えどとり服のチカラプロジェクト報告
   
 高等部の有志による「えどとり服のチカラプロジェクト」を実施しました

 服のチカラプロジェクトとはユニクロが行っている“届けよう、服のチカラ”プロジェクトです。このプロジェクトは生徒達が主体となって、着なくなった子供服を回収し、難民の方々など世界中で服を本当に必要としている人々に届ける活動です。

 今年度で4回目の参加でしたが、昨年度同様コロナ禍のため母校の小学校や地域のスポーツクラブなどへの呼びかけを控え、徒歩圏内の稲保育園にのみ依頼し、協力して頂きました。
 今回の活動を通じて、子供服を集めるだけでなく、まずは自分達が難民問題について考え、子ども達にも関心を持ってもらえるようにポスターを製作し掲示をお願いするなど工夫しました。
 
 無事、段ボール10箱の子ども服を難民キャンプに届けることができました。

 
今回子供服を寄付して下さった皆様、ご協力ありがとうございました

 ユニクロ 服のチカラプロジェクトの詳細はこちらです。

 
生徒による活動報告書
(クリックすると拡大します)

 感謝状  ポスター  報告書
   
  活動の様子

 <生徒の感想>
 高2 Uさん
 毎年やっていて、毎回終わった後に達成感があり、またやりたい、と思う活動だったため参加しました。
 今年はリーダーとして、みんなをまとめたり、先生に報告したりと、色々やることがあり、とても大変でした。去年まではリーダーの先輩に言われたことをやったり、先輩が保育園へ連絡してくれたり、予定を立ててくれたりと、全て先輩任せでした。なので、最初にリーダーと決まった時は、とても不安でした。最初は自分が主体的に動くことができず、後輩に助けられてしまい、とても申し訳なく思いました。ですが、そこからちゃんとリーダーとしてみんなを引っ張ろうと、積極的に活動するようになりました。その分、終わった後は、今まで以上に達成感があり、嬉しい気持ちになりました。改めて、たくさんの人が支え合って出来ている活動なのだなと感じることができました。
 高2 Yさん
 今まで、自分が参加できるボランティアは身近にないと思っていましたが、服のチカラプロジェクトというものを知り、ボランティアに参加してみたいと思いました。また、部活の先輩が参加していたこともあり私も参加したいと思いました。
 稲保育園での回収で、思っていたよりもたくさんの服が集まり、学校に持って帰るのが大変でしたが、実際に服を持ってきてくれた保育園生と交流することができ、とても楽しかったです。また、服の仕分けが大変でしたが、みんなと協力して最後まで箱詰め作業をすることができたので良かったです。
 今回のボランティアを通して、私が将来子供を産み、その子供の服が小さくなったら、寄付をしたいと思いました。私たちが当たり前に服を着ている今、衣服が足りない人々がいることを忘れずに大切に着たいと思いました。
 高2  Tさん
 この活動を通して難民問題を考えるきっかけとなりました。元々、難民支援に興味があり青年海外協力隊など調べたこともありました。真新しい服を着ることや、満足に食事をすることが難しい状況下に暮らしている子供たちが世の中にいることを改めて実感しました。そんな子供たちの支援ができることに魅力を感じたので参加を決意しました。私自身変わったことは、ボランティアに参加するハードルが下がったことです。長い期間の参加や複雑な仕事というイメージがありましたが、私でもできるくらいの仕事で楽しく学びながら活動できたので他にまた機会が有れば積極的に参加したいと思うようになりました。ですから、今回ボランティアに参加することができて嬉しかったです。
 私はポスター作成及び設置、朝の声かけ、稲保育園訪問、服仕分けに携わりました。仕分けは思ったより大変で時間がかかりました。洋服が小さくて癒されながら出来ました。この洋服を着ることが可能なのか不思議に思うくらい小さくてメンバーと笑っていました。稲保育園に訪問して子供たちに触れ合った時はあの服を着ている驚きと可愛らしさで微笑ましかったです。一方で、こんなに小さな子供たちが服を求めている現状がやるせ無かったです。実際触れ合った園児たちと同じくらい安心で笑い合える環境が世界中に広まればいいなと思いました。保育園児のご両親はお仕事や家事で忙しい中、協力してくださったので心から感謝しています。
 残念だったのは、動き始めが遅くなってしまい予定が狂うことが多く、やりたかったことの一つである紫峰祭で集めることができ無かったことです。来年度は成功させてほしいと思いました。また、人数が少ないのにも関わらず、他メンバーに頼りすぎ点も反省点です。
 一緒に活動してくれたメンバー、先生、保育園の方々の協力のもと成り立ったと思うので感謝しています。ありがとうございました。
 そして、届いた洋服が小さな幸せになることを願っています。それこそが私たちの活動の意義だと思います。
 高2 Kさん
 私が今回の活動を通して1番印象に残っていることは稲保育園に服を回収しに行ったことです。私は合計2回行きました。初めに行った時はカート2つ分ほど集まり、服がこんなにたくさん集まることに驚いたことを覚えています。また、こんな協力してくれる人がいることに感動しました。2回目は幼稚園児の子たちが遊んでいる時間帯に訪問したため、2歳から4歳ほどの子達と話す機会がありました。普段であればそのような機会は全くないので、この活動を通して貴重な経験が出来て良かったです。私たちのこの活動は「服を集める」ことで直接、難民の人々に届けているわけではないので最初は実感が湧きませんでした。ですが、同じくらいの年の子と話したり、服の仕分けをしている内に向こうにも同じくらいの年齢の子がいて服を待っているのかな、と実感が少しずつ湧いてきました。そして、この活動にやりがいを感じることができました。
 高2 Mさん
 私は今まで何度かボランティアに参加してきて大体一日や一週間で終えるものが多かったのですが、今回のボランティアは比較的期間は長い割に一日での労力は少なかったと感じたので幅多くの人が参加できると思いました。また、稲保育園に訪問した際園児と触れ合うことが出来て嬉しかったです。園児に「なんで服を集めてるの?」と聞かれて色々分かりやすく説明したら完璧には理解していないかもしれないけどなんとなく反応してくれて嬉しかったです。この子達が着てる服が届くんだと思うと感慨深かったです。
 高1 Hさん
 保育園の依頼の電話をした際に、親切に快く対応してくださったことや、短い期間にもかかわらず服がかなり集まったので、こういったボランティアに協力してくれる人がたくさんいることに気が付いた。
 高1 Sさん
 着られなくなった服が、子どもたちに使ってもらえるのが嬉しいです。校内ではなかなか集まりませんでしたが、保育園に協力してもらい、たくさん回収することができました。これからは、個人としても服の回収に協力していきたいと思います。