姜尚中先生 講演会をお聴きして


1組 

 先日の姜尚中先生の講話をお聴きして、様々な生き方や、そのためのポイントなどをお話しいただき、今にとっても、将来にとっても重要である心得を教えていただきました。その中で、物事を実行することの大切さを繰り返しおっしゃっていました。
 吉野源三郎の「君たちはどう生きるか」の中での、コペル君が友達を助けられなかったという経験でコペルニクス的転回が生まれたように、人間でもコペルニクス的転回を起こし、自分の物事の見方、考え方を変えていかなくてはならないことをおっしゃっていました。物事の見方を変えれば、自分の生き方が変わり、世の流れや情報への目の向け方が変わり、友人などの意見を受け入れ、自分をより良いものにしていくこと、自分を成長させることができると思っています。
 姜尚中先生の体験談の中で、熊本地震の際、熊本でその揺れを感じ、自然へのものの見方、意識が変わり、コペルニクス的転回が起きたとおっしゃっていました。そのように、その場にいることで体験でき、コペルニクス的転回を起こすことが、他人から教えてもらうよりもはるかに良いものの見方の変え方であると思います。これからの学校生活の中で、様々な体験ができる機会が多くあると思います。そして、その機会を無駄にせず、自分にとって生き方、考え方を変えられるようにしていきたいと思っています。また、アフタースクールに積極的に参加し、自分の中に様々な知識を取り入れ、これからの人生をよりよくするための糧としていきたいと思います。

   

  

2組 

 今回の姜尚中さんの講演会は、吉野源三郎さん原作でベストセラーにもなった「君たちはどう生きるか」についてのお話でした。僕は講演会前にこの本を読みましたが、この本を読んだことがない人でも話が理解できるように、分かりやすく、丁寧に話してくださいました。
 講演会の主な内容は「自分の周りの世界でうぬぼれていてはいけない、都会や世界に出て、自分の新しい考え方を手に入れ、コペルニクス的発想の転回を起こそう」というものでした。そこで姜尚中先生はいくつかの例を出してくださいました。先生はドイツに一年間留学していたそうです。そこで先生は、日本ではとても背が高いのに、ドイツでは自分が小さいことに劣等感を感じたそうです。また、日本の中ではドイツ語の単語をたくさん知っていても、本場では知識が足りないと気が付き、そこで先生の中でコペルニクス的転回が起こったとおっしゃっていました。僕は今まで地域、団体でしかまわりと比べたことがありませんが、世界に目を向け、機会があったら留学などをして、自分を試してみたいと思いました。
 それ以外にも様々な例がありました。先生は美術館でも発想の転換が起こったとおっしゃっていました。僕はこの講演会をお聴きして、都会や世界に触れたり、音楽や美術などの芸術に触れたりすると発想が変わり、心豊かなリーダーにも大きく近づけると思いました。
 人間は心が大切です。美しい心を手に入れるために様々な発想を手に入れ、完全に自分のものにできるよう、姜尚中先生の講演を忘れず、日々努力しようと思いました。姜尚中先生、貴重なお話をありがとうございました。

  

 


3組 

 今回の姜尚中先生のお話を聞いて、様々な体験をすることで物の見方や考え方が変わるということを教わりました。人は学ぶ事により心が変化し、かつての自分ではなくなるという事でした。自然であれば人に恵みをもたらしてくれると思うと、地震や津波などの経験をすれば恵みをもたらす自然が悪い物に変わってしまうというように、色々な経験をすれば色々な物が色々な見方で見えてくるのだと思いました。それと同様に、体験するということは色々な所に移動して自分の知らなかった事に出会え、自分の知識を試せるということでした。これによって自分の未熟なところが一つ一つ見えてくるのだと思いました。
 知識、情、意志この三つがバランス良く兼ね備えられている人になるために、物の見方や考え方を変え色々な所に行って、人との出会いを大切にして、学びを積み重ねることが重要です。この重要な事を頭に入れて、毎日を過ごそうと思います。今言ったような毎日を過ごしていければいいと思いますが、途中で諦めてしまいそうになることがあります。ですが、そんな時でも、人生に出会いが待っていると信じて、プラスに考えていこうと思います。そうすれば、必ず成長すると思います。この事も信じ、毎日を過ごしていきたいです。
 この講演会で姜尚中先生が一番伝えたかった事は、色々な事を体験したり経験したりするということだったと思います。だから、これからは、色々なことに積極的に参加し、色々な物の見方ができるようにしたいです。


4組 

 5月8日火曜日、姜尚中先生の講話を聞いて考え方が変わったことがあります。それは、「学ぶということは自分の見方が変わること。知識ではない」ということです。僕は、学ぶということは色々な知識を身につけていくことだと思っていました。ですが、姜尚中先生は自分の見方が変わることだとおっしゃっていました。
 それと同時に姜尚中先生はコペルニクス的転回のこともおっしゃっていました。コペルニクス的転回とは物の見方が変わることを意味します。その中で、辛い経験や大きな出来事などが起きると物の見方が変わるともおっしゃっていました。それは僕にとって、とても共感できることだと思います。何故なら僕もつい最近、お爺ちゃんが病気で亡くなったからです。いつも当たり前のようにいるようで、お爺ちゃんとの時間をあまり大切にしなかったと後悔しています。ですが、それによって、僕は周りの人や家族の人などと一緒に過ごす時間を大切にしようと心に強く決心しました。これもコペルニクス的転回だと思いました。しかし、まだ僕たちはコペルニクス的転回の準備状態に過ぎません。ですが、姜尚中先生もおっしゃっていましたが、主体的に行動する事によってコペルニクス的転回に繋がっていくとおっしゃっていました。ですので主体的に行動することの大切さを改めて感じました。これからもずっと主体的ということを常に意識しようと思います。
 また、「知性と感情、意志」これを人格だとおっしゃっていました。その中でも意志を大切にしていきたいと思います。何故なら、意志があってこそ目標があり、それに向かって努力ができると思うからです。僕も将来の大きな目標に向かって頑張りたいと今一度思いました。今回の講話を聞いて、今までの人生の中の出来事を糧にし、コペルニクス的転回の準備をしていきたいと思います。そのために人格と出来事、そして主体性を大切にしていきたいと思いました。
 


5組 

 私が今回、姜尚中先生の講話をお聴きして学んだ事は「生きていくうちにものの見方を変えるのはとても大切」ということです。先生は2016年に熊本地震を経験されました。その経験はインターネットなどでも見られる情報のように、ただ知っただけのものではなく、身体を通しての経験だったため、辛い被災者の方々の思いが体感できたとおっしゃっていました。私は、中学受験をしていた先輩を見ていて、大変そうだなと他人事のようにしか思えませんでしたが、実際に自分が取り組んでみると、周りが見ているだけでは感じられない辛さや苦しい思いがありました。私は先生のように地震を体験したわけではありませんが、経験すると言う事は自分に大きな影響を与えることだと思いました。私はまだ12年しか生きていません。これから大変だけれども大切な試練があると思います。その時、私は1人で乗り越えられるだろうか不安です。だからこそ、今からたくさん努力していきたいと思いました。また、先生は、違う場所に行けば、たくさんの人と出会い、いろいろな経験ができるとお話されていました。私は、この6年間の人生の中でとても大切な経験ができるように、いろいろなことにチャレンジし、それらの経験を踏まえて、ものの見方や考え方をより深く、幅広く変えていくことができるようになりたいと思いました。先生の講話で、日々をただ過ごすだけではなく、改めてどう生きるのかを考えることができました。


  

6組 

 僕は、姜尚中先生の講話をお聞きして、その通りだと思うことがいっぱいありました。僕も、何かしら体験したことによって、考えが変わったことがあるからです。例えば、バスケットボールでドリブルを「ただ叩けばいい」と思ってみくびっていたのが、突き指をしたり、ボールがどこかへ行ってしまったりして、あまり簡単では無いことを思い知ったり、夏休みの宿題などすぐ終わると思ってためていたせいですごく疲れたり、たくさんあります。コペルニクス的転換でいえば、天動説が地動説に変わったというように、これまでの偏見がガラリとかわりました。でも、実際に体験したことなので了承せざるを得ず、悔しい思いもしました。
 また、僕も先生と同じように、昔は、科学は万能だと思い込んでいました。「錬金術」では二つ以上の物質を混ぜたら新しい物質が出来上がりますし、科学なる物に全て任せたらなんでも出来ると思っていました。しかし、本当にそうでしょうか? 昔の僕はそう思い込んでいましたが、2011年の東日本大震災やそれに影響された福島第一原発事故でガンと頭を打たれた気分になりました。必ずしも科学が万能では無いと思い知らされて悔しいですが、そのために科学に完全に頼ってはいけないことが分かりました。以上のことから、江戸取で学ぶ六年間の間に、さらなることを体験しつつ、これまでの考えと照らし合わせて、もっと知識を増やしていきたいです。

 


7組

 姜尚中先生の講話のテーマは、吉野源三郎さんの作品にもある「君たちはどう生きるか」という事です。姜尚中先生が講話の中で一番に訴えていたと思うことは、君たちはどう生きるかに出てくる主人公のコペル君の名前の由来であるコペルニクスにちなんだ「コペルニクス的転回」をするという事だと思いました。しかし、私たちの中にはコペルニクス的転回をすでに出来ていると思っている人が多いと思いますが、そう思っている人たちは、自分がコペルニクス的転回をする機会をやり過ごしていると言えます。そのコペルニクス的転回の機会を永遠に逃していると、物の考え方や見方が全く変わらずに何も進歩せずに一生が無駄になってしまいます。そのようなことは決してあってはならないことです。そのようなことを回避するためには、物の見方と考え方を変えるような体験をして色々な知識を身に付けていくことが大切で、そうすることで私たちの未来が変わるかもしれません。
 この内容に沿って私たちを例えると、まだコペルニクス的転回をする準備をしている途中で、いわば準備中ということになります。しかしコペルニクス的転回は、全てが体験から生まれる訳ではありません。私たちが今もしている「学び」から生まれることも多数あります。沢山の体験や学びから知識を得ることを続けていけば、これからの未来にもコペルニクス的転回をする機会が多く待っているかもしれないので、考え方の転換の機会に会えることを期待しています。

    

8組

 私は、姜尚中先生の講話をお聴きして、少し人を見る目が変わったと思います。姜尚中先生は、15歳の時に1時間講話を聴いたということを初めにおしゃっていました。その後「君たちはどう生きるか」という本についてお話して下さり、最初は主人公のコペル君についてのお話でした。コペル君というのは、本名は本田潤一と言いますがなぜコペル君というのかというと、コペル君の叔父さんが、コペルニクスという天文学者から名前を取ってコペル君というあだ名にしたと説明して下さいました。私はこの本を読んだことがあったので、講話の内容もより一層理解することができました。その後にとある市で起きた事件をお話して下さいました。その事件は、とある中学校の女子生徒が、いじめにあってしまい自殺してしまったという事件です。自殺があった翌日に自殺してしまった女子生徒の机には花が置いてあり、それからは、いじめた人たちやクラスメートが悔い改めたそうです。また、東日本大震災があって多くの人が亡くなった時、そのことを心に刻み防災訓練を強化したそうです。このことを例に、人は経験や体の変化によって物の見方を変えるとおっしゃっていました。私はこれらをお聴きしてなるほどと思いました。姜尚中先生の講話をお聴きした後、私は人を見る目が変わったと感じています。今までの私は、全て自己中心的な考え方で「私と意見が異なったり、いじめるような人達は敵だ。」という考えでしたが、この講話をお聴きしたことにより、私と意見が異なったり、いじめるような人は、私とは違う考えを持っていると考え客観的に見ることができるようになったと思いました。