1組 Iさん |
私が将来つきたい職業は医師です。この夢を持ち始めたのはもう十年前のことです。両親が医師というわけではありません。また、近親者を病気で亡くしたということも特にありません。そのような私が、なぜ医師を志すようになったかというと、ドラマの影響が大きいです。そのドラマは主に救急の現場を扱っていて、次々に運ばれてくる患者さんを瞬時に診察し治療を行い、重傷者を救っていきます。その医師の姿はドラマであったといえ、とても憧れを抱きました。 そんな憧れを抱いて早十年。当時小学生であった私も、もうすぐ高校3年生です。あと1年もすれば、私は大学受験になります。また、私のように医師という職業を目指す者は、医学部にまず合格しなくてはなりません。 残念ながら、今現在の私の実力では合格を勝ち取ることは難しいと思います。だからこそ、夢を勝ち取るためにも人の何倍もの努力をし続けていこうと思います。一年後、後悔なく笑顔でこの学校を卒業できるように「今の自分に足りないことは何か」ということを常に考え、日々精進し必ず現役で医学部合格できるように頑張っていきます。 |
2組 Sさん |
私は今回の夢を語る会を通して改めて自分の夢である医師について考えてみました。きっかけは、幼少期に祖母を亡くした事でした。初めて人の死を目の前にして、人を救う人になりたいと思いました。そして、小学校高学年になって医師になりたいと思うようになりました。別に医師である必要はないのではと聞かれたことがありました。確かに世の中には人を救う仕事はたくさんあります。しかし私は人の生死に自分の手で関われるような仕事に就きたいと思ったのです。 このように自分のことについて振り返り整理してみると、自分の夢を達成するには何が一番必要なのか見えてきました。また、毎日自分が出し切れる百パーセントの力で勉強することが大切だと思いました。 まず、中等部の時から苦手としていた英語については、今年はどんなに成績が上がらなくてもめげずに、毎日英文を読み続けることを抱負としました。数学もですが、それ以上に英語は日々やらないと頭から抜けていくと先生方から何度も聞いたことがあります。だからめげずにコツコツと勉強します。 もう、受験まで一年となりました。去年の初めに高二はあっという間だけどそれ以上に高三はあっという間だと言われました。やらないといけない事がたくさんあります。でもあと一年あります。この一年でやれる事はたくさんあると思います。クラスや学校のみんなと一緒に受験を乗り越えていきたいです。十年後、医師であるように頑張りたいです。 |
3組 K君 |
今回の「夢を語る会」を通して、将来の夢について自分の中でもいろいろと考えさせられることになりました。 まず一つ目は、自分の将来の夢に対する本気度です。今回の「夢を語る会」で話していた人達は全員、俳優とか数学者とか盲学校の先生とかになりたい……と、それぞれの夢に対しての強い熱意を持っていて、そのためにこれから何をしていけばいいのかまで、しっかりと人生設計をしていました。 そこで、私も自分の将来の夢に対しての熱意を再確認しておきたいと思います。初めに、私がなりたい将来の職業はVRの研究をするような職業です。私がこの夢を持ち始めたのは、中学2年生の時にVR技術について書かれた本を読んだことから始まります。その時、私はVR技術についてあまり興味はわきませんでしたが、だんだんと本を読み進めていくうちに強い興味を持つようになっていきました。そして、最終的に自分はVR技術を使って、人工的な電子の世界をよりリアルに創造してみたと思うようになりました。これが私の夢の源であり、人生をかけて成し遂げたいことです。この熱意を保ったまま、いろいろな経験をしていきたいと考えています。 次に、自分の将来の夢に至るまでの人生設計ですが、私はまずレベルの高い情報科学を大学で学んでいかなければなりません。それにはなるべく勉強してレベルの高い大学にいくのはもちろん、その道に強い教授がいる、ないしは性能の高い最新機器が備えられているところに行くことが重要となります。そのためには今、この冬休みで本気になって色々なテストを受けたりすることで、今自覚している弱点を補強していくだけではなく、新たな弱点を見つけていくことで、一つ一つできることを増やしていき、センター試験などの点数を落とせない問題で安定的に高得点がとれるようにしてかなくてはなりません。 今回の会は、私にとって過去の「夢を語る会」の中では最も意味があるものとなりました。今の高いモチベーションを保ち続けながら勉強していかなければと思いますが、まず、夢の実現に向け、これまで見つけた課題をすべて克服していけるようにしていきます。 |
4組 Nさん |
私の夢は薬剤師になることです。薬剤師を目指そうと思った理由は二つあります。 一つ目は、小さい頃から、病院等で働く薬剤師の仕事をする姿に憧れたことです。私は鼻炎の症状がひどい時、薬局で薬剤師が調剤して、処方するものを服用することで治すことができます。私のように、多くの人が、何らかの症状が出た時に、薬剤師が調剤した薬によって救われています。そういった多くの患者を救う仕事に携わることが出来れば良いなと思います。 二つ目は、薬剤師の資格を取得していれば、結婚後や出産後でも再び薬剤師として働くことが出来るという利点があり、さらに薬剤師は今後二十年間で、人工知能に仕事を奪われる可能性の低い職業であるといわれているので、ずっと仕事を続けていきたいと考えている、私に適した職業だなと思ったからです。薬剤師は、病院や調剤薬局、ドラッグストアなど、働く場所によって仕事の内容が異なります。どこで働くかは、これからゆっくり考えていこうと思います。薬剤師として求められることは、患者さんからより多くの情報を引き出して、一人ひとりに合った薬を提供するために必要なコミュニケーション力、幅広い薬の知識、人の命と健康を守る責任など、多くあります。 私に足りないことはまだたくさんあるので、これから少しずつ身につけていきます。薬剤師について色々書きましたが、薬剤師になるためにはまず薬学部に入らなければなりません。私の目指している大学は並大抵の努力では合格は難しいです。合格するために残り一年間、強い意志を持って一生懸命勉強しようと思います。 |
5組 Kさん |
私の夢は人を笑顔にさせることです。そのために千葉大学の看護学部に入って、看護師を目指したいと思っています。元々、メディア関係の仕事に就きたいと思っていましたが、親が勧めてくれた看護師に興味を持ったので、そう決めました。ただ単に「夢」と言っても、それは将来なりたい職業のことだけを指すわけではないと思います。大学を卒業したらこんなことがしたい、こういうことができるようになりたいなど、いろいろな意味を含んでいます。 そこで私は職業のことはもちろん、自分のなりたい大人の理想像について考えたいと思います。まずは、「いい人」になることです。私が考える「いい人」とは思いやりがあって誠実な人です。思いやりがあるといっても、思うだけでなく、思って、考えて、行動する一連の「流れ」が思いやるということだと考えています。この流れの中で重要なことは、恐らく「行動する」という動きが、一番大切だと思いましたが、私は「思い」「考える」ということも大切だと思います。それは気付かないと何も始まらないからです。気付くということは、人が何かをするときのきっかけでもあり、最初の行動です。社会に出て活躍をするために一番必要な力は注意力だと言っても過言ではありません。 しかし、思うだけでは看護師にはなれません。今の自分の成績では目標としている千葉大学の看護学部に入ることは難しいので、勉強を頑張りたいと思います。特に苦手な英語は単語や文法を中心に勉強していきたいです。そして、看護師は以前、医師のサポートをする人というイメージがあったのですが、それだけではなく、患者さんの病状を正確に把握して医師に報告したり、時には患者さんだけではなく、その家族への対応を行ったりすることも仕事です。 このように看護師の仕事は患者さんや、その家族を一番に支えていける仕事であり、とても体力のいる仕事なのだと思いました。また、看護師には専門的な知識や技術が必要となり、国家試験に合格し、看護師資格を取得することが必要とされています。そして、自分が「正しい」と思うことをしていれば、自然と人が集まります。正しく生きる誠実な人は、周囲からの信頼を得ることができ、自然に周りに人が集まってきます。広く人間関係を築くことは自分の世界を広げることに繋がり、最終的に自分を高めることができます。 看護師は、いついかなる場所、状況でも周囲への気配りを忘れることなく、患者さんからの信頼を得るために誠実さを身に付けなければいけません。しかし、これは看護師だけに限ったことではなく、全ての職業に対しても言えることです。人間性はすぐに身につくというものではなく、時間をかけなければならないので、学力に加えて人間力の部分を学校生活で身につけたいです。 |
6組 T君 |
僕には、将来達成したい大目標があります。それは世界的問題になっている環境問題の解決に貢献する研究をするというものです。僕が環境問題に興味をもったのは中学生の頃からでした。 しかし、具体的に何をしたいのか、どんな貢献をしたいのかが中々はっきりと決められず、きちんとした将来の夢が定まっていませんでした。僕は高1の時の作文で、自分は再生可能エネルギーについて研究、開発のできる職に就きたいと書きました。当時、僕は物理が得意だったから、という理由で工学系の道を進もうと決めていました。 しかし、高2の1年間で様々な大学を訪問したり、理科の授業を通じたりして、自分は化学の分野に興味があるのだ、と確信を持つに至りました。 昨年の夏、僕は4つの大学のオープンキャンパスへ行きました。その中でも東京理科大の化学科のある研究室で行っていた光触媒の研究にとても興味を持ちました。僕はこの日に今まで悩んでいた将来の道が定まったように思います。自分としては工業向きであると思い込んでいたので、化学に興味があったことに内心驚きました。 僕の第一志望は筑波大学理工学群応用理工学類です。受験科目は、英語、数学、理科です。数学は得意科目ですが、まだ納得のいくレベルに到達できておらず、苦手な分野もあります。そのため、しっかりと克服して一番の武器にしていきます。理科は物理と化学の二科目必要です。興味を持っている化学ですが、知識が少ないため奥深い学習をしていき、物理は手を抜かずに苦手科目とならないよう努力します。 そして、僕が苦手と意識している英語です。今のままでは大学入試に届くような実力が伴っていません。高3になる前に全力で勉強して春までに手応えのある実力をつけたいと思います。 残りの1年間を無駄なく、実力が伸びる学習をし、自分が納得できる大学に進学して、その後の人生で広い視野を持って、自分の道を選んでいきたいと思います。 |
7組 Sさん |
私は将来、新薬の開発をしたいと思っています。私が新薬の開発をしたいと思ったきっかけと理由が3つあります。 1つ目は、私が小学校6年生のとき祖父が癌がで亡くなったからです。以前の私はお医者さんが病気やけがを治してくれると思っていました。しかし、祖父が飲んでいた大量の薬を見て、薬は病気を治すための縁の下の力持ちであることに気がつきました。お医者さんは直接患者さんやその家族と接し、医療の中心となる人々です。そんなお医者さんも手術をするときは麻酔や消毒液が必要です。インフルエンザの予防をしてあげるにはワクチンが必要です。癌になったら進行を遅くするための薬も必要です。このようにお医者さんの活動は薬がなくなってしまったらほとんどできないと言っても過言ではないと思います。そんな縁の下の力持ちである薬に関心を持つようになったのはこのときからでした。 2つ目は、あるテレビ番組を見たからです。生まれつき病気(難病)を持っている人の話でした。重そうな機械をつけて日々の生活を送っており、十分に学校に通うことが出来ていない様子でした。私は毎日学校に通うことができ、友人と切磋琢磨しながら勉強に励むことができています。しかし、その番組を見て、同じ日本という国に生活しているにも関わらず、それが普通に行えない人がいることに心打たれました。また、海外に目を向けてみればそのような人々がもっと沢山いることがわかります。私のように日々の生活を当たり前にできる人をもっと増やしてあげたい。少しでも当たり前に近づけてあげたいと思いました。 3つ目は、私は小さい頃から病弱であったことを祖母や両親からよく聞かされたからです。その話を聞いて、私は現代の科学技術に生かされたのだと感じました。生まれた時代が違えば、この年齢まで生きることが出来なかったかもしれません。日本という平和な国に生まれ、将来のことを自由に考えることのできる時代に生まれたことはとても幸せなことなのだと感じます。この命を病気で苦しむ人々に役立てたいと思います。 日々、新薬の開発は進んでいます。薬が進化していることの影響も受け、日本人の平均寿命は約85歳と伸びています。例えば結核は一度病気にかかってしまったら完治するのが困難でしたが、現在では何の問題もありません。一方で、病気で苦しむ人々が沢山いることも事実です。地球に住む人が一人でも多く、笑顔で生活することが出来るように、私の出来る精一杯の努力をしていきたいと思います。 |
8組 Kさん |
私の将来の夢は、弁護士になることです。弁護士として仕事をしていると色々な事例を手がけることになります。といってもテレビのようにドラマチックなことが次々起こったり、大きな事件ばかり扱ったりするわけではありません。たいていは生活の中で起こったトラブルやビジネスに関する法律指南など、ある意味日常的な出来事に関わっています。 仕事の内容も、資料を調べたり書類を作ったり、地味で根気のいる作業を延々と続けていることがほとんど。法廷で華麗に弁護を行うなどという事は、あまりないそうです。では、どのような時にやりがいを感じるか。以下は実際の弁護士の言葉です。 「ひとつは仕事の結果が出た時です。どんな仕事でもそうでしょうが、手がけた仕事をやり終えたときには達成感を感じます。また、相手方と争うような場合、自分の依頼人に有利な結果を導けた場合、本当に良かったと思います。反対に、上手くいかなかった場合はやはりガッカリします。その出来事は、私にとっても大きな関心事ですが、依頼人にとってはもっと重大な関心事であることは言うまでもありません。ですから、それだけ責任を感じるとともに仕事としてやりがいもあります。相談を受け、打ち合わせをしていく中で依頼者の不安が少しずつ解消し、安心してくれた時などにもこの仕事をやっていてよかったと思います。」 だから、私も誰かを法の力で支えられるような人になりたいです。 そんな私の目標は、今村核さんという弁護士です。NHKで「冤罪弁護士」についての特集をしていました。その冤罪弁護士が今村核さんです。彼は、私が思い描いていた弁護士のイメージとは程遠く、下を向いてボソボソ喋る、どうにも覇気が無い人でした。 しかし、その実績は驚きのものでした。弁護士人生で無罪判決を一回勝ち取れれば奇跡と言われる中、彼は十四回もの無罪を勝ち取っていたのです。彼は、普通の弁護士の何倍も労力をかけて科学的事実を立証し、矛盾や盲点、新事実の発見から冤罪被害者を救ってきました。私は、そんな今村さんに大きな憧れを持ちました。被告人は、彼にどれほど救われたことでしょう。無罪判決を取れなくても、自分の為に尽力してくれたことが嬉しいと感じると思います。だから、私も今村さんのような弁護士になりたいと思いました。 私はもともと、誰か代わりのきく仕事をしたくはありませんでした。限られた人にしかできない、代わりのきかない職業。私は絶対に弁護士になります。 その為に今できることは、ただただ勉強することです。弁護士には憲法や法律の知識はもちろん、他の様々な学問に触れる必要があります。ですから、学校の勉強だけでなく、新聞や本などを通して色々な事柄に興味を持ち、見聞を広げていきたいと思います。 |
9組 Sさん |
私は、今年の夢を語る会で発表をさせていただきました。私の夢は、特別支援学校の教師になる事です。作文の添削やパワーポイントの手順確認など、先生方がお忙しい中時間を作って手伝って下さいましたが、私はこの恩を私が将来先生になって返したいと思いました。また、今回みんなの前で発表したことで、より先生になりたい、絶対先生になってやるという想いが強くなりました。 |
10組 Fさん |
夢を語る会に参加して、社会で活躍されている先輩方のお話をお聴きすることができ、とても勉強になりました。お話をお聴きしていて感じたのは、やはり先輩方は自分の仕事を楽しんでいるということです。そして、学生時代に苦労をしているということです。努力をした分、自分の将来やりたいことに繋がってくるのだなと感じました。 |
11組 S君 |
私の将来の夢は、小田急電鉄に総合職で就職することです。これは、昨年の夢の作文でも書いた、変わらない目標です。 なぜ小田急電鉄に就職したいかと言いますと、まず挙げられるのが通勤利用の需要が旺盛で、沿線に観光地が多いため、将来的に安定している会社であるということです。また、私は土地開発に興味があります。自社で沿線開発を行うことができるという点に魅力を感じています。これらの理由から、私はいまから精一杯努力をして、この会社に入社したいと思っています。 これを実現するために、私は高校生のうちにいくつかの努力をしたいと思います。 一つ目に、英語のレベルを少しでも向上させ、英検準一級合格に向けて努力することです。以前、たまたま見ていたテレビ番組で、観光客呼び込みのために、突然東南アジア方面に配属された電鉄会社の社員が取り扱われていて、語学力を磨く必要性を強く感じさせられました。語学力向上のためにこの1年頑張ったことは、英検の受験です。2級を受験し、二次試験で不合格になってしまいましたが、着実に目標に向けての努力はできていると思います。 二つ目に、少しでもレベルの高い大学に合格するということです。最近購入した週刊誌に有名企業別の各大学輩出生徒数が載った一覧がありました。どの業種も有名国公立大と早慶からの採用が多かったことがわかりました。言うまでもなく、電鉄会社にもこの傾向が強く出ています。このため、私は残された高校生活一年間を最大限活かして、より将来の可能性を広げられる進路に進めるよう努力していきたいと思います。私は経済の流れやマーケティングに興味があるため、早稲田大学商学部を第一志望として、希望の進路に向けて少しでも近づけるように努力していきます。 三つ目に、大学生、社会人生活をより充実させるために、それを乗り越えるだけの体力をつけるということです。私は体力がないので、このままでは社会人としての仕事をこなせるだけの体力がつかないのではないかと危惧しています。基本的な生活習慣の確立はもちろん、適度な運動も心がけ、今から体力の向上を心がけていきたいと考えています。 最後に、目標達成のために必要なことは、目標に向かって絶対にあきらめない姿勢だと思います。私はあまり意志の強くない方だと自分で感じていますが、この一年間志望校も最終的な目標も下げることなく、高い志を持って過ごせていたと思います。この良い状態を維持しつつ、どれだけこの大きな目標を達成できるかが、自分自身にかかっていると思います。より充実した高校生活、並びに社会人生活を送れるよう、今自分にできることからしっかりと始めていきたいと思います。 |