1組
 僕は5月8日に姜尚中先生の講話をお聞きしてこれからの世界で活躍していくことを目標としている僕たちに何が必要なのかということを考える機会を得ることができました。
 一つ目に多様化していく価値観についてです。この話を聞いて一番最初に頭に浮かんだのは人の趣味についてです。講話の中で先生が話されていた人の価値が異なるということについて僕が一番身近に感じるのは友人としゃべっているときに自分には理解しにくい趣味を持っていると壁を感じてしまいます。これが人との価値観の違い、自分の教養の浅さだなと思います。これを克服するには、様々に興味を持ち、探求していくことが必要になっていくと僕は思いました。
 二つ目にこれまでの自分の身近な価値観だけでは物事の価値が白黒つけられない時代になっていくと姜尚中先生は話されていました。またこれからのリーダーは教養が深く答えのない問題に対してより良い答えを出せる『ストロングリーダー』になってほしいといっていました。教養を深めるには自ら未知の世界に飛び込んで未知と対峙するしかないと僕は思うので長期休暇などの余暇を使って様々なことに挑戦したいと思いました。
 今回の姜尚中先生の講話ではこれからのリーダーには広い範囲に理解があることと教養の深さがあることが求められるということを学びました。




    




3組
 今回の講演は教養の溢れる、今のわたしたちに大変必要なものでした。わたしは姜先生から、人の価値はその人の教養や人格から決まるということを学びました。人間なら誰しもが、価値のある者になりたいと願うでしょう。わたしは講演をお聴きするまで、価値のある人間とは勉強やスポーツが出来て、心が優しい人だと考えていましたが、それは表面的な価値に過ぎないということが分かりました。先生のお話をお聴きして、確かな教養と人格が価値を決めることを知り、次の2つのことを実践していきたいと思いました。1つ目は勉強を頑張るということです。わたしは、勉強に対する謙虚で主体的な姿勢が、その人の人格を磨くのだと思います。現時点でのわたしたちの一大目標である希望の大学に合格することを達成するために、勉強にしっかりと取り組み、より良い人格を形成していきたいと思います。2つ目はもっと日本のことを知るということです。わたしは昨年の夏にオーストラリア短期留学に参加した時に現地の方々から、日本についての様々なことを聞かれました。その時、「分かりません。」と何度か答えてしまったことがあり、申し訳ない気持ちで一杯でした。わたしが世界に興味があるということは、世界の人々も日本について知りたいと思っているということを実感しました。休みを利用して各地に赴き、素敵な日本の魅力を伝えられる人間になりたいと思います。ありがとうございました。




    




5組
 僕は今まで将来何になりたいとかどんな大学に入りたいかとについてはたくさん考える機会を与えられ、またたくさん考えてきました。しかし、今回の姜尚中先生の講演での大テーマは「君たちはどのように生きるか」というもので、今までたくさん考えてきた将来の夢はもちろん、それを踏まえたもっと先まで考えてみなくてはいけないものでした。僕は今まで自分が将来職業についてからのことは考えてみたことがなかったので、今回の講演はとても新鮮なものでした。僕の夢はもともと医者でしたがそれは特になりたいものがなかったので適当に自分に言い聞かせた嘘の夢で、本当に自分がなりたいものではありませんでした。だから、将来に向けてのプランなども立つはずがなくずっとあやふやな状態が続いていました。しかし、中3の夏にふと自分から、得意なパソコン関係なら将来に役に立つかもと思い、やっと中3にして将来の夢が決まりました。そこからはとてもすんなり行きたい大学が決まったり、どうやって自分を大学にアピール出来るのかなど考えたりすることが出来ました。今回の講演の中でも自分の好きなことで仕事が出来ることが一番いいと言っていたように、好きなことで仕事ができるのは自分の中でもプランを立てやすいし、なにより続けやすいと思います。だから僕は今自分が持っている夢に向かってブレることなく、実現できるように努力したいと思います。
 僕が今回の講演の中で一番心に残ったのは、教養がある大人にならなければ意味が無いということです。たしかに、大人になっても礼儀やマナーも知らずにいたら絶対に社会ではやっていけません。また、姜尚中先生が「自分が勧められる本が一冊もない人をとても教養がある大人とは言えない」とおっしゃっていたように、自分が大人になるまでに学んできたことがしっかり身についてなければ全く意味がありません。僕は大人になってから最も大切なことはコミュニケーション力と精神力と知識だと思います。社会に出てからはたくさんの人と関わります。でも、その人達が全員が全員、自分に合っているという保証はなく、絶対に自分が嫌だなと思う人が出てきます。そんな時に、大人じゃないならその人達を避ければ良いだけですが、大人はそんな人達とも関わらなくてはいけません。だから、そんな時にコミュニケーション力や精神力はとても大切だと思います。また知識は、コミュニケーションをとる時や仕事をする時、自分が困難にあっている時に応用すればいくらでも最強の武器になります。僕はまだまだ身につけなくてはいけないことがたくさんあるけどこれからの学校生活で大人になった時に活かすことができる教養をたくさん学んでいきたいと思います。そして、教養がある大人になりたいです。





 




6組
 私は今回の姜尚中先生の講話をお聴きして、未来のことを考えながら生活することが大切だということがわかりました。
 私は普段、その場のことだけを考えているため、あまり未来のことは考えていませんでした。しかし、先のことを予測して生活することの大切さを身に染みて感じることができました。
私が住んでいるこの日本という国は、たくさんの思いやりに満ち溢れています。先生がおっしゃっていた国際電車でのトイレットペーパーの話をお聴きしていて、ほんの些細な思いやりから生じる工夫などが、その国を強くするのだと思いました。ドイツのベルリンの壁の崩壊や、ソビエト連邦の崩壊など、そのようにたかがトイレットペーパー、されどトイレットペーパーという気持ちがとても必要だということがわかりました。私も普段使っている公共物など、少しでも他のそのものを使う人々が快適に使うことができるよう、掃除や、ものの配置への心配りを怠らないようにしたいと思います。
 最後に、私は「わたしたちはどう生きるか」を読み、自分の1度きりの人生をもっと見つめ直してみようと思いました。そして、些細なことにも気を配ることのできる立派な大人になりたいと思います。










7組
 私は姜尚中先生のお話をお聴きして、自分の価値観について考えていきたいと思いました。高校生活が始まり、義務教育というものが終わり大学受験の準備をしていかなければならない年齢になりました。私はまだ理系か文系かというのも決めておらず、なかでも一番いけないのは英語ができないということです。理系でも文系でも英語は必要なのにも関わらず、致命的にできません。とりかえしのつかない状態までいかないように着々と勉強を進めたいと思います。また、我々の代から大学入試改革が行われ、姜先生が言っていた「解答のない問題にも立ち向かって考えなければならない問題もある」という言葉の通りだと思いました。これからの三年間、やる気をだすかは自分次第だと思います。自分の価値観をじっくり考えて、自分の追求することを見つけ出しながら学校生活を送るべきです。自分の価値観を持ってない人はいなく、ただ自分で自覚をしていないだけだと思います。今回の姜先生の講演会は、自分のやる気の根源を考えさせられるものとなりました。いま自分がなにをしたいのか、なにをするべきなのかというのをもう一度考え直して物事に積極的に取り組めたらいいなと思います。なので注意される回数を減らすように努めたいと思います!









9組
 今回の先生の講演の中で特に印象に残ったことは2つあります。1つ目は「価値観が変化するときは風が吹きこんでくるかのようにある日突然変化する」ということです。このことは私にも心当たりがありました。小学生だったときは価値観という概念や自分の価値観の変化について深く考えたことはありませんでしたが、中学生から高校生になるにかけては目まぐるしく価値観が変化していった記憶があります。コロコロと変わっていってしまう自分の価値観に対して不安になることはありましたが、それは突然風が吹きこんでくるようなことであると聞いて、少し安心を覚えました。
 2つ目は「トイレットペーパーはその国の様子を表す」ということです。先生が旧ソビエトに旅行されてトイレを利用したとき、そのトイレのトイレットペーパーがとてもゴワゴワしたそうです。その時先生は「この国はいずれ崩壊するだろう」と感じたそうです。例え話がトイレットペーパーでしたが、国にあるあらゆる製品の状態は少なからず国の状態を表しているのかもしれないと思います。
 先生の講演を聞く機会は人生でそうそうないと思うので、貴重な経験になり、そしてとても勉強になりました。