ディレクトフォースに参加して

 

1組  Yさん

  私は今回のディレクトフォースに参加して「仕事とは何か」「今後環境はどのように変化していくのか」を考えてみました。 まず「仕事とは何か」についてです。
 私は仕事とは自己実現の手段で、何かやりたいことをやるためにお金を稼ぐということはもちろん、なりたい職業に就く場合も、この自己実現の手段ということは言えると思います。なぜなら何かをやりたいからその仕事を選んだわけで、何かをすることがその仕事に就く目的だと考えたからです。
 例えば医師であれば、医師不足の地域の人々を助けたい、難病で苦しんでいる人々を救いたいなどいろいろな思いがあって医師を選び、その職業に就くことでやりたいと思っていたことができるようになります。だから仕事は自己実現のための手段であると考えました。
 しかし、自分の欲求を満たすためという点が同じでも、その仕事をやりたくてやっているのか、ただお金を稼ぐためにやっているのかでは、仕事に対する気持ちが変わってくるはずです。だから仕事をするのであれば自分がやりたいと思えるような仕事をしたいです。
 次に、「今後環境はどのように変化していくか」についてです。
 私は、やはり今後は科学技術が発達し、いろいろなことが機械化されると予想しています。今人工知能が注目されていて、特定の分野に特化した機械はヒトを助けてくれますが、それはヒトが制御できる程度でなければならないと思います。
 今回は自分の将来に関わることを深く考える良い機会になりました。学んだことを生かして自分のことを考えていきたいです。
 

2組  Kさん

   私が今回印象的だったことは、将来の労働環境の変化です。私たちが働いている10年後に、世の中はどうなっているのでしょうか。AIが発達し、現在は人が就いているいくつかの職業がなくなってしまう、という話を何度も耳にしたことがあります。
 しかし、どうしてもその変化が信じられず、受け入れられていませんでした。また、自分が働くということにも実感が持てず、他人事のように思ってしまっていました。ですが、今回のディレクトフォースを通して、労働環境の変化についてきちんと向き合いたいと思いました。
 労働環境の変化として、AIについて書きたいと思います。AIは、仕事を効率的にしたり、生活を便利にしたりと、人の代りをするものだと思います。でも、店員さんなど働いている人がAIになったと考えると少し恐怖を感じます。相手が人ではないので、相手に対する配慮ができなくなったり、感謝をしなくなったり、と徐々に私たちが理性を失うことになるのではないかと思います。
 ですから、パネルディスカッションでもあった通り、AIは人の代りではなく、あくまで手段として用いられるべきだと思いました。そして、将来はAIには出来ない、人間ならではのことが必要とされると思います。その一つに、自分の考えを発信し、コミュニケーションをとることがあると思います。
 今後、労働環境が変化しても、AIにはないような主体性を大切にしたいです。そのためにも、今の生活で主体性のある行動をしていきたいです。
 

3組  Y君

  今回、ディレクトフォースに参加して、自分の未熟さに気がつきました。来てくださった人の話し方が上手いこと、そういうことも確かにそう思った一因ではありましたが、なにより、それぞれ他人には曲げることができないような、自分のスタイルというものを持っていたからです。
  話をお聴きして、内容自体にも「そのように考えるのか」と思うことも多々あり、凄く勉強になりましたが、そのスタイルの自分らしさというものがそれぞれの人の話に表れていて、経験の差でここまで人は変わるものなのかと、驚きました。
 話の内容では、自分の実力を認めチャレンジする、といったことが特に身にしみました。僕は上手くいかなかった時などに、そのことを少し引きずってしまうところがあるので、できなかったことはしっかりと認め、次に向けて努力することができるよう、気持ちの切り替えをしていきたいと思います。最後に、最初に見せていただいたLIFEの文字についてです。
 僕はあの文字には、人生は見えづらいもの、という意味だと思いました。 僕も今の時期、どう進めばいいのか、どうしたら正しく進めることができるのか、と考えることがあります。しかし、正しいこと、そうでないことではなく、自分の選択したことを一生懸命することが大切なのかなとも思います。今回お聴きした話を参考にし、またひとつ成長したいと思います。お話していただきありがとうございました。
 

4組 Iさん

  今回の講演をお聴きして、私は世界のグローバル化に日本が遅れていることを知りました。また、やはり私達はグローバル化していく中で、これからの日本を作っていかなければならないということを感じました。 私はパネルディスカッションの際に、議題に上がった4つの事柄について考えてみました。
 私が思う仕事とは、自分の目標を達成出来る場であり、沢山の人との出会いの場であり、また、自分のスキルアップに繋がる場であると思います。 仕事は楽しいことばかりではなく、辛いことや大変なこともあると思いますし、何でも自分の思い通りにいく訳ではないと思います。
 しかし、そのような時こそ、私達は相手を受け入れる心や忍耐力を成長させることが出来ると思います。 次に環境変化を予測しました。環境変化については、パネラーの方も言っていましたが、グローバル化が進んでいくと思います。私達が職に就く年齢になった時、どのようにしたら、外国人に負けない人材になれるのか、また、日本人の良い点は何なのか、について考えていくべきだと思いました。
 3つ目に、高校時代の過ごし方については、勉強や部活に対して一生懸命に取り組み、その中でも毎日を楽しく過ごすことが大事だと思います。そして、自分としっかり向き合える力をつけていきたいと思いました。
 4つ目として、達成への要件についてです。自分の目標を見失わないことと、ひたむきに努力することが必要だと思います。今回の基調講演やパネルディスカッションに参加することで、「今の私達に必要なこと」についてお話をお聴きするという貴重な経験をすることが出来ました。ありがとうございました。
 

5組 O君 

  僕は今回ディレクトフォース出前授業に参加して、自分の世界が広がったように感じました。高校生である僕は自分の視野が非常に狭く、広い世界を一人で自立して生きていくことは難しいと思います。
 しかし、今回の出前授業で、自分には気付かない視点からの言葉によって、僕の世界は少し広がっていったと思います。また、実際に一流の企業に勤められている方々の話を聴くことのできる、非常に希有な機会のため、多くのことを学ぶことができました。
 例えば、高校時代に教養を身につけるということです。僕は以前から多くの本を読んでいました。しかし、あまり教養という観点から本を選んだことは少なかったと思います。
 そのため、今後は教養という観点からみて、本を読んでいきたいと思います。 今回のディレクトフォース出前授業で学んだことを活かして、変化を続ける新たな時代をしっかり生きていこうと思います。現在、社会にはグローバル化や人工知能の発達という今まで類を見ないほどの変化が訪れようとしています。その変化に対応をするために、今回の出前授業で学んだことを自分なりに理解して、これからの社会を生きていこうと思います。
 そして、自分の人生をしっかりと生きていくためにも、このような貴重な機会を今後も大事にしていきたいと思います。看護師は、いついかなる場所、状況でも周囲への気配りを忘れることなく、患者さんからの信頼を得るために誠実さを身に付けなければいけません。しかし、これは看護師だけに限ったことではなく、全ての職業に対しても言えることです。人間性はすぐに身につくというものではなく、時間をかけなければならないので、学力に加えて人間力の部分を学校生活で身につけたいです。
 

6組 F君

 自分はまだ、明確に将来の夢が定まっていません。職につくということは、単に好きなことをするのではなく、社会に貢献することや、自分が生きていくためのお金を稼ぐという目的があります。 そのため、「自分に合っているのか」、「続けていけるのか」などを考えて、夢を決めるのに慎重になってしまいがちです。
 しかし、今回お越し下さった御三方のお話をお聞きし、自分の中で意識が変わりました。
 藤村さんが最後に人生から学んだこととして、「自分に正直に生きること」だとおっしゃっていました。
 「自分に正直に」というのは、自分の気持ちを第一に考えることです。 最初に藤村さんがおっしゃっていたように、卒業後にレールはありません。
 誰かに敷かれたレールの上を歩いて行くのではなく、自分で道を切り開いて歩んでいけるようになりたいです。 また、「自分に正直に生きる」ためには、自分が何を望んでいるのかを相手に伝えたり、周りに発信したりしていく必要があります。
 そのためには主体性を持って行動しなければなりません。主体性を持って行動することで、仕事においてとても重要な三要素を会得することができると、長崎さんがおっしゃっていました。 三要素とは、人間力、知識力、創造力です。人間力と知識力が求められるのはもちろんですが、自分は想像力がとても重要であると思いました。
 自分は理系に進学したいと思っていて、将来理系の仕事に就くことになった場合、周りに認めてもらうためには何か新たなものを生み出したいかなければなりません。そのためには、主体性をもって様々なことにチャレンジして行くことが大切です。藤村さんがおっしゃっていた「間違えてもいい。コロンブスになれ!」という言葉を胸に頑張っていきたいと思います。
 

7組 Kさん

   今回のディレクトフォースの講習では、「逆算で人生設計を」というテーマでお話を聞きました。 私が一番印象に残っているのは、アメリカ人と日本人のコミュニケーション能力の差についてのお話です。私たちがこれから大学生になり、さらに社会人になると、プレゼンテーションなどをする力が、今よりも必要になってくると思います。
 数値からもわかるように、私たち日本人は自分の意見を人に伝えることが苦手という人がとても多いです。これから、よりグローバル化が進んで、時にさらに必要となるこの能力を、今からしっかり養っていくべきだと思いました。 次に、私たちは高校生のうちに何をすべきかというお話です。
 自分だけの武器を持つこと、そして自分の好きなことを見つけるということは、とても大切なことだと思います。自分の好きなことなら続けられるし、それを武器にすることもできます。武器になるようなことをひとつでも持っていれば自信も持てるし、それがコミュニケーション能力を向上させることにもつながっていくと思います。
 これから私たちは色々な能力を求められると思いますが、高校生である今のうちからできることを積極的にやりたいです。これからは、見て学ぶだけでなく、実際に体験するということをして、様々な能力を高めていきたいと思いました。間違ってしまうこともあるかもしれませんが、それを恐れず、よりよい自分になれるように頑張ります。
 

8組 Hさん

  私が今回の授業を受けて一番共感したことは人間力、創造力を高めることが重要だというお話でした。自分自身意識はしているものの、なかなか不十分なところが多く、講師の方々の世界をまたにかけた活躍をお聴きして、ただひたすらすごいなと思いました。
  しかし、ただ「すごい」で終わってしまっては、この授業を受けた意味がありません。そこで「ではどうしようか」と考えた時に、思い浮かんだことが「発表」です。お話の中にあった、アメリカの小学校では三歳でもプレゼンテーションの練習をするということに驚き、これから先そのような教育を受けた人たちと世界で接していくのだ、と思ったときに、まずは「発表する力」をつけたいと思いました。
 現状では人前で話すときにはかなり上がってしまい、今回の授業でも意見を言いたかったのですが、手を挙げられずに終わってしまいました。そこで、まずはほんの小さなこと、例えば友達に挨拶をしようか迷ったとしたら、自ら挨拶をするとか、授業中週に一回でもいいから発表する、といったことから始めてみようと思います。
 そして、ディレクトフォースの授業後の発表する機会(最初の授業)で、一度発表することができました。少し早口にはなってしまいましたが、自分から手を挙げられたことがとても嬉しかったです。この授業を機会に、少しでも変わりたいと思います。 ここからは、手を挙げ損ねてしまったときに言いたかった意見です。その内容というのは、環境変化予測についてです。今SNSなどによるプライバシーの問題が多くなっています。
 しかし、将来的には、プライバシーの概念がなくなる、または変化するのではないかということです。 今、私たちは町中にある監視カメラに常に撮られ、見られ続けています。このような状況は数十年前には考えられなかったものでしょうし、その頃にこんな話をすれば、気持ち悪いと言われたでしょう。 しかし、今私たちはこの状況を当たり前のものとして受け入れています。
 これは、明らかに昔と比べて、プライバシーの定義が変化していることを示しています。今、若い層を中心にSNSで本名、顔、普段の生活などをさらしていることが問題視されています。 しかし、若い年代の多くがそれを当たり前だと考え、そしてその層が増えていけば、これも数十年後には当たり前のこととなっているのではないでしょうか。プライバシーは変質する、それが私の環境変化予測です。
 

9組 K君

 僕は、仕事とは何か、ということを聞かれたとき、生活のため、お金を稼ぐため、食べていくためにすること、と答えると思います。仕事をすることで、世の中のためになるようなことがしたいと考える人や、高い目標を掲げてそれを達成させるために仕事をする人、社会と繋がるために仕事をする人など、仕事に対する考え方や思いは、人それぞれだと思います。
 また、仕事をすることで、たくさんの人と関わりを持つことも大切なことです。その中で、最近の外国人労働者の増加は注目すべき点です。
 少子高齢化によって、日本の労働者人口がますます減っていく状況の中、外国人労働者を積極的に受け入れていくという考えが増えつつあります。外国人労働者受け入れにはメリットもデメリットもあると思いますが、僕は賛成です。
 理由は、グローバル化への対応が可能なことと、異なる視点からの発想を得られる、ということです。日本とは異なる文化が背景にあれば、日本人とは全く違う発想やアイデアが出てきて、新たなものを生み出すきっかけになると思います。
 外国人労働者に関しては、文化や慣習が違うために生まれるデメリットに注意すれば、日本にとって良い展開につながるのではないかと考えます。僕は高校生で、社会に出るまであと一歩のところにいます。社会に出たら必要不可欠な「主体性」「協調性」に重きを置いた今回のディレクトフォースは、僕の今後の人生においてとても貴重なものとなりました。

 

10組 O君 

 今回のディレクトフォースでは、社会の最先端で活躍していらっしゃる3人の方のお話を聴けて、とても貴重な経験になりました。 僕は今回の話を聴いて、世界を股に掛けて活躍する社会人になりたいと思うようになりました。
 現在、企業がグローバル化しているのに対して、僕の考えは日本の中でどう活躍するかというのに固執していて、世界でどう活躍するかということを今まで考えた事がありませんでした。 しかし、3人の方の話をお聴きして、世界という広い舞台で働いて活躍したいと改めて思うようになりました。僕達が社会人になる頃には、英語でコミュニケーションを図る能力がさらに求められるようになります。
 例えば、日本の企業の中でも、上司が外国人になったりすることが予想されています。その中で僕はこれから、この高校時代のうちに英語で会話する能力と、自分の考えを伝えるプレゼンテーション能力の2つを身に付ける事が必要だと思いました。 周りの先生や友達に助けてもらいながら生活し、たくさん失敗することができるのは、この高校時代だけです。
 社会人になったら、経済的にも精神的にも独り立ちしなくてはいけないですし、失敗も許されません。 だから、この高校生のうちに、勉強も部活もそれ以外の事も色々なことに挑戦して、積極的に自分の考えを伝えていけるようにしたいです。そして、特に英語には一生懸命取り組めるようにしたいです。そして、社会人になった時に、世界を股に掛けて活躍できるような人材になりたいと思います。

 

11組  Mさん 

  私は、今回のディレクトフォースに参加して、人間が生きていく上で大事になってくるものや、これから重要視される問題など、沢山のことを学びました。
 高校2年生になり、自分たちの将来についてそろそろ本気で考え、悩まなければいけない時が来ていますが、このディレクトフォースで話して頂いた内容は、まさにそんな私にぴったりのテーマでした。
 江戸取の校訓である「誠実・謙虚・努力」が自分の未来において、どれほど大切なものなのかということを痛感しました。また、最近よく言われているグローバル化という言葉をしっかりと、頭に入れておく必要があると感じました。
  日本人は、他国の人々から言われたことをこつこつやるのが得意だと思われています。このことは日本が誇るべき長所の一つだと思います。
 しかし、これから先の時代は、この長所を伸ばしつつ、自主的に行動出来る人材が、情報産業の発達により、今以上に必要になってくると思います。初め、グローバル化と聞いて、「もっと日本と世界との関わりが深くなる。
 どうすれば良いのだろう」と戸惑っていましたが、高校時代は教養と英語力を身につけるのが重要だとディレクトフォースの方々がおっしゃっていたので、割り切った気持ちになって、無駄な時間を省き、今という時間を大切に、一生懸命目標にむかって勉強することが何より大切だと分かりました。
 失敗を恐れずに、新しいことに挑戦し、ここで学んだことを将来に生かしていきたいです。