創立40周年記念 ロシア国立ウリャノフスク交響楽団コンサートをお聴きして

 


7組 

 今回の創立40周年記念コンサートは、ロシア国立ウリャノフスク交響楽団の方々に来ていただきました。ウリャノフスク交響楽団の方達が演奏してくださった曲はどれもとても有名な曲で、聴いていてとても楽しく、気持ちが落ち着くような曲ばかりでした。今までも、世界で活躍されている素晴らしい音楽家の方々に来ていただいていましたが、その方々に並ぶ、もしくは、それ以上のものを聴くことができました。今まで来ていただいた演奏家の方々は、単独か、少人数での演奏でした。今回来ていただいたウリャノフスク交響楽団の方々は、人数は分かりませんが、ステージが埋まる程沢山いらっしゃいました。僕自身、大人数の演奏を聴いたことがなく、初めての経験でした。初めは、どんな演奏なのだろうかと緊張していましたが、予想のはるか上をいく、素晴らしい演奏で、とても感動しました。よく、演奏に感動して、泣いたり、自分がちっぽけに感じた、などとおっしゃっる人がいますが、僕は、誇張表現だと思っていました。しかし、実際に演奏を聴いてみると、それが誇張表現ではなく、本当にそう思うのだなと分かりました。今回のコンサートは、自分に色々な事を教えてくれた素晴らしい体験の一つです。

      


8組 

 僕は今回のロシア国立ウリャノフスク交響楽団の創立40周年記念コンサートを聞いて、とても感動し、ロシアの文化や音楽にふれて衝撃を受けました。特に衝撃を受けたことが3つあります。まず一つ目に、金平糖の精の踊りです。僕は今までこの曲を何回も聞いたことがあります。しかし、この交響楽団の演奏を聴いてとても驚きました。今まで聴いていた曲とは全く違う曲のような響きがありました。僕は、これが本物の音楽であるということに気づきました。二つ目に、白鳥の湖です。これも今まで聞いたことがある曲でしたが、全然違いました。今まで聴いていたのはもっと大人しいものでした。しかし、今回の演奏を聴いてもっと激しいものであると思いました。3つ目に指揮者のオレグ・ズヴェーレフ氏でした。自分の中で指揮者とはもっと大人しくしっかりと、それぞれの楽器に指示を出すというだけのイメージを持っていました。しかし、今回の指揮を見ていて全く違うと思いました。それは、格好いいということです。ズヴェーレフ氏は、音楽の強弱によって個々の楽器に強く、美しく、指揮していました。この姿を見てさらに他の交響楽団を見てみたいと思いました。このような3つの理由より、交響楽団に対する見方が180度変わると思いました。他の機会があれば、積極的にこのようなイベントに参加して、自分の中の感受性を豊かにしていきたいと思いました。




9組 

 今回ロシア国立ウリャノフスク交響楽団の演奏を聞いて、とても感動しました。やはりオーケストラとなると、弦楽器から管楽器まであるので音楽の表現の幅が広がりすごいなと思います。私自身、小さい頃オーケストラの演奏をよく聴きに行っていたので、オーケストラの演奏のすごさは知っていました。だからこそ、今回のように授業の一環としてオーケストラの演奏が聴けたことはすごいことであると思うし、贅沢な機会だったなと改めて思います。今回演奏した曲はバレエ音楽が多かったなと感じました。個人的にクラッシック曲が好きでたまに聴いているので、今回演奏された曲は全部知っていました。それにバレエ音楽は特に好きで、自分が好きな曲をイヤホン越しではなく生の演奏で聴くことがきて本当に嬉しかったです。そして、私は吹奏楽部に入っているのですが、自分が演奏している楽器も、もちろんあり、興奮しました。プロの演奏というのは人に感動を与える演奏なのだなと改めて感じました。曲を演奏することだけが目標ではなくなるので、本当に難しいことなのは重々分かっています。私も吹奏楽部として、聴いてくださる人に感動を与えられるような演奏をしたいなと常に思っているのですが、いつか実現できるように日々練習に精進していきたいです。良い経験をすることができて嬉しかったです。

   


10組 

 私は、クラシックバレエを習っていたことがあり、現在はジュニアオーケストラに所属してヴィオラを演奏しています。そのため今回のロシア国立ウリャノフスク交響楽団のコンサートがとても楽しみでした。コンサートの最初の曲目は「眠れる森の美女」でした。曲が始まった瞬間、音の迫力に圧倒されました。この曲では場面の変化がわかりやすく、演奏から物語の情景が思い浮かんできました。次の曲目「くるみ割り人形」の3幕は様々な国の踊りを表現した音楽で、それぞれの曲に世界観があり、演奏を聴いていてその世界観に引き込まれていきました。最後の曲目、「白鳥の湖」チャールダーシュではパーカッションの演奏が全体の演奏を盛り上げていてとても印象的でした。また、途中でテンポも速くなり聴いていて気持ちが高ぶりました。今回のコンサートでプロの方々の演奏している姿を観ることができ、たくさん学ぶことがありました。特に、弦楽器を演奏している方々の弓の使い方はとても勉強になりました。弓元から弓先までを曲によって上手に使い分けて演奏していました。私は、弓先を使ってきれいな音を出すことが上手くできないので、これから練習を重ねてプロの方々に近づけるようになりたいと思いました。また、演奏者の皆さんはもちろん、演奏を通して観客の人たちもひとつになっているのを感じて音楽の楽しさを改めて知ることができました。今回このような素晴らしい演奏を聴くことができ、とても良い経験になりました。

     


11組 

 私は普段音楽に親しんでいることもあり、プロの交響楽団による演奏をとても楽しみにしていました。実際のそれはとても刺激的な演奏でした。この演奏会を、奏者としての自分と観客としての自分を並行させて観ていました。奏者として、私が特に心動かされたのは、白鳥の湖の組曲の中に自然と流れてくるハープの音色でした。劇中に登場する白鳥の哀愁や悲愴がごく自然に表現されていてとても感動しました。また、管楽器、弦楽器、打楽器がそれぞれの楽器を引き立てるように、そして楽曲に「効果」を与えるように演奏されていました。それにより、緩急や強弱のメリハリが生まれ聴き手を物語の世界に引き込んでいきました。これは、私もオーケストラに出演したことがあることから、とても難しい微妙な調節や個々の気配りから成り立つ事だと思うので、交響楽団の皆様の入念な打ち合わせにより生まれた賜物なのだと強く感じました。
 観客として聴くと、今回の演奏は終わってしまったのが惜しい、もっと聴きたいと思った演奏会でした。悲愴的なフレーズの時にはただただ悲しくなり、速いテンポの時は高揚を覚えました。このような「音楽とリンクする感覚」は素晴らしい演奏を目の当たりにすれば誰でも味わう事ができるのが音楽の最大の魅力でもあり、本質であると思います。私も、演奏者として、聴き手がそのように自然と心動かされる様な、感動を呼ぶ演奏ができるようになりたいと思いました。

     


12組 

 私は、40周年記念コンサートでロシア国立ウリャノフスク交響楽団の演奏を聴きました。交響楽団の演奏を生で聴ける機会はとても少ないので、気づかされることや驚かされることが多かったです。まず、たくさんの人数の弦楽器がいる中で管楽器の人数は数名しかいないのに私がいた一番後ろの席までとても迫力のある音が届いていてすごいなと思いました。私が吹奏楽部で担当しているトランペットの音も曲によってまったく違う音色を奏でていて、私もこんなふうに自分が吹く音を操れるようになりたいなと思いました。また、たくさんの人数で演奏をしているはずなのに同じ楽器の中で一人一人の音程・音色・リズムが周りととてもあっていて、まるで一人が演奏しているみたいでした。私も部活でこんなふうに合わせられるようになりたいなと思いました。江戸取の吹奏楽部に無い、ハープやコントラバスやファゴットも演奏していて、やっぱり弦楽器がいると音の厚みが違うことを改めて実感しました。今回、ハープの音を聴いて演奏してみたいと思ったので、いつかどこかで演奏できる機会があればいいなと思いました。アンコール曲で演奏された「剣の舞」がとても迫力のある演奏で、聴いていて鳥肌がたちました。今回、ロシア国立ウリャノフスク交響楽団の演奏を聴いて今まで以上に吹奏楽でいい演奏をしたいという気持ちが増したので、もっと部活で良い音がだせるように練習を頑張りたいと思います。