東京混声合唱団のコンサートを聴いて


1組 

 私は今回「東京混声合唱団」のコンサートを聴いて、改めて合唱というものの素晴らしさを感じました。今回は私が江戸取に入学してから三回目のコンサートでした。今までの二回はヴァイオリンやピアノ、リコーダーなどといった楽器がメインのコンサートでしたが、今回は合唱だったので今までとはひと味違ったコンサートになりました。私は初めに歌って頂いた江戸取の校歌に感動しました。いつも私たちが歌う校歌とは違い、音の重なりがあり、とても綺麗でした。私はコンサートの初めから、綺麗な歌声に魅了されました。コンサートでは、昔ながらの日本の唱歌から私たちにも親しみやすい歌まで様々な歌を聴くことができ、とても楽しかったです。私が今回一番心に残ったものは、第一部で聴いた「唱歌の四季」というものです。三善晃が編曲したもので、四季の歌が五つ選ばれ入っています。「茶摘」や「紅葉」など一度は誰でも聞いたことのある昔ながらの曲が入っておりとても心が落ち着きました。私は歌を聴いている時、目の前にその景色が一面に広がってくる感じがしました。中でも「雪」を聴いた時に、一番景色が広がってくる感じがしました。なぜなら、私が小学校一年生の時に関東では珍しく雪が多く降ったからです。その時の景色を今なお忘れずに覚えていて、この「雪」という歌を聞くたびに思い出します。懐かしく、一度でいいからあの時に戻ってみたいと思う時があります。今回のコンサートで聞くことができ嬉しかったです。このコンサートで合唱の素晴らしさを今まで以上に感じることができたので、これから音楽の時間などにある合唱を精一杯頑張りたいと思いました。

    



2組 

私は、今回クリスマスコンサートに参加して、合唱団の皆さんの美しい歌声に深く感動しました。東京混声合唱団は、今から60年以上前に創設された、世界的に活躍しているプロの合唱団だとパンフレットに記されていたので、コンサートが始まるまでは近寄り難い雲の上のような存在だと思って緊張していましたが、いざ、コンサートが始まると、私が考えていた予想とは大きく違って、司会の男の人が大きな声で楽しくお話をしてくださって緊張がほぐれました。第一部では三善晃の唱歌の四季を歌ってくださいましたが、これらは私が幼稚園児だった頃に歌った歌で、何回も聞いていましたが、生で聞くのは初めてで、合唱団の皆さんがオーディトリアム中に響き渡る、深みのある大きな声で歌ってくれて、昔の懐かしい思い出を思い返しながら聴くことができました。第二部では、合唱団の皆さんがステージ上に広がって手拍子をしながら歌って、私達も一緒に手拍子ができて、楽しく聴けました。「翼をください」を聴いていた時には、どこまでも続く青空が目に浮かびました。第三部ではクリスマスソングを聴きましたが、合唱団の皆さんがサンタクロースの帽子をかぶったりトナカイの角のカチューシャをつけたりして登場して、うきうきした気分になりました。「Joyful Joyful」という曲は、パワフルでエネルギッシュな歌でした。今回のコンサートのように、音楽を楽しむことで心が豊かになると思います。だから、これからは音楽とふれあう機会をもう少し自分で増やしてみようと思いました。

  

  



3組 

僕は、今回のコンサートで、音楽の良さについて改めて考えることが出来ました。音楽は人々を楽しませるだけでなく、演奏者や歌い手が自分自身でも楽しむことが出来るものです。ステージの人々は、様々なアクションや身近な曲を歌うことで、私たちを楽しませてくれました。また、ステージの皆さんの声は、女性の高音はとても澄んでいて、男性の低音はとても太く驚きました。コンサートが終わった後、僕の気持ちは、とても落ち着いた爽やかなものになりました。自分も音楽ができればいいなと思いました。コンサートをしてくれた皆さんは夢を追いかけてあの場に立っていたのだと考えると憧れを抱きました。自分にも、三カ国語が出来ると言う利点を生かして、国際通信社に入るという夢があります。国際通信社は、とても優秀な人材でないと入ることが出来ません。だから、もし失敗したらどうしようと考えることがあります。でも、今日の合唱団の方のように、楽しく夢を追いかけていれば、きっと夢を叶えることが出来ると思います。だから、これからの僕は、失敗を恐れずに、楽しく様々なことにトライしていきたいです。今回のコンサートでは、いろいろなことを学ぶことが出来ました。

     




4組 

僕は今回のクリスマスコンサートをお聴きして、やはりプロの合唱団は素晴らしいと感じました。というのも、東京混声合唱団は僕たちなどの並みの人たちがおそらく入れないような超一流の由緒ある合唱団だからです。東京混声合唱団の人たちは、僕をクリスマス・ソングの世界に導いてくださいました。まず最初に校歌を披露していただきましたが、僕はその到底真似できないような歌声に聞き覚えがありました。それは、江戸川学園取手小学校に入学した際に貰ったCDの歌声です。今回の校歌は、僕に小学校の頃の懐かしい日々を思い出させてくれました。 そして、次に四季の唱歌でしたが、それにもまた懐かしい感じがありました。やはり、小学校の音楽の授業にならった際に歌ったことのある曲だったからです。合唱団の歌声は僕を懐かしい気分にしてくれて、僕はとてもしみじみと聴くことができました。2部では合唱の定番である「翼をください」や、ヒット曲「世界にひとつだけの花」、そして東京混声合唱団のオリジナル曲を披露してくださいました。僕は槇原敬之さんの曲が好きでしたし、六年生の時に放送委員会でよくこれらの曲を流した思い出がまたよみがえりました。最後の第3部では定番のクリスマスソングを披露してくださいました。それらが自分にとってたいへん魅力的であると感じたのは、実は小学校の頃僕は合唱部に入っていて、合唱の難しさを知っていたからです。その難しい合唱を、いとも簡単に、そして楽しげに歌っていたので、僕はその魅力的なクリスマスソングの虜になりました。途中で合唱団の人たちが客席に降りてきて、僕たちをもっと楽しませようとしてくださったのが、とても印象に残りました。最後に全生徒と共に歌った「聖しこの夜」はとても楽しく、そしてまた寂しさもありました。この曲が終わると楽しい時間がなくなると、そう本能的に感じました。歌い終わると、僕はこのコンサートに参加することができて本当によかったと思いました。なぜなら、一流の合唱団に生で歌ってもらうという経験は一生に一度あるかないかというほど、とても貴重なものだからです。そして、小学校のことを思い出すことができたからです。色々な思い出が、合唱を聞いている間湧き上がってきました。僕にとってこのコンサートは忘れることのない思い出となり、また、これからも頑張ろうという意欲をいただいたような気がします。とてもいい歌声を、ありがとうございました。

  



5組 

僕は、今回初めて東京混声合唱団によるクリスマスコンサートをお聴ききしてとてもきれいな歌声であったと思いました。はじめにプログラムを見たときには知っている曲がいくつもあって、面白そうだと思いました。しかし、少しずつ聞いていくと知っている曲であっても違う曲を聴いているかのように感じました。例えば、唱歌の四季の春では「朧月夜」、夏では「茶摘み」、秋では「紅葉」、冬では「雪」というそれぞれの季節の情景が思い浮かび、東京混声合唱団の唱歌の四季の春夏秋冬の歌をお聴きした時には、それぞれの季節の情景が目に浮かんできました。また、唱歌の四季の最後の曲である「夕焼け小焼け」では、日が沈んでゆくような情景がとても美しくて、感動しました。この唱歌の四季では、一つ一つの曲で、情景が変わり、四季の変化を感じることができました。二曲目の「小さな空」では、一切ピアノの伴奏がなく、東京混声合唱団の声がホール中に響き渡り、そのハーモニーや音色がとても透き通るようなきれいな声で、途中から聴こえてきた口笛もものすごく上手で、たった一人だけれども、僕のいる席まで聴こえてきてとても感動しました。三曲目の「世界に一つだけの花」では、ほとんどの人達が知っている曲なので、会場にいる人達の雰囲気ががらりと変わり、楽しんでこの曲を聴くことができました。この曲は、僕にとっても、小さい頃から馴染みのある曲なので親近感を抱くことができました。また、ホール全体が手拍子であふれかえっていました。四曲目の「翼を下さい」では、サビの部分で、盛り上がり、とても感動しもう一度お聴きしたいと思いました。五曲目の「赤鼻のトナカイ」は、クリスマスの定番の曲として知っていたので、より親しみを持ってお聴きすることができました。また、東京混声合唱団の人達が、クリスマスの衣装に身を包んで出てきたり、タンバリンを鳴らしながら登場してきたりしたことがとても印象的でした。僕は東京混声合唱団の歌声に惚れたので、また、お聴きする機会があれば、コンサートに足を運びたいと思いました。

  
 

    



6組 

私は今回、東京混声合唱団の演奏をお聴きして感じたことが二つあります。一つ目は、歌っている合唱団の方々がとても楽しんでいるということです。私ならこんなに注目されるところにいたら顔が引きつってしまうのではないかなと思います。お互いが顔を見合わせながら手拍子、足踏みをして歌っている姿を見ていると、思わず私も混じって一緒に歌いたいなという気持ちになってしまいました。常に笑顔でいてこの瞬間の幸せを噛み締めているような表情がとても胸に刺さり、私もチアリーディングをやっているのでこのような表情を真似していきたいです。本当に、自分がやりたいことを活き活きとやっている人は誰が見てもとても輝いていて私たちに勇気を分けてくれるなということを感じることができました。二つ目は、私たちの身近にある音楽もやってくれるということです。色々な音楽のジャンルを全て歌いこなせるのが素晴らしいと思いました。私は音楽鑑賞が好きな方で、ひとつのジャンルやアーティストにとどまらず、色々な曲を偏見なく聞くことが多いのですが、『この歌はこんな歌い方も出来るんだな』や『男の人が歌うとまた違って聞こえるのだな』というような新しい刺激を受けました。また、生で聴くという感動もその時に感じました。私は合唱団がテレビで演奏しているのを見ると、『上手だな』と思ってもサラッと流してしまっていたのですが、生で聴くと音の厚みを感じることができたり合唱団の方が下に降りてきてくださった時には、その人の声も聞こえてきて、一人ひとりが声を出して一つの作品になっているのだなということを改めて知りました。中には、私が小学校の頃、クラブで歌ったことのある曲もありました。その曲は私にとってとても大切な曲で演目に入っているのを見た時にとても嬉しかったのを覚えています。演奏されているときは釘付けになって聴いていました。プロの方達が歌うと自分達とはまた違った良さが見えてきてとても感動しました。違った感じに聞こえるので、思い出を振り返りながら聞くことができ、またこの曲を歌いたいな思うことができました。ジャンルは違えど、今回の演奏を聴いてたくさんの刺激を受けたので、自分の演技にもこれを活かしていきたいです。




7組

音楽には、人の心を動かす力があると思います。例えば、見せ場に効果的に音楽を挟む事によって、観客の涙を誘ったり、あるいは怪談話などの、怖い話の最中にはおどろおどろしい音楽を流す事により、恐怖感を与えたりする事が出来など、音楽は人の心を動かします。また心に栄養を与え、豊かにしてくれます。今回東京混声合唱団の方々に歌っていただいた曲の中に「世界に1つだけの花」と言う曲がありました。この曲は誰もがいちどは聞いたことがあると思いますが、歌詞のひとつひとつが心に響き、今の私は勇気づけられました。次に「小さな空」という曲がありました。この曲は武満徹という方が作曲した有名な曲です。優しく暖かみがあり、リラックスした穏やかな気分になりました。他に唱歌の四季など知っている曲がいくつかありましたが、どれもアレンジしてあり、とても面白かったです。また、クリスマスが近いということで、「Joyful  Joyful」など、季節を感じる楽しい曲で会場が一体となって盛り上がりました。日頃、慌ただしく過ぎていく毎日に心安らぐひとときを与えてくださった東京混声合唱団の方々に感謝しております。私たちが音楽を聴く手段は、直接歌っている人の顔が見えなくても、音楽プレーヤーやラジオ等で簡単に聴くことができます。しかし、音楽は直接歌っている人の姿を目にして聴くからこそ、音楽の特性である想像したり意味を感じたりする事ができるのだと思いました。私は、直接歌っている姿を目にして聴いたことがなかったので、このような貴重な機会を得られてとても良かったです。短い時間でしたが、大変有意義な時間を過ごすことができました。ぜひ、またこのようなコンサートを聴く機会があるよう願っています。

     

 



8組

今回私たちは東京混声合唱団のクリスマスコンサートプログラムを聴きました。第一部ではよく聞き慣れた日本の唱歌を聴きました。普段聴いている曲がプロのハーモニーで美しく響く様に驚きました。朧月夜のどこか懐かしい様な静かな響きや、紅葉の秋の澄み渡った空に美しい紅葉が輝く様子などが目に浮かぶ様でした。第二部で歌われた「世界で一つだけの花」と「翼をください」は小学生のときに授業などで歌ったことがある曲でしたが、自分たちが歌ったときとは響きも迫力も全く違っていました。自分たちも一生懸命練習してきたつもりでしたが、プロのレベルは段違いに思われました。自分たちで歌うときはメロディを追いかけるのに精一杯でしたが、東京混声合唱団の演奏では歌詞の意味や流れを感じさせ、歌全体の意味が伝わってくるものだったと思います。歌い方一つにしても、例えば翼をくださいでは最初「いまー、わたしのー」とどちらかというとベタッと間延びした様な音で歌ってしまいがちですが、今回の演奏では生き生きとした言葉を伝えてくる感じでした。第三部では今のシーズンにぴったりのクリスマスソングが歌われました。冬の空にぴったりな楽しいジングルベルや赤鼻のトナカイが素敵でした。ジングルベルではソリに乗って踊りたくなってしまったほどです。次の曲は私の好きなベートーベンの曲で、とても興味深かったです。最後は皆できよしこの夜を歌いました。私たちの腕前は合唱団の方々には及びませんが、皆で声を合わせて歌うのはとても楽しい体験でした。合唱は普段から授業などで私たちもしていますが、プロの合唱団の歌声はまさしくレベルが違っていました。プロとして普段から絶え間なく練習をしている結果が出ているのだと思います。私も将来、なんらかの領域でプロとして恥ずかしくない仕事ができるように、今から勉強や音楽の練習などに努めていきたいと思います。