ピーター・フランクル氏の講演をお聴きして

1組 答えは一つとは限らない

 僕は今回、ピーター・フランクル先生の講演をお聴きして、日本語を流暢に喋ってらっしゃる姿に驚くとともに勉強の大切さを改めて実感することができました。ピーター先生は数学を専門にされていて、僕も数学が好きなので、そのお話の内容は僕にとってとても興味深いものでした。講演の中で扱われていたピラミッド型の計算は特に面白く、講演が終わった後も考えました。

 ピーター先生は、数学は答えが一つに決まらないとおっしゃっていましたが、僕もその通りだと思います。答えを導くために考えることが大切だとうかがいました。僕はどうしてもわからない問題がある時、解答解説を見て、問題を解いた気になってしまうことがあるので、それでは駄目だと反省しました。答えが一つに決まらないので、そこいたう考え方も自由であるとピーター先生はおっしゃっていたのでそこも数学の魅力だと思いました。

 ピーター先生のプロフィールを見ると12カ国ほどの言語を流暢に話すことができるとありました。僕は、英語はできる方ですが、国語がとても嫌いなので、もっと努力しなくてはと思いました。

 人間は物理的消費を多くしていますが、それは周りにどのような利益があるのかと聞かれた時、僕は何も言えません。ピーター先生は知的消費というもう一つの消費を取り上げていました。それは自分が新たな知識を得てそれをまた周りに広めるというものですが、それは周りもいい方向に進んでいくので、僕も積極的に知的消費をしていこうと思いました。

 この講演で僕が学んだことはたくさんあります。それを無駄にせず、これからの生活に活かそうと思います。

2組 ピーター・フランクル先生の講義から学んだ数学と生き方

 僕は、学者と聞くと一般の人とは一風変わっている人が思い浮かびます。そのため僕はそういった人達の話にとても興味がありました。今回は学者のピーター・フランクル先生の講義でした。

 ピーター・フランクル先生の登場はとても印象的で、ユーモアがありました。講義の最初ではサーカスの芸の一つ「ジャグリング」を披露してくださいました。ジャグリングの完成度ももちろんすごいもので、失敗しても面白いギャグでみんなを笑顔にしていました。

 その後はホワイトボードを使って先生自身の経験を交え、生き方や教訓を話してくださいました。その中で僕にとっての一番のパワーフレーズは「知恵は財産」です。この言葉は先生の親の言葉だそうです。この言葉を僕により強く印象付けたのは先生ご自身の経験でした。先生はユダヤ人であり、 先生の母親は迫害され、ひどい扱いを受けていました。僕はこの話に心を動かされ、今までの自分の甘えた勉強の方法を改めようと思いました。

 先生に質問したいことがあったのですが、残念ながらその場で訊けませんでした。けれども、高校の先輩方の素晴らしい質問のおかげで、疑問は全て解けました。最後までユーモア溢れるジョークを織り交ぜ 、最後まで生徒達の関心がなくならないように講義をしてくださいました。

 講演終了後、将来、僕が学者になった時には、ピーター・フランクル先生のようなユーモアあふれる人になり、自分も江戸取で講義をしてみたいと、将来の理想図を頭の中で思い浮かべていました。

3組 専門家になるために

 ピーターさんは、この講演で楽しさが大事と言うことを伝えたかったのだと思います。そして、私達に「専門家」になりなさいとおっしゃいました。私は専門というのは知識や教養を深く掘り下げたものだと思います。

 学校の授業では、なぜそうなるのかを掘り下げ、様々な方向から、 多くの知識を教えてもらっています。授業を受けているとワクワクし、もっと知りたいと思います。そして学んだ知識を他のもので当てはめて応用します。これは教わった知識を知恵に変えていくということです。

 私はどうやったら、さらに楽しく学習ができるのかを考えてみました。知識は頭に入れることですが、知恵は使うことです。学習は理解できてからが楽しいといわれます。取り入れた知識を活用する行為、知恵を使う 行為が楽しいのだと思います。

 また、専門的なものに触れるのもまた、楽しく学習する方法の一つです。専門的なものはとても面白いものです。私は6年生の時、祖母が数学の「はじめアルゴリズム」と言う漫画を買って もらいました。そこでは、日常生活で数学が当たり前のように出てきて、数学的な考えを駆使して過ごしています。例えば、数学は人が存在 する前からあったものではなく、人間の作り出したものであるという説とか、数学で自然や世界を表現するとか、興味深いものがありました。祖母が買ってきてくれたのは8巻で、 全体の物語の流れは分かりませんでしたが、数学の面白さに溢れていました。

 何かに打ち込んでいる人や、専門的なことを知っている人には、楽しい景色が見えていると いわれます。私もそうなりたいです。私達には大学受験があります。しかし、その先にはすごく専門的な楽しい世界が広がっています。そこに行くために、受験や勉強をすることは大切なのだと強く感じました。

4組 知識を知恵に変える

私はピーター・フランクルさんのことをテレビで何度か拝見したことがあり、講演会を楽しみにしていました。講演はとても興味を引く内容で、時間があっという間に過ぎてしまいました。

 講演の中で強調されていたのは「勉強して、得た知識をどのように応用するのか、つまり知恵が大事だ」ということです。また 、「世界に挑戦するためには,コミュニケーション力が必要で、外国語を楽しく学んでほしい」ということでした。私もピーターさんのように様々な言語を勉強してみたいと強く感じました。

 今は英語をしっかり勉強する必要があります。そのために、英語版の映画を見たり、本を読んだり、英語版のアニメを見たりして、外国語を学ぶのは楽しいと思えるようになりたいと思います。ただ英語はあくまでもツールにすぎないと、ピーターさんはおっしゃっていたので、英語を勉強した上で、世界に挑戦していきたいと思いました。

 世界ではどんな言語が最も使われているかを自分で調べてみたところ、英語を話す人が約15億人 、中国語を話す人は約11億人、続いて、ヒンドゥー語、スペイン語、フランス語となっていま した。英語をマスターすると世界の人口の約20パーセントの人とコミュニケーションをとることができるようになります。一度に様々な言語をマスターするのは難しいので 、まずは英語を習得し、「カナダ修学旅行」や「オーストラリア短期留学」や「アメリカ・アカデミック・ツアー」などの行事に積極的に参加 しようと思います。

 21世紀を担う私たちは何をするべきか、私は何をするべきか、ピーターさんの講演を聞いて考えさせられました。今はまだその答えは見つかっていませんが、何 らかの専門家になるために、自分なりの学習方法を探し出したいと思います。テストの点数に一喜一憂することなく、楽しみながら、まずは英語を真剣に学ぶことから始めようと決意しました。ピーターさんありがとうございました。

5組 21世紀に必要なもの

 私は、もともとピーターフランクルさんのことをまったく知らなかったため、事前にインターネットを利用し、ピーターさんの人物像を調べました。その中で、ピーターさんが12カ国語を話すことができること、数学オリンピック専務理事であり、日本ジャグリング協会名誉理事でもあることを知りました。私は心の中では様々なことに挑戦しようと思いますが、それを行動に移すことができません。ピーターさんは、 様々なことに興味を持ち、行動に移すことができる方です。私はピーターさんに尊敬の念を抱きました。また、ピーターさんのご家族がユダヤ人であり、強制収容所の体験者であることも知りました。苦難の中を生き抜いてこられたご両親から生まれたピーターさんは、どんな人なのか、講演会ではどのようなお話をしてくれるのだろうと、 関心や興味がどんどん高まっていきました。

講演会が始まると、まず白い棒が飛んできて、カラフルな服を着たピーターさんがジャグリングをしながら登場してきました。難しいジャグリングの技も披露してくださり、今から講演会だと思っていたため意表をつかれましたが、とても感じがよく面白い方だと思いました。その後、ピーターさんが出した数字の問題を私も解こうと しましたが、結局解けず、悔しい思いをしました。いまだに分からないので何とか分かるようにしたいと思います。

ピーターさんの講演で一番心に残ったことは「21世紀に必要なのは、知識ではなく知恵」という言葉です。学問も大事だけれど も、それよりも自分で何かを見つけることが大事だということです。自分の考えや意見をしっかり持ち、それを他の人に伝え、よりよい知恵を生み出すことが大切なのです。また、ピーターさんの講話を聞いて、自分が楽しいと思えるような勉強方法を探したい、様々なことに興味を持って挑戦してみたいと思いました。興味を持ったことはすぐ行動できるように頑張りたいです。このたびはこのようなコロナ禍にもかかわらず、講演をして下さり、ありがとうございました。

7組 ジャグリングのできる数学者

 ピーターフランクル氏の講演をお聴きして思ったことはたくさんありますが、まず一つ目は、登場の仕方についてです。ピーターフランクル氏は国立サーカスに合格していたそうです。ジャグリングをやりながら入場してきた様子を見ると、かなりの腕前であることがわかります。ピーターフランクル氏は実に魅力的な人だと感じました。

 二つ目は、ピーターフランクル氏の誕生から現在に至るまでの経緯についてです。ピーターフランクル氏は、ハンガリー出身ですが12カ国の言葉が話せます。最初はそんなに多くの言葉を本当に話せるのだろうかと思っていました。ピーターフランクル氏は様々な国の言葉 を、話すことができた方がよいとおっしゃっています。覚えるのが大変でも、様々な人とコミュニケーションを取ることができる ことは、自分の世界を拡大させます。またおもしろいことができるようになれば、人との親しい触れ合いが、いっそう可能だと、ピーターフランクル氏 は考えていらっしゃいます。

 三つ目はピーターフランクル氏は、もちろん知識も大切ですが、知識より知恵の方が重要とおっしゃっていました。知識に基づいた、生きるための真の知恵を身につけたいと考えています。 

8組 現在進行形の努力

僕はピーター・フランクル氏に5つのことを学びました。
 一つ目は、人生で大切にしなければならないものです。大切なものは知恵と人脈です。お金はすぐ無くなるが、お金を稼ぐために大切なもの、人生を楽しむために大切なものは、どの国も変わらないことがわかりました。    

 二つ目は、学問の素晴らしさです。学問は常に中立で終わりがなく、先人たちの努力が積み重なり、今も成長し続けている現在進行形の努力の結晶ということが分かりました。

 つ目は、外国語を学ぶ意味です。僕は外国語を学ぶ楽しさが分かりませんでした。しかし、外国語はコミュニケーションをするための道具だということをうかがい、今まで外国語が話せればできたことを、できずに後悔したことを思い出し、もっと外国語を勉強しようと思いました。外国語の楽しい勉強の仕方を学んだので、ぜひ実践してみようと思います。