クラスマッチ

 

2組 4組 6組 8組 12組 江戸取ホーム




2組  M君

 高校3年生になってからの学校行事は少なく、唯一と言っても良い大きなイベントである体育祭が中止となり、さらに最後のイベントといえるウォークラリーまでが中止になった。コロナウィルスの影響によって多くの人が苦しんでいるのだから、せめて僕たちはこのウィルスを広めないようにするのが役割である。学校外でもいろいろなイベントが開催されずに延期や中止をしている。だから仕方のないことであるとはわかっている。すこし寂しいが諦めよう、と思っていたのだから、十分感染対策をした中での今回のクラスマッチはとても嬉しかった。
 僕たちはバレーボールだった。始めはスポーツを楽しもう、という軽い気持ちであったが、やはり点をとると楽しいし、ちょっとした勝利への執念も出てくる。この試合に勝ったからといって何かもらえるわけではないし、誰かが褒めてくれるわけでもない。しかし、実際に競技をしていると熱中してしまう。何とか勝とうとみんなで努力した。
 2戦目からはもう「勝負」という気持ちで挑んだので少々緊張もした。しかし、それは何かすがすがしいというか、楽しい緊張であり、久しぶりにワクワクする気持ちである。勝っても負けてもこれは楽しいやつだ。結局最後の最後まで一生懸命取り組むことができた。何事も一生懸命取り組むことはいいことだと思った。クラスメイトや他クラスの友達もとても良い顔をしていた。何だかこれからしっかりと切り替えて、受験勉強に挑むことができるのではないかとも感じた。


 


4組  U君

 先日、高校生活最後の球技大会に参加しました。コロナウイルスの影響で高校二年のときの球技大会がなくなり、高校生活最後の体育祭がなくなっていました。そして、ウォークラリーも全校ではできないとのことで、高校三年生のみの球技大会でした。
 元々はソフトボールをする予定だったのですが、あいにくの雨でバレーボールをすることになりました。正直ソフトボールが出来なかったのは残念でしたが、今年度の初めまでバレーボール部に所属していた私は、クラスメイトとバレーボールをするのは初めてだったので、今まで部活内でしてきた試合と違って、新鮮な気持ちで楽しむことができました。大学に入ると高校までのようにクラス対抗の形式でのレクリエーションはあまりできなくなると思うので、いい経験ができたと思います。結果は一勝もできませんでしたが、何事も全力で取り組む大切さを改めて感じることができました。そして、経験者として周りを引っ張っていけたと思います。
 このことを受験にも活かし、残り短い期間をどれだけ全力を尽くせるかがカギになってくると思います。また、全力で物事を進めること、そして周りを引っ張っていくことは社会人になった後も大事になってくると思っています。今回のこの経験をただ経験だけで終わらせるのではなく、次に活かしていくことで、自分の人生をより充実したものにしていけるのだと感じています。残りの学校生活を有意義なものにしていこうと思います。


 


6組  T君

 僕たち41期は、度重なる災難により行事の中止や縮小が後を絶ちませんでした。高2の勉強合宿で食中毒、それにより紫峰祭も制限が掛かり、高3ではコロナ禍により体育祭が中止になりました。また、高3になって初めて高入生と中入生が同じクラスとなり、コロナの影響によるオンライン授業で直接話す機会があまりなかったことや、行事がなくなり、高入と中入の仲が深まらないことを悲しく思っていました。そんな時、クラスマッチが行われると聞き、これでクラスの絆も少しは深まるのではないかと考え、大変嬉しく思いました。
 感染対策の中行われるクラスマッチは、周り人の応援は禁止とのことでした。スポーツを応援なしで行い、果たして盛り上がるのだろうかという不安がありましたが、思いの外盛りがり、始めは乗り気ではなかった人達も途中から参加し、全員が大いに楽しめたと思います。また、人との繋がりや団結することの素晴らしさ、一つのものに協力して取り組むことの楽しさを学びました。
 一生に一度しかない高校生活、コロナという大変な時代と重なってしまいましたが、ここでの学校生活や行事、友達や先生方から学んだ事は決して少なくありません。クラスマッチも感染が広がることなく無事に終えることができたのは、先生方の必死な感染対策があってのことです。クラスの仲がより一層深まり、思い出に残るこのような機会を与えてくださった先生方にはとても感謝しています。


 


8組 Kさん

 今回のクラスマッチを通して、8組は種目それぞれで一つにまとまり、全力で楽しむことの大切さを学べました。
 新型コロナウイルスの影響や受験生であるということで様々な人と楽しめることが減ってしまう中で、クラスマッチを実施することができて嬉しく、そして高校生活最後の思い出をつくることができて本当に良かったです。
 また、仲間の様々な一面を見ることができるといった新たな発見をすることができました。例えば、普段は真面目に勉学に励んでいても、勝負するときは人一倍燃えあがっている人や、最後まで粘って大逆転で勝利を掴む人などです。
 クラスマッチでの思い出は、これから先も私だけでなく様々な人たちの中にも残ると思います。


 


12組  Kさん

 10月23日、私たち高等部3学年はクラスマッチを行いました。今年はコロナウイルスの関係で、行事は何もできないだろう、このクラスで行事を行うことはできないだろう、思い出を作ることは難しいだろうと考えていました。そのため、クラスマッチを行うことを知った時は、本当に嬉しい気持ちになったのをよく覚えています。しかしそれと同時に、運動系の行事ということで、マスクを外さなくてはならないという不安もありました。しかし当日は、みんなそれぞれがきちんと消毒をしたり、応援の際にはマスクを着用するなどの感染対策を徹底しながら実施されたため、1人も感染者が出ぬまま、無事に終えることができました。それは、先生方が私たちのために配慮したルールや、感染対策について考えてくださった上で開催することを提案してくださったからだと思います。このような状況下であるからこその、素敵な思い出を作ることができたと思います。
 また、私のクラスでは、クラスTシャツを作りました。毎年、体育祭の時に作るはずのクラスTシャツですが、今年はクラスマッチで作ったため、いつもと異なり、新鮮な気持ちになりました。友達とたくさん写真を撮ったのも1つの思い出になりました。普段、学校で写真を撮ることはできませんが、友達や先生方、全員ではありませんでしたが、クラスの集合写真を撮ったのもとても嬉しかったです。
 クラスのみんなの競技を見ることはできませんでしたが、教室に戻って来た時にみんなの笑顔を見て、本当に楽しむことができたのだと思いました。また、団結力がより深まったのではないかと思います。
 このような状況の中、クラスマッチを行うことができて本当によかったです。先生方に感謝しています。