東京交響楽団コンサート

6月 24日(水)

 

1組 クラシック音楽の素晴らしさ  

 僕は、今回の東京交響楽団の演奏を聞いて今までにないほど感動しました。家では父がクラシックをとても好きでよく音楽を聞いているのですが、実際に目の前で聞いてみて壮大な音の広がりに圧倒されました。ここまで音楽をしっかり聞いたことがなかったので、いい体験ができました。
 まず最初に威風堂々です。僕がこの音楽で一番好きな部分は、前半と後半の境目の音が少し小さくなる所から後半にかけてです。前半は、迫力があって力強い感じでリズミカルですが、後半は、とてもやさしい感じで、まるで風の流れや川のせせらぎでも感じさせるようになめらかな音でした。この 曲は、何度聴いても聴き飽きない名曲です。
 次はモーツァルト作曲の、アイネ・クライネ・ナハトムジ―クでした。この音楽は、モーツアルトの人格や性格そのものが音楽に現れているように感じました。とてもユニークで威風堂々とは少し違う感じのやわらかな風を感じました。僕はこの時オーケストラの人を見ていて指揮者の左隣にいたコンサートマスターの動きが ダイナミックですばらしいと思いました。あの動きを見ていて一生懸命さが、伝わってきました。
 次にドヴォルザーク作曲の新世界よりです。ドボルザークは、チェコの作曲家でチェコ国民楽派を代表する作曲家であり、後期ロマン派を代表する作曲家というにとどまらず、クラシック音楽史上屈指の人気作曲家でもあります。ドヴォルザークはブラームスに才能を見いだされ、スラヴ舞曲集で一躍人気作曲家となりました。その後、当時新大陸だったアメリカに渡り、そこで作った音楽が新世界だと言われています。ですが、曲を作っている途中ホームシックにかかってしまいそのために最後のほうが少し悲しい感じになったと言われています。
 僕は今回の演奏や指揮者の話を聞き、音楽は偉大な力を持っていると思いました。


2組 思いやりの心が音楽になる 

 僕は東京交響楽団コンサートをとても楽しみにしていました。
 1曲目の、「威風堂々」は僕が小学生の時に演奏したことのある思い出深い曲でした。けれども僕が知っているゆったりした曲調ではなく、力強く、元気がでるようなオープニングでした。全てを通して聴くことができて、一部しか知らなかった「威風堂々」が 、僕の中で色濃くさらに思い出深い曲になりました。
 2曲目の、「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」は、曲名を聞いただけでは、まったく気づきませんでしたが、聴いて見ると、よく知っている曲でした。第一楽章は、弦楽器のみの演奏だとは、とても思えないほどの迫力があ りました。僕は、「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」を第一楽章しか知りませんでしたが、すべて聴いてみて改めて本当に素晴らしい曲だと思いました。第一楽章と比べて第二楽章や第三楽章などは、ゆったりとした曲調で心が洗われたような気持ちになりました。
 3曲目の、「新世界より」は、第二楽章は小学生の音楽の授業で学習したことのある曲でとても懐かしい 曲でした。「新世界」の第二楽章はゆっくりと流れるような曲調でとても心が豊かになりました。弦楽器はその曲の曲調に合わせて演奏ができるということ がわかりました。弦楽器は人の感情を引き出せる楽器だと僕は思います。この曲はとても優しく何かを語り掛けているような気がしました
 第四楽章も、聴いたことがある曲でした。弦楽器がとても力強く演奏しているのでとても迫力ある曲でした。また、打楽器も演奏しているのでより一層迫力ある曲となっていました。弦楽器を演奏する人たちが、主体となっていてそこにいろいろな楽器の音が重な り合いとてもきれいな音色になっていたことに感激しました。
 指揮者の方が、「オーケストラは、ただ演奏するだけではなくて、思いやりの心をもってお互いの音を合わせて、オーケストラとなります。君たちも思いやりの心をもって、学校生活を送ってください。」とおっしゃっていました。これは、江戸取5つの誓いの「感謝するこころ」に繋がると感じました。思いやりの心を持ち、お互いに感謝することでよい関係になり、成長に繋が っていきます。今回、音楽を聴くことだけではなく、いい経験になったと思いました。



3組  音楽でコミュニケーションを 

 今回、東京交響楽団の胸が躍るような演奏を聴くことができました。まず、1曲目は、エドワード・エルガーが作曲した「威風堂々」です。この曲は、全体的に2つのパターンがありました。1つ目は、壮大な、熱意のこもった音の部分です。ここでは、バイオリンの方々も、体を一生懸命に動かしながら演奏されていました。2つ目は、とてもなめらかな部分です。指揮者は、先ほどとは違いタクトを流れるように振っていました。この後、もう1度同じパターンが演奏されて終了していました。1曲目と2曲目の間に、指揮者の方が、「オーケストラは、ただ楽器が演奏できるだけではなく、心を使って、信頼関係を築くことが大切だ。」とおっしゃっていました。わたしも、その通りだと思います。ピアノの発表会では、2人で弾くときに、相手を信用しているからこそ、一緒に弾 くことができます。信用できない人には、任せられません。ですから、指揮者の方のこの一言を忘れずに、信頼関係を築いていきたいです。
 2曲目は、モーツァルトが作曲した「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」です。この曲は弦楽器だけの演奏でした。この曲は、4つのパターンがありました。 1つ目は、全体的に、か弱く、可愛らしい印象を持ちました。音量はとても小さく、バイオリンの方々は、とても細かく体を動かしていました。2つ目は、高音で、音量も大きくなっていました。そして、リズムが細かくなり、少し怖い印象を持ちました。 3つ目は、軽やかで元気な印象を持ちました。2つ目のパターンとの印象の差が激しく、 対照的な曲調でした。4つ目は、リズムがとても細かくなり、また、始めは明るかったのですが途中で、暗い音になったので少し不安な気持ちになりました。そして、 2曲目が終了しました。この曲は、パターンごとの差が激しく、聴いていて、とても 感傷的になれる曲でした。
 最後は、ドヴォルザークが作曲した「新世界より」の第2・4楽節でした。まず、第2楽節です。日本の「遠き山に日は落ちて」です。また、トランペットとバイオリンを合わせた高音がきれいでした。最後は夕焼けに柔らかく包まれているような感覚でした。次に、第4楽節です。いきなり、怖い感じで始まりました。チェロの音が大きく、バイオリンの音が不気味に感じられました。最後の方は、どんどん音が膨らんでいき、打楽器の音がよく響き渡って、終了しました。私は、今回、東京交響楽団の演奏 を聴いて思ったことがあります。それは言葉ではなく、音楽でコミュニケーションをとっていたことです。指揮者の人がタクトを振るうと、全員がそれについていきます。音楽は、人々の心の奥深くにある共通点なんだと思いました。私 もこれから、音楽を通じて人間としての成長をとげていきたいです。



4組 皆で協力して作った音色の思い出 

 東京交響楽団の「威風堂々」の演奏を聴いて、最初に思ったことは、力強い音で弾いているということです。とても綺麗で、繊細な音色でしたが、下から地響きがして、雑 な音がまったくなく、丁寧に力強い音を出していました。どこが素晴らしいかというと、あたりまえではありますが誰一人雑な音色 を出していないというところです。以前、私はピアノのコンクールの課題曲で、力強い音を出す曲で、その曲を丁寧に弾いていると、どうしても 雑になってしまい、本当の力強い音を出すことができませんでした。丁寧に音色を出す ことも力強い音を出すことも難しく、その両方の技術を身につけることはとても素晴らしいことだと思いました。 東京フィルのコンサートではすべての曲において、強弱が付いているのが印象に残っています。場面に合わせ、盛り上がったり、とても強い音を出したりと その迫力に圧倒されました。私が強弱の場面で、特に素晴らしいと思ったのが、ピアニッシモとフォルティッシモが入れ替わるとき、しっかりとピアニッシモ→ピアノ→メゾピアノ→メゾフォルテ→フォルテ→フォルティッシモと順々に大きくなっているということです。ここにも丁寧さが出ていて、素晴らしいと思いました。また指揮者の方が、演奏は「思いやり」だと話されていましたが、確かにそうだなと思いました。私は小学校で金管部に入っており、コルネット(トランペットの小さい番)を吹いていましたが、周りの楽器の友達がこう吹いてくれるからここは強く、ここは弱くなど、色々考えていました。それが自分の思い通りに吹けるようになると ますます演奏することが好きになっていきました。私はそのときの皆で協力して作った音色が 本当に好きでした。これからも何事にも「協力する心」これを忘れないで頑張っていきたいと思います。



5組  音楽はおもてなしの心

 僕は、今回のコンサートを聞いて次のようなこと学びました。それは、団結の力と圧倒的なプロの技術です。ここでより大事なのは、技術ではなく団結力だと思います。もちろん、プロとしての一人一人の技術もとても素晴らしいものです。しかし、それだけでは音楽で人を魅了し、虜にすることは できません。僕が心動かされたのは団結することによって生まれる一体感と、プロ奏者としての一人一人が音楽を体全体で奏で、表現している ところです。多くの奏者が心を一つにすることで壮大でカッコいい音楽が出来上がるのだと思います。今回のコンサートでは、行進曲である「威風堂々」、モーツァルトの「アイネクライネナハトムジーク」、ドヴォルザークの「新世界」の3曲を聞きましたが、僕がこの中で最も気に入った曲は、エドワード・エルガーの「威風堂々」です。僕は、この曲の早く、激しく、美しい曲調と、ゆっくりと滑らかに流れる壮大な曲調が、ある区切りごとに交互する曲の流れが気に入りました。そして何よりも、コンサートの オープニング曲で僕たちをもてなそうとしてくださっている気持ちが伝わってきました。また、「コンサートもおもてなしの一種」である、という言葉にも感動しました。まさにそのとおりだと思いました。いい音楽で客をいい気分にさせる。それこそが奏者の方々のプロ技術なのだと思います。ここで僕は、「おもてなしの心」とは何か考えました。「おもてなしの心」とは、言い換えてみると「優しい心」だと思います。しかし、残念なことにそう考えると、今の世の中なかなか「優しい心」を持った人が少ないように感じます。例えば、転んでいる子どもがいたとしても、皆一瞥するだけで全く助けようとしない、などです。さらには、ご年配の方を全く労ろうとしない人もいます。これは非常に悲しいことです。しかし、今回のコンサートの奏者の方々を見て、思わず嬉しくなってしまいました。誰もが僕たち江戸取生のために最高のおもてなしをしようとしてくださっているのが手に取るようにわか りました。今回のコンサートでは、まさに文字通り「音を楽しむ」時間を送れただけでなく、とても良いことを学ぶことができました。このような貴重な機会はあまりないので、こういう時間の一つ一つを大切にし、自分の糧にしたいと思います。


6組  はじめてのクラシックコンサート

6月24日、東京交響楽団のコンサートを聴きました。私はこれまでオーケストラのコンサートを一度も聴いたことがなかったので、今回、コンサートを聴ける機会があると知り、期待と嬉しさでいっぱいでした。
 今回の演目は、エドワード・エルガーの「威風堂々」、モーツァルトの「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」、ドヴォルザークの「新世界より」の三曲でした。全て有名な曲でしたが、よく知られた部分しか聴いたことがありませんでした。今回の ように全て聴くことができたのは初めてでした。
実際に聴いてみると、思った以上に迫力がありました。楽器越しに演奏者一人一人がそれぞれオーケストラに真剣に取り組んでいる気持ちが聴いている私にとても強く伝わってきました。そして、演奏している楽器が異なっていても、楽団のメンバー全員の気持ちが一つになっていることが、とてもよく分かりました。
 まず、最初の演目である、威風堂々を聴きました。一番初めの曲だったので、始まる前からとてもワクワクしました。演奏が始まると、思った以上の迫力で、思わず目を見張ってしまい、曲が終わると自然に拍手をしていました。私は三曲のうちで、この曲が一番心に残りました。
 次に、アイネ・クライネ・ナハトムジークを聴きました。この曲は弦楽器だけで演奏される曲でした。始まる前は、弦楽器だけなので、たくさんの楽器を使う威風堂々より迫力が ないのかもしれないと思っていましたが、始まってみるとそのようなことはなく、弦楽器のよさが引き立っていました。
 最後は、新世界よりを聴きました。今回の演目の中で、この曲は私にとって最もなじみが薄かったので、かえって前の曲が終わった時から楽しみでした。曲が始まり実際に聴いてみると、聞き覚えのある部分もありましたが、テレビやCDで聴いているのとは全く別の曲の ように心に響いてきました
 今回、なかなか体験できないコンサートを生で聴ける機会に接し、楽しむことができとてもよかったと思います。さらに、これまで苦手意識の高かった音楽の授業も、この機会のおかげで、クラッシック音楽や楽器に興味を持つことができました。これからは音楽の授業に進んで取り組み、 さらにクラッシク音楽を聴く機会を持とうと思いました。



7組 音楽の魅力 

 「音楽とは、こんなにも魅力的なんだ。
 僕が東京交響楽団のコンサートを聞いて、一番思ったことです。コンサートが始まると、東京交響楽団についての説明がありました。とても有名で優れた演奏家による楽団と知り、期待が大きくなりました。次に、いよいよ演奏が始まりました。最初の曲は「威風堂々」で、僕も幼稚園の時に打楽器だけの演奏をしたことがある曲でした。しかし、今回のコンサートを聞いて、プロの演奏は、同じ曲とは思えないほどリズム感がよく、表現力も圧倒されるほど優れていることが わかりました。
 次の曲は、「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」で、この曲も耳にしたことがありました。しかし、僕が知っているものより音の強弱がはっきりしていて、暗い気持ちになった時に聞くと、心が軽くなりそうだと思いました。また、お城のパーティーに来た時に踊る音楽のような華やかさがあり、「威風堂々」とはまた違った良さを感じました。
 最後の音楽は「新世界より」でした。第二楽章は、冒頭の大きな音で大地が広がっている様子が心に浮かび、静かなメロディーで日が暮れるような場面を想像できます。続いての第四楽章では、勇ましい大きなリズムで曲が始まり、中盤の方では口ずさみたくなるような軽やかなリズムで曲が進みます。この曲全体を通して、勇ましい姿の兵隊が規則正しく行進しているような場面が思い浮かびました。この曲で元気づけられるような感じがして、とてもよかったです。
 今回のコンサートでは、それぞれの曲によって違った音色を楽しむことができてたいへん感動しました。このようなすばらしい音楽を聴く機会を得て、とても幸せだったと思います。



8組 演奏者の心構えを学んだコンサート 

6月24日、東京交響楽団のコンサートは私が今まで見たり聴いてきたりしてきた演奏会の中で最も素晴らしい演奏会でした。楽器の種類も数も多く、演奏者の方々も 一人ひとり迫力のある演奏で、期待以上の感動を覚えました。小学校から吹奏楽で弦楽器を担当し、江戸取でも吹奏楽部に入部した私は特に弦楽器の演奏 を楽しみにしていました。
 最初の曲はエドワード・エルガーの「威風堂々」でした。すべての楽器が一体となってとても優雅で、アクセントやフォルテ・ピアノの強弱がやはり私たちとは別格のプロの演奏だったのでとても感動しました。次のアイネ・クライネ・ナハトムジークは弦楽器のみの演奏でした。生演奏で聞くのは初めてだったのでとても楽しみにしていました。
 最後はドヴォルザークの「新世界より」でした。とても引き込まれるような滑らかな曲の中に、やはり私たちでは出し切れないクレッションド、デクレッションドの表現がありました。どの演奏もCDを大音量で聴いても得られない迫力がありました。CDで聴いても全身に伝わってくる音楽がありますが、それはあくまでも 機械を通して聴く音楽であって、生演奏で聞こえる一つひとつの楽器の音が調和されてつくられる音楽とはどこかが違うものだと感じました。私も吹奏楽部で感動を与えられるような演奏をしたいです。
 指揮者の方が江戸取の道徳のことを知っていて驚きました。そして大人数で演奏するときには思いやりが必要であるという ことにはとても共感できました。自分だけが目立とうとして演奏するのではなく、全員で一つの曲をつくるというのが吹奏楽部 でも強く意識していることだからです。改めて道徳というのは様々な部分で生かされるのだと感じました。演奏の心構えとして道徳心が必要ですが、演奏中も忘れないようにしてこれからの私の演奏も変えていきたいと思いました。

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