2組

 私は今回、東京混声合唱団のコンサートをお聴きして、歌を歌うということは、自分がこれまで考えていたよりも、さらに奥の深いものであると感じました。例えば最初に歌っていただいた校歌は、私たちが普段聞いている在校生達の歌声と合唱団の歌声は、全く印象が異なりました。声はそれだけ聞く側に印象の違いを与えるのです。具体的には、合唱団の方がより明るく、活気があるように感じられ、合唱団の歌声がまるで生徒の歌声であるかのように思えるほどでした。また、アカペラで歌っていただいた時、伴奏がないのに伴奏が聞こえてくるような錯覚に襲われ、歌い方や声の出し方などの一つ一つの技術が音楽をより素晴らしいものにしていくということを痛感しました。全体を通して言えることとしては、やはりプロの方々のパフォーマンスは、聞いている側を強く惹きつける魅力が内包されていると思います。オーディトリアムで合唱団が歌っていた時、私はずっとその歌声のすはらしさに釘付けでした。一挙手一投足の全てにプロとしての誇り、プライド、威厳が感じられ、目が奪われてしまいました。ステージからは沢山の聴衆が見えます。そのような緊張の中で練習通りのパフォーマンスを出し切ることは大変難しく、大きな労力を要します。それでも、そういう緊張感を表に出さずに、あのようなパフォーマンスができるのは、やはり練習を重ねて自信を付けているからだと思います。私もそのような強いメンタルを身に付けられるよう頑張りたいと思います。










4組
 有名な東京混声合唱団の合唱を聞くことができる貴重な機会でしたが、校歌をはじめとした様々な曲を通して、まさに本物の歌声というものに心を強く打たれました。私が、今回感じたことは、合唱は、一人一人の互いの調和を大切にしているということです。多くの人数がいながら、特に誰かが目立つような歌声がないことは、驚くべきことです。しかも、一人一人の発声技術がとても高く、このような素晴らしい合唱を聞くことができて本当に嬉しく思いました。また、途中からゴスペルに変わり、それまで身体を動かさずに歌っていた合唱団の方々がリズムに乗って楽しそうに歌っているのを見ると、こちらまで楽しい気分になりました。プログラムは、私たちが知っている曲が多く組み込まれていましたが、工夫を凝らしたアレンジがなされていて、いつも聴く曲にさらに奥行きが感じられました。さらに、司会の松岡氏のユーモア溢れるトークがあったり、客席に出てきて、一緒に歌ったりと、中高校生の私たちが楽しめるような配慮をしていただいていたことが嬉しかったです。素敵な歌声を持つ方々は、素敵な心も併せ持っているのだと感じました。私は、合唱に対してあまり知識がないため、しっかりとした感想を述べることができないのが残念ですが、今回私たちが聞いた合唱団の方々の歌声は、私のような素人でも、よくわかる素晴らしい歌声を聴くことができたことは、とても貴重な体験になりました。









6組
 僕は、今まで合唱団のコンサートなどには、行ったことがなく、今回初めての東京混声合唱団の公演を聞きました。生で聞く合唱は初めてでしたので、マイクなどを使わないのにあの声量には、とても驚きました。特に、一番声量が出ていたと思ったのは、「Joyful Joyful」という曲の元となったベートーヴェン交響曲第9番の冒頭の部分を歌っていたときです。第一部で合唱団が歌っていた、三善晃氏が編曲した唱歌の「四季」、曲名を見ただけでは、どんな曲なのか分からなかったのですが、実際に歌を聞いてみると、全て聞いたことがある曲で、とても親しみを感じました。第二部では「世界に一つだけの花」や「翼をください」などのポップな曲も合唱団で歌うのだと思いました。第三部では、クリスマスソングの曲が合唱され、曲を手拍子で盛り上げたり、合唱団の歌手の方々が、ステージから降りてきて歌うなどのパフォーマンスがあり、とても面白かったです。今後合唱団のコンサートなどがあったら是非行ってみたいと思いました。




 




8組
 東京混声合唱団によるクリスマスコンサートを聞いて、合唱の魅力について学ぶことができました。最初は、東京混声合唱団による校歌で、プロの方の校歌を聴いたことがなかったのでとても新鮮で、校歌の言葉の意味を改めて理解することができました。また、私たちが歌うのとは違い、プロの方が歌われているので、発声の強弱の付け方などが、とても上手で大変感動しました。第1部の三善晃氏による唱歌の四季は、日本の四季を一つにまとめた曲で、「春の朧月夜」と「夏の茶摘」と「秋の紅葉」では、うっとりするような曲調で、「冬の雪」では、リズムがよく明るい曲調に変わり、最後の「夕焼小焼」では、しんみりとした曲調に戻るなど、一曲で情景が変わり、四季の変化を感じることができました。二曲目の「小さな空」では、ピアノの伴奏がなく、ホール中に声の音色が響き、そのハーモニーがとても綺麗で、途中から聞こえてきた口笛もすばらしいアクセントになり、悲しさや寂しさ、懐かしさがしみじみ感じられる曲でした。3曲目の「世界に一つだけの花」では、雰囲気が、がらりと変わり、馴染みのある曲で親近感も湧き、手拍子であふれ、ホール全体が一体感に包まれました。四曲目の「翼を下さい」では、さびの迫力に圧倒されました。第3部ではクリスマスソングでアップテンポの曲が多く、クリスマスの雰囲気を存分に味わうことができました。またベートーヴェンの有名な曲の一つを聞いたときは、何とも言えない感動がこみ上げてきて鳥肌が立ちました。その曲をアレンジしたのが「Joyful Joyful」で、とてもテンポのよい曲で、ソロパートが、とてもよかったです。最後は、合唱団の方々と一緒に「聖夜」を歌い、すばらしい体験が出来ました。ありがとうございました。









10組
 私は、今回の東京混声合唱団の歌声をお聞きして、とても良い経験になりました。開演し、合唱団の方々が綺麗な衣装を身に纏い登場してきました。そして1曲目に私たちの学校の校歌を歌っていただきました。聞き馴染みのある歌が美しく聴こえ、初めて歌うはずであるのに私たちが歌うよりも大きな声量で、しかも澄み渡るような美しい歌声に、とても感動しました。ある歌の時にピアノの音が聴こえなくなってしまうのではないかというほど歌声が大きくなったのですが、ピアニストの方も、とても力強く演奏していてピアノの音と歌声が見事に調和していました。また伴奏がない曲でも迫力があり、聞いていて、とても気持ちが良かったです。今回歌ってくださった曲は、ほとんど知っている曲だったので、とても楽しく聞くことができました。特に、第3部の「赤鼻のトナカイ」や「Joyful Joyful」を歌ってくださったときには、大ホール全体が一体感に包まれ、とても楽しかったです。このようなすばらしい歌声を聞くことができて、本当に嬉しく思いました。東京混声合唱団のみなさん、本当にありがとうございました!









12組
 今回、僕は合唱団の歌声を聴くことができました。歌ってくれた曲の中には、校歌、「ジングルベル」、「世界に一つだけの花」など、僕の知っている曲ばかりでとても楽しく聞くことができました。それらの曲は何回も聞いたことがあるのですが、まるで違った曲のように感じられました。校歌は、CDの歌声が一番のお手本だったのですが、今回の演奏を聴いて、CDでは感じることのできなかった生の合唱の素晴らしさというものを実感することができました。大ホールならではの響き、ビブラート、女性と男性の歌声、ソプラノ、アルトなどのハーモニーから奏でられる歌声は、心を揺すぶられるようでした。音楽には、完成されたものなどなく、日々努力する中から新たな可能性のある音楽が生まれてくるのだと思いました。僕も、日々努力することによって、不可能と思われることもいつかは、叶えられるのだと感じました。合唱団の方々のすばらしい歌声をいつまでも忘れず、僕も将来に向かって頑張っていこうと思いました。