1組
 今日のバイオリンコンサートは、神尾さんも佐藤さんも、とても素晴らしいと思いました。
 私が特に注目したことは主に2つです。1つ目は、指の動きです。神尾さんが演奏中にビブラートをかけるとき、指の動きの細さに驚きました。私は吹奏楽部で、トリルという、似たような動きをすることがあるのですが、あまり上手くできないです。今日の先生のビブラートは、とても綺麗で速くて、素晴らしかったです。また、佐藤先生が演奏した時の指の動きも素早くて、驚きました。速い曲調の時に指を速く動かすのはとても大変なことなので、プロは違うな、と実感させられました。
 2つ目は、音の強弱です。これもまた吹奏楽部の話になってしまうのですが、全体的に、音の強弱をつけることがあまり意識されておらず、平坦になってしまうことが多く、よく指揮者に注意されてしまいます。今までは注意されることもあまり意識していませんでしたが、今日の演奏を聞いて、強弱をつけることがとても大切だと感じました。音の強弱によって曲の感じを調節できたり、表現を豊かにすることができる、と感じました。私はこの2つに特に注目してコンサートを聞いていましたが、他にも音が無理やり出している感じが無く、その楽器本来の音が出ていると感じたなど、素晴らしいと思えることが沢山ありました。今回は、一流の音楽を聞けただけでなく、自分の改善すべき点が明確になり、自分の為になったコンサートだったと思います。









3組
 僕は今回の芸術鑑賞で音楽の音色の素晴らしさに感動しました。今まで僕は音楽の授業も正直、適当に過ごせばいいと思ってきました。また、普段の生活でも、暇な時に好きな音楽を聴くくらいで、芸術的なことに関しては全く興味がありませんでした。それが、聞いた瞬間に、世界が変わったのです。音楽を聞くやいなや素晴らしい音楽の世界に引き込まれ、音楽の世界観に引き込まれていく自分に気がつきませんでした。気づいたら時間を忘れ、鑑賞会が終わっていました。こんなに感動したのは初めての出来事でした。これからは芸術に対し真摯に向き合って生きたいと感じましたが、僕は芸術選択科目が書道です。音楽を取っても良かったと思えるくらいの感動でした。ただ、今後僕にできることは書道に対して本気で取り組むことなので、そこから始めようと思います。音楽は世界共通で素晴らしいもので、どこで演奏しても人を感動させることができます。また、音楽は幸せをつくり、世界を繋ぐのだと感じました。









5組
 一流の音楽。今回、僕はこの一流の音楽の凄さを身に染みて感じました。まず、神尾さんの作り出す音色は、とても優しく繊細でかつ、大胆な音色で、大ホールを包み込むようで、二階席にまで響いて来ました。また、ピアノとの息のあったハーモニーは、すぐに出せるものではないと思います。世界のトップに立つ方々であるからこそ、あのような体に響く音を作り出すことができるのだと思います。次に、ストラディバリウスの音色に圧倒されました。ストラディバリウスは三百年まあに作られたにもかかわらず、現在においても、世界一の楽器です。今回このような楽器の音色を聞けたということは、とてもありがたいことです。特にストラディバリウスの低音は力強く会場全体を包み込む音であるにもかかわらず、高い音は繊細で一本の糸のような綺麗な音色でした。この綺麗な音色は神尾さんの演奏に程よくマッチしていて、圧巻の演奏でした。ピアノのソロ演奏にも驚きました。流れるような音色はとても出せるようかものではありません。自分が納得するまで追求し続けるその精神を自分の中でも生かすところがあるのではないでしょうか。何か自分の中で極めるものを作る。簡単なことではありません。極めれば極めるほど、自分の納得いかものが遠のいていくものだと思います。その中で追い求めるものをつかんで行くことが大切であると思います。




 




7組
 僕は今回、神尾さん、佐藤さんの演奏を聞いて、バイオリンの奥深さを実感しました。普段、バイオリンの演奏はあまり聞くことがないのでバイオリンについて触れるいい機会になりました。知っている曲が少なく、あまり楽しめないかもしれないと思っていましたが、知らない曲でもすごく迫力が伝わってきて、とても感動しました。知っている曲では、バイオリンでの演奏は聴いたことがなかったのでどのような演奏になるのか少しワクワクしていましたが、とても斬新な音色で想像を超えるような演奏でした。また、2人の演奏はとても息があっていて全く調和が乱れる気配がなく、演奏中に、どれだけ練習したのか気になってしまうレベルで驚きました。僕は、バイオリンのことを詳しく知っているわけではないので、どの場面のどのようなところが凄いのかはよく分かりませんでしたが、曲を聴いただけで、2人の熱意がとても伝わってきて僕も聴いているうちに気分が高揚しました。神尾さんは4歳の頃からバイオリンをしていると聞き、小さい頃から全力で練習に打ち込んできたからできる演奏なんだなと思いました。2人の演奏は、僕にとって、音楽に興味を持たせてくれるとてもいい機会になりました。この経験を無駄にしないように興味を持ったことについて実践しようと思いました。









9組
 私は、本日行われたバイオリンコンサートを聞いて、音楽のすごさを感じました。私は、2歳頃から13年間音楽、主にピアノに触れながら生活をしてきました。しかし私にはまだまだ山のような課題があります。音楽とは勉強と違く、やった分成果が出るとは限らないと思います。勉強では「やった分は後から必ずついてくる。」と言いますが、音楽ではもともとの「もちもの」というのがある程度必要になりますし、本番にいかに人を魅了できる演奏ができるか、なども問われてきます。
 今日、このバイオリン、そしてピアノの演奏を聴いて私は、技術を通り越し、感動を与えるのにどれほどの努力、時間、そして思いが入れられてきたのか、そして、同じ音楽をやっている者としての尊敬や憧れというものを感じました。「ただ弾いているだけ」では人に感動を与えることは絶対にできません。私の実体験から作曲家がどのような思いでこの曲を書いたか、どのような情景であるのか、など自分で分析をしなければならず、それが不足したり、やっていないと今日のような演奏は生まれないと思います。そして更に音楽とは、自分の思いだけで弾いてはいけないのです。自分を客観視しながら常に音を聞き、響きを聞き、感じながらするものです。
 今日の演奏ではプロの方なので当たり前かも知れませんが、私に出来ていないそれが出来ていて、ただ単にすごいではなく感動を感じました。私は今年も夏休みコンクールに出ますが、正直高校になると、音楽専門の道に進む人が多く、コンクールで勝つことはできないかもしれません。ですが私は今日の方々の演奏のように、人の心に響く演奏をこれからも心がけてやっていきたいと改めて思いました。このように思えたのも今日のような素晴らしい演奏が聴ける機会があったからだと思います。本当にありがとうございました。









10組
 バイオリンリサイタルにてバイオリン奏者の神尾さんとピアノ奏者の佐藤さんの演奏を聴きました。お二方の演奏は、音楽に興味がない僕でも良い演奏だとわかるような素晴らしいもので、著名奏者の方は本当にすごいと感じました。まず初めに、アメリカの作曲家のジョージ・ガーシュウィンの「ポーギーとベス」という曲の演奏を聴きました。この曲は落ち着いた曲調でとても聴きやすかったです。そしてなにより、ヴァイオリンの弦を弾いていたことが衝撃的で、このような音の奏で方もあるんだなと思いました。二曲目はロシアの作曲家、ピアニスト、指揮者のセルゲイ・プロコフィエフのヴァイオリン・ソナタ第1番ヘ短調 作品 80 の演奏を聴きました。この曲は彼が作った「ロメオとジリエット」とは異なり、憂鬱で情熱的な作品だと感じました。三曲目はピアノソロでフランスの作曲家、クロード・ドビュッシーの「喜びの島」を聴きました。この曲の「島」とはエーゲ海、クレタ島そばのシテール島のことであり、「月の光」と同じく 「艷なる宴」がモチーフになっていることもあり、音色から色鮮やかな色彩を想像することができました。最終曲の「カルメン幻想曲」は、フランスの作曲家ジョルジュ・ビゼーの有名なオペラ「カルメン」の名旋律をもとにドイツの作曲家のフランツ・ワックスマンが作曲した曲でヴァイオリンの超絶的技巧に感動しました。最後にこのような素晴らしいコンサートをしてくれたお二方に感謝します。