1組 |
私にとって本格的な日本の伝統芸能を見ること自体が初めての経験であり、普段体験できない古典的な美しさに触れることができました。能には普段生活している中で感じることのない艶やかで上品な美しさを、非現実的な舞台でこそ味わえるという良さがあると思います。面は、宗教的な用途でも使われているように、パワーを持った存在だとされています。面をしていると、本当の表情がわからないのでどこか恐ろしさを感じてしまいます。しかし、能面はその面自体を真実の顔とするそうです。見る人によってその表情もさまざまに変わるそうなので、奥が深いと思います。舞や謡も、その奥ゆかしさや独特さが能の世界観をより一層際立たせていました。能という日本の芸能の面白さは、その抽象的な部分にあると思います。情報が少ない分私たちにはわかりにくいと感じてしまいますが、さまざまな捉え方ができるのでじっくり考えて深める楽しみがあります。芸術においてわかりやすさを重視する傾向は好ましくないという発見がありました。 |
3組 |
僕は正直、能を鑑賞すると聞いた時、つまらなそうだな、と思いました。今まで歴史の授業とかで習ってきましたが、それは大したことは勉強してなくて、室町時代とかにこのようなことがありましたよ、ということを軽く触れるくらいだったからだと思います。当然、学んだこともないので、興味もないし日本の文化に興味を持ちたいなんて微塵も思ったことがなかったのでこう思うのは必然だと思います。今回のことをいい機会に、能のことを調べてみました。能とは、2008年にユネスコの無形文化遺産に登録された日本の伝統芸能で、能という語は、元々特定の芸能をさすものではなく、物真似や滑稽芸でない芸能でストーリーのあるもののことを全般に指す語であり、猿楽以外にもこれが用いられていたが、猿楽が盛んになるとともにほとんど猿楽の能の略称となった。ということでした。これは今日の鑑賞会冒頭でも紹介されたことでした。その最初の説明のおかげで割とすんなり舞台鑑賞に入っていけました。舞台が始まると、何も勉強したことがなく、能のことも何も知らないので、正直何を言っているのか全く分かりませんでしたが、何か感じるものがありました。多分、役者の人たちがすごく気持ちを入れてやっていられるからだと思います。それだけはすごく親身に伝わってきました。ズシンと心に響くものがあり、日本の伝統芸能を少し学んだような気になれました。このような今までの日本の歴史を背負って受け継いで行こうという取り組みは必要だと思いますし、外国の方々も興味を多少は持っておられると思うので教養として知っておくべきだし、それをやっておられる役者さんたちは素晴らしい活動、職業をしていらっしゃるなと思いました。今回の能のおかげで色々学べることがありました。ありがとうございました。 |
5組 |
私は先日井筒という演目の能を拝見しました。私は今まで能を見たことがなく授業で学ぶ少しの知識しかありませんでした。そのため初めて見るという楽しみの反面、何も知らない人でも理解できるのかと不安な気持ちもありました。しかし演目が始まる前に司会の方から能や井筒についての説明がありました。そこでは感情表現や歌うときの呼吸などの仕方、歩き方などを教わりました。能の感情表現は一般の人では想像もつかないような動きでした。昔の人の考え方は面白いなと思いました。また歌うときの呼吸方も腹式呼吸という方法でやっているそうです。みんなでやった時お腹が痛くなる感じがしてプロの方は流石だなと思いました。私も誰かの前で発表する時はそれを活かしていこうと思いました。特に印象に残ったのはお面を近くで見たことです。写真でしか見た事なかったものをとても間近で見ることが出来ました。実際に見ると少し不気味な感じがしましたが貴重なものを見れたと思います。演目を見終えた感想はとにかく迫力がありました。生の音と生の歌でとても刺激されました。ストーリーも面白く顔が変わってしまうなんてびっくりしました。時々ある静寂に引き込まれました。能を見るという貴重な体験が出来て良かったです。能をこの先見ることがあるかわかりませんが祖父母を連れてってあげたりするのもいいのかなと感じました。 |
7組 |
今回、観世流の能を初めて観たことによって様々なことを考えさせられました。自分は今までこういった能や歌舞伎などの古くから続いている日本の伝統芸能を観たことが一度もなかったので今回の観劇会はとても為になりました。特に4つの楽器と声だけで奏でる歌は、演じている方々の懸命さとその状況の迫力が伝わってきて、その場面が今どんな状況なのかがよくわかりました。こういった芸能が遙か昔の室町時代から続き、語り継がれているということを考えるとやはり自国の文化を重んじるの日本は素晴らしいと思いました。 |
7組 |
僕は、今回初めて能を鑑賞しました。今回は、能を見るだけでなく、実際に体験することができ、日本の文化や、その歴史についても、動作を通じて学習することができました。またジョークもたくさんありとても楽しかったです。能というのは昔からの礼儀作法の一環でもあり能から生まれたものもたくさんあるそうです。これまでにも多くの人々に、感動を与えてきたのだと思いました。日本の文化の根底にあるのは、「礼」を重んじることだと思いました。今現在でも世界の中でも礼儀がとてもなされている国だと思います。それは代々受け継がれてきたものであり今にまでつながっているものです。ですので、この日本の礼儀というものを誇りに持ちたいと改めて思いしました。能を表現してる際の体の動きはゆっくりで到底僕たちにはできない動きが沢山ありました。すごい努力を重ねたのだと思いました。とても感動しました。能を見たことによって得られたことはたくさんあったと思うので活かせることは活かしていきたいと思います。 |
9組 |
井筒の前に「能」について簡単な説明がありました。その中で、能の由来や仮面などの説明がありました。そのため、能のことについて少し知れ、分かりやすく見れました。また、能に関連して「田楽」などといった、歴史の文化でよく分からなかったものが少し分かるようになりました。舞台で前々から少し疑問だった松についての話が聞けて良かったです。戦国武将と能について話を聞いた時、人は何かしら大事な事があれば、願掛けして気持ちを落ち着かせるのだなと感じました。能のできかたが、その当時の人がつまらないから、少しでも飽きないようにという感じで出来たことに対して驚きました。いつも思うのですが、偉いの人のために出来た文化が多いと感じます。老松の能の時に、すごく言葉を伸ばすので、思っている以上にすごいなと思います。長くてまっすぐに伸びているので、大変そうだなと感じました。能面でも色々な種類あって、前まではどれも同じだなと思っていましたが、よく見ると、少しずつ違うんだなと思いました。昔から怒っている人は女性だけだと言われていた事に驚きました。昔の男性でも、現実的に怒っているのではないかと思います。はんにゃの能面を見た時に見覚えがあるなと思いました。また、怒っていることを蛇に例えることが分かりました。喜怒哀楽の能の動作が思っているものと違ったので、少し面白く感じました。動作をやっている間に思ったよりも大きくやらないと、後ろの方にいる人たちも分からないので、大変だなと思いました。実際にやった時に、抑揚も大きかったので、驚きました。舞台の移動がすり足でやっていて、姿勢も含めて綺麗だったと思いました。実際に見てみて、とても重い衣装を着ても動きがきめ細かいなと感じました。今回を通して、説明が面白くて能を身近に感じることが出きました。 |