野村直之先生講演会をお聴きして

 

6組 

 僕は将来情報工学関係の仕事に就きたいと考えています。だから今回の講演会は自分の将来について改めて考えさせてくれる、とても有意義な物になりました。今回の講演会の中で特に印象に残っているのは、人工知能の発達とそれによる人間の仕事の必要性についてです。ここ数年の日本の人工知能技術は著しく発展しており、ニュース等で近い未来に職を失う人が増えるかもしれないという話を聴くたび、僕は嬉しいような悲しいような不思議な気持ちになっていました。しかし、野村先生が人工知能には人間が働くことに持っている価値観や意味を理解することはできないので人間が人工知能によって失業することは数百年ない、とおっしゃってくれたことで大きく安堵を覚えました。ここで話が上がった人間と人工知能の違いを示す上で重要になってくる、謙虚、成長、信用などの言葉も印象に強く残っています。今の時点で人工知能が感じることのできないこれらの感情を日頃から体感することのできる人間の素晴らしさを再確認できました。同時にこれからの学校生活での一日一日を大切に過ごし、これらを今よりも一層、体感できるようにしていきたいと思います。
 今回の講話を受けて最も今後に活かしていきたいと思ったのは、「”Why”で自問自答をして自分を高めていく」という事です。特に、勉強面でこれを活かしていくことができれば、自分のどこが悪く何ができないために成績が伸びないのか、というように自問自答が成績向上に直結することにも繋がります。これからの授業などでは常に疑問を持つような姿勢を意識していきたいと思います。このように今回の野村先生の講演会はテーマである人工知能という枠を超えて、自分に物事を考えさせてくれる貴重な物になりました。今回学んだ事を忘れずに日々過ごしていけるように努めていきたいと思います。

 


7組 

 私は、先日の野村先生のお話をお聴きして、人工知能についての貴重な考え方や、知識を得ることができました。この講話で私が一番驚かされたのは、人工知能の能力です。私は、近い将来には人工知能が今人間の行っている仕事の多くをするようになると思っていました。しかし、人工知能は道具であるため、特定の分野において人間を超えていて当然だということに気づかされました。今までも、産業革命以降などに様々なものが機械化されてきました。にも関らず、どうして恐ろしいと感じてしまうのでしょうか?おそらく、今まで単純作業しかできなかった機械が知的だと思われている作業ができるようになったということがあると思います。例えば、人間が自身の力を試すために考え出したゲームである将棋で人間よりも強くなったことなどです。しかし、私は人工知能の開発をやめるのではなく人工知能にできないことを考えるべきだと思います。私たちは、人間ならではの価値観やモラルを大切にし、自分自身を高めていく必要があります。人間は、機械に使われるのでなく、使う生物です。機械の優れたところを活かし、使いこなせるようにしていくべきだと思います。

  


8組 

 僕は野村直之先生のお話をお聴きして、最初に思ったことは説得力があるということです。何か一つのテーマに、わかりやすい例を必ず一つ挙げられていて、とてもわかりやすかったです。質問タイムの時にも、生徒の質問を一つ一つ丁寧に回答して頂きました。その時の説得力に僕はとても驚き、尊敬しました。研究の第一線におられる方の発言には説得力があるのだなということを、実感しました。僕も機械に人権を与えるのかどうか少し疑問に感じました。なぜなら知能が発達し、機械なら感情が生まれるものも出てくる可能性もありますし、人権を試しに与えてみるのも一理あるのではないかと最初は考えたからです。僕と同じことを思った生徒がいて質問してくれてありがたかったです。ですがこの疑問は、先生の回答ですぐに納得しました。機械はあくまで道具でしかないので人権を与える必要はないとおっしゃっていました。なるほどな、と理解しました。先生はそのことについてもわかりやすく熱弁してくださいました。僕もこのことで人工知能というものに興味を持ちました。とても面白く、そして難しいことです。専門家の方が語ってくれてとてもわかりやすかったですが、まだ完璧に理解できたわけではありません。ですが、服屋の店員さんの例など面白い話が多くて素人の僕でも楽しめたと思います。改めてわかりやすくて楽しいお話をしていただいた野村直之先生に感謝したいです。




9組 

 AIについて私は最初は聞いたこともありませんでした。今回の先生の講話をお聴きして初めてAIについて考えることができました。私はまずAIはなぜ作られたのかと考えました。AIは映画などでも見たことが無く親近感がありませんでしたが、これから私たちにとって将来大きな役割を果たすのではないかと思います。それは、AIは人間が人間の暮らしを考えて作り出したものであって、作り出した人が、使う人を思う優しさのようなものを感じられると思ったからです。印象に残ったのは、AIによって将来人間の仕事がなくなってしまうのではないかということに関してです。洋服屋の店員に関してはレジなど簡単な作業だけでは無く、お客さんのことを考えて洋服を選んだり、雑談などをすることなど、AIではできないことがたくさんあることも知りました。相手を考えたり、思いやることは人間にしかできないものなのだと改めて感じることができました。また、同時に人を傷つけてしまうのも人間だけなのだと思いました。私はAIにはできないことを大切に考えていきたいと思いました。私が落ち込むことがあった時に、励ましてくれたり、相談に乗ってくれたのは友達だったり、家族です。今回のことで、AIのことを考えるとともに人間にとって大切なことも考えることができました。もしAIを将来使う機会があったら有効に使うことと同時に、執着しすぎずに自由に使える時間を使って友人同士の関わりなどを大切にしたいと思います。

 


10組 

 僕は今回の講話で、AIと人間とのこれからの関係について考えました。これは何十年後何百年後のことかはわかりませんが、もしもAIが人間と対等なレベルにコミュニケーションができ、たくさんの「感情」を持つようになってきたら、人間はどうなってしまうのでしょうか。もちろん、僕が生きている間にそのようなことが起こるとは思いません。しかし未来の世界でそうなることは、研究を進めていけば起こり得ることだと思います。今、僕達人類は、AIを道具として使うことができています。しかしAIが「感情」を持ち始めたとき、人類とAIの立場は逆転してしまうと思います。人類がみんな、AIの為に働き、AIが人間を道具として使う、そんなことには絶対なって欲しくないと思うし、そうなってはいけないとさえ思います。もし万が一そうなってしまったときのために、AIに恋愛感情を持たせるということはとても良い考えだと思います。しかし、人間はAIを自分たちと同じように扱う、考えることはできないと考えます。だからこそ、これからのAIの開発には、今までよりも慎重に、かつ緻密に取り組んでいくべきだと思います。もし開発が進み、そしてその情報が外部にもれたりすれば、悪用され、想像がつかないほど大変なことになると思います。AI開発を進めすぎず、AIが暴走する危険があることは、今すぐにでも止め、AIを道具として使える未来であってほしいと思います。

 


11組 

 私は人工知能(AI)というものに関してあまり知らなかったのですが、野村直之先生の講演会のおかげで人工知能がどういうもので今後どう進化していくかなどを知ることができました。私自身は人工知能が進化しすぎてしまうと人間の社会をのっとってしまうのではないかと正直なところ、人工知能の発達は不安でしたが、野村先生の人工知能は人間が使う道具でしかないという言葉に安心と思う一方、ひどい言いようだなと私の心は揺らいだままでした。しかし、よくよく考えてみると確かに人工知能は人間が作ってきたものなので道具とも呼べるでしょうが、我々人間も父親と母親という二人の人間から作られたのですから、これもまた道具とも言えなくはないでしょう。人工知能はこれからのネット社会や我々の生活にもたくさん役立ってくれるでしょう。そのためにも野村先生の言う通り、より正確で高度な人工知能を作り上げ、次の時代また次の時代とその結果を伝えていき、より良い人工知能ができていくのではないかと思います。今の時代ではまだ人工知能に自我を持たせるのは不可能だと言っていましたが、昔と同じく月に人間が行くのは不可能だと思われてきたのと同じで、もっと時代が進み文明が発達していけば、人工知能に自我を持たせることなどちょちょいのちょいという感じの時代になっていくのだろうと私は思いました。人工知能というのは我々人間が生まれてきてから今までの科学者などの、とても貴重な遺産だと思いますのでこれからの人工知能の進化を見守っていくのが我々の使命ではないのかと思いました。

 


12組 

 野村直之先生の1時間にもわたるご講話を聴かせて頂きました。題名は「人工知能が変える君達若者と仕事の未来」でしたが、知能、今のブームである人工知能(AI)や人の今後の仕事などについて考える機会をもらいました。知能とは、野村直之先生いわく「経験したことのない場面で、それを解決のアイディアと具体的な手法を考え出して切り抜ける能力」でこれは非常に創造的な人間の能力であり、今その能力が使えるコンピュータはまだないそうで、人工知能(AI)は、知能というものが、まだよく分からないながら研究をされているそうです。そして、人工知能が増えすぎてしまったことにより普通の人は将来失業する訳でもないそうです。人工知能とはいえども、あくまで人に使われる道具なのです。人工知能には働く動機はないのだそうです。ですが、人工知能を道具として使うのであれば、人間は自分自身に自問自答することが出来ないといけません。では、どうしたらそのような人になれるかと言うと現場、部門間、対等以上の他社との間でのコミュニケーション力、交渉力を磨く必要があるそうなのです。
 最後に僕は今回の野村直之先生のご講話を通して、人工知能(AI)を作り、道具として使うことにより、人間はコミュニケーション力や交渉力を磨いて自分自身に自問自答ができるようにならなければならないという事を深く考えさせられました。野村直之先生の貴重な時間を割いて、ご講話をして下さったことにとても感謝しています。本当にありがとうございました。