1組 |
私は今回創立記念講話をお聴きして思ったことが四つあります。 一つ目は、ニュー江戸取一期生として先輩の方々が受け継いできた伝統を受け継いでいきたいということです。今年、ニュー江戸取一期生として創立記念日を迎えるにあたり、創立記念講話をお聴きして江戸取の歴史や、伝統を深く知ることが出来ました。歴史を知っていくと江戸取を創設する時や、四十年の月日の中で、たくさんの人が関わっていることが分かり、これから六年間その歴史と伝統を台無しにしないように、規律を守り、江戸取生としての誇りを持って後輩へ繋いでいきたいと思いました。そして、今年から変わった制服も誇りを持って着たいと思います。 二つ目は、人格を磨くことを努力していきたいということです。今年のスローガンは、「挑戦」ということで、自分の人格を自分で磨いていきたいなと思いました。そのためには、主体的に自分を高める努力し、自分の将来に役立つような講演会や、企画などにも積極的に参加して、コツコツと将来に向けて実績を重ねていきたいです。挑戦して実績を残していくことは、先輩方が受け継いできた伝統をしっかりと受け継ぐことだと思います。講話でも校長先生が仰っていたように、先輩の実績を超えていくことが後輩達の務めであり、礼儀なので、受け継ぐだけではなく、超えていきたいです。 三つ目は部活動についてです。私はテニス部に入部しています。私は文武両道ができるようになりたいです。なので、部活動も毎回参加して勉強も毎日欠かさずにしたいと思います。そして部活動での先輩や後輩の関係も学び、心力を鍛えていきたいです。部活動では、体力を鍛えるだけでなく人間関係などのたくさんのことを学べるので、積極的に参加していきたいと思いました。先に書いたように自分の将来に役立つ物には積極的に参加したいので、将来の職場での人間関係などに役立つと考え、これからも続けていきたいと思います。 四つ目は、校歌についてです。江戸取の校歌には様々な意味が込められていることが分かりました。私が作詞担当の三好先生からの手紙で一番心に残ったのは、「どんな場合でも卑屈にならず、知恵のある行いをし、その行いに責任を持つことが大切」という部分です。なぜならば、最近私は自分の行動に責任を持つことが出来ていないと思ったからです。この前の道徳の授業でも、責任を持つことが大事だとお聴きしました。なのでこれからは、自分の一つ一つの行動に責任を持ち、なにかをする前に自分で考えてから行動したいと思うことが出来ました。 江戸取に入ってから小学校と違うところが多く、まだまだ慣れない点も多いですが、しっかりと伝統を受け継ぐ生徒になれるように努力していきたいと思います。 |
2組 |
初心忘るべからず。私は、先日お聴きした創立記念講話を振り返って、初心に返り、改めて江戸取生としての自覚を高めることができました。 入学直後、私はこれから始まる学校生活に期待をふくらませていました。憧れていたモスグリーンの制服に身を包んで歩くことを嬉しく、そして誇りに思っていました。同時に制服を着ることによって江戸取生としての自覚が芽生え、自らの行いを意識するようになりました。しかし、今では制服を着ている自分が当たり前になってしまっていて、入学当初の感覚は薄れてきてしまっているように感じます。創立記念講話の中で校長先生が、制服に合った品性ある行いをしなさいと仰っていました。江戸取は今世間から注目されています。今年もたくさんの取材が行われるなど周囲の関心が高まって来ています。そのような注目される存在として、私は、制服にふさわしい行動を常に心がけなければならないと強く思いました。先輩方が築き上げてきた江戸取の伝統を守り、江戸取生としてあるべき姿を考えて行動していきたいと思います。 江戸取は今年で41年目を迎え、新たなことに挑戦しています。身近なところでは、制服が新しくなったり、授業時間が変わったりしています。さらに、創立40周年を記念してさくらアリーナの建設を予定しています。今年の中等部1年生のテーマは「挑戦」でした。私自身、新しいことに挑戦していかなければならないと思っています。しかし、新しいことをする時には、同時に古き良きものを守っていかなければならないことを、今回の講話をお聞きして私は改めて感じました。新しい物事は古い物事の延長線上にあります。さくらアリーナも、昔は何も無かった場所に校舎が建ち、自然科学棟が建ち、グリーンハウスが建ち、オーディトリアムが建つ、というように順を追って進化してきた過程があってこその挑戦です。 古い伝統を守るということは、具体的にはまず校門の一礼が挙げられます。自らの心を整えるこの習慣は、まさに受け継がれてきた良い伝統と言えます。また、校歌も大切な伝統の一つです。その歌詞に込められた思いを受け止め、誇りを持って明るく歌おうと思います。 校門に一礼や校歌は開校当初からの伝統ですが、それとは対照的に先輩方が創り上げていった伝統もあります。それは進学実績です。江戸取が創立当初はスポーツ校だったと先生に伺った時はとても驚きました。今では東大をはじめとする難関大学に多数合格実績を上げる進学校となっていることを考えると、先輩方が積み上げてきたものの大きさをしみじみと感じます。私たちには、先輩方の実績を超えるという義務があります。その義務を果たすため、これからも1日1日努力を続けたいと思います。 |
3組 |
私は、創立記念講話をお聴きして、自分は江戸取生だという自覚を持っていなくてはいけないということをとても強く感じました。江戸取は今年で創立41年を迎え、私たちは中等部32期生として入学しました。それまでの間に、たくさんの先輩が江戸取を卒業しました。校長先生がおっしゃっていたように東大の合格者は年々増えているようです。そのような先輩たちが残してくださった成果を越えていい結果を出すことが、私たちのやるべきことだと思います。 また、私たちがやるべきことは学業だけではないということも改めて感じました。私は電車とバスを使って通学しています。そのため、公共のマナーをしっかりと守ることに気をつけています。江戸取生である私がとった行動は、学校の印象として周りの人からとらえられます。そのため私は、江戸取生としてしっかりとマナーを守り、江戸取がいい学校として受け取ってもらえるように常に注意したいと思います。それは、通学時以外にも気をつけたいと思います。休日は江戸取の制服を着ていないので、周りの人は私が江戸取生だということはわかりません。しかし、だからと言ってルールやマナーを守らなくていいということにはなりません。「どうせばれないから」などと思っていれば、心豊かなリーダーには一歩も近づくことができないと思います。そのため、人が見ていない時や休日にどこかへ出かけた時などにも、江戸取生であるという自覚を持って行動したいと思います。 そして私は、「規律ある進学校」の生徒として、入学時から言われている制服の正しい着こなしや挨拶をしっかりすることをきちんと実践していきたいと思います。校則や制服に関して、江戸取が他校よりも厳しいということは受験生の時から少し耳にしていましたが、入学してから校則を知ると、厳しいのかもしれないけれどこの校則があって規律ある進学校が良い評価をされていることがわかり、だからこそしっかり守れるようにしたいと思いました。挨拶をすれば、自分も相手も気持ちよくなれるし、他者との関係もよくなるし、それが広まれば、いじめが起こることもないと思います。 また、制服もしっかりと着こなしたいと思います。江戸取の制服は緑色でわかりやすいため、江戸取生であるという象徴にもなります。良いことをした時も悪いことをした時も、江戸取の生徒だとわかります。そのため私は、行動一つで江戸取全体のことだと捉えられてしまう制服を正しく着こなしたいと思います。冬は絶対にブレザーを着る、ベストかセーターを着る、第一ボタンまで全てしっかり止めるなど、江戸取の制服を着る時の当たり前のことをしっかりとしたいと思います。実践五項目にある、江戸取はファッションに誇りを持つということは、正しく制服を着ることができて初めてできることだと思います。 私は、「切磋琢磨」や、「初志貫徹」などの言葉を聞くことが、入学してからとても多くなりました。学年部長の遠藤先生や校長先生の講話で何度も登場して、とても身近に感じる言葉になりました。だからこそ、この言葉の意味をよく理解し、日々の生活における行動に繋げていきたいと思います。 |
4組 |
11月5日は江戸川学園取手中学校の41回目の創立記念日だと知り、自分が江戸取に入るまでの受験期について考えさせられました。 まず、自分が江戸川学園に入ろうと思った理由は、受験会場に向かう時のバスの中で立って本を読んでいる先輩がカッコいいと思ったからです。江戸取は受験日が1月17日と他の私立の学校よりも早いので、自分の目指していた学校の試験なれのために受けました。しかし、緊張していたせいか今まで勉強したことが頭の中から抜けてしまい、真っ白になってしまいました。その時までは「自分は緊張しない、ぶっつけ本番でも大丈夫」と思っていました。けれども、自分だって緊張するということを知りました。結果、第一回目の江戸取の試験は落ちてしまいました。それと同時に悔しさ、後悔と言う気持ちがこみ上げてきました。その時、悔しくて親や、弟に八つ当たりしてしまい、申し訳ないと思っています。自分だけが辛いわけではないのに、家族の気持ちを理解することができなくて、「ごめんなさい」と言いたくても恥ずかしくて、言うことができませんでした。そして第一志望校に落ち、すごく気持ちがマイナスになっていた時に江戸取生が電車で読書している姿を見て、絶対この学校に入ると決心しました。
塾から配られた中学受験ナビ2018という本の江戸取のページの1部に、「心豊かなリーダー」を育てる規律ある新学校として、心力と学力と体力のバランスのとれた教育を目指しています。大きな志を江戸取で実現しましょう。」と書いてあります。僕はまだ将来の夢が決まっていません。だからこの心力と学力と体力の全てを身に付けることが僕の夢であり、目標だと思います。 この江戸川学園取手中学校に入った今、しなければいけないことは、部活を一生懸命がんばりながら勉強に励むことだと思います。 江戸川学園取手中学校は道徳に力を入れていると知り、なぜ道徳と言う授業が必要なのかと疑問に思っていましたが、江戸川学園取手中学校という集団生活を営む環境の中で生活している間に、道徳とは、集団生活をしていく人間である以上欠かせないことで、立派な大人になる上で最善の方法だということがわかりました。また、道徳とは決して無駄なことではなく、一人一人が社会に出たときに困らなくても済むための授業だということがわかりました。 最近、部活に入って運動していると、部活に入るまではいろいろなことですぐに嫌だと思っていたけれど、何もかもがすっきりして、明日も頑張ろうという気持ちになるようになりました。これからも部活を続けて、先輩と仲良くなって、もっともっと部活が楽しくなれば、江戸川学園取手中、高等学校でよりよい学校生活を送ることができると思います。江戸川学園取手中、高等学校には、とても良い仲間がたくさんいるので、お互いに切磋琢磨して、成長していければと思っています。江戸川学園取手中学校に入ってとても良かったと思っています。 |
5組 |
今回の創立記念講話をお聴きして、江戸取に入学したころの初心を思い出すことができました。入学したての頃は、これから夢に向かって頑張ろうと張り切っていましたが最近は少し怠けてしまい、自分の夢を見失いかけていたので、そんな自分を見つめ直す良い機会になりました。 まず、私が初心に戻って思いだしたものは何事にも挑戦するということです。校長先生がおっしゃっていた通り、今年のテーマは挑戦なのでもっと夢に向かって挑戦しようと思いました。挑戦して成功したら、もちろんその成果は自分にとってプラスになります。だからといって失敗も自分に悪いものにはなりません。失敗したという経験が悔しいという気持ちを作り出し、自分を前に進めてくれるからです。これからは失敗を恐れずに何事にも挑戦していきたいと思います。例えば、クラスの係活動や委員会活動等です。私はクラス委員なので、クラスをより良くするためにできることを考え、実践していくことなどです。また、勉強では部活との両立を目指したり、目標に向かって取り組むことも挑戦することになると思います。私は今日からこれらのことに加えて主体性、自主性を持って挑戦していきたいです。 そして、もう一つ思い出したのが、切磋琢磨するということです。勉強や部活で友達とライバルになることで、より自分も相手もレベルアップしていくのでこれからはもと友達と切磋琢磨していきたいと思います。でも、助け合いの精神を忘れることがないようにしたいです。たとえライバルであろうと相手が困っているなら手をさしのべる。これも切磋琢磨するときに必要なことだと思います。そうやって助け合うことで良いライバルになり成長していくのだと私は感じました。 最後に、私が講話をお聴きして絶対に忘れてはいけないと思ったことは先輩への感謝の気持ちです。江戸取は先輩達が40年間築き上げてきたものなので、私もNEW江戸取生としての自覚と責任を持ち、長い間築き上げてきた伝統を継ぎ、後輩達へ伝えていくことが義務であると思います。今私たちがここにいるのは先輩達がいたからだということを忘れずに日々生活していきたいです。また、江戸取生としての誇りを持ち、自分の行動全てに責任を持って学校生活を過ごしていきます。 このように、私は今回の創立記念講話をお聴きして改めて自分を見つめ直すことができました。講話をお聴きしたことで今までの自分から新しい自分に変わり、また挑戦しようという気持ちになりました。これからは今回お聴きしたことを忘れずに、失敗を恐れずに新たなことに挑戦し、先輩への感謝の心を持ち、友達と切磋琢磨して自分の大きな夢に向かって日々前進していきたいと思います。 |
6組 |
私が江戸取に入学してから約七ヶ月が経ちました。今、私は憧れていた江戸取の制服を身に付けて毎日登校しています。そんな中、今日の講話をお聴きして「自分は少し江戸取生としての自覚が足りないかな」と思いました。江戸取生活に慣れてしまってもうあの入学式の頃の緊張がなくなってきているからです。 私は小学四年生の頃から「江戸取に行きたい」と言っていました。私が江戸取に行きたいと言っていた理由は、ある日の電車の中で江戸取生を見かけたのが始まりです。他校生はスマートフォンをいじっているにも関わらず、江戸取生は皆本や参考書を読んでいたのです。その時「私もあの人達のようになりたい」と考え、江戸取生を見かけるたびに「あ、江戸取生だ、素敵だな」と思っていました。このように江戸取に行きたいと思っている受験生たちはこんな眼差しで私達を見ているのではないでしょうか?しかし最近、江戸取ではJアラート問題や自然災害の脅威が原因でスマートフォンの持ち込みが許可されていて、電車の中で見かける江戸取生の半分はスマートフォンをいじる他校生と同じ状態になってしまっています。また、私もスマートフォンをいじってしまうことがあります。こんな江戸取生をその受験生たちが見たらとてもがっかりしてしまうと思います。「江戸取に行きたくない」と思ってしまうかもしれません。ですから制服を着ている時は必ず江戸取生としての責任を常に持って行動しなければならないと思いました。 次に、江戸取の教訓についてです。江戸取では規則を守れない人がいたり、喧嘩があったりまします。規則正しい進学校に通う生徒がそんなことをしてはいけないと思います。私達一人一人が江戸取生の一員として「誠実・謙虚・努力」を身につけていかなければならないと思います。私達は江戸取の勉強の中で規律を学び将来心豊かなリーダーとして活躍したいという目標があります。私達の周りには多くの誘惑があり、なまけて規則を破ってしまう気持ちが生まれますが、日々の勉強の中でそれらに打ち勝つ人格とならなければなりません。今までの校長先生の講話の中で「人格が優れていればどこでも通用する 」というお話がとても心に残っています。このお話のように将来に向けて誘惑に打ち勝つ人格になるために努力していきたいと思います。江戸取のこの四十年の歴史の中で多くの先輩方が卒業し、多方面の第一線で活躍しています。それらの先輩方は、江戸取で勉強だけではなく誠実・謙虚・努力を身につけ、優れた人としての人格を身に付けたことでしょう。今年の創立記念日で江戸取は四十一年目を迎えました。学校の歴史は学校があるだけでできているものではなく生徒がいて成り立つものなので私を含めた生徒が学校の歴史の一部と言えます。二〇一八年の創立記念日を迎え、私も学校の歴史に恥じないように誠実・謙虚・努力をさらに身につけていきたいです。 |
7組 |
私は今回の創立記念講話をお聴きして、江戸取の深い歴史を知ることができました。江戸取の校章や校歌などの一つ一つに深い意味が込められていることを知りました。中でも一番印象に残ったのは校歌です。私は江戸取の校歌をただ覚えて歌っているだけでした。しかし、今回の講話をお聴きして校歌がどのようにして作られたのか、どんな意味が込められているのかなど今まであまり深く考えませんでしたが、江戸取生としての目標がかかれた素晴らしい曲だなと感じました。校歌の作詞、作曲の方は、江戸取が建てられる前の土地からの風景を歌にしたと校長先生が仰っていました。江戸取は環境がよく勉強しやすい場所です。この美しい自然を江戸取の伝統と共に残していけたらと強く思います。このとても豊かな環境の中で江戸取生活の六年間を充実にかつ、今までの先輩方が作り上げてきた伝統を受け継いでいこうと思います。そして、歴史ある校歌を元気に江戸取生としての誇りを持って、歌いたいです。 私の将来の夢は医師になることです。しかし、大学受験まで六年もあるので、まだ先のことは考えず自分に甘えてしまっています。成績は良くありませんが江戸取生という優越感に浸ってしまい努力しようとしないのが現状です。しかしこのままでは先輩方が築き上げてきた江戸取を受け継ぐことはできません。今、自分に甘えて何もしなかったら大学受験も失敗してしまうと思います。なので、私が今やらなければならないのは、努力することです。特に勉強面に力を入れて頑張りたいです。努力をしないのは簡単ですが、努力を続けるのは大変です。しかし、努力は続けることに意味があるので、毎日の授業の予習や復習、アフタースクール課外にも積極的に参加して、少しずつ努力を続けていこうと考えています。江戸取の校訓である「誠実・謙虚・努力」この三つをできるように頑張りたいと思います。私が江戸取に入学した理由は、江戸取なら医師という夢を叶えられる環境であると思ったからです。そして先輩方が築き上げたこの規律ある進学校でなければ江戸取には入っていなかったと思います。なので、次の世代の人達が江戸取に入りたいと思えるような江戸取をつくって行きたいです。江戸取の奥深い歴史を大切に受け継ぎながら、New江戸取一期生として新たな歴史を三百一人の仲間と共に築き上げて行きたいです。今年から制服が新しくなり、授業時間なども短くなりました。先輩方に負けないくらいの歴史をつくりたいです。規律ある進学校の生徒として、六年間勉強や運動、課外、様々なものに積極的に参加して努力を積んで行きたいと感じています。また、自分に厳しく、失敗を二度繰り返さないように日々自分を超えて成長してきたいです。江戸取生として誇りを持ってこれからの生活を精一杯送りたいです。 |
8組 |
新たな色を身にまとい、はやる気持ちを抑えながらの入学式。早くも八か月の時は流れ、江戸取も四十一年目となりました。そして、NEW江戸取はたくさんの人達と一緒にその道を歩み始めていることも実感しました。江戸取は美しい自然に囲まれた、豊かな土地だったという事を校長先生はおっしゃいました。私は、紫峰祭の時に窓から富士山を見ましたが、その時は曇っていてぼんやりしていました。四十年前、もっと空気が澄んでいる時であれば、さぞ美しく見られただろうと思いました。今の時代、特に最近は老若男女問わずに、スマートフォンの四角い画面だけに世界を見ている人が多いです。ですが、自然を見て心を豊かにさせる、そういった歴史を紡いできた人達の思いに、私たちは気付かなくてはなりません。 江戸取では「世界に羽ばたけ」をスローガンにし、これまで何人もの江戸取生が世界へ進出していきました。私の夢は、SDGsの「誰一人取り残さない」という目標にあるように、NGO「国境なき医師団」に所属し、救われるべき命を助けることです。私は、自分の今までもらった幸せを、他の形で返したいという理想があります。そして、それを叶えるためには心豊かなリーダーとなり、世界を引っ張っていかなければなりません。校長先生の講話で、「先人達の生き方や考え方から、心豊かなリーダーとなるためのポイントを学ぶ。」とありました。それは、眼には見えないけれども、自分たちの「先輩」からのプレゼントになっていると思います。 今、地理的なこと以外、地球はずいぶん狭くなりました。飛行機で飛び回らずとも、携帯電話やネットで世界中の国の人とリアルタイムで連絡し合えます。私はこうした利便性を有効活用し、積極的に海外留学にも取り組んでいきたいです。外国語学習や海外留学は、平和な時代だからこそできるものです。私たちの今の生活は、たくさんの人達の血や汗、涙の歴史があってこそ成り立っています。そうしたことを忘れないようにしたいです。 四十一年目となり、制服の色もタスマニア・グリーンに変わりました。「知性と品格」をテーマにした落ち着いた色合いの制服です。緑は、母なる大地の色で、生命の息吹を感じさせます。江戸取のシンボルカラーである緑に誇りを持って着こなし、大地の色に劣ることのないよう精進していきたいです。 私の好きな言葉の一つに、「『恥にならないように』ではいけない、『更に誇りとなるように』となれ。現状のままではなく、プラスとなるように努力しろ。」というものがあります。私もこれに習って、江戸取の『恥にならない』ではなく、『誇りとなるよう』に、積極的に色々なことにチャレンジしていきたいです。最近ではチアリーダー部の世界制覇など、様々な分野で「江戸取ブランド」が世界に発信されています。私も、その「江戸取ブランド」をさらに質の高いものにし、いずれは世界の礎となるよう、日々努力していきたいと思います。 |