【1組】 考える事の大切さ

 今回、野村直之先生の講演をお聴きしました。長年、AIの開発研究にご活躍されていらっしゃるからこその経験に裏付けられた、説得力のあるお話を伺うことができました。
 最近の人工知能の進歩には、目を見張るものがあります。一方で、人工知能の発展によって、人間の仕事が奪われる可能性が指摘されています。また、将来、人工知能が人間の能力を越えるのではないかという主張もされています。
先生のお話しでは、囲碁や将棋などでは、人工知能が人間のチャンピオンに勝てるそうです。しかし、コップの中にペンをいれるというような二、三歳の子でも出来る非常に簡単な事が、人工知能は出来ないというのです。何故人間に出来て、人工知能にはできないのだろうと疑問に思いました。この事により、人間は人工知能に勝っていると言えるのだろうと思いました。でも、僕は次のように考えました。人工知能は、最初から決まった答えが無くても、ある程度の確率があれば解き方を導き出したり、答えを出すことに反応でき、最初から本当に答えが無いものには反応が出来ないのではないか。また、人工知能は計算力が非常にあったとしても、思考力は不足しているのではないか。
 一体、人工知能にはどのくらいのことが出来て、どのくらいのことが出来ないのかも非常に気になる点ではあります。これらのことから、人工知能には更なる発展が必要であり、当然人間もますます活躍していかないとならないでしょう。そして、研究には本当に終わりがないのだと改めて思いました。
 人工知能は、様々な分野に応用が期待されています。例えば、医療、福祉、教育、サービスなどへの活用の可能性があります。中でも、医療を取り上げれば、iPS細胞を使った再生医療や最先端医療が話題になるなど、工業技術が進歩しています。一方で、人間の手による神業のような技術も医療になくてはなりません。患者の情報を分析し、知識との照合や検査、診断と最適な治療方針を立てなければなりません。人工知能がこれらの過程を踏まえ、症状から病名を判断したり、適切な薬の選択をするといったように生かされる時代が訪れるのかもしれません。
 今後は、ますます高度な知識を持った人工知能が社会に登場していくことになるのは確かなことです。僕達のような若者は人工知能を使いこなす思考力を鍛えておく必要があるでしょう。野村先生がおっしゃったように、常に「なぜ」と問い続け、考えることが大切なのだと実感することができました。



【2組】 Why?

 私は、今回の野村先生の講話を聞いて、人口知能(AI)について詳しく知ることができました。私は今までAIに対してあまりいいイメージを持っていませんでした。それは、AIが人間の仕事の多くを奪ってしまい、人間は必要とされなくなるのではないかと考えていたからです。しかし、実際の人工知能の研究には二つの立場があり、現在の研究は「人間が知能を使ってすることを機械にさせようとする立場」に立って行われていることを知り、AIに対する考え方が変わりました。つまり、人間の知能そのものを機械に持たせようとしている訳ではなく、将来の人間の生活を便利で豊かなものにするための手助けとして、AIが研究されているのだと思いました。
 そしてもう一つ私が感じたことは、”Why?” を大切にするということです。野村先生のように、何か一つの物事について深く考えるには、まず「なぜだろう」と思うことから始まります。そこでその疑問を放っておくのは、自分のためにはならないということを強く感じました。今回の講話を聞いて気付いたことや思ったことをこれからに活かしていきたいと思います。



【3組】 AIと生活

 私は今回の野村先生の講話をお聴きして、AIについての知識を深められたのと同時に日常生活の中で出会う「why」を大切にしようと思いました。私は普段の生活の中でたくさんの疑問に出会います。しかし、その疑問を面倒くさがって放ったらかしにしてしまいがちです。そんな中で今回の講話をお聴きして大きなことを成し遂げるには、小さな疑問を一つ一つ解決していくことが大切であると実感しました。なので、これからはどんなに小さな疑問でも、自己解決したり、友達と共有したりしていきたいです。
 又、私はAIというと「アイ、ロボット」という映画の「ヴィキ」という人工知能を想像して、このままAIの技術が進むと将来的には人間がAIによって支配されていくのではないかと思っていました。さらに、私たちが大人になる頃には職業の約50%がAIによってなくなると聞いていたので、あまりAIというものを良く思っていませんでした。しかし、講話を聞いていくうちに、そういうことはなく、AIが発達することで私たちの生活がどんどん便利になっていくということを知って今までの悪いイメージが180度変わりました。 今回の講話で、AIというものにとても興味を持ったので、本やネットで調べてもっと詳しくAIについて知りたいなと思いました。



【4組】 ロボットと人工知能

 今回の野村先生の講話を聴いて、幾つかの人工知能に関する誤解や人工知能の弱点、今後の将来の夢の参考になりました。まず、人工知能の誤解についてですが、僕が人工知能に対して思っていたことは、様々な事柄を経験していき、学んでいくものだと思っていましたが、違いました。本当は人間が膨大な量の答えを与え、その答えまでの最短ルートを出しているだけなんだと聴きました。今まで僕が持っていた人工知能に関する知識がどんどんと覆されていき、とても面白く講話を聴くことができました。また人工知能の弱点ですが、人工知能は三次元を理解できていないのだと知りました。野村先生が仰っていた例を紹介すると、一つのコップの中に、ペンを入れるというこの動作が人工知能はできないそうです。たったの2、3歳児でもできるようなこの動作が人工知能はできないと聴き驚きを隠せませんでした。囲碁や将棋、チェスなどプロさえも敗れてしまうほどの実力があるほどなのでこんな事ができないなんて意外だなと感じてしまいました。
 次に、将来の夢に関する事ですが、私は介護ロボットの開発者になりたいと思っています。しかし、今までただ機械を作ろうと考えていただけで、人工知能などは考えてもいませんでした。しかし、人工知能のある介護ロボットはすでに開発されています。野村先生は「パロ」という名前のアザラシ型のメンタルロボットの話をされました。私は、お年寄りの方のお話相手に「パロ」が使われていると聞いた事がありました。これは今でも、世界各国の病院や教育機関で使用されているそうです。他にも「犬型の人工知能ロボット」や「ペッパー」などもあります。私は、みんなが必要とするようなロボットを作りたいと思っているので、コミュニケーションをとる事ができ、笑顔にする事ができるような、そんなロボットを作れるよう、これからは、人工知能に関しても調べていけたらいいと思いました。
 最後に、私が講話を聞く前に時々感じていた事ですが、人工知能が発達しすぎたら、私たちが大人になった頃には人工知能が仕事を全て行ってしまうのではないかと思っていました。しかし、野村先生も仰っていましたが、それはないそうです。野村先生の例を紹介しますと、服屋のスタッフの方々は、お客さんを見つけた時に、何を探しているか聴き、服を紹介し、その服を着た時の感想をいうなど、ざっくり書いただけでも3つの事があります。今のこの一連の動作の内容を1つのロボットに詰め込むのは、たとえ100兆円あったとしても、少なくとも今世紀中にはできないと仰っていました。それに、人工知能が発達し、仕事が消えていったとしても、また新しい仕事が生まれるだろうと、野村先生は仰っていました。人工知能が発達していったとしても、人間は人工知能にできない事をしていけばいいのだと学びました。今回の講話で、将来の事で少し改める箇所が見つかったので、少しずつ改善していきたいと思います。



【5組】 自ら考えることの大切さ

 今回の野村先生の人工知能(AI)に関する、講演を聞く前に、AIはどのようなものでどんなことが出来るのかを調べてみました。私は今までにAIは人と会話したり、人のようにふるまうだけのものなのかと思っていましたが、実際にインターネットで検索して調べてみると、人間のような知能をもつ機械と、人間の知能そのものをもつ機械の二つに大きく分かれていることが分かりました。
 前者についてはコンビニエンスストアなどの支払いに用いられるカードが利用年齢層やその人たちがどのような商品ををどの時間帯に買っているのかをわかるようにする情報収集のためにあり、このような仕組みはAIにもできるということを知りました。つまり人工知能は私達の生活に大きく関与しているということです。ところが後者の場合について今回の講演を聞いて、AIは2歳児ができる簡単な行動すらうまく出来ないことが分かりました。まだまだ人工知能には三次元を理解することが難しいのです。よく、「人工知能は人間を超えることが出来るのか」という問題が提起されていますが、これは三次元を理解して行動できないかぎり、AIが人間の行動を超えることは決してできません。しかしながら、AIは確実に進歩しています。例えば自動車の安全制動(ブレーキング)システムです。将来的にはAIが進化し続けることでしょう。しかし、私たちは過剰にAIに頼りすぎず、自ら考えることを決して忘れてはいけないと思いました。



【6組】 AIと仕事

 私は今までAIを私とは関係ないものと思っていました。しかし、今回の講話でAIについて詳しく知ることができ、私たちの生活と大きな関わりをもつものだということがよくわかりました。
 AIにはAlphaGOのように人間と対戦して何度も勝利をおさめる囲碁のソフトもあります。また、現在は病理医の人がしている病気の診断などにも役立つことがわかりました。  その一方で、私はAIが発展していったら人間の仕事が無くなるのかなと思っていましたが、野村先生の話を聞いて、そうではないことがわかりました。 野村先生によると、AIは正解のデータを用意してあげればそれを確実に探し当てることができるそうです。しかし、正解がまだ見つかっていないものを探求することは得意ではないようです。人間なら、3歳の子どもでもできるようなことが、かえって難しいということも知りました。 また、講話の中でアパレル店員の例にもあったように全ての仕事をAIができるわけではないそうです。ある一部の仕事については、AIの方が優れているかもしれませんが、仕事全体で見たら、人間にしかできないことが多いなと思いました。
 今後の私たちの生活の中では、これまで人間が機械のように行っていた単純な作業をAIに任せることで、人間は人間にしかできない作業をした方がいいということです。これから、私たちが社会の中で働く際は、先生のお話にあったように、「なぜ」という疑問を大切にし、仲間との軋轢をしっかり解決していけるようにしたいと思いました。



【7組】人工知能の可能性と危険性

 最近、ITの世界では人工知能の改良に大量の資源が振り向けられている。そんな中、AIは危険であるという意見と野村先生のように危険性はないという意見もある。危険であるという意見をもつ者の中には、かのTeslaとSpaceXのCEO「イーロン=マスク」がいる。彼は、脳とコンピューターのインターフェイスが持つ大きな可能性を論じ、 「ニューラル・レース」〔SF作家、イアン・M・バンクスの創作に登場する脳・コンピューター・インターフェイス〕についても触れている。そんな彼は「コンピューターと人間がさらに一体化すること」という意見を持っており、これは思考でコンピューターを操作できるようにすることにより現在のキーボードやマウスを利用するインターフェイスに比べて脳とコンピューターを結ぶ帯域幅は大きく拡大し、逆にレイテンシーは減少するという意見だ。これで人工知能につきまとうコントロール問題、有用性問題を解決することができるかもしれないのだ。
 それに対し野村先生の意見は、人工知能は今後あまり発達せず、人類に害を与えるような機能を持つことはないだろうというものだ。この二つの意見の差は「今後の発達」からきているだろう。イーロン=マスクは今後発達すると予測しているため、AIを脅威としてみている。それに対し、野村先生は発達せず、人類を超えることはないだろうとしている。あくまでも私の意見だが、まずAIを脅威として見ることで、実際に脅威となった場合に対応することができるのではないだろうか?またAIと共存することでパラレルワールドの理解につながるのではないだろうか?再度いうが私の意見である。しかし、AIが身近になっている今、AIを「便利なもの」だけでなく、「危険なもの」としても見ていくべきではなかろうか?最近、ITの世界では人工知能の改良に大量の資源が振り向けられている。そんな中、AIは危険であるという意見と野村先生のように危険性はないという意見もある。危険であるという意見をもつ者の中には、かのTeslaとSpaceXのCEO「イーロン=マスク」がいる。彼は、脳とコンピューターのインターフェイスが持つ大きな可能性を論じ、 「ニューラル・レース」〔SF作家、イアン・M・バンクスの創作に登場する脳・コンピューター・インターフェイス〕についても触れている。そんな彼は「コンピューターと人間がさらに一体化すること」という意見を持っており、これは思考でコンピューターを操作できるようにすることにより現在のキーボードやマウスを利用するインターフェイスに比べて脳とコンピューターを結ぶ帯域幅は大きく拡大し、逆にレイテンシーは減少するという意見だ。これで人工知能につきまとうコントロール問題、有用性問題を解決することができるかもしれないのだ。それに対し野村先生の意見は、人工知能は今後あまり発達せず、人類に害を与えるような機能を持つことはないだろうというものだ。この二つの意見の差は「今後の発達」からきているだろう。イーロン=マスクは今後発達すると予測しているため、AIを脅威としてみている。それに対し、野村先生は発達せず、人類を超えることはないだろうとしている。あくまでも私の意見だが、まずAIを脅威として見ることで、実際に脅威となった場合に対応することができるのではないだろうか?またAIと共存することでパラレルワールドの理解につながるのではないだろうか?再度いうが私の意見である。しかし、AIが身近になっている今、AIを「便利なもの」だけでなく、「危険なもの」としても見ていくべきではなかろうか?



【8組】 AI技術の進歩

 今回野村先生のお話をお聞きしてAIについてどのようなものなのか、また今後どのように変わっていくのかについて詳しい内容を知ることができました。僕は講演を聞く前にAIについて調べてからAIについて興味を持ちました。AIが発達すると仕事が減っていくと考えていましたが野村先生のお話をお聞きして仕事が減って、失業者が出ることがない事が分かりました。AIは、僕の思っているほど進んでいないことが分かりました。AIについて調べてみると、人間のように考えるコンピューターはまだできていないことが分かりました。今のAIでは、情報の判別・仕分け・検索や音声、画像、動画の意味理解、異常検知・予知などの識別する能力や数値予測、ニーズ・意図予測、マッチングなどの予測する能力は、全て一定レベルまでできているものが多いですが、表現生成やデザイン、行動の最適化、作業の自動化などの実行する能力は、まだ一定レベルまでできていないものが多いことが分かりました。もしもAIのレベルが人間を超えてしまったら、世界がAIに支配されるようなことがあるかもしれません。そのようなことが起こらないように人間が管理できる範囲でAIを使おうと思いました。
 最近では、人工知能搭載のファッションアプリがリリースされたり、人工知能を持ったスマートフォンが作られたりしています。これは、持ち主の状態や趣味を理解したうえで、その人その人にあった会話をスマートフォンから投げかけていくというものです。他にも、人工知能を持ったロボットなどがあります。このようなものは、認知症の予防などにも使うことができると思いました。今回の野村先生のお話とそれからAIについて調べてみて、AIの技術がどんどん進歩していきます。AIは、あくまでも便利な道具でしかありませんし、それ以上のものにしてはいけないと思います。AIの世界は無限に広がっていると思います。それを使うのは人間です。なので、AIに飲み込まれないように、野村先生が最後にお話ししていた 「”Why”で自問自答できる人は失業の心配なし 」という言葉のように、「なぜなのか?」ということを自分で普段から考えながら生活していくことを大切にしようと思いました。このように野村先生のお話をこれからの将来に生かそうと思いました。



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