紫峰祭

2018.10.6〜7

 男女平等についての試み

 先日紫峰祭がありました。中等部の紫峰祭のテーマは、「SDGs」でした。先生からテーマを聞いたときは、そもそもSDGsとは何かということをあまり知らなかったので、SDGsがどのようなものかを調べることから始まりました。調べていくと、SDGsとは持続可能な開発のための17のグローバル目標と169のターゲットからなる、国連の開発目標であり、とても重要な目標であることがわかりました。
 私たちのクラスでは、17ある目標のうちの5番目の、「ジェンダー平等を実現しよう」を調べて発表することになりました。ジェンダー、つまり社会における男女の差については、よく「男女差別」という言葉を耳にするので、身近な問題でした。男女差別には具体的にどういったものがあるのか調べていくと、日頃私たちが使っている電車の「女性専用車」や、女性のトイレや浴場には男性清掃員は入れないということも、「差別」と定義されていたので、とても驚きました。女性だけではなく、男性も差別を受けていたからです。男女お互いが納得できるようにすることが大事なのではないかと思いました。
 私のクラスは医科ジュニアコースなので、医療に関連づけて何か出来ないかと思い、妊婦さんがどれだけ大変なのかということを実際に体験してもらおうと考えました。それを体験することで妊婦さんの大変さを知り、少しでも「女性だけが子育てをする」という考えをなくしてもらいたかったのです。妊婦体験セットを実際に装着した人たちは、口々に「重い」と言っていました。妊婦さんの気持ちを多少なりとも理解してもらえたのではないかと思います。
 今回の紫峰祭を通して、世界には解決しなければいけない問題がたくさんあるということだけではなく、1つのものを作り上げるためには、一人一人が役割をきちんとこなすこと、みんなで協力し合うことが大事だということを改めて学びました。

 

 知ってもらうことの大切さ

 紫峰祭を終えて学んだことが2つあります。
 1つめは、SDGsを多くの人々に知ってもらうことの大切さです。私たちのクラスでは、「すべての人に健康と福祉を」というテーマで研究発表を行いました。このテーマについて調べて模造紙を仕上げていくうちに、国がどのような対策を行っているのか、これからの日本の問題点はどこにあるのかについての知識が深まりました。また、あと7年後に迫る2025年問題が国民に浸透していないことに疑問を持ちました。
 2025年問題などについて知らない人が大勢います。ですからもっと多くの人々に知ってもらうことだけでも、日本は少しずつ変わっていくのではないでしょうか。文化祭という形で多くの人々に伝えられたことはとても有意義なことであり、わずかにせよ貢献できたのではないかと思います。
 2つめは、仲間と協力すること、達成することの素晴らしさです。私たちは、たくさんの準備時間を設け、この紫峰祭を成功させるべく頑張ってきました。当日、どうなってしまうかと不安な気持ちもありましたが、来場者の笑顔を見ることができ、とても嬉しい気持ちでいっぱいになりました。「今まで頑張ってきて良かった!」と心から思うことができました。辛いこともありましたが、クラスや部活動の仲間と共に協力しあったからこそ得られる達成感に大きな意味を見出しました。
 紫峰祭を通して多くのことを学びました。今回学んだことを生かして、来年の紫峰祭をもっと価値のあるものにしたいと思います。

 世界の様々な深刻な問題に気づく

 今回の紫峰祭のテーマはSDGsでした。そのため、世界の様々な深刻な問題について考えることができました。
 私のクラスでは「フェアトレードの重要性」を感じてもらうため、カカオ豆の収穫体験を展示しました。カカオ豆を収穫するのはとても苦労するものなのに、チョコレート1枚につき、生産者の利益はたったの 3円にすぎず、フェアではないということを来場者に伝えられたと思います。世界には様々な深刻な問題があることが、他のクラスの展示発表からも知ることができました。
 また、班員と協力して発表内容を完成させることによって、メラスメートとの関係も深まりました。同じ班ではないのにカカオポットの手作りを手伝ってくれた同級生もいました。知らない人の前で説明する時、最初は緊張しましたが、慣れてくるに従い、落ち着いて説明できるようになりました。自分にとってプラスになる様々なきっかけを体験するために、来年の紫峰祭にも積極的に参加しようと思います。

 

 クオリティの高い発表を目指して 
 今回の紫峰祭は「完璧」ではありませんでした。まず、クラスで話し合う時にも対立が多く、意見がうまくまとまりませんでした。私は紫峰祭実行委員だったのに、クラスをまとめるリーダーとしての力も足りず、紫峰祭までに間に合うのか不安になるばかりでした。そんな時に委員長やクラスのみんなが案を出して一緒に考えてくれ、とてもうれしく、励まされました。様々な案が出て、その案を上手くまとめながらクラスの構造を考えて、決まったのは紫峰祭の数日前でした。けれども、前日に役割を分担して協力し、なんとか紫峰祭の日に間に合わせることが出来ました。段ボールや布など、必要な物を家から持ってきてくれたり、休日に集まって景品作りをしてくれたりと、みんなの協力があっての紫峰祭だったと思います。
 当日は、シフトの人がいなかった時に「私がやるよ」と言ってくれたり、時間がある人は呼び込みをしに行ってくれたりと、全員がより良い紫峰祭にするために努力をしていました。
 来てくださった方には、丁寧に対応でき、発表の内容も非常にクオリティの高いものだったと思います。忙しい日々が連日続きましたが、とても印象に残る中等部 2年4組の紫峰祭でした。
 投票で学年1位になったと知った時には、本当に感動しました。小学校の頃は来客者として紫峰祭に来て、江戸取の学校生活に憧れていましたが、今度は自分が紫峰祭を作り上げていく立場になり、準備することや人と接することの難しさを知りました。
 クラス全体で協力し、紫峰祭を作り上げていったことが、とても良い経験になりました。あと約半年間、これからもこのクラスで協力し、切磋琢磨してより良いクラスにしていきたいと思います。
 4月から始まった紫峰祭の準備

 今回の紫峰祭で4組は貧困問題をテーマにそれぞれのグループが研究をし、それを発表しました。4月からグループごとに研究を始め、紫峰祭を研究成果の発表の場としようと考えて行動してきました。4月から研究を始めていたこともあり、それぞれの班が内容の深い研究発表をすることができました。しかしその一方で、クラス全体の装飾にとりかかったのが紫峰祭3日前になってしまい、前日準備でなんとか装飾が終了するような形になってしまいました。
 そこで次のことを感じました。それは、クラス全体として一つのことを成し遂げるには、協力すること、協議すること、計画を立てて実行することの3つが重要だということです。今回の経験により3つのうちの何か一つが欠けてしまってもうまく事が回らないということも実感しました。
 もう1つ今回の紫峰祭で感じたことがあります。それは、積み上げることは大変でも、それを崩すことはすぐにできるのだということです。積み上げるためにはたくさんの準備が必要なため、時間と労力がかかります。しかし、これを崩すことは、もともと準備にかかった時間よりも短時間でできます。紫峰祭を通して継続して準備をすることの重要性について、作業を通して学ぶことが出来ました。紫峰祭後の投票で学年1位を獲得することができ、クラス全体で紫峰祭に取り組んだ甲斐があったと思いました。

 

 昨年とは違う紫峰祭

 私のクラスは今回の紫峰祭でSDGsの4番である「質の高い教育をみんなに」というテーマについて発表しました。今年は昨年とは少し違うことが多々ある紫峰祭でした。テーマが全クラスSDGs関係であることや、準備を始めたのが 遅かったことなどです。クラス一丸となって取り組み、夏休み中も集まって1位を目指し頑張った昨年の紫峰祭は惜しくも2位という結果でしたが、終わったとの達成感は名状しがたいものでした。
 外装に比べ内装が足りない気がし、また、当日にお客さんが来てくださった時にしっかり対応出来るだろうかと様々な不安の多い中、前日の準備で何とか形にして当日を迎えました。 4階ということもあってか、朝のうちはお客さんが少なくて、このまま殆ど誰も来ないまま終わってしまうのではないかと不安に思いましたが、昼頃には沢山の人が来てくださって、予想以上に賑わいました。お客さんだけでなく自分達も楽しむことができました。 
 良かったことも悪かったことも両方あった今回の紫峰祭で学んだことを来年に活かしていきたいです。 

 情報を共有することの大切さ 

 僕は、今年の紫峰祭を終えて、いくつか学んだことがあります。
 まず一つ目は、今年度の中等部の研究発表テーマは「SDGs」について調べることになり、紫峰祭が始まる前よりも、さらに「SDGs」について深く知ることが出来たことです。自分のクラスの準備をしている時だけではなく、当日、他のクラスの発表を見てまわることで、新しい発見や知識を深めることが出来ました。
 二つ目は、情報を共有することの大切さです。僕のクラスではいくつかのグループに分かれて活動していましたが、紫峰祭が開催される数日前まで、他のグループの内容を完全に把握しきれていませんでした。そのため、自分達のクラスの発表のまとめが上手くまとめられなかった印象がありました。それぞれのグループの進行状況や、内容をしっかり把握しておくことが大切なことだと感じました。
 紫峰祭に参加して学んだことを、今後の学校生活に生かしていき、これからの学校生活をより良いものにしたいと思います。クラスの研究発表の学年順位が2位だったことについては、クラスの一人ひとりが努力した結果だと思っています。残りの数カ月間、今よりもクラス全員が協力し、助け合えるクラスになるよう、努めたいと思います。

 

 わかりやすく伝える工夫
 今年の文化祭は昨年の文化祭とは大きく変わり、新しい文化祭となりました。今年の文化祭では中等部生は全クラスSDGsについての研究発表となりました。私のクラスでは貧困の人々についての研究発表をしました。
 準備では、まず初めに、貧困の人々が住んでいる場所の環境や状況について調べました。調べてみると、貧しい人達は綺麗な水を飲めなかったり、ちゃんとした家に住めなかったりと数多くの問題が山積していることを知りました。
 次にそれをどうやって文化祭で来場者にわかりやすく伝えることができるか考えました。そこで貧しい人の家を作ることにしました。ダンボールを何枚も貼り合わせて家を作り、展示しました。他にも、汚れてしまって飲めない水をどうしたら飲める水になるのかという実験も見学者の前でおこないました。
 文化祭の準備の時は放課後まで多くの人が残って一生懸命に作業をしました。この文化祭を通してクラスの男女の仲が深まったのではないかと思います。文化祭前日には、ダンボールの家も完成し、実験も成功しそうで、問題用紙も用意して、多くの方々に来てもらえるようにできる限りのことをしました。
 文化祭当日では、多くのお客さんが来てくれました。一生懸命みんなで作った甲斐がありました。文化祭ではクラス発表だけではなく、部活動の出店やステージ発表などもありました。どの部活もすばらしい発表でした。来年も楽しい文化祭になるように頑張りたいと思います。
 協力することの大切さ 
 私は、今回の紫峰祭を成功させることができ、協力することの大切さを知りました。1年前の紫峰祭でも協力はしていましたが、今回のように計画的に準備できませんでした。だから今回、研究発表が完成した後の達成感は実に大きいものでした。今回は休日に昨年以上に登校し、準備を進めたので、常に進捗状況を把握することができました。
 今回の経験を生かし、来年の紫峰祭もみんなで協力して頑張ろうと思いました。

 

 2日間の紫峰祭のために
 私は紫峰祭で装飾係になりました。
 私のクラスは「perfecthuman教育は魔法だ」というタイトルにしたので、外装も魔法をテーマにした装飾にしようと考えました。イメージがわきやすいテーマだったので構図を考え、どのように装飾するかまではすんなり決まったのですが、実際制作となると皆部活動やアフタースクール、個々の用事でなかなか集まることができませんでした。集まれる人たちだけでもと少数で制作していたのですが、景品作りも内装も外装もこのままでは終わりそうにありませんでした。そんな時、他の班の友人が手伝ってくれました。おかげで無事紫峰祭を迎えることができました。
 当日は来校者の多くの方々に外装の装飾をほめてくださいました。自分達の努力が認められ、頑張ってよかったと思いました。出口では景品を渡しましたが、その景品を準備する時間が少なかったため、質より量を優先してしまいました。喜んでもらえるか、心配でしたが、予想以上の反響で、たった2日間のために1ヵ月間準備してきた努力が報われたように感じました。
 今回の紫峰祭では、友人の大切さ、努力が認められることの嬉しさを再認識することができました。これからも友人関係や、諦めないで努力する精神を大切にしたいと思います。
 全員で協力することの大切さ
 中2の私にとって2回目の紫峰祭でした。今年の紫峰祭のクラスごとの研究発表のテーマはSDGsについてでした。最初聞いた時は難しそうで上手くいくか心配でした。私のクラスは、準備を始めるのが、ほかのクラスよりも遅かったので、間に合うかどうかも気がかりでした。始めるのは遅くても、クラス全員で協力し、休日も登校し、放課後もできるだけ遅くまで残って準備を進めました。その時、改めてクラス全員で協力することで、自分一人では思いつかないよい案が出てくることを知りました。
 紫峰祭当日も各自当番があり、サボると班の人に迷惑をかけるので、これも協力してやることが大切だと痛感しました。紫峰祭が終わったあとの片付けも、クラス全員でやらないと、1人では運べなかったり、ゴミが散らばってしまったりしてしまうので、後片付けも協力することが大切だと感じました。紫峰祭はクラス全員で協力しないことには何も始まりません。今年学んだことを来年からの紫峰祭に活かしていこうと思いました。