高校生模擬起業グランプリ 銀賞受賞
 現高等部2学年の生徒が高等部1学年時に「マンマミーヤ」という模擬企業名で、リアビズ高校生模擬起業グランプリに挑戦し、銀賞を受賞しました。
 リアビズ高校生模擬起業グランプリとは高校生が自分たちで考えた商品を実際にネットショップで販売する会社を運営するプログラムです。

 本校の生徒達は、中学受験を経験した高校生ならではの想いがこもった「必勝米」と茨城のブランド米3種類を食べ比べできる「Komeデリ」を販売し、完売することができました。また、利益の50%を
茨城県新型コロナウイルス感染症対策医療従事者応援金への寄付致しました。
 

 応援して頂いた皆様、ありがとうございました。


 茨城県新型コロナウイルス感染症対策医療従事者応援金への寄付や、生徒の活動を新聞などに取り上げて頂いた件は以下のページで紹介しております。
 http://z145.e-t.ed.jp/2020/reabiz/
 生徒の感想
 <Mさん感想>
 コロナ禍で色々な活動が制限される中、何か自分に挑戦できる課外活動はないかと考え、高校生模擬起業グランプリへの参加を決めました。仲間と共に熟考した企画が1次審査を通過し、実際起業するとなると何をどこから始めたら良いか分からず不安でしたが、メンターの方々のアドバイスを直接受けることができ大変心強かったです。また、オンラインセミナーではビジネスを行うための具体的な知識を得られました。商品を販売するにあたり重視したのは、どのようにすればお客様に私達の商品の魅力が伝わるか、また顧客はどのような商品を求めているのかという点です。常に消費者と販売側双方の立場に立って考えるよう心掛けました。外出や外食がしにくいコロナ禍の現状を踏まえ、家庭で手軽に味わって頂ける身近なお米に着目し、自分達の学校があり米どころである茨城県産にこだわりました。消費量が多く必需品であるお米が自宅に届く、お米をPRし販路を拡大するチャンスになる点で、顧客と生産者両方のニーズに合致していると考えました。販売だけが目的ではなく、医療従事者への寄付や、祈祷済みのお米を通して受験や目標がある方々へのエールになればとの願いを込めた点も私達のビジネスの特徴だと思います。
 運営をする中で計画通りに行かず、壁にぶつかることも多々ありましたが、その都度メンターの方や顧問の先生のアドバイスを頂いたり、自分達で解決策を考えて一つ一つ問題を解決することができたことは自信に繋がりました。お米の個包装を請け負って下さる企業を選定することから始まり、仕入れや企業との交渉なども実際に行ってみるとなかなかうまく行かず、計画を見直したこともありました。仕入れ、梱包以外にもラベル作成や在庫管理、経理など自ら考え、やらなければならないことがたくさんありましたが、各自の得意分野を活かし助け合って乗り越えることが出来ました。BASEの作成や管理なども運営を始めてみると難しい点が沢山ありましたが、セミナーを通してプレスリリース配信やInstagramとの連携など様々なアプリがあることが分かり、お客様にも分かりやすいホームページになったのではないかと思っています。
 販売を開始した当初は売れ行きが良かったものの売り上げが伸び悩んだ時期もあり、TwitterやInstagramを活用し、商品宣伝の為のチラシ配り、モニター募集など営業活動にも力を入れました。朝日新聞社から2度取材を受けたり、Instagramでモニターやフォロワーの方に宣伝して頂いたり、系列の小学校でも商品展示やホームページで取り上げて頂く機会があり、様々な方が協力や応援して下さっていることを実感し身が引き締まりました。販売が終了してからも各方面のお礼や決算作業など、予想以上にたくさんの業務がありましたが、着実に行うよう努めました。私の担当する人事法務部としては、起業計画がスムーズに進むよう、主に各部の補佐や作成作業を行いました。各自が自分の担当分野だけでなく、お互いをフォローして補い合うことでチームワークや連帯感を高めることにも繋がりました。
 模擬起業を体験して、商品の流通は多くの方の尽力で成り立っていること、起業のやりがいや責任を学びました。普段接する機会のない企業や社会人の方々と接することで、学校では学ぶことが出来ない様々な事を経験出来ました。自分達の企画が実際に商品となり、お客様の手に届き、「おいしかったよ!」と喜んで頂けたことが何よりの喜びとなりました。仲間の協力、メンターや先生方など色々な方の支えがなければ成し遂げられなかったと思います。高校生起業と言う貴重な機会を与えて頂いた本部の方々には大変感謝しております。
 コロナ禍で課外活動のチャンスが限られる中で、今回クラスメイトと会社を作り、共に目標に向かって協働できたことはとても良い経験となりました。自主的に取り組む積極性、様々な課題を解決する問題解決力、仲間と成し遂げる協働力や責任感が身についたのではないかと思います。学校行事やテスト期間などと重なり活動が大変だった時期もありましたが、学業と両立し、さらに銀賞を受賞できたことは大きな自信となりました。私達社員は、将来医師や医療従事者を志しています。販売で得ることが出来た利益は、茨城県新型コロナウイルス感染症対策医療従事者応援金に寄付します。私達の活動が、微力ながら医療従事者の支援に繋がると幸いです。コロナウイルスのように予想できない様々なことが今後も起こるかもしれませんが、環境のせいにして諦めるのではなくピンチをチャンスに変えていきたいと思っています。また現在の恵まれた環境は決して当たり前のことではないことを自覚し、周囲への感謝の気持ちを忘れず行動したいです。今回の起業体験を生かし、今後も仲間と切磋琢磨して学業を疎かにすることなく様々なことに挑戦していこうという思いを強くしました。
 <Kさん感想>
 一次選考通過した時は私たちの事業計画に自信が持てませんでしたが、販売準備期間を経て、私たちの商品を自信を持って販売できるほどの商品に仕上げることが出来ました。しかし、それまでの間にはチーム全体がなかなか上手くいかず、悩むことや精神的に辛さを感じる時期がありました。そんな私を動かしてくれたのは「頑張ってね」と言ってくださる方々でした。学校の先生も、同級生や先輩、接点のない方もSNS等を通して応援を送ってくれたのです。そんな方々のためにもっといい商品を作りたいという思いが私の原動力でした。ここまでの半年間は勉強との両立も大変で、何度も挫けそうになったり、諦めそうになったこともありましたが、ここで学んだことはきっと私たちの将来に役に立つことになるはずです。この大会で私は人のために頑張るということがどれだけ素晴らしくて、人脈がどれだけ大切かを身をもって体感しました。私たちは惜しくも金賞は逃してしまいましたが、この誇らしい銀賞という賞をいただけたことや今までの努力を糧にこれからも励んでいきたいと思います。
 <Mさん感想>
 最初は仲の良い友達に誘われて軽い気持ちで始めましたが、実際やってみると本当に本当に大変で、早く終わって欲しいと思うことも多々ありました。また、テスト期間が始まると本当の意味で「両立」の大切さを思い知りました。しかし今振り返ると、大変なことはもちろんあったけど、こんなに貴重な経験を高一の間に出来た私たちは恵まれているなと心から思います。途中、私たちの間で衝突することもありましたが、そのような事を乗り越えたからこそ、この銀賞という素晴らしい賞をいただけたのだと思います。半年間、私たち6人みんなで頑張れたと心から自信を持って言うことができます。顧問の先生も、長い間本当にありがとうございました!
 <Wさん感想>
 今回高校生模擬起業グランプリという大会に参加して、大きく成長することが出来ました。友達に誘われて参加することになったリアビズですが、始める前は現実感がなくただ楽しそうという気持ちでいました。第1次審査のときに自分たちが売りたいという商品のアイデアを考えていっている時に急に現実感が湧き、不安と焦りでいっぱいでした。アイデアはたくさんでました。ですが価格設定、どこから仕入れるか、などの基本的な決定事項がとても時間がかかりました。その分第1次審査が通った時はとても嬉しかったです。それと同時に大きな責任感が生まれました。全国で50チーム応募し、その中の10チームに選ばれたと聞いた時は、頑張らないと!という気持ちになりました。実際に模擬起業に向けての販売準備を始めていくと、たくさんの困難とぶつかりました。まずは価格設定などです。第1次審査の際のアイデアとは違う重量と値段で販売したのですが、それを決める気にはメンバーの中でもたくさん衝動がありました。どの値段で売れば利益が出るのか、より多くの方が購入して下さるのかを考えるのがとても大変でした。また、広報においても苦労しました。私たちは積極的に新聞のインタビューをさせて頂いたり、駅前の様々なお店にちらしを配りに行ったりしました。そして広報のメンバーを中心にBASEというアプリを管理したりInstagramやTwitterで活動内容を書いたりしていました。特にチラシ配りはみんなが受け取ってくれるかが心配でした。ですがたくさんの人にチラシをくばり、そのチラシを見て買っていただいた方などもいて、やってよかったと心から思いました。
 もちろん嬉しかったことも沢山ありました。購入した際に書けるコメントのところに「〜さんの紹介で購入ていただきました!応援しています!」との声があった時は、やってて良かったと思ったしもっと頑張ろうという励みにもなりました。今回の活動ではお客様の元に私たちが考案した商品が届いてそれを食べていただけているということが何より嬉しかったです。
 リアビズを通して私は多くのことを学びました。それは起業についての知識もそうですし、仲間の大切さもです。今回の活動は1人では出来ないものでたくさんの人の協力があって成り立ったと思います。販売や準備などで、色々なことを話し合い、たくさん衝突しました。ですが実際に商品化して、ちゃんと売り切れて私たちの元の目標である医療従事者への寄付を達成できたことがとても嬉しいです!また、茨城の魅力の一つである「お米」を様々な方に知っていただけたことも嬉しかったです。大会が終わったあとの懇親会ではスタッフさんたちを含め違う高校の方との交流がありました。大会の裏話やどういうものを作ったのか、なんでそれを作ろうと思ったのかなどという話をしました。それぞれのグループで楽しかったことだけでなく大変なことも不安なこともあったと聞き、改めて起業がどれだけ大変なんだということを実感しました。
 これからはこのリアビズを通して学んだたくさんのことを今後の生活に最大限活かしていきたいです。また、このような機会があれば積極的に参加したいと思います。
 <Hさん感想>
 今回の大会では、商売の難しさや楽しさといった両局面を知ることが出来ました。また、仲間と一緒に協力することの大切さや多くの人に支えられているという有り難さを学ぶことが出来ました。そして、将来医師を目指している者としてコロナ禍で戦う医療従事者の方々に寄付出来たことに達成感と喜びを感じました。
 是非、多くの人に参加していただき商売の面白さを知ってほしいと思います。
 <Mさん感想>
 模擬起業グランプリを通して、お金を稼ぐことの大変さを実感しました。何度も挫けそうになることがありましたが、その都度メンバー全員と話し合って解決し、最終的に医療従事者の方に利益を寄付することができました。今回の体験を糧にしてさらに精進していきたいです。
高校生模擬起業グランプリ  https://reabiz.jp/
   
表彰状  表彰カップ  寄付受領書(クリックすると拡大します)
3月7日 オンライン表彰式の様子 

 
 
生徒の活動の様子