【1組】 演劇のすばらしさ

 私は今回劇団わらび座の公演を見て多くのことを学びました。私は二宮金次郎についてあまり知りませんでした。しかし、今回の公演を見て楽しく二宮金次郎の生涯を知ることができました。また、コミカルな内容だったので人間関係や当時の状況をとても理解しやすかったです。私は現在演劇部に所属しており、先輩が教えてくれたことで、高等部の方の公演で二宮金次郎役の方が登場時に持っていた本を落としてしまいましたが、とっさにアドリブで対応していたそうです。何事もないように臨機応変に動くことを部活でも普段の生活でもできるよう私も見習いたいと思いました。

 また、私が特に驚いたことは照明についてです。照明スタッフの照明の使い方がとても上手で舞台上を徐々に暗くする方法がとても綺麗だと思いました。他にも舞台のやや奥にあった照明の色がその場の雰囲気に合わせて色の組み合わせを変えていて、細かな所も工夫されていました。舞台上にあった2つの大きなオブジェは一見普通のオブジェだと思えましたが、物語が進むにつれてオブジェが光るようになっていてコミカルな内容を幻想的な雰囲気にさせていて細かな細工に驚きました。裏方は舞台を作り上げる重要な役割だと改めて実感しました。

 今回の劇団わらび座の公演で私はプロの上手さと二宮金次郎という人物のすばらしさを知ることができました。





【2組】KINJIRO〜本当は面白い二宮金次郎〜を体験して

 総合学習の時間、KINJIRO〜本当は面白い二宮金次郎〜という演劇を見ました。私は今まで演劇を見たことがなかったので、テレビでやるようなドラマを想像していました。しかし、実際はドラマのようではなく、歌や踊り、演奏、セリフを生で直に聞くことが出来ました。だから、役者さんたちの緊張感や熱意がひしひしと伝わってきて、演劇をしている人たちと私が一体になる、そんな感じがしました。また、ドラマでは不自然に感じる登場人物とそれを演技する人の年齢の差も演劇ならではなのか、全く感じませんでした。

 二宮金次郎について、私は校長先生講話でお聴きしたことがありました。だから、一度調べてみたことがあったので、納得できるようなシーンがいくつもありました。しかし、一度調べたものの忘れてしまったところも多くあったので、再度二宮金次郎について知り、今まで以上に深めることが出来たので良かったと思います。 二宮金次郎のような凄い人でも挫折をしたり、失敗することがあると知って私は安心しました。失敗は二宮金次郎のような凄い人でもしてしまうものだし、誰だってします。失敗から何を学ぶか、それが結果に繋げる鍵であり、重要なことです。今の私は失敗をするとすぐ嘆き、何も行動しません。この劇で学んだように失敗した後は合理的に考え、改善点を探し見つけその失敗を直す、このことを徹底してやりたいと思います。





【3組】 劇団わらび座を鑑賞して

 今回、初めて演劇の校内での鑑賞だったのでとても楽しみにしていました。わらび座の皆さんは、声量もとても出ていてびっくりするほど滑舌が良かったのを覚えています。 今までは、金次郎というとどこか堅苦しくて勉強勉強というイメージでしたが今回の公演で金次郎に対するイメージが変わりました。

 金次郎は、本当はみんなの役に少しでも立ちたい言う気持ちがたくさんあり,こういう人がこの世にいるので日本は、立派な国になったのかなと思いました。私は、演劇部なのでこれからはわらび座の皆さんの様な演技ができるように頑張っていきたいと思います。すごく思い出になりました。



【4組】 劇を鑑賞して

 歴史に名を残す偉人はいくつかの共通点をもっている。苦しい生活を強いられていた点、人並み外れた才能の持ち主であった点などがある。二宮金治郎の場合は、前者の幼少の頃にハードな生活を過ごしていたという共通点だ。貧乏な百姓かつ父母が亡くなっていたといった我々が生活している中では、稀にしか見られない哀れな子供である。このような弱者が必死に努力して名をあげていく様子を今回の劇では大変分かりやすく演じられていた。余談だが、二宮金治郎を登用した、大久保忠真という名の藩主がいる。彼がいなければ、二宮はこれほどまでに名が知れ渡らなかったかもしれない。現代とは違い、日本に限らず、例えばイギリスやロシアなどの世界中の国は、古来より身分を異様なくらい重視している。この社会的風潮が存在していたので、低い身分の人々が偉業を成し遂げることは概して無かった。その点、二宮は恵まれていた。当然、大久保に仕えてた役人の中では彼を登用することを快く思わなかった役人も多数いた。その理由の殆どは「身分の低い輩に指図されるのが気に食わない。」という今日の人たちにとってはひどく滑稽な言い訳であった。
 余談がすぎた。本題に戻るとしよう。今日の劇は学生に見やすいように様々な工夫がなされていた。私が感じた工夫は二つある。一つは使用されている音楽である。これは、ミュージカルにおいての要となるものだ。この劇の見事な点は、あらゆるジャンルの音楽を貪欲と言っても過言ではないほどに使っている。グルーヴを感じさせるようなラップ調の曲から、うねるようなギターソロがあるロック調な曲まで網羅している。さらに、ほとんどは録音したものであったが、琴やシンバルなどは生演奏である。とくに太鼓の天に轟くと言わんばかりの音色は圧巻の一言に尽きる。
 工夫の二つ目は、観客を飽きさせないためにユーモアを取り入れていることである。劇が一品の料理に例えると、ユーモアはスパイスだ。このスパイスは、至極当然のことだが、少なすぎても、多すぎてもいけない。この調整をするのが、シェフ、つまりは脚本である。この劇団は、驚くほどに料理上手だった。一番最初に、誰が予想できたのであろう、あろうことかラップを始めたのである。その他にも突然シャボン玉を吹いたり、助平な台詞を言ったりと、終始、観客が飽きないように巧みに工夫をしていた。 劇を鑑賞するのは、とどのつまり、情操教育を行うのが目的である。劇を通じてどのようなことを心で感じ取るのか。このことを意識するだけでも普段とは違う視点、例えば、単純に面白い、つまらない、ということ以外の視点で劇を鑑賞することができる。そうすれば、いつもとは違う世界が見えるようになるだろう。





【5組】 支えあって生きていくということ

 書物を読みながら薪を背負って歩く姿で有名な、二宮金次郎は「論語」の教えをきちんと守って生きた人であったと言われています。これは、彼が「学びて時に之を習ふ」を実践し、継続したところからわかります。今回の劇では、小田原領主から桜町領の立て直しを命じられた場面がありました。この時、金次郎は村人の心を人々に道徳の種を蒔き心を耕すことで経済再建を果たしたと言われています。

 また、二宮金次郎は他人に何と言われてもあきらめずに努力した人です。彼の言葉の中に、これが映し出されている、「植木を植えて、30年たたなければ材木にはならない。だからこそ後世のために木を植えるのだ。今日用いる材木は昔の人が植えたものだとすれば、どうして後世の人のために植えないでよかろうか。」という言葉があります。この言葉こそ私に思いやりの心を持つ大切さを教えてくれ、私の日々を支えてくれる言葉です。私はこの言葉を小学生の時に知りました。私は今、この言葉には深い意味があると思います。特に、この言葉は「私たちはこの世界でたくさんの人に支えられて生きているのだからその人たちをまた救ってあげなさい」ということが言いたかったのだと思います。中学1年生の時に校長先生の講和で知りきれなっかった二宮金次郎についていろいろなことが知れてよかったです。




【6組】 観劇会を通して

 僕はこの観劇会をとても楽しみにしていました。理由として僕はアニメを見たりドラマを見たりするのですが、、このわらび座の劇を観るまで一度もミュージカルや劇を見たことがなく、昔から、プロのミュージカルや、劇を生で観てみたいなと思ったからです。 演じる人にとても興味があったので、ミュージカル俳優の動きをじっくり見ていました。その中で参考になる所が多々ありました。

 一つ目は、表情、声の出し方です。各場面での喜怒哀楽をお客さんにわからせるには、演じる人の表情の変化・声の大小が大きく関係しています。初めの二宮金次郎を女子生徒が熱く語るシーンでは、得意気な表情かつ、熱意がこもった声で、ハキハキと滑舌良く話すことによって、「この女子生徒は金次郎について話すことが好きなのだな」と理解しやすくなったのだと思います。二つ目は裏方の仕事です。その場その場で感情を表すには、演技力も大切ですが、照明や音響、演出もかなり重要になってきます。舞台が暗くなっているシーンでは、照明と、役者との呼吸が絶妙に合っており、また、嫁さんとのいざこざあったシーンでは、金次郎の悔やむ気持ちを音響によって強く引き出されていました。

 僕はこの観劇会で様々なものに出会えたいい機会だったなと思います。もし、この観劇会に出会わなかったら、学ぶことも出来なかったし、もっと、たくさんのミュージカルや劇を観たいとは思わなかったでしょう。僕達に素晴らしい経験をさせてくれたわらび座の皆さん、本当にありがとうございました。





【7組】 劇団わらび座の感想

 僕は今回の劇団わらび座を見て、今まで名前しか知らなかった二宮金次郎という人物について、楽しく学ぶことができました。 僕は、劇団わらび座を見たあと、なぜ読書や授業などのきちんとした勉強ではないのに劇で見たことの内容が脳裏に焼きついていてちゃんと覚えられているのか 不思議に思いました。そこで、僕はそのことについて考えて見ました。 そして僕の考えついた答えは、その劇が楽しかったから覚えられたのだと思います。なのでこれからは暗記分野の教科などは、 楽しく勉強できるようにしていき,ちゃんと必要なことを覚えていきたいです。

 今回の劇団を見て、やっぱり自分のためになったことといえば二宮金次郎について深く知ることができたことだと思います。 僕は、二宮金次郎のことを、劇中であったとおり学校にいる薪を背負いながら本を読んでいる子供というイメージしかありませんでしたが、 今回の劇を見て、一番活躍したのは大人になってからであり人々のために多くのことをし、 人々のために尽くしたという自分では思ってもみなかったような偉大な人だったということがわかりました。 これなら、学校などによく像があるのもうなずけます。

 僕にとって今回の劇団わらび座はとてもいい体験になりました。これからもいろいろあるだろう学校のイベントも、今回のような体験ができたらとても幸いに思います。





【8組】 KINJIRO!を見て

 僕は、初めに観劇と聞いたときの第一印象はとてもつまらないものだろうなというものでした。 そういう思いを抱えたまま大ホールに行きました。 劇のセットを見た時、やっぱりつまらなそうなものと思ってしまいました。

 しかし、始まった瞬間に今までのその思いが消え去りました。 僕が、個人的に良かったシーンは最初の茶番劇です。演じられている方々が本気で取り組んでいるからあのようなコミカルな演技ができるのだと思います。 そして、全体的にとても面白く分かりやすいものだったので二宮金次郎の生涯がすんなりと頭に入ってきました。 本当にいい劇だと思いました。



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