天王台に到着した。そして改札へ向かい、駅員さんに切符を見せたら・・・
駅員さん「ぇ、0:45!?いったい何時間かけてきたの?」
自分「ぇ・・・04:45ですが・・・」
駅員「ぁ、ごめんごめんお疲れ様~」
といってくれて出してくれました。


↑高崎以北では115系がいまだに現役である。

↑水戸線で乗車したのは403系であった。

↑天王台に着いたときはすでに真っ暗であった。

常磐各駅停車が選んだ首都圏一周の旅の必需品

①カメラ、収録機材、電池

これは鉄道ファンとして、まず持っていくべき必須品である。(特にカメラ)

②ペットボトル500ml×2~3本

ミディーペットで1000mlといいたいところだが、かなりかさばるので500ml2本のほうがすっきりするのでそちらのほうがお勧め。

③食料

ともかくパンでも、おにぎりでもなんでもいい(お菓子はいまいち・・・)
途中買う暇がないことが多いので、食料については少しでもあると助かる。

④本

ちょっと退屈なときに、岩波新書など本が一冊あると嬉しい。

⑤音楽

本と一緒に音楽を聞きながらってのもお勧めである。

⑥健康な体

これがなくしては、旅さえ行なうことができない。
健康管理はしっかりすべきである。

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