卒業生を囲む会に参加して

 


7組 

 卒業生の方々は自分の趣味や実体験などを交えたりしながら面白おかしく自分の勉強方法や受験の時に気を付けるべきこと・大切なことを教えてくださいました。まず、みなさん共通していた勉強方法は参考書を一冊に絞ってそれをとことん繰り返して完璧にすることでした。他にも長期休みの間にあの参考書は完璧にすると決める方法やマンガから影響を受けてマインドマップを作ってみる方法やモチベーションが上がらないときには受かった時もしくは落ちた時の想像をしてモチベーションを上げるなどと、有名大学に行く人たちはそれぞれ素晴らしい勉強法を持っているものなのだと思いました。
 次に、みなさん共通して言っていた大切なことは最後まであきらめないことでした。他にも受験当日に筆箱を忘れてしまったことがあったから忘れ物の確認は前日の夜にしておこうなど実体験も交えた話の説得力がとてもあり、本当に心が引き締まりました。
 僕は中学の時、特に中1、2年の時はあまり真面目に勉強に取り組んでいなかったので、自分の中での勉強方法といっても定期試験に向けて試験範囲の問題集を一周は絶対するということぐらいです。高校からは多少真面目に勉強に取り組むことにしたので先輩方の勉強法を参考に様々なことを取り入れていきたいと思いました。

    


8組 

 僕は今回の卒業生を囲む会に参加して多くの事を学び、改めて自覚した事があります。自覚した事の一つが自分はもう高校生だという事です。そんな事当たり前だろと思うかもしれませんが、僕はその自覚が、足りていなかったんじゃないだろうかと思いました。その理由が、勉強や、宿題を後回しにして、自分の好きな事をやってしまったりするところです。高校の勉強は、中学生の頃と比べて難易度はとても高く、難しくて、教科の数もとても増えています。だから僕は中学生の頃と同じようにやっていたら成績が下がってしまうのではないかと思いました。でも、何処か甘えている気持ちになっている自分がいて、後でやればいいやと思っている自分がいると考えました。そしてそれは本当の事だと思います。現にそうやって僕は勉強をおろそかにしています。だから少しずつでいいから、勉強をする時間を増やして行き克服すればいいと思いました。
 学んだ事の一つが、大学受験の事です。僕はあまり大学受験の事を考えた事がありません。志望校は決まっておらず、理系の方へ進もうと考えていました。理由が、僕は国語が苦手で、数学が得意だったからです。けれど卒業生の方の話しを聞いて、そんな理由で決めたら駄目だと思いました。その理由は、文系にも数学は必要な物もあるし、理系でも国語が必要だという事です。それを聞いて僕は考え直す良い機会だと思いました。この行事のおかげで、とても学ぶことは、多かったです。

  


9組 

 僕は、今回の卒業生を囲む会に参加して、一つ思ったことがあります。それは、様々な先輩が、様々な学校に合格した事です。当たり前ですが、我々は、大学受験に合格するために勉強しています。しかし、この間までの僕は、それに取り組むことが出来ませんでした。しかし、先輩にとっての「ドラゴン桜」のように、僕にもきっかけがありました。それは、中学三年生の二学期、つまり、中学校最後の試験で、悪い成績をとってしまったことです。それを機に、「もっと頑張らなくては」と思い、心を入れ替えて勉強に励みました。そのおかげで、今回は、自分としては悪くない成績を残せました。しかし、それでも、今から頑張って間に合うのか少し心配でした。その心配は今回の卒業生を囲む会の先輩の講話でなくなりました。
 次に、筑波大学社会学科を志望した理由です。一つ目は、僕が望む学科以外にも、様々な学科があるからです。僕の将来の夢は、まだこれから変わるかもしれません。なので、少しでも選択肢を広げようと思ったからです。二つ目は、僕の尊敬している人が、筑波大学のもととなった大学の出身だからです。彼は、地元で有名な高等学校の校長にまで上り詰めました。筑波大学に行けば必ずそうなれるとは思っていませんが、それでも、まずは、彼が出た大学に入り、彼に追いつきたいです。

   


10組 

 私は、千葉大学への進学を希望しています。しかし、先日の講話において、志望校に合格するうえで必要であり、私に足りていないことが、2つありました。
 1つ目は、学習における基礎学力です。先日のお話をお聞きして、難関校に行った人は、特に基礎学力を定着させていることがわかりました。基礎的なことを学ぶことは、応用問題など難しい問題を解くうえでも大切とのことでした。私は、2年になった時に理系に進もうと考えているので、数学に特に力を入れて行く必要があります。しかし、数学の基礎を確実にするには、教科書の問題や問題集の基礎の部分を固めるなどといった勉強方法が必要だということなのですが、今まで私はそのような事はしていませんでした。なので、これから学習をするときに、基礎学力を特に固めていきたいです。
 2つ目は、定期テストなどの目標を高く持つことです。難関大学に行った先輩の話によりますと、目標を高く持ち、その高い目標を達成していくことが、大学に合格するための1歩だということでした。しかし、私は今まで、高い目標を持つようなことはしていませんでした。なので、これから高校では、定期テストで、良い点数を取るといったことなどの高い目標をたてて行きたいと思います。
 私は、これから、志望校に合格できるよう、この2つのことを、行っていきたいです。

   


11組 

 「卒業生を囲む会」が始まってすぐに、卒業生87人全員が入場してきて、そのまま、それぞれの通っている大学が紹介されているのを見て、その迫力から三年という経験の差を大きく感じました。また、紹介された大学のなかには 全く知らない大学もあり、大学の数は多いと知り、選択肢の数もまた多いと思いました。全体で発表して頂いた先輩の話はそれぞれの受験の上手くいったことや、失敗してしまったことについてで、受験の現実が少しでも理解できて参考になりました。クラス内での話では、大学に実際に通ってからのことで、こちらでも大学の現実がわずかでもわかり、少しでも将来の見通しがたったのでありがたかったです。全体会の方では、一浪してしまった先輩がいて、クラス内の方では、レポート作成の課題で追われている先輩がいて、世の中では大学の難易度を主に見ているところがあったりと、この厳しさが現実だということを再認識させられました。
 二年後には「受験戦争」とも言われる現実が待っています。このリアルはとても苦しいもので、この苦しさへの耐え方が大きな差を生んでいます。逃れようとしても、その後でいっそう増した厳しさが待っています。この仕組みが悪いとも、いいとも思いませんが、今回の「卒業生を囲む会」の冒頭で感じた迫力は、この今後も続いていく「戦争」とも例えられる、「競争の場」で生きている先輩だったからだと思います。

   


12組 

 先日行われた卒業生を囲む会では、たくさんの有名国立大学生や、早稲田大学、慶応大学、その他医学部生が学校に来て下さり進路についてアドバイスをくれました。1年12組には、筑波大学情報科学科、慶応大学法学部の、江戸川学園取手高校の卒業生に来ていただきました。お二人は、個性の強い方でとても面白い話をしてくださり、具体的には、在学時の勉強時間、大学への志望動機、そして大学生活についてお話して下さいました。私たちに、勉強へのモチベーション、勉強の仕方を教えてくださいました。その中でも、心に残った言葉をいくつか紹介したいと思います。まず初めに、志望動機についてです。「大学が決まってから将来の夢が決まるのか、それとも、夢が決まってから大学が決まるのか。結論から言うと、どちらでもいいんです。自分が責任を持って、面白そうだなと思った進路を輝かせればいいのです。自分が選んだ道で、花を咲かせばいいんだ」との言葉、そして「世界中で使われているiPhone、アップル社の創業者スティーブ・ジョブズはこう言いました。今は、大変な困難だと思う事、つまり『点』を、長い人生の中で結びつければ線となり人生を描くのだ」との言葉です。
 宝くじも買わなければ当たらないように、わずかな人しか達成できないような試練にも挑まなければ、その試練はクリアできません。みんなそれぞれ挑むチャンス、権利は持っています。最後まで合格を信じて、自分を信じて、勝利まで歩みを進めていく大切さを教えていただきました。三年後、自分が素晴らしい人間になっていることを願います。