私は今回の神尾真由子さんのリサイタルを聞いてまず思ったことは、ヴァイオリンという楽器は歌うような音色を奏でるものだということです。繊細な音を奏でたり、力強い太い音を奏でたり、いろんな感触の音があって聴いていて楽しく感じました。 1曲目の"そんなことはどうでもいいさ〜オペラ「ポーギーとベス」より”では明るく軽い演奏が繰り広げられ、またジャズの要素が取り入れられていてヴァイオリンの印象を少し私の中で変えられました。 |
私は今回の神尾真由子さんのリサイタルを受け、感じたことや思ったことが沢山ありました。その中でも一番印象的だったのは弦と弦を擦り合わせて木で反響させて出来る音、それだけ、つまり一音だけを聞いたらすごく不快な音だろうなと考えていたのですが、それをリズムよく色々な音の合わせ方をするからこそ素晴らしい曲が生まれるのだなと感じました。そう考えると作曲家の方々はとても「音」というものの繋がりを考えながら、曲を作っていることが分かります。私は音楽があまり得意ではないので「音」の繋がりとかどのように合わせていけば良いかなど考えられないと思うので、作曲家の人たちに対してすごく尊敬の念を持ちました。またそれを楽器で演奏している人達も私はすごいと思います。なぜならその巧みに音を繋がせていくという楽譜を自分の力で演奏することが出来るというのは、作曲家の表してほしい音を演奏できるということにも繋がるし、その音の繋がりはとても素晴らしいものとなっていると思うので聴いている観客などの気持ちも良いものになることにも繋がるからです。結果、私も今回のリサイタルを聴いて物凄く感動しました。 また音楽に触れる機会があれば、もっとこの考えを深く、また違うことを感じていければ良いと思いました。 |
音をただ鳴らすだけでは感動する音楽は作りだすことはできないと私は思います。 今回、神尾さんの演奏を聴いて私は心から感動しました。2曲目のプロコフィエフの曲は、始まる前に神尾さんの解説がありました。この曲はソ連の時代のなか作られた曲で、厳しい規制があるなか、自由な音楽を作れないという時代に生まれたそうです。私はその話を聞いて、また神尾さんの素晴らしい表現力あって、その曲の時代背景がよく感じられました。ソ連の重くて暗い、鬱屈した時代の雰囲気がぱっと頭に浮かび、そんな中でも、曲が進んでいくうちに情熱的な一面も感じられました。私はその時本当に表現とは素晴らしいものだと思いました。 沢山の曲を聴きましたが、私はなかでも最後のカルメン幻想曲が一番心に残っています。この曲は知っていた曲ですが、生の演奏で聴いたのは初めてでした。情熱的で激しい超絶技巧に躍動を感じ、もっとこの曲が好きになりました。 私は普段楽器を弾きますが、いつも表現をつけることを恥ずかしがってしまいます。ですが今回神尾さんの演奏を聴いて、私ももっと努力して、音楽をより楽しめるようになりたいと思いました。このリサイタルを聴けて、本当に良かったです。 |
私は今回、神尾真由子さんと佐藤卓史さんの演奏をお聴きすることができ、とても嬉しかったです。私は以前、一度だけ神尾さんが優勝されたときの演奏を動画で見たことがあります。私がそれまでに抱いていたバイオリンへのイメージは、オーケストラなどで、沢山の人と合わせて、大きな音を出しているというイメージでした。 |
今回の神尾真由子さんのバイオリンリサイタルで、僕は改めて音楽の素晴らしさを再確認させられました。神尾さんの流れるような演奏を聴いていると、バイオリンの世界にどんどん引き込まれていくような気がしました。と同時にどうしたらあのような素晴らしい演奏ができるのか、と興味が湧きました。何億円もするような上質のバイオリンを生かすには、演奏者の高い技術力が不可欠だと思います。そして、そこにはたくさんの練習の積み重ねがあると思います。これは今の自分にも言えることです。毎日の努力を怠らず、東京大学へ合格するという目標へ向かって努力し、実際に合格を掴み取るということです。 |
僕は、今回のバイオリンリサイタルを聞いて、とても鳥肌が立ちました。なぜなら、バイオリンは、ピアノのような鍵盤を押せば音が鳴る楽器とは違って、ただ弦を動かしただけでは、音が鳴らないとても難しい楽器だと聞いたことがあるからです。今回、演奏していただいた神尾真由子さんは、そんなバイオリンを、当たり前のように、とてもきれいに、音を奏でていらっしゃいました。その中で、曲それぞれに、音の強弱やスピードの違いがあるのにもかかわらず、それも曲ごとに切り替えて演奏されていたことに感動しました。また、バイオリンとピアノのそれぞれの音色が合わさったときのハーモニーもすごいと思いました。ピアノの力によって、今回の主役であるバイオリンを支え、その音を引き立てることができるというのはさすがだなと思いました。 |
今回、神尾真由子さんの「バイオリン リサイタル」をお聴きして、バイオリンとピアノの音に感動しました。二曲目に演奏されていたS.プロコフィエフの「ヴァイオリン・ソナタ第一番 へ短調 作品八〇」では、ピアノとバイオリンの高音が調和していて、とても綺麗な音色だと感じました。神尾さんの弾くバイオリンと、佐藤さんの弾くピアノの音はどちらもはっきりと演奏されながらも、二つの楽器の音が一つになっていて、心に響くメロディでした。佐藤卓史さんのピアノ・ソロは、バイオリンの音がはいる曲とはまた異なる曲調で、とても穏やかな気持ちになりました。 |
私は今日のリサイタルをお聴きしてとても感動しました。理由は、あのような素敵な演奏が出来るようになったのは神尾さんの多くの努力が実を結んだからであると思ったからです。私もバイオリンを習っていますが、毎日は練習せずに週末にまとめて練習しています。しかし、このような練習の仕方では技術は向上せずにいつまでも下手なままであると思います。だから、これからは毎日しっかりと練習していきたいと思いました。 |