2004年度 秋季、埼玉・千葉・茨城地区大会日程
夏休みも終わるともうシーズン到来。まだまだ暑い夏が続いてますが、暦の上では立秋。そろそろシーズンに向けて短期的な計画が必要な時になってきました。今シーズン3年ぶりの初戦突破を達成すると共に、快進撃を続け地区堂々3位を獲得したBEARS。これで復活といいたいところですが、御存知のように3年生は受験にシフトし、秋季大会は2年生チームでのぞみます。また、現状は1年の新入部員が1名しかおらず、部員数はますます減り、少数精鋭で戦わなければならない現状です。ただ、唯一の救いは学校の体育授業でフラッグフットボールを取り入れた結果(中学1年生で実施)現中学2年生に多くの部員が入部し、すでに防具を購入して練習に参加しています。そして、この中学生も8月7日(土)から高校生と一緒に駒ヶ根に合宿入りしています。残念ながら即戦力とは行きませんが将来的に楽しみな人材となることは間違いありません。是非とも期待したいものです。
さて、話しを今シーズンに戻しますが年もまもなく春季大会が開幕します。秋季大会の目玉は、春季大会で活躍した2年生。秋より主将を受け継いだ山門選手、熱い快足小林選手、今シーズンさらに飛躍が期待されるLB皆川選手、春は思い通りの活躍が出来なかったもののポテンシャルは高い久能選手、兄弟でBEARSのパッシングオフェンスを支える三瓶選手がそろっている。しかし、課題は右のトーナメント表からも見て取れるように対戦相手。春3位となりシード権を獲得し、1回戦のスカウティングが出来るようになったものの、勝ち上がりが予想されるのは春季大会で撃破した名門浦和学院。きっと、燃えるようなリベンジ精神を持ってのぞんで来るに違いない。その気持ちを2年生チームでどう受け止め、返り討ちにすることが出来るかが課題である。秋のシーズンはもうすぐそこに・・・。江戸取の全OBで是非とも応援しよう。
9月12日(日)秋季大会開幕!
いよいよシーズン開幕。1回戦が12日(日)晴天の花咲徳栄高校Gで開幕しました。今回グランドに行ってまず気がついたのは、何処のチームも人数が大きくふくれあがっていることです。まだ、登場していないものの王者埼玉栄は約60名、花咲徳栄は70名程度、そして春より大人数になっていた川越東高校、1回戦で敗退してしまったものの狭山ヶ丘高校はグランドまでバスをチャーターして登場、約30人程度いたと思う。そう考えると、今シーズンの地区大会でついに人数的に一番少ないチームになってしまったような気がする。
さて、来週の対戦相手を決める1回戦は浦和学院と埼玉平成高校が対戦した。浦学の楽勝かと思われたが、意外にも埼玉平成高校が善戦。浦学は4Qが始まる頃までは20−7で快勝ムードだったのに、ラスト2ミニッツに入ってから2本目のTDをとられ、その時点で20−13。この時点で残り1分3秒。しかし、埼玉平成高校はなぜか2点コンバージョンを選択して失敗。(1本目のTFPは安定したキックで成功している)万事休すかと思われたら、その後、オンサイドキックを成功させ50ヤード付近でファーストダウンを獲得。埼玉平成高校の両WRは結構キャッチングセンスのいい選手。ひょっとしたらと思ったが、そのレシーバーへは1本もパスがいかず、最後は浦学のインターセプトから残り約50秒程度を残して、イート・ザ・ボールでタイムアップ。来週はいよいよ予想通り浦学と春季公式戦以来、再度対戦する。ゲームの印象としては、最後の方は追いつめられたものの、やはり夏を過ごしてきた練習量を物語るスタミナを感じる。また、オプションについても春よりは洗練されてきている。きっと打倒江戸取を目標に戦って来るに違いない。お互い少数での対戦になるが、怪我がなく最後まで気力を保ち続けた方が勝利するはず。一方、BEARSは3年生も何名か出場することになり、戦力的には春と遜色ないくらいになってきた。是非とも、QB武田のクォーターバッキングに期待したい。OBの皆さんグランドに集まろう!
2回戦
2004年9月19日(日) 花咲徳栄高校G
11:20 KICK OFF 天気:(8分正式計時)
秋は浦和学院に完敗!
Team 1Q 2Q 3Q 4Q total 0 0 0 0 0 浦和学院高校 6 14 0 10 30
結果的には春の仇をとられた形になってしまった。でも、秋まで勝てというのは酷な話しで、当然のように春が終わってからの練習量の差がスコアに出た完敗のゲームだった。開始早々、浦学オフェンスは快調にゲインを重ねBEARS陣内35ヤード付近から右オフタックル(あるいはオープンかな・・・?)を抜かれ先制のTDを許すことになる。このプレーもひょっとしたらアサインミスかな、あるいはDTとDEあたりのサインミスか何かでぽっかりと空いたゾーンを悠々と走り抜けられた。
春のオフェンス力が発揮できなかったのは残念だったけど
QB武田選手は今シーズンの江戸取を十分再認識させる
事が出来たと思う。ご苦労様でした。
一方、オフェンスは秋まで続けた3年生QB武田選手のパッシングオフェンスが思うように進まずパントにいたるケースが多かった。また、期待のバックス陣も浦学ディフェンスの前にほとんど不発で、能力を十分発揮することは出来なかった。また、2Qに入り浦学に与えた得点はすべてインターセプトから絶好のポジションを相手に与え、スイープあるいはロールアウトしてからのパスパターンでフィールドを広く使われ、それに対応出来なかった。また、いいところでの反則も多かった。2Qに入り0−6でむかえたBEARSオフェンスで自陣40ヤード付近からランプレーとパスプレーを織り交ぜシリーズを重ね相手陣内に入ったところで痛恨のホールディング。タラレバは禁物だが、あのオフェンスをエンドゾーンまで持って行けたら、もう少し違う展開になっていたかもしれない。また、フラッグこそ上がらなかったが浦学QBへのレイトヒットやイリーガルダウンフィールドと事前に避けられる反則で反撃の芽を摘んでしまったのも敗因のひとつだった。
今日の結果で川越東がコイントスで勝ち上がり、常勝の埼玉栄高校、大所帯に戻りすばらしいキッカーを擁する花咲徳栄高校、そして、浦和学院が準決勝に駒を進めいつもの顔ぶれに戻った。地区自体は、皆実力が拮抗しており、これから先がおもしろくなりそうだ。
しかし、我がBEARSはこの敗退で一足先に来春に向けてスタートとなるが何とも不安なのは人数不足である。他校は圧倒的に人数が増えているのに対し、うちは高校1年生が2名しかいない。来春は現中学3年生が早くもスタートとなるがじっくりと練習してまた春に期待したい。3年生諸君本当にご苦労さん。もうこれからは受験一筋。是非とも頑張って下さい。
さて、1・2年生諸君にルール講習会。んっ?そんなこと知っているって・・・?本当かな。まあ、一応見て下さい。
左図で分かるように、4Qに入りまずBEARSが、そしてその後すぐに浦学が同じような反則をとられました。「無資格捕球者のダウンフィールへの侵入」です。スロットバックに入った選手がラインと同じ位置にセットしてしまったので、フランカーオフィシャル(LJ:ラインジャッジ・L:ラインズマン)が真横から見てフロントラインに7名以上並ぶかたちになってしまった。
要するにアンバランス体型である。そこで、ランプレーが展開されれば何も問題はなかったのだが、パスプレーであったので、左図下のようにSE側に位置したラインから2番目のライン(この場合、スロットバック)がパスコースに出たので反則になってしまいました。これ分かりますよね。それにこの反則を犯したのも誰だかも分かりますね。(笑)こうしたルールもゲーム運びで重要です。よく両フランカーは両サイドの審判に自分の位置は正しいか確認する仕草をしますが、審判はこれに対して”GOOD"や”NO GOOD"をコールする必要はありません。ですから、自分のセットしている位置が正しいのかは、自分で確認するしかないのです。(中には親切に教えてくれる審判もいますが・・・。)
さあ、チームが入れ替わり山門主将中心に新しいチームになります。新チームは1年生が少なく苦しい戦力で来春を戦うことになります。そこで、もう一度部員確保のために、あきらめずに新人勧誘を学内でしてみたらどうだろうか。現役にとってのBERASも、OBにとってもそして私にとってのBEARSも常に最強でいてほしいのですから・・・。でも、久しぶりにカラー(BEARS BLUE)のユニフォームでゲームが出来たことはとてもうれしかった。がんばれ1・2年生!!!!