勉強合宿に参加して

 

1組  Oさん

  一日十二時間の勉強を5泊6日も行うということを初めて聞いたときには、自分がそのスケジュールを乗り越えられるかどうかと心配になりました。けれど、終わってみればそれはあっという間で、自分でも正直驚きました。そんな勉強合宿では沢山のものを得、また後悔し、いろいろなことを感じることができました。
 一つ目は、勉強に対する姿勢です。今回の合宿に参加することで、思っていた以上に自分の限界が大きいことを知ることができました。最初は12時間なんて耐えられないと思っていた私ですが、約1時間ごとにある休憩の時間をうまく活用することで、意外に乗り切ることができました。普段の生活の中でも一気に沢山の時間をやろうとするのではなく、少しずつ、少しずつ短い時間を集中して行うというサイクルを行えば、より良い勉強ができることが分かりました。この方法を今後も続けていこうと思います。
 二つ目は、仲間との団結力です。私たちのクラスでは「医師になるために努力する夏」をスローガンとしていました。自習中に疲れが出てしまった時にも、そばにはクラスの仲間達が頑張る姿があって、自分も頑張らなくてはと思うようになりました。最終日に行うクラス対抗の単語テストにむけてみんなで問題を出し合ったりもしました。このようにして、仲間の存在が常に身近にある状態で6日間過ごすことによって、クラス内の団結力は堅く、より深いものになったと思います。
  今回の合宿で強まったこの団結力を活かしてこれからの日々を過ごすことで、一種の団体戦のような部分がある大学入試を全員で乗り超えていきたいです。
 この勉強合宿ではある後悔もしました。それはやろうとしていたことが全て出来なかったということです。出発前にたてた計画と、それに見合った多くの荷物の中でやり遂げる事の出来なかったものは多くありました。でも、ある意味それは自分がどれほど出来るのかということを知る良いきっかけになったのではないかと私は思います。
  そのように考えると、この期間でこんなに終わらなかった教科がある状態で果たして受験までに間に合うのかと不安になりました。不安に打ち勝つためには、今後も自分の努力が鍵を握ると思います。勉強法の改善など、様々な工夫をして、合格への道を切り開いていきます。
 今回の合宿は終わってみれば、あっという間だったという気がしました。でも、そんな短い間にも私はまた1つ変わることが出来たと思っています。合宿に参加するまでは自分に対する自信などあまり見ませんでしたが、合宿を通して自分の限界や可能性の大きさに気がつくことが出来、自分に自信を持つことが出来ました。今回の合宿で得たことを忘れることなく、一年半後の大学受験で結果を残していきたいと思います。
 

2組  M君

    私は今回の勉強合宿は、行く前は勉強するのが嫌でとても不安な気持ちでいました。勉強合宿が始まった直後も、この生活がいつまで続くのだろうとおもっていました。しかし、時間が経ちわからなかったところがわかってきて、勉強がだんだん楽しくなってきました。
  すると、勉強の方も捗ってきました。自分から積極的に勉強すると、とても集中できるということがよくわかりました。
  私は今回やろうと思っていた勉強がいくつかあるのですが、その中で一番優先的にやったのは、数学Bの数列の分野です。その理由は、私は数列の授業を受けていないからです。
  私は高入生として一年生から医科コースに入りました。そして二年生になってからは中入生と一緒に数学を受けることになったのですが、その時に数列とベクトルの二つの分野をとばすことになりました。その分野は十分にできていなかったので、この合宿が良い機会だと思い、一からやることにしました。
  参考書は買いましたが、やはり独学でやるのは大変な部分がありました。ですが、何度も参考書や教科書を読んだり、同じ問題を解いたりすることで、少しずつ理解を深めていきました。
  自分の力で数学がわかるようになる、というのは私にとってすごく快感で、途中からは夢中ですすめていました。
  他にも数学は一年生の頃の復習、国語は古文単語や助動詞の見直し、英語は単語帳をひたすらすすめていました。しかし、当初計画していたものは、あまり終わりませんでした。
  勉強合宿で日にちが経って慣れてくるとわかったことがありました。それは、一日十二時間の勉強というのが、あまり長くないということです。
  合宿当初は一日十二時間あれば相当すすめられるはずだと思っていました。しかし、意外と時間は早く流れるもので、まだ勉強がこれしか進んでいないのにもう一日が終わってしまった、と思う時がありました。そして、時間の大切さがすごくわかり、「まだ一年半ある」ではなく、「もう一年半しかない」と捉えた方が良いと思いました。
  また、私はこの勉強合宿を最後まで頑張ることができたのは、仲間達のおかげだと思っています。一人ではもっと怠けていたと思いますが、周りにいる仲間もこんなに頑張っているのだから、自分も負けていられないと、最後までやり抜くことができました。眠くなった時も、寝たらその分周りに置いていかれると思うと、恐怖で眠気が吹き飛びました。
  この勉強合宿をやりきったと言っても、大切なのはこの後の勉強です。この良いスタートを維持できるよう、日々精進していきたいと思います。
 

3組  Mさん

  中三以来二度目の勉強合宿。正直、参加する前まで、もう一回行かないといけないのかという少し面倒な気持ちと、不安な気持ちが心にありました。中三のとき、初めての勉強合宿を終えた私は達成感でいっぱいで、もうこれ以上の気持ちを味わえることはできないと思っていたからです。
  前回より宿泊日数が増え、より多くの時間、学習に取り組んだ今回。そんな思いで、私はこの勉強合宿に臨みました。しかし、そんな思いとは裏腹に、私は予想以上に多くのものを得ることができました。まず、恵まれた環境と生活サイクルで学習できることのありがたさです。前回と同様、勉強合宿では、学習に集中する以外ないというぐらいの環境と生活サイクルでした。やろうと思えば一日のうちでこれだけ勉強できるのだと実感した六日間でした。夏とは思えない涼しい箱根。普段の生活や現実を忘れてこの六日間を過ごしている中で、改めて気付いたことがいくつかあります。
  一つ目は、食事についてです。今回の勉強合宿を終えて、集中して学習に取り組んだ後のご飯の美味しさ、大勢で食べるご飯の美味しさがとても印象に残っています。このことから、メリハリのある生活を送ることの大切さを改めて痛感させられました。集中するときは思いっきり集中する、休む時は思いっきり休む、このメリハリを意識するようになりました。勉強合宿の前まで、ながら勉強をしがちで、勉強を終えてもどこかすっきりしなかった部分がありました。勉強合宿を終えた今、中途半端な心は捨ててメリハリのある生活をしていきたいと強く思いました。
 二つ目は、友人の存在についてです。この六日間、特に三日目あたりは、少し疲れが出てきたせいもあり、モチベーションが上がりにくいこともありました。でもそんなときに、朝礼で生徒宣誓を聞いたり、休み時間や食事のときに友人と他愛もない話をしたりすることで、気持ちが切り替わったことが何度もありました。自習中もクラスのみんなで一斉に机に向かうことで、より意識が高まりました。
 このように今回の勉強合宿を通して、自分の周りの学習環境をきちんと整えることがいかに大切かを学びました。   これからは、環境を上手く切り替えることで自身の気持ちを切り替えたり、モチベーションを高めたりしていきたいです。私は、中三の勉強合宿で反省していることがあります。それは、勉強合宿を終えたことに満足し、残りの夏休みを思うように活用できなかったことです。そんな悔しい思いをしたくはありません。今回は勉強合宿を終えた後の日々をどう過ごすか、これが課題だと思います。この六日間で少しでも成長した自分をさらに成長させるためには何をすべきかを考え続け、今後も実行していきたいです。そして、あのときの勉強合宿で変われて良かったと思えるような勉強をこれからもしていきたいです。
 

4組 F君

  中等部以来の勉強合宿で、行く前は「また苦しい思いをしなくてはならないのか」という気持ちでした。というのも前回は自習時間に居眠りをして度々先生から注意を受けてしまいました。しかし今回の合宿は一日長いものでしたが、自習時間に一度も眠くなることはありませんでした。
 今回ここまで集中できたのは、主に二つの理由があったと思います。一つは、周りの環境が変わったことです。中等部の頃は自習時間に居眠りをしてしまうクラスメイトがいて、それが当たり前という空気ができていました。しかし今のクラスにはそのような生徒はおらず、眠くなったら、先生に指摘されてではなく、自発的に立つなどの工夫をして勉強を継続していました。やはり学習に対する意欲の高さがクラスに蔓延し、僕もその一員だという自覚が集中力を生んだのだと思います。
 二つ目の理由は、自分自身の心境の変化にあると考えます。前回の合宿には何も目的も目標もなく参加していました。合宿中は「早く終わればいいのに」そんなことばかり考えていました。今回は高2の夏で、本格的な受験のスタートであるという意識があり、「この夏休みで変わってやるぞ」という気持ちを強く持っていました。おかげで自分のやるべき課題がみつかり、是が非でもそれらをクリアしてやろうと、一所懸命取り組みました。
 この合宿を通して「やってやれないことはない」という実感ができました。目標に向けて頑張ることの満足感も得られました。後はここで培ったこの姿勢を普段の学習に応用する必要があります。「実際できたのだから、きっとできる」この自信を胸に受験までの残りの日々を過ごしていこうと思います。
 

5組 K君 

  今回、二回目の勉強合宿に参加しました。僕もついに高校二年生になり、本番の大学受験までの時間もなくなってきました。勉強しなければならないと分かっていても勉強合宿に参加する前は、あまり勉強合宿には行きたくないなと思っていました。5泊6日の間とはいえ毎日12時間の学習をするというのはとても大変です。中学三年生の時も一度勉強合宿に参加しましたが、辛そうだというイメージを強く感じていました。
 合宿一日目・二日目は辛いなと思っていましたが、体が慣れてくるのを感じました。慣れるということはすごいことだと思いました。勉強合宿に参加する前は辛いとあれほどイメージしていたのにどんどん楽になっていきました。集中力もこの頃から気づいたら時間が経つのが早くなっているように感じます。自分の中で無理だろうと思っていても、いざその環境の中に入ってみると体が慣れてこなしていくことができる、自分が思っていた限界は本当の限界にまで達していないということを理解しました。少なくとも勉強に関して言えば実際に体験しました。日常の生活の中でも、限界の幅を少しずつ広げていく必要があるなと思いました。
 しかし、四日目・五日目なると疲れがたまってきて入浴の後の自習時間などに眠くなることが何度もありました。勉強をし続ける体力をつけることは重要だと何度も言われてきました。正直僕は眠くなったら休憩や睡眠をとったほうがいいと思います。しかし疲れないように体力をつけることは、勉強の効率も上がる重要なことだと思います。勉強をし続ける体力をつけるには、やはり勉強する時間を増やしていく方法しかないです。日常の中で勉強の限界を広げるには、体力をつけることで達成できると思います。
 勉強合宿の中で友達の存在はとても大きいものでした。眠い、辛いと感じているとき近くで頑張っている友達の姿を見ると自然と自分も頑張ろうという気持ちになり、勉強合宿を乗り越えていく上で友達の存在は大きいものだと感じました。切磋琢磨できる友人関係の大切さについて改めて再確認することができました。
 今回の勉強合宿では、学習だけでなく様々なことに気付くことができました。さらに何十時間も勉強した割には自分が思っていたほどの学習量はこなせていなかったという印象でした。精神的な限界の大きさについて体力をつけなくてはならないということ、友達の大切さ、普段の学習では気付くことができないようなことを知ることができた有意義な勉強合宿だったと思います。大学受験に向けて本格的に勉強しなくてはならない時期になってきました。勉強合宿で学んだことをこれからの自分に生かせるように学習していきたいと思います。

 

6組 Rさん

  今回、2回目の勉強合宿に参加して、1回目と比べて成長を感じることができました。また、この勉強合宿で嬉しかったこともありました。
  成長したことは、集中力が続くようになったことと、効率良く勉強できるようになったことです。勉強合宿に行く前、私は中3の頃の勉強合宿の時になかなか集中できなかったので、今回の合宿でもまた同じような時間を過ごしてしまうのではないかと少し心配な気持ちでした。
  また先生が、卒業生の中には、この勉強合宿をもっと長くやりたかったと言っている人もいたとおっしゃっていましたが、私もそういうように思えるようになっているのかな、とも思っていました。そんなことを考えながら当日を迎えました。到着して最初の自習時間を終えてみて、思っていたよりもすごく集中できて、時間があっという間に過ぎた感じがしました。そして案外、何時間も勉強することは苦痛ではないのではないか、と思いました。
  自分でもやる気を出せば集中することができるのだ、と気づくことができました。それから夜3時間近い自習も以前の自分とは大きく変わって苦痛に感じなくなっていたので、自分の成長を実感することができたことをとても嬉しく思いました。
 五泊六日の勉強合宿を通して気付いたことがあります。残された時間は少ないということです。勉強合宿に行く前、何の勉強をするか決めていました。一日の勉強時間の予定から、たくさんの勉強道具を持っていきました。
  しかし、やろうと思っていた学習内容は全然終わりませんでした。その時私は、一日に何十時間勉強したとしても勉強できる量は限られている、つまり私たちに残されている受験までの時間でできることは限りなく少ない、ということがわかりました。残り1年という期間は本当に貴重であるのです。その貴重な時間の中で、自分が何をするべきなのかをよく考え、受験までの残り時間を有効に使いたいと思います
  そして私はこの合宿中に何よりも嬉しかったことがあります。それは化学の電気分解の分野が理解できるようになったことです。先生に教わって理解できるようになって、化学で楽しいと初めて思いました。勉強はわかるとこんなにも楽しいものなのだ、と改めて実感しました。まだまだわからない分野がたくさんあるので、先生や友達に聞いたりしてわかるようにすることで、自分にとって勉強が楽しいと思えるようにしていきたいです。
  私はまだ目指している大学にいくためのスタート地点にも立てていません。大きな成長をするためには、多くの時間が必要です。受験までに自分がここまでしかできないと決めつけている限界を、超えられるように日々成長していきます。そして、後悔のないような生活をするために、今その時の時間を大切に過ごしていきたいと思います。
 

7組 Sさん

   今回、私は6日間の勉強合宿に参加して、大学受験のことなどを意識して考えることができたと思います。勉強合宿に行く前は、不安や緊張などがとてもありました。しかし、実際に勉強を始めてみると、周りの雰囲気に圧倒されて、とても勉強に集中して取り組むことができました。夏休み前に、勉強の仕方の基礎を作り上げることができたと思います。
 大学入試まで、あと約1年半ぐらいなのですが、正直、とても不安です。いろいろな人がいる中で、あと1年半後、自分がきちんと大学入試に臨むことができるのかを考えると、あまり自信がありません。そういったことを考えると、今回の勉強合宿は、大学入試に向けて自分に自信をつけることに繋がった感じがしています。決まった時間の中で、同じような目標を持った人達と一緒に、合宿中、一生懸命勉強をしました。
  そうすることで、自分の勉強に対する充実感や、また、着実に自分が少しずつ成長していけるという実感を得ることができたと思っています。そこから、さらに自分の自信へと繋げることができました。大学入試では、自信はとても大事だと思います。勉強をするときも自分に自信があればこそ、小さなことで不安を感じることなく、しっかりと取り組むことができます。
  また、入試本番でも、自分に自信があれば、周りの雰囲気に圧倒されることなく、自分自身の力を発揮することができると思います。約1年半の間、一生懸命勉強することで、私は自分に自信をつけて、本番の大学入試に臨もうと思います。
 また、今回の勉強合宿は、6日間ずっと勉強していたので、大変な部分もあったのですが、1つ1つの目標を達成するために、途中で諦めずに最後まで頑張ることができたと思っています。周りにいる人達が頑張っている中で、自分だけ頑張らないわけにはいかないと思い、最後までやりきることができました。
  しかし、普段、自分で勉強するときは、そういった周りの雰囲気がありません。ですから、つい気が緩んでしまうこともあります。このままでは、自分の将来の目標を達成することはできません。今回、私は途中で諦めずに最後までやることの大切さを改めて学ぶことができました。私が普段勉強をするときも、明確な目標を持ち、それを最後までやりきる心持ちで取り組みたいと思っています。
 最後に、今回、高2の夏に勉強合宿に参加し、勉強のしっかりとした基盤を作り上げることができたと思います。私の将来の目標を達成させるために、今の大切な時期を無駄にせず、今回学んだことをしっかり心に留めておこうと思います。
  また、学んだことを元に、普段から、努力を惜しまずに、勉強を頑張ろうと思っています。そして、1年半後の大学入試に自信を持って臨むことができるようにしようと思います。
 

8組 Kさん

  今回の勉強合宿では、勉強についてだけでなく、考えを改める良い機会になりました。
 まず勉強面についての収穫は、今までにないほど集中した状態を経験することができたことです。十時間勉強したことはあっても、ただただ時間が長く感じられるばかりで、実際はいつもの勉強量の八割程度の効果しか感じられませんでした。
 しかし今回は高い集中力と緊張感を長時間保つことができ、十分間の休み時間さえ惜しいほどでした。このことから、自分を強制的に勉強しなければならない環境へ追い込むことで、いつも以上に集中できるということがわかりました。
 二つ目は、想像以上に自分がこなすことができる勉強量というのは少ないということがわかったことです。山本副校長先生に閉講式で、計画してきた勉強をすべてこなせたかどうかについて質問されましたが、私は過去の経験から学んで計画では少なめに見積もったつもりでした。しかしそれでも全計画を制覇することはできませんでした。
 勉強合宿の最終日は達成感が得られるだろうと期待していたのですが、実際は危機感ばかり感じていました。少なめに見積もった計画さえ達成できずに間に合うのだろうかと恐怖ばかり感じていました。「卒業生を囲む会」で、先輩方から勉強時間ではなく自分が達成すべき目標を指標として勉強せよという助言をいただいてから、時間ではなく内容の達成を気にして勉強していたので、自分の中では勉強合宿の終わりというものを最終日では感じられませんでした。
 よって、綿密な計画とそれに必要な膨大な勉強時間、また効率の良い勉強方法というものが求められると思います。
 そして勉強面以外についてですが、今回やっと受験は団体戦と言われる意味が、わかった気がします。今回は合宿ですからもちろん団体戦なわけですが、日を追うごとに体調不良の生徒や集中力が切れた生徒が増えていくたびに、私を含めたクラス全員の士気が下がっていくのを実感しました。私は自分からクラスの雰囲気を悪くするような恥ずかしい言動はできないと自分に言い聞かせ、最後まで頑張りきることができたと思います。人間誰しも自分のために努力するというのは意外にも難しいものです。
 しかし支え合う仲間がいればお互いのために良い意味で競い合うことができます。これが理想的な切磋琢磨の姿ではないでしょうか。私はこの切磋琢磨できる良い雰囲気づくりという役割を進んで引き受けて、さらに上を目指していきたいです。
 受験とは、単に学力向上のためではなく、自分を追い込んだ状態で、かつ心身の安定も図りつつ、目標に向かって邁進するという一種の修行の場だと思います。勉強合宿終了後から高三ゼロ学期という竹中先生のお言葉を思い出して、これからは受験生として生活していこうと思います。
 

9組 Sさん

 私は今回の勉強合宿に参加して、時間の短さを1番感じました。
 閉校式の時、副校長先生が「立てた計画は終わらないものだ。時間が沢山あったように見えても少ししか進まない」とおっしゃっていたのを聞いて本当にその通りだと思いました。自分の立てた計画では110分で終わるはずだった内容が、分からないところや関連するところを見ている間に倍の時間がかかったりと予定していた計画の7割ほどしか終わりませんでした。
 また、周りがやっている勉強を見てみると自分がまだ復習出来ていないところをやっていたりと、これからやるべきことの多さを感じました。時間の短さを感じたことで工夫して勉強する事が大切だと気づき、部活に行く時のバスや電車などでは学校に行く時よりも長い時間乗っていることが多いので、データベースやVintage、古文単語など単語力を上げるために有効に使っていかなければいけないと思いました。
 残りの受験までの1年でやるべきことは沢山あり、英語は受験で出来ないと必ず合否に大きく関わると思うので、英語は得意と言えるように毎日英語と触れ合えるように、1日の勉強に必ず取り入れられるようにしたいです。
 また、模試が苦手なので今までやった模試の解き直しや、特に数学では今までやった内容を今はフォーカスゴールドで復習しなおしています。問題集は一周しただけでは力がつかないと思うのでTAだけでなくUBも1度間違えた問題は必ずまたやり直してできるようになるまで何度も解いて、似た問題などが出てきた時にも対応できるようにしておきたいです。
 秋からの残りの高校2年生としての時間、部活で一番上の学年になり、勉強との両立は厳しい時期もあるかもしれないけれど、それは部活をやっている人は全員同じ条件なので、自分だけが眠かったり、疲れている訳では無いということを忘れずに頑張っていこうと思います。

 

10組 Aさん 

 今回の高2の勉強合宿で感じたことが私には三つあります。
  一つ目は、勉強のやる気についてです。今回の勉強合宿は前よりも日数が増えたのにもかかわらず、あっという間に終わってしまったように思えました。それに、勉強していて覚えられなかったことがしっかり暗記できたり、今まで解けなかった問題が解けたりと、自分のこの努力がちゃんと結果につながっているのだと思うと、ますますやる気が出ました。そして気付けば、自習の時間も講義の時間も無駄にしたくないと思っている自分がいました。
 二つ目は、周りでずっと一緒に勉強していた仲間の存在の大切さについてです。普段の学校生活とはまた違った環境の中で、五泊六日という長い時間ずっと頑張ることができたのは周りの仲間の影響もあります。休み時間や食事の時に友人と少し話すだけでも本当に元気になれ、何よりお互いを高めあえる関係になれて、この先ずっと切磋琢磨していきたいと思いました。
 三つ目は、勉強する習慣の大切さについてです。一日に十一時間も勉強するなんて、自分にはできないのではないかと不安でしたが、いざやってみると大変だったけれど楽しく、自分にとって本当に有意義な時間になりました。そこからわかったことは、普段からもっと頑張れば、今以上に勉強することができるということです。夏休み中は長時間集中力を持続して勉強をできるようにしたいです。
 合宿が終わって、受験が近づいてきています。受験を成功させるには大きな努力が必要です。
 しかし、先輩方も通った道のはずです。私も卒業生を囲む会でいらした先輩方のように後輩にとってそういう存在になれるように頑張りたいです。高二も折り返しとなる今こそ、もう一度気を引き締めて己を律し、精一杯勉強を頑張っていきたいと思います。
 

 

11組  Yさん 

   私はこの勉強合宿を通して大きく変わることができたと思います。私はこの合宿が始まる前、先輩や友達の影響もあり、勉強合宿に対してマイナスのイメージを持っていました。1日10時間を5泊6日でこなすという厳しい条件であり、とても不安でした。しかし、合宿中は先生方のサポートや友達同士での励まし合いなどにより、学年全体で乗り越えることができました。自分のモチベーションだけでなく、受験に対する学年の絆もできたと思います。
  合宿では、合宿の始まる前に持っていたイメージどおり、乗り越えなければならない壁も大きいものでした。一日目は午後からということもあり、あまり長い時間ではなかったので、それほど苦痛に感じませんでした。二日目は正念場でした。朝からということもあり、勉強に集中できないこともしばしばありました。ここで我慢して勉強し続ければ成長につながるのですが、私は目先のことだけを考えてしまい、あまり集中することができませんでした。この二日目で妥協してしまったことは大きな反省点であったので、翌日の三日目以降につなげていこうと思いました。三日目は、比較的集中できていたと思います。飽きてしまったときには得意科目に切り替え、集中を切らさないように心がけました。この日には、学力が上がったという実感があり、達成感を覚えました。また、周囲の友達が集中していたおかげで私もその波にのることができました。周りと支え合うということがどれほど大切かということを実感できました。
  よく受験は団体戦だと言われますが、その理由がよくわかりました。つらいときでも仲間を思い出して励みにすることが勉強合宿で得た収穫の一つでもあります。
  私は今回の勉強合宿で得たものを果たして今後の学習につなげることができるのか、自分にとって無意味な時間になっていないかということに不安を抱いていました。しかし、そのようなマイナスの考えをせずに、勉強をしました。やはりただ勉強をしているといつもどおりの勉強になってしまいますが、この合宿で得た一つ一つのことを思い出し、集中が切れたり、つまずいたりしたときも合宿で得たものを思い出していこうと思います。また、最初はそのような姿勢で勉強をしていても、これからは長時間勉強できる集中力を養っていくために頑張ろうと思います。それは決して高校生の間だけではなく、大学生になっても社会人になっても、その後の自分にかかっているのだと思って乗り越えていこうと思います。
  オープンキャンパスに参加し、目標を再確認してこの時期、気持ちを変えるのに最も適していると思います。これを境に、これからの夏休み、そして其後の生活を通して大きく変われるように日々過ごしていきたいです。