みんなの声

9月14日(月)篠崎史記&N響の仲間たち

1組 「篠崎史紀&N響の仲間たち コンサート」

 今回のコンサートは、弦楽器を中心とした演奏でした。私は弦楽器には詳しくなく、あまり音を聞いたことがなかったので、今回のコンサートをとても楽しみにしていました。
 コンサートが始まって驚いたのは、人数がそんなに多くないのに、ホール中に音が響いていたことです。聞いている側が圧倒されるような、しかしきれいな音で、演奏していました。また、ヴァイオリン一つでも、激しい音や柔らかい音、クリアな音などいろいろな種類の音が出ていることにもびっくりしました。驚いたことは他にもあります。それは指揮者がいなかったことです。それなのに、リズムがぴったりで、息の合った演奏をしていたことに本当に驚きました。中央に立っていて目立つ部分を弾いている人が、演奏している人たちと目を合わせていたので、その人に合わせてリズムをとっているのかなと思いました。私は吹奏楽部に所属していますが、指揮がなかったら、自分は他の人の演奏とはずれていってしまうと思います。さすがプロはすごいなと思いました。
 また、今回、チェンバロの音を初めて生で聞いたのですが、チェンバロと弦楽器はとても相性がいいことを知りました。飽きることがなく、時間がたつのを忘れてしまうような演奏でした。今回のコンサートに参加してクラシックに興味がわきました。今まであまりクラシックを聴くことはなかったのですが、これからは聴いてみようと思います。

コンサート

3組 「N響の皆さんの演奏をお聴きして」

 開始前にN響の方々のプロフィールを拝見して、とても驚きました。なぜなら、一人ひとりがとても凄い学校を卒業していたからです。音楽関係でトップに入るような大学に入学されたうえ、一部の人は大学院まで修了しており、東大ジュニアクラスの生徒として見習うべきであることだと心から思いました。また、海外での活動をされている方もおり、僕も海外で活動することを夢見ているので、羨ましく感じました。
 そして入っていったオーディトリアムに、チャイムが響き、ようやくN響の方々に会えるとワクワクしていました。そして始まった演奏は迫力があり、普段聞いている音楽とは違うものを感じました。
 その後の説明で、興味を持った楽器があります。チェンバロです。僕はギターを演奏することがあり、チェンバロの音色はそれに似ていると思いました。また、チェンバロは見た目はピアノなのにギターのような可愛らしい音色が鳴ったことに驚きました。また、その音が、演奏の中に溶け込んでいて、違和感を感じませんでした。N響の方々が説明してくださらなければ、チェンバロという楽器を知ることはなかったと思います。なぜなら、普段聞くときには気づけなかった音だからです。
 このように、プロフェッショナルである方々の演奏や説明で気づくことができる新しいことがあることが有難いとわかりました。僕は音楽が好きなので、新しく知ることができた「チェンバロ」などの楽器についてもっと調べてみたいと思いました。また、ソロパートでも、全員で奏でるパートでも、その演奏の場に一体感があって、お互いがお互いを邪魔することのないチームワークに感心しました。バイオリンなどの弦楽器には、ギターと違いフレットがないにも関わらず、ミスが目立たないことにも感銘を受けました。N響の方々が来てくださったことで、たくさんの発見がありました。ありがとうございました。

5組 「和音のすばらしさ」

 今回の演奏をお聞きして、一番心に残ったのはアイネクライネナハトムジークでした。私自身も同じ曲を弾いたことがあるのですが、それは独奏でした。しかし、今回お聴きしたのは合奏でした。自分ひとりで弾く時とはまた違ってハーモニーがあり、しかもその一つ一つがしっかりとしていて、それぞれ性格を持っているような感覚を覚えました。
 私は、音同士が喧嘩などをせず、お互いに分かり合っているように感じる演奏が好きです。私自身もいろいろな楽器を演奏したことがありますが、他の人たちと演奏して、「音色がぴったりはまった」と思えた時に、より一層楽しく、気持ちよくなります。それまで一人で弾いていた曲でも、他の人と演奏して、和音がきちんと形成されるようになると、一気に雰囲気が明るくなったように感じることがあります。また、自分一人で弾いていては出せないその曲ならではの特徴が、より一層引き立つように感じて、自分自身が音になったような気分になることさえあります。
 二曲目に演奏されていたヴィヴァルディの「春」の第一楽章では、パンフレットの説明に「鳥たちの歌声」とありましたが、まさに鳥たちが一つ一つの音となり、嬉しそうに演奏を作り上げているように感じました。今回の演奏では、チェンバロという楽器も入っていました。私は、チェンバロを見たことがなく、ピアノみたいな形をしているのに、弦を弾く時のようなかわいいポロンとした音色を出すところがとても印象的でした。
 今回の演奏をお聴きして、音楽のすばらしさを改めて感じることが出来ました。

7組 「今回のコンサートを聞いて」

 今回のコンサートは、篠崎史紀さんとN響のみなさんによる演奏をお聴きしました。
 まず初めに演奏していただいたのは、モーツァルト作曲の『アイネ・クライネ・ナハトムジーク』でした。全員がぴったりと息が合い、たいへん美しい演奏をしていらっしゃいました。僕は音楽についてあまり詳しくありません。それでも、すばらしい演奏だということがわかりました。また楽器の紹介の時に、チェンバロなどの知らない楽器などを聴けたことはすごく嬉しかったです。僕のような初心者でも楽しめるように工夫してくださっていることがわかりました。

コンサート
 次に、ヴィバルディ作曲の「四季」より「春」の演奏を聞きました。何度も耳にしたことはありましたが、生演奏で聴いたのは初めてでした。ヴァイオリンの高い音がすごく綺麗に聴こえて、いい演奏だったなと思いました。次の演奏では「夏」そしてアンコールで「冬」を演奏していただきました。この2曲は初めて聴いた曲なのですが、すごく美しい演奏で、僕の周りの友達も夢中になって演奏を聴いていました。改めてすごい方達だなと思いました。篠崎さんは、「音楽は誰とでも繋がれる」とおっしゃっていましたが、今日の演奏で本当にその通りだと思いました。
 コロナの影響により、いつものコンサートの時間より短くなってしまい残念でしたが、たいへん美しい演奏が聴けた上に、新しい楽器を知ることもできました。私は、音楽には詳しくないのですが、今回のコンサートを通じて、色々な音楽を聴いてみたいと思うようになりました。