創立40周年記念講演会 井村 雅代先生講話をお聴きして
〜夢の実現〜

 

1組 

 井村先生はスポーツ選手をオリンピックのレベルまで育てた名コーチであることは知っていました。僕もハンドボール部に入部しているので、スポーツ選手として井村先生のお話を聞いていました。しかし井村先生のお話を聞いていくうちに、スポーツということだけの心構えの話ではなく、人間が何かをやろうとしたときに整えておかなければならない心の準備、そして目標を達成させるための熱意ではないかと感じてきました。“自分に限界をつくらない”というお話は今までも多くの先生から聞いてきましたが、オリンピックの選手にまで育てたコーチのお話ということもあって今までよりも一層感動がありました。そしてこれから目標を設定したらすぐにあきらめないで努力していこうという気持ちがわいてきました。
 また、自分は今まで努力を重ねて練習で100%の力を出せたら、本番で120%くらいの力を出せるものであると思っていましたが、今回のお話を聞いて考えが変わりました。確かに練習でうまく行っていても本番では様々な要素があってうまく行かない事が、今までたくさんあったような気がします。だからこそ練習で目標よりも高い力を出せるようにして、本番では多少の心の迷いや失敗があっても目標を達成できるようにしなければならないのだと感じました。勉強もスポーツもそれくらいの努力をした人が成功するのだという事を心にとめてこれからの学校生活に活かしていきたいと思います。

   


2組 

 私は、今回の井村雅代先生のお話をお聞きして心に残った事がいくつかあります。一番心に残ったのは、「人間には限界はない。限界だと決めているのは自分自身だ。」と言っていた言葉です。これを聞いて私は、確かにその通りだと思いました。私も、自分で限界だと言ったあとでもやってみたら出来た、ということは今までにも何度かありました。なので、私は、これからは自分の中で限界だ、と感じてもすぐに諦めることはせず、もっと出来ると信じて少しずつ努力を積み重ねていきたいと思いました。
 次に、小さな目標と大きな目標を立てることが大切だということです。私は今まで、大まかな将来の目標だけ立てていました。ですが、それに届くためには、どの段階でどのような事が出来ているようになっていなくてはならないのかなどをしっかり考えて、小さな目標を立てていくことが大切だということを学ぶことが出来ました。そして、その目標が届かなかったら次までに絶対にその遅れを取り戻すようにしなければいけないとおっしゃっていました。このお話を聞いて、私はこれから将来の明確な目標に向かって、この先どうなっていればいいのかをよく考えて、まずは小さな目標を立て、それを一つずつクリアしていけるようにしていきたいと思いました。
 今回の夢の現実という講話をお聞きして、今までの自分に足りなかったことや、どうすればよいかなどたくさんのことを学ぶことができました。これからの生活の中で、活かしていきたいです。

    


3組 

  「1ミリの努力」、井村雅代先生は先日の講演会でそうおっしゃいました。皆さんは1ミリという長さの事をどう思いますか。私は正直、とても短い、小さいものだと思っていました。まさにそれを言ってしまえば「無いも同然、無視しても変わらない」というような物だと思っていました、でもその1ミリを目標にして毎日やっていけば3ヶ月とちょっともすれば1メートルになるのです。「垂直跳びをするのに、明日は今日よりも1ミリ高く跳ぼう、そしてその次の日は前の日よりも1ミリ高く跳ぼう、そうやっていくと3ヶ月と少しもすればそれは1メートル高く跳んだことになります。1ミリくらいなら出来ると思いませんか?」と井村先生に言われた時、少し考えてみれば当たり前の事だと思いました。でもそんな当たり前のことがとても重要なことであるという事を井村先生から言われるまでは気づきもしませんでした。それは1ミリという単位ではなく1分1秒というものでも置き換えられる物だと思います。テストで問題を解く時、時間が足りないと思ったことはありませんか。後1分あれば全部解けた、と思う事があるかも知れません。実際に私も以前にそのような経験があります。でもそれは違うのだと私は思いました。その1分とはそのテストが行われる前の努力が1分間分足りなかったのだと思います。この計算を明日は今日よりも1秒短い時間で解けるようにしよう、そして明後日は、というようにしていけば、そのテスト本番では1分間短い時間でも解けたのかもしれないと思いました。私はそんな1ミリをこれから大切にしていこうと思います。1ミリくらいなら出来る、というのは自分でもそう思います。私は小さな積み重ねを大切にしていこうと思いました。



 

   


11組 

 どんな人でも今日やるべきことを明日に回してしまうことを一回はしてしまったことがあると思います。僕も課題などを後回しにして、期限ギリギリになって急いでやるということがしばしばあります。井村先生は「無理をしなさい」とおっしゃっていました。人間は自分が思っているより過酷な状況に耐えられます。井村先生の話を聞いて僕は今まで自分を甘やかしすぎていたと思いました。思い返せば今まで何かに本気で納得するまで取り組んだことは少なかったかのように思えます。毎日毎日を自分の納得がいくまでやる、これが本当に成功する人が必ずやっていることなのかなと思いました。また昔のことも考えないといったようなこともおっしゃっていました。ただこれは過去を振り返ってはいけないということではないと思います。勉強においても復習が大事だとよく言われるように時には昔のことも省みて反省することも僕は必要なことだと思います。だから僕は井村先生が言ったことは決して復習をするな、ということではなく、今日という日を完全燃焼する、1日1日に集中するという意味だと解釈しました。1日1日を完全燃焼するということはとても大変なことだと思います。人間は本能的に楽をしたがる生き物だと思います。1日を完全燃焼することは楽なことではありません。つまり人間の本能に打ち勝つような意志力が必要になると思います。この意志力があれば大抵のことは成功させることができるようになるのではないかと思いました。井村先生の講話は一言一言に重みがあり、また自分の甘さを思い知らされました。これからは自分の甘さ、弱さと正面から向き合い、自分の意志力を強くしていきたいと思います。

 


12組 

 11月5日に行われた井村雅代先生の講演を聞いて特に印象に残った話があります。それは、自分の未来の結果を先に決めて、そこから逆算して今からのプロセスを考えて、細かい計画を立てる、という話です。一つ一つのプロセスはチェックポイントになっていて、もし計画を立てた通りに進んでいなければ、計画通りに進められるように必死になって間にあわせる必要があります。その時に絶対にしてはいけないことは自分の決めた結果を下げる、ということです。この話を聞いた時にこの話は定期試験の勉強法にも当てはまるのではないかと思いました。今まで、私はテストで何点がとりたいからこのくらい勉強する、という方法ではなく、とりあえずテスト範囲を何周かしよう!と思って計画を立てて勉強していて、しかももしその計画の通りに進んでいなかったら間にあわせるのではなく計画を遅らせてしまっていました。なので、次回からのテスト勉強は先に結果を決めてしまってから計画を立てて絶対にその計画に遅れないように勉強してみようと思います。そうすれば決めた結果通りの点数が取れる確率が確実に上がると思います。他にも強く印象に残った話がたくさんあって、自分の今までの考え方が大きく変わるきっかけとなりました。なかなか聞くことのできない貴重な講演を聞くことができて本当に良かったです。