ディレクトフォース全体会に参加して

 

1組 

  今回のディレクトフォースはグローバル化するこの社会の中で注目される3つの議題についてディレクトフォース講師の方々ともに、1000人余りの生徒がパネラー3人を交え、パネルディスカッションをしました。
 1つ目のテーマは、「仕事とは何か」 生徒からは「社会を向上させるものだ」という意見や、「社会への恩返しだ」という意見が聞かれました。
2つ目のテーマは、「これからの環境はどう変わっていくか」 長崎さん、川崎さんは日本企業のグローバル化は10年遅れているとした上で、高齢者や外国人、さらにはAIをどう労働力に取り入れていくかを私たちに問いかけていました。
 3つ目は「高校時代の有意義な過ごし方」 英語の重要性や、意思の力がどう人生に影響するかを話し合いました。
 今回の一連のお話の中で、これからの社会で自らに課せられた物の多さを改めて実感しました。そのうえでやはり、講師の3名がおっしゃっていた通り、「人を尊敬する」ことはいつの時代にも最重要だと実感しました。ますます社会が多様化をしていく中で、たくさんの自分とは「異なる」人々と仕事をしていくことになるでしょう。そこでより良い意見や価値観を共有していくためには「人を尊敬する」ことはやはり必要不可欠となっていくのではないでしょうか。
 今回僕はパネラーとして壇上から皆さんを代表して意見を述べさせてもらいました。社会の節目ともいえるこの時期に、自分たちのこれからについて一生懸命考え意見を交わしあった、この経験は必ず僕の支えになると思うし、そのお手伝いをさせていただけて、本当に光栄でした。
 最後に、講師のみなさん、本当に有意義な時間をありがとうございました。


2組

 私は今回のディレクトフォースに参加して自分の将来について改めて考えるとてもいい機会になりました。大ホールを使った大人数での講話だったということもあり、いろんな学年の人達の意見を聞くことができてとても有意義な時間でした。私たちにいただいた質問の中に仕事とはどういうものか,というものがありました。あの場にいたうちの一人として私なりに答えを考えてみました。私は、仕事とは、誰からも必要とされないものなどなく、全てのことが世界中の誰かの役に立っていて、人が社会に馴染むためのものだと思っています。大人になると、今のように学校に行くこともないのでこれだけ多くの人たちと関わることはなくなると思います。そこで仕事をしていないとなると本当に他人とのコミュニケーションをとる場がなくなり、社会から隔絶されていってしまうと思いました。一方、社会に出てたくさんの人たちと関わることで、自分では分からなかった新しい発見があったり、今までは考えられなかった繋がりができたりと豊かな人間関係を築くことが出来ると思います。それに、仕事を選ぶ時、自分の嫌なことを職にする人はいないと思うので、自分の好きなことを楽しみながらすることで他人に認めてもらえたり、社会の役に立てたりするというのは、この上ないくらい素敵なことなのではないでしょうか。私は将来医師になりたいと思っています。そこまでの道のりは容易くはないと思いますが“仕事をする”という素敵なことを実現できるようこれからも勉強に励んでいきたいと思います。


3組 

 「仕事とは?」、これはパネルディスカッションの最初の質問でした。この質問を聞いて、私は、仕事とはお金を得る手段、かつ人の役に立つ事だと思いました。仕事がお金を得る手段ということについては、誰もが納得できることと思います。もう1つの意見である、仕事が人の役に立つということについて説明します。私は、仕事とは誰かに必要とされているからこそ存在する、そしてその仕事は誰かを笑顔にし、自らの満足度を高めるのだと思いました。一見、人の役に立たなそうな仕事があったとしても、その仕事のお蔭で助けられている人がいるだろうし、その仕事があるからこそ笑顔になる人がいると思います。その一方で、先生は、仕事は自分が社会人として自立する事だ、その上で、自分で考える、調べる、決める事が大切だと仰っていました。自分で考え、調べ、決めるという事は、今の私には経験不足だと思っています。今、私は16歳ですが、今まで生きてきた16年間の中でいろいろなことを経験し、自ら考えたり調べたりという事ももちろんしてきました。しかし、自ら決めるという事は、改めて考えるとあまりしてきてないように感じます。例えば、何か物事を決めるときに、周りの様子を窺ったり、両親などに相談したりして決めるという事です。何かを買う時に優柔不断になってしまうこともよくあります。そのため、今後は多方面から考えた上で、自分の考えを貫けるようにしていきたいです。そして、今回のディレクトフォースでパネラーをしていた方々や、意見を言っていた方々の様に、恐れずに堂々と人前で意見を言えるようになりたいです。それが、将来の仕事にも生きることだと考えさせられました。改めて、今回ディレクトフォースにお越しいただいた先生方に感謝したいです。

  

  


4組
 ディレクトフォースの方々のお話やパネラーの人の意見を聞いて、自分は仕事の本質は『自分の存在、能力を認めてもらう』ものだと思いました。お金を稼ぐため、自分を成長させるため、社会に貢献するためなどはもちろん大切なことだと思います。しかしそれ以上に「他人から認められたい、他人から必要とされたい」という承認欲求が人を動かす原動力で、それは仕事も同じなのではないかと思います。人の一番の幸せは誰かから必要とされていること、一番の不幸は誰からも必要とされないことだと思っています。だから自分は仕事の対価は 「承認」だと思います。だからこそ仕事には人の人生を簡単に変えてしまうほどの魔力があるのだと思います。仕事がうまくいけば、ある程度は幸せになれるはずです。しかし仕事がうまくいかない時、現実と理想の差が自分を苦しめる。仕事が全てでないことは誰もが知っているはずです。それでも苦しめられるのは仕事以外の幸せの近道がないように感じてしまうからだと思います。だからこそ高校生の自分は仕事以外の幸せの見つけ方を様々な経験から探していきたいと思います。 自分が作る人生設計図がどこまでが現実になって、どこまでは予想外のことが起きるかわかりません。でも、仕事を出来るようになった時、自分が経験してきたこと、出来ることを最大限に発揮するには今が、今からが大切ではないかと思います。

5組 

 今回のディレクトフォースを受けて、1番考えさせられたのは「高校時代の過ごし方」についてでした。
 私はなんでもやってみようという心意気が少ない方だと思います。自分が絶対に失敗してしまうような気がして、何もしないという事が多いです。先のことを考えすぎて一歩を踏み出せずにいるときもあります。また、踏み出せたとしても失敗してしまうことが多いです。失敗してしまうと、自分が何もできないような気になってしまいます。そして何もしたくなくなる。そのような悪い循環にはまってしまっているような気がします。
 しかし、今回のディレクトフォースを通して、「結局はどこかで自分が変わらなくてはいけない」ということが分かりました。失敗して注意された時に、ただ聞いているだけでなく、自分で理解するようにしたいと思いました。なぜなら、自分で理解することがとても大切だと思っているからです。そして、これは高校時代にやっておかなくてはいけないことだと思いました。なぜなら、自分で何かを選択し行動することは、これから自立することを考えると大切だと思うからです。ここで何かをしなければ、大学生になっても社会人になっても何もできなくなってしまうと思います。
 私は進路選択などで最近とても悩んでいました。ですが、今回のお話を聞いたことで私も自分の人生を選択し行動しなくてはいけない、進まなくてはいけないという気持ちがさらに強くなりました。次の学年に上がる前にこのことに気づけてよかったと思いました。今回はありがとうございました。

6組 

 私は今回ディレクトフォースに参加して、高校生活の過ごし方と、自己実現への達成の要件について自分なりに考えてみました。まず、高校生活の過ごし方についてです。私は今回先生方がおっしゃっていたことを、講義を受ける前までの自分は全然やっていなかったなと思います。1つ目は、とがったものをもち自尊心を持つというところです。とがったものを自分の中で見つけられていませんでした。2つ目は、自分と向き合うことです。以前オーストラリアに留学に行っていたのですが、お世話になったその学校では、現地の高校生が手を挙げて発言しているのを見て、これが日本人と海外の人達の違いなのかと実感させられたことがありました。いきなりそうやって発言することは難しいと思いますが、徐々にすすんで手を挙げ、発言できるようにしていきたいです。3つ目は興味のあることにどんどん挑戦して行くということです。私は今とても英語に興味があります。テストでの実力はまだまだなのですが、自分の中でとても頑張りたいと思い始めているので、これからもっと勉強を頑張っていきたいなと思いました。4つ目は、苦労は買ってでもする、でした。私は以前、苦労をしてやり遂げたことで本当に達成感がありました。この達成感を味わうことができるようこれからの学生生活を一生懸命頑張りたいです。自己実現を叶えるために、やることは1つだと思います。私が必要だと思っている勉強をこれからも楽をせずに取り組んでいこうと思います。

  
  

7組 

 私は失敗ばかりする人間です。人に沢山の迷惑をかけてしまっていて、その度に罪悪感に苛まれ、自分の力の無さに失望します。そして私は何かに挑戦しようとすると、そのような思いをしたくないがために、失敗を怖れ、足がすくんでしまいます。今回のディレクトフォースの中に出てきた意見の一つに「失敗をするのは良いことだ」というものがありました。私は前にも何回か、これと同じセリフを聞いたことがあります。このセリフを言われた方々は、いずれも偉業を成し遂げました。
 今回のディレクトフォースで、私は「失敗を恐れない=創造力」ではないかと思いました。失敗を怖れてしまう人は前に進むことが出来ず何も生み出せません。が、失敗を怖れない人は、何回転んでもその度に立ち上がって前に進み続けるため、何かを生み出し続けることが出来るのです。
ある本には「今ある仕事の半分近くがAIに奪われる。そして、これからの人間に求められるのは、『創造力』である。」と書かれてありました。これからの社会には、創造力のある人、つまらない失敗を怖れない人が今まで以上に求められるのではないかと、そう私は考えます。
将来の夢は、パワードスーツの開発研究に携わることです。モノをつくる仕事には、創造力が不可欠です。夢を追いかけ続けるためには、志が必要です。これからは一歩踏み出していくことにします、たとえ失敗が怖くても。


8組 

 この前行われたディレクトフォースでは今、世界では何を求められているのか、またそのためには何が必要なのか様々な事を考える機会となりました。世界で求められている事は多くありますが、その中で特に主体性が求められている様に感じました。主体性は世界に関わらず社会や学校などでも求められるものです。ではどの様にして身につけるのでしょうか。
 まず基本となる知識力が必要となります。知識力は大きく三段階で身についているか判断でき、一段階目として学習、インプットが挙げられます。学校でも習う基本的な事なので重要であり、全てのコアになるものです。次にアウトプットです。インプットした知識を理解しそれを使って判断したり分析することです。そして最後にその知識を使い多数の人に説明することによって知識が身についているか判断できる指導や説明、プレゼンテーションです。この様にして身についているか判断でき、そこから創造力、人間力へと繋がっていきます。私が特に大事だと思うのは創造力です。これからの世界ではただ知識があるだけではなく表現力、思考力そして想像力が問われていきます。その例として勢いのあるGoogleやAppleが挙げられます。私はこれから様々な体験をしていく上で受け身から主体性へと、そして自分を表現することを意識して色々なことを身につけていきたいと思います。


9組 

 僕は、今回のディレクトフォースでは現代社会で活躍されている三人の社会人の方々から貴重でためになるお話をお聞きしました。その中で、第一線で活躍するために特に必要なことは何かということをお聞きし、僕はそのことが特に心に残りました。
 現代社会の第一線で活躍するために必要なこと、それはいろいろあると思いますが、社会人の方々は、他人を尊重することやいろいろなことを経験すること、そして豊かな創造性を育むことが特に重要だと仰いました。そして、僕はこの三つについて自分なりに考えてみました。他人を尊重すること、それはその人と良好な人間関係を築くことにつながると思います。また、いろいろなことを経験することで冷静な判断ができ、あらゆる非常事態に対処することができると思います。そして、豊かな創造性を育むことで枠にはまらない柔軟な発想ができ、それが行き詰った状況を打開する手助けをするかもしれません。これらのことは、まだ僕に足りない部分だと思うので、残りの高校生活、大学生活を通じて身につける必要があると思いました。
 今回のディレクトフォースで三人の方々から貴重なお話をお聞きして、僕は将来に対する意識が変わりました。今までは漠然としていた「将来の夢」というものがよりいっそう明確になった気がします。今回のディレクトフォースで変化した意識を今後も忘れることなく持ち続け、将来の夢へと邁進していきたいと思います。

  

  


10組 

 私は、今回の講話を聴くまで人生を逆算するという発想がありませんでした。大抵の人は学校を出て会社に入り一生を終えるという型通りの人生だと思っていました。しかし、人生を逆算してみると、社会で活躍→大学・高校で何をすればよいかと繋がり、そこで大事になるのが受け身から主体性ということがわかりました。若い頃から自分の人生を逆算する、自分の責任で設計するということが大事だと初めて知りました。
 では具体的に逆算で人生設計をするというのがどういうことかと言うと、目標+〜になりたいこと、必要条件、今できることを考えてしっかり計画を練るということでした。私は今までにこのようなことを考えたことがなかったので、この考え方にすごく関心があります。また、好きと嫌いの差は主体性とわかり、なるほどとすごく納得できました。やはり、勉強もやらせられているという感覚があると教科別で好き嫌いが出てしまうのかなと思います。
 一方で、グローバル化については難しかったのですが、今の時代、英語はどこに行っても大事になると思うので、英語を理解できるようにするだけでなく、喋れるようにしたいと思います。日本人は外国の人と比べてとても消極的なので、もっとアメリカ人などを見習って、積極的になるべきだと思います。そのためには、幼い頃からのコミュニケーションが大事になってきます。学校での授業の受け方や発表の仕方を変えていくと良いと思います。自分も含めて日本人は挑戦する勇気が足りないと思うので、間違ってもいいからやってみることを大切に出来ればと思います。


11組 

 ディレクトフォースの講義中に「仕事とは何か」という議題が上がっていました。私達学生にとっての仕事とは第一に勉強、第二には友人との交遊関係について学ぶことだと思います。将来きちんとした大学に行くためには、人間性やなにかしらのスキルが必要ですが、やはり学力が一番重要視されます。学生のうちはまだ脳も若く勉強が一番はかどるので、将来やっておけば良かった、などの後悔をしないためにも努力しておくべきです。
 また身近な大人の人に今の生活などを聞いてみると、中学、高校時代の友人とつながりがあると言っている人は多いのです。ですが、仕事が忙しすぎて全く会う暇がないと言っている人が多いのです。だから毎日学校に通えて毎日友人に会える今を十分に堪能し、そこから他人とどう接していくべきかを学ぶことが大切です。高校、大学の間にやるべきことは大きくこの二つだと思います。
 私達が社会人になるときに人工知能がどれほど発達しているかはわかりません。ほとんどの仕事は人工知能にまかせっきりになっているかもしれません。私達が働くようになったら、現在学校に通っているように一日のほとんどを仕事に費やすことになります。たとえ給料が高くてもやりがいや楽しさがないと何十年も続けるなんて不可能です。将来安定した楽しい職業に就けるためにも今から勉強や交友関係を学んでおく必要があります。また、人工知能発達の状況を確認しながら今後を考えられる目も養えれば良いと思います。


12組 

 今回のディレクトフォース基調講演を聞いて、まず、もっと自分の将来について考えなくてはいけないと感じました。特に、人工知能化が進む中で、10年、20年と時間が経った時に、今ある仕事が、なくなってしまうということがあると思います。話の中で、窓口業務が人工知能になるという話を聞いて、僕は、証券会社に勤めてみたいと考えていたのですが、窓口業務がなくなってしまうのであれば、人数が絞られてしまうのではないかと思い、少し怖いと思いました。人工知能が、人間を支配するという話をどこかで聞いたことがあります。人間は、歳をとっても、人工知能は、歳をとらないし、また、どんどん機能があがっていき、人間を超えてしまうということです。
 今回の基調講演では、何人かの、生徒が壇上に上がって、自分の意見を述べていました。しかし、僕は人前に立ち、意見を言うことがとても苦手です。今回、壇上で意見を述べていた人や、自ら手を挙げ、自分の意見を述べていた人は、本当に凄いと思いました。
 また、高校生活についての話も聞きました。現在の僕の生活は、全く充実していないなと思いました。いま、やるべきことをしっかりとやり、2年後の大学受験、その後の就職活動に向けて、やれることを一つずつやっていきたいと思います。人を尊重するというのは本当に必要なことだと思います。