中等部3学年

濱田純一先生の講演をお聴きして

〜21世紀を担う君たちへ〜

2019.5.20



 

1組 社会的人材の要素


 以前までの私はこう書いていただろう。「私が思うに社会とは都合のいいものだと思う。そのとき、その時代に合わせて必要とされる人材がコロコロ変わってしまう。でもそれは、理想に過ぎない。理想とは、あり得ないものである。人間が持つ、人間に対する理想はとても高くなってしまう。だからそれを求めるのは、頑張ってそんな人材を目指している人に対して、少々酷である。」
 私のこの考えは、講演会を受けて変わった。まず、必要とされる人材の要素は頑張って身につけるのではなく、教育によって身につけるものなのだ。現代社会が求める人材は、あらゆる状況に対応できる人材である。それは、身につけようとして身につけられるものではない。周りの環境によって身につくのである。日本の文化や常識の通じない地域にいればそこに順応する、つまり「状況の変化にも対応」することが可能になる。このように自然と共に身につけるのが、人材であると学んだ。次に理想で悪いことはないのだ。理想とは、聞くだけでは押しつけがましく聞こえるが、この理想は社会を効率的に動かすために「必要」な人材だ、といえばすばらしくなるだろう。つまり、そんな人がいれば社会に影響を及ぼし、私たちの生活に新たな変化を加えることができるのである。つまり、
大事なことは、自分の身の回りの環境にアクセントを加えることで、自分という人間を「必要」とされる形に変えることだと思うのだ。

 

2組 濱田 純一先生の講話の感想

  僕はこの濱田先生の講話を聞いて興味をひかれたことがいくつもあります。例えば濱田先生は、灘中学校・灘高等学校を経て東京大学法学部卒業し、とても高い学歴をお持ちです。だから、東京大学について少し調べてみようと思いました。そうすると、東京大学では「東京大学の行動のシナリオFOREST2015」というのがあり、そのFORESTにはそれぞれの頭文字が使われており、意味が込められています。Fには、Frontline(つねに日本の技術の最前線に立つ大学。)その次のOには、Openness(多様な人々や世界に対して広く開かれた存在。)その次のRには、Responsibility(日本と世界の未来を担う責任感)その次のEには、(教育研究活動における卓越性。)その次のSには、(それらを持続させていく力と体制。)最後のTには、(知に裏打ちされた強靭さを備えた構成員。)というのがありました。本のなかでトップの大学である東大がこのような取り組みがあり、とても尊敬しましたこれには、グローバル化、複雑化、流動化する社会の中で、東京大学がいかにあるべきか考えている多くのプロジェクトを、という思いがありとても素晴らしいと思いました。濱田純一先生が東京大学総長だった(H24.4H26.4)には、国内主要大学研究大学との連携体制を構築、ウェブサイトを活用した学術情報の国際発信力の強化、特設コンテンツ「UTokyo Research」、推薦入試の導入を決定、休学期間中における外国の大学での取得単位の認定の制度化、英文略称の改定、ロゴマークの統一等、ブランド戦略の推薦など大変活躍してるとわかり、とても感激しました。また、東日本大震災の時には、「東日本大震災に関する救援・復興支援室」で活動を2011年に行いました。僕は、このような素晴らしい人の講話を聞けてとても光栄です。また、このような人に僕はなりたいと思いました。

 

 

3組 濱田純一先生のお話を頂いて

 私は今日の濱田純一先生のお話を伺って、多様性が重要なポイントだと思いました。今後私達が生き抜く時代にはLGBTが当たり前になり、一人ひとりの個性が尊重される世の中になるでしょう。昔は男性が外で働き女性は家を守るということが当たり前とされていましたが今では主夫やキャリアウーマンなどその当たり前の常識を超えてきています。昔と今では当たり前の基準が大幅に違います。その調子で行けば今と未来では今の当たり前の基準のままでは未来という時代についていけないでしょう。そこで大事なのが多様性の生き方だと思います。私たちには個性があります。髪の長い者短い者、背が高い者低い者、容姿だけでも一つとして同じものはありません。更に性格を見ると十人十色が本当であることが証明されます。容姿がそっくりな二卵性双子でさえ性格が真逆であることが多いです。現に私の周りにいるある二卵性双子は性格が真逆です。性格の良い悪いは別として私たちは多様な性格があり、その性格を尊重されながらいまを生きています。また、時代の変化に対応するためには国際的な言語である英語が大変重要だと考えます。先生のお話には英語を学ぶためにインドへ留学したという生徒さんの話を聞きました。授業で英語を学んで終わりにするのではなく、わざわざ主言語が英語ではない国に行って英語を学ぶことが多様性の時代で残るための一つの手段だと思いました。 私は今まで英語を学ぶならアメリカやイギリスだと思っていましたが、将来留学するチャンスが有るならマレーシアや中国へ行って英語をその国の母国語で学びたいなと思いました。

 

 

4組 濱田純一先生のお話を聞いて

 私は濱田純一先生がおっしゃっていた事の中で印象に残っていることがあります。それは多様性を持つことです。先生が一番最初におっしゃっていたのが、多様性についてでした。そこで出てきた例がとても印象に残っています。その例は東京からインドに英語を学ぶために留学した人の話でした。最初、それを聞いた時アメリカじゃないんだなー、っと思いました。すると、先生が次に何故アメリカなどではなく、インドに留学したのかについて話してくれました。先生はインドには人種が沢山あり、多様性があるからだとおっしゃっていました。私はそれを聞いてインドに行くと決めたその人は凄いな、と思いました。私ならアメリカやイギリスなどに行こうと考えると思いました。話が変わりますが、今回インドに行ったことを聞いた時、アメリカじゃないんだなーと思いましたが、あとから考えてみると、アメリカじゃないんだなー、思うよりもなぜアメリカじゃないんだろう、と思った方がより理解が深まると思いました。今まで江戸取で色々な人の話を聞いてきましたが、最後の質疑応答の場面で質問したことは1度もありません。やはり、それだけ疑問に思うことがないということなのだと思います。つまりは、今回のような考え方がよく考えれば疑問になるところを自分なりに勝手に結論づけてしまっているのではないかと思います。まだ江戸取生活はあるので、その中でも常に疑問を見つけようという気持ちで色々なことに取り組んでいきたいと思います。特に今年は中等部3年生で中学生活最後の年です。勉強合宿や修学旅行もあります。行事ごとは羽目を外してしまいがちですが、気を引き締めてのぞんでいきたいと思います。最後に、今回濱田純一先生のお話を聞いてたくさんのことを考えさせられました。これからは今回考えたこと、学んだことを生かして生活していこうと思います。

 

5組 濱田純一先生のお話を聞いて

 今回の濱田純一先生のお話を聞いて、僕は海外留学をしようと思いました。理由は濱田純一先生は日本の未来には英語は必要不可欠と言っており、ただ英語を読めるだけでなく、話したり聞いたりする能力がなければいけません。しかし僕は英語が話せず、テストもまったくよくなかったのです。だから僕は少しでも英語を話せるようにしたり、コミュニケーションを取れるようにするためにオーストラリア短期留学に申し込みました。そこで僕がたとえ英語が話せるようにはならなくても、少しでも英語に興味を持ち、日本の将来や自分の将来を見据えて、沢山英語を学んで行けるようにしたいと思いました。 

 

6組 講演会をお聞きして

 今回の講演会では、濱田純一先生による「21世紀を担う君たちへ」というテーマとした講話をお聞きしました。講演会では、「多様性」についての講話でした。これからの日本では「多様性」がとても重視されます。グローバル化が進んでいくにつれ、日本に多くの外国人が入ってきます。そうなれば、今まで以上に関わりが深くなり、考え方の違いでぶつかり合いが多くなってしまうのではと思います。そうならないためにも、「多様性」を身につけることが大切だと思います。そのためにも、他の人の考え方や文化の違いなどを理解した上で認めることが大切だと思います。講話の中では留学の話もされていました。留学は「多様性」を理解する上でとてもいい事だと思います。他の国の文化や考え方を一緒に過ごすことで実際に体験をして、他の国の人のことを理解することが出来ます。私も夏休みにニュージーランドにホームステイに行きます。私はホームステイ先で自分の国の文化や伝統と相手の国との違いを理解し、認める事が一緒に生活をしていく中でとても大切な事だと思います。考え方や感じ方は人それぞれだということを理解し、それぞれの良さを考え、お互いに高めあえるような関係を築いていけたらと思っています。外国に1人で行くのは初めてでとても怖いけど、そこで学べることはとても多いと思います。向こうに行った時には、沢山のことを学んで「多様性」を身に付けられるようにしたいと思います。

 

7組 濱田純一先生の講話をお聞きして

 今回は、かの有名な東京大学の情報学環教授の濱田純一先生のお話をお聞きしました。お名前は耳にしていたのですが、どのような経歴をお持ちなのか、知らなかったです。学歴では、超難関の灘高校を卒業し、東京大学法学部を卒業し、博士課程の単位まで取られております。そのあとも東京大学の情報研究の教授について、学外でも社会の情報などの分野で活躍をしているお方です。<br>今回お聞きした講話では、東大に受かる大学生は、ガリガリに勉強している訳では、無いと聞きました。自分の趣味をしっかり楽しんでいる学生も、多くいると聞きました。とはいえ、東大。遊んでばかりいては、単位が取れるわけがありません。どういう風にすれば、どっちもできるのでしょうか。大事なのは、タフさとおっしゃっていました。タフとは、頑丈であるという意味ですが、少し違い、自分の失敗などを素直に認め、向き合えることだと聞きました。それはあくまで抽象的なものです。どうするのかを具体的にいうと、やはり毎日の授業はしっかり聞いていたと言っていました。またその日に疑問に思っていたものをその日のうちに、解決することをしていたと聞きました。ぼーっと授業を聞くことがどれだけ無駄なことかを実感しました。また、勉強法にも違いがあり、五感を使って覚えることが大事だと聞きました。例えば口で話しながら読む、指でなぞる、自分がリラックスできる匂いをさせたりすることで、記憶力の向上が見込めると聞きました。データによると消しゴムを嗅ぎながら、勉強したら記憶力10%上がったと言うのもあります。ただ、ガリ勉するだけではいけないということを知りました。授業を重視すること、五感を使った勉強法は大事ですが、1番、東大生に共通していたのは、自分の興味を持ったものを寝る間も惜しむぐらい、研究することです。また、自分からホームステイや異文化交流などを体験しい、進んで外国人とのコミュニケーションをとる事。自分なら、ホームステイなどの外国人との会話でできなかったら恥ずかしいと思い、避けてしまうことが多いです。ですが、いつもと違うことに挑戦することを恐れたら、いつまで経ってもその経験が出来ずに、成長しなくなってしまいます。これからは自分から新しい経験に進んで取り組んでいきたいと思いました。最後に、今回の講話をお聞きして、授業を集中して聞く、疑問に思ったことはすぐ解決する、五感を使った勉強法 、自分が興味を持ったことに進んで取り組むこと、新しい体験に自分から挑戦することが東大生の様なタフさを持つ秘訣ということがわかりました。これを参考に、これからの学生生活を過ごしていきたいです。

 

 

8組 濱田純一先生講演会をお聴きして

 今回は東京名誉教授の濱田純一先生のお話を聴くことが出来ました。「多様性」や「国際交流」などの色々なお話を聴くことが出来ました。特に多様性についてはとても大切だということを強調されていました。多様性というのは理科の授業で「生物が生きていく上で絶滅しないための大切なことだと学んでいましたが、これを濱田先生は今の日本の社会にも当てはめて、これからは他の人が持ってないような「自分だけの能力」がなければこれからは生き残ることは難しいとおっしゃっており、自分は自分しか持っていない能力を見つけてそれを極めて行ってほかの人たちが真似を出来ないようになりたいと思いました。そして社会が多様性に適応した時には、色々な人が自分の意見を出し合ってそれのいい所とほかのいい所を合わせてやっていけばいいと思いました。このようなことをしていくのは自分たちの世代だと思っているので、自分は色々な人たちの意見を受け入れたり、否定から始めるのではなくその意見をよく考えてからいけない所が分かったら、それをその意見を言った人に言って、どうすればよくできるかという話し合いができるようになりたいと思いました