中等部2学年

紫峰祭に参加して 

2017.10.7〜8

 

紫峰祭で学んだ 3つのこと

 私は今年の紫峰祭でたくさんのことを学びました。特に大切だと思ったことは3つありま す。1つはみんなと協力し合うこと。2つ目は途中で投げ出さないこと。 そして、3つ目は最高にいい結果を得るために努力することです。1つ目は紫峰祭の準備が終わった後に 、2つ目は紫峰祭の一週間ほど前に、3つ目は紫峰祭が終わった後に それぞれ学びました。みんなで準備し、努力し 、よい結果が出せた最高にいい紫峰祭でした。この3つを生活や勉強に活かしたいと思います。私は紫峰祭を機に少し自分が変わった気がします。来年の紫峰祭も精一杯 がんばります。

 

全員が団結して作り上げた研究発表

 私たち1組は昨年と同じメンバーということで、昨年の反省を踏まえて、今年は4月の終わりから準備を始めました。今年の 1組のテーマは「眼球」でした。これは、眼球を取り外すことは可能かという疑問について議論したときに 、とても白熱した議論が展開され、眼球の様々なことに興味を持ったからです。私たちは大人も子供も楽しめる研究発表を目指しました。
 眼球から様々なことにテーマを発展させ、錯覚、盲点、動物の見え方、メイク、色による印象の違い、病気、トリックアートなどを調べました。インターネットに頼るだけでなく、実際に実験し、それに基づいてまとめた り、日数をかけて忠実に再現したトリックアートを作ったりして、目標を達成することができました。はじめはあまり乗り気でなかった一部の生徒達も、紫峰祭が近くなってくるにつれ、放課後に残って作業 に協力してくれるようになり、全員が団結して作り上げた1組の研究発表だと自信を持っていえるものになりました。早くから作り始めたにもかかわらず 、前日準備でも放課後まで作業することになってしまったのは、今年の反省点です。来年はもっと細かく計画を立て、余裕をもって作業をこなすことができるようにがんばるつもりです。


 

紫峰祭の感想    

 私のクラスでは人体について研究しました。班ごとに人体の各部分についてまとめました。私達の班では、耳,目,骨,筋肉についてで、私は骨について調べました。知らない骨ばかりでしたが、その骨達が体を支えてくれていて 、それぞれの骨がどのような働きをしているのか分かり、勉強になりました。骨について調べていく中で特に印象的だったのは手の骨です。人体模型を見ると手の骨はあまり数がない ような気がしますが、手には関節が沢山あるので関節ごとに骨の名前が違うという、そうした細かいところまでわかりました。
 私達の班では来てくださったお客様方に参加してもらう匂い当てクイズや、握力測定を用意していました。匂い当てクイズは、カレー粉紅茶の葉っぱのマスカットの香りがするもの や緑茶の葉っぱふりかけの「ゆかり」などをコップの中に入れ たものを使って行いました。コップの中に入っているものを当てるのに皆さん首を傾げて悩んでいらっしゃいました。ふりかけの 「ゆかり」の匂いを当てた方はごく僅かでした。握力測定は、握力ランキングを男性と女性で分けて作りました。握力ランキングに自分の握力が 載るようにみなさん頑張っていました。このように体験型コーナーを 作ったことで、来てくださったお客様と話す機会を多く持つことができました。去年はコミニュケーションをとることで精一杯でしたが、今年は去年の反省や学んだことを生かし 、楽しくより深く話をすることができました。他の班にも体験型コーナーがあり、例えば臓器の重さを実際に体験してもらうためにその臓器と同じ重さを再現している班がありました。中でも私が驚いたのは胃の重さです。胃は食べ物を消化するところなので大きく重いと思っていましたが片手で持てるくらい軽いものでした。医科コースだからこそこのようなテーマで研究ができ、新たな発見ができました。

 

挑戦    

 今回の紫峰祭ではクラス仕事の他に、正門の受付を担当しました。 はじめ正門で受付をすると聞き、自分にそんな仕事が務まるのかと心配になりました。受付担当の先生から学校の顔になるのだからきちんとしなくてはならないと言われましたが、その事を意識すればするほど不安も積み重なっていきました。そのまま不安と心配を抱えながら初日正門に向かうとお客さんの列が見え、自分の心臓の音が聞こえるくらい緊張してしまいました。しかし、受付が始まってからは恥ずかしい、責任が重いという緊張感より、使命感の方が勝っていました。自分もびっくりするくらい普通に話す事が出来ました。
 二日目、また正門に向かうと前日とは比較にならないほど多くのお客さんが列を作っていました。しかし、初日と同様に紫峰祭を上手く 運営するために全力を尽しました。慣れていた事もあり、あまり無駄な緊張感は持たずにお客さんと接することが出来ました。このように受付の仕事をして思ったことは、自分には無理だと思ったことでも諦めず挑戦することの大切さです。最初は自分には出来ないと思っていても、一度やってみると、これまで気づかなかった自分の才能や好きな事が見つかるかもしれません。今回の紫峰祭では、僕の生活を良い方向に変えてくれそうな事を学びました。これから も勇気を持って挑戦するよう頑張りたいと思います。

 

 一つの節目となった紫峰祭    

  創立40年目の記念すべき回となった今年の紫峰祭に参加して、私はある感想を抱きました、それは、人に笑顔で接することの大切さです。私は去年の紫峰祭で、「茨城あるある」について発表するクラスに在籍していましたが、肝心の説明・接客の時になると、ほとんど来てくださったお客様の方を見られずに、口だけ動かして話していたように思います。傍から見ればさぞ暗そうな生徒であっただろうと思います。今回の紫峰祭では発表する内容を 模造紙に書いて説明するだけでなく、実際に実験をしながら、その仕組みの説明をしました。同じ班の友人がとても元気に明るく説明しているのを見て、自分も頑張ろうと思いました。当日の当番の時間には、ぎこちなくてもいいからやってみようというスタンスで接客しました。そうすると真剣に聞いてくれたり、「そうなんだ!」と納得してくれたりと、嬉しい反応ばかりが返ってきました。とてもいい調子で2日間を終えることができました。私の班は最初、随分と地味な感じの道具を使っていたのですが、先生のアドバイスで道具に工夫を加えたのも功を奏したようでした。紫峰祭後のアンケートでも、学年の中でも私のクラスが1番だったと先生からお聞きし、「皆頑張っていたもんね」とみんなで喜びました。
 人見知りする私は知らない人と話すのがこれまで得意ではありませんでしたが、今回の経験を経て、少しだけ自信がついたように思います。 江戸取にとって節目の年である2017年。私も気持ちを入れ替えて、精一杯頑張っていこうと思いました。

 

「準備」で生まれる「喜び」    

  今年の紫峰祭のテーマは「祝〜過ぎし日に感謝 今を喜び 未来へ挑戦!〜」でした。「祝」には「喜び」の意味も含まれています。今年の紫峰祭はこの「喜び」を大いに感じることのできる学校行事となりました。私たちのクラスでは実験を行いましたが、私はずっと教室で接客をしていても良いぐらいの気持ちでした。お客さんの笑顔や「面白い!」や「すごい!」などのたった一言が私にとって大きな「喜び」だったからです。この「喜び」が生まれるには準備が必要です。「準備」の類義の語に「用意」がありますが 、少し異なる点があります。「用意」はある物事を行うために必要な物をそろえるという意味であるのに対して、「準備」は物事がうまく運ぶように前もって環境や態勢などを整えるという意味です。「用意」は物質的な場合に用いられ、「準備」は精神的な場合に用いられます。つまり、先程『「喜び」が生まれるには準備が必要』と書きましたが、この「準備」とは実験に必要な材料をそろえたり、模造紙に研究発表の内容を書いたりすることだけでなく、「どのようにすればお客さん に楽しんでもらえるのか」や「どのような態度で接客すべきか」などを考えることも含まれます。最初はクラスの半分の生徒もいなかった放課後の準備も 、当日に近づくにつれ、人数も増え、終盤ではほとんどの人が残ってクラスで準備を行いました。ここでの努力が多いほど紫峰祭当日に感じる「喜び」は大きいと思います。この紫峰祭を通して感じたことは「自分の喜びは多くの準備をし、相手を楽しませ、喜んでもらうことから生まれるもの」だということです。今年の紫峰祭を活かして来年も多くの人を喜ばせてあげたいです。

 

紫峰祭を終えて    

 今回の紫峰祭では前回とは違うものを作ることが出来ました。その違いというのはクラスメートとの団結力から生じたものだと思います。前回の紫峰祭は入学6ヵ月で行ったので、団結力が薄かったと思います。しかし1年間同じ校舎で共に勉強し、学校生活を送ってきた仲間と行った今回の紫峰祭は 、前回と雲泥の差でした。今回の僕のクラスの発表は実験でした。やはり仲間と協力して行ったので効率的に進み、より完璧なものを作ることが出来ました。しかし、まだまだ完璧には遠いです。完璧というのは近づこうとすると、かえって遠ざかっていくもの、 私たちの生活はその繰り返しです。真の完璧というのはないのです。しかし完璧に近いものは作れます。完璧を100%とすると99.999%のものは作れます。それを達成したら更なる完璧を目指します。僕はこのループの途中です。今回見つけたダメなところ、良いところはたくさんあります。僕たちのダメだったところは発表する内容を決めるのが遅かったところです。その為に準備する時間が少なくなってしまいました。このダメだったところを次回は改善して今回のものよりも良いものを来年は作りたいです。

 

40周年記念紫峰祭

 私は、40周年記念紫峰祭に参加をして、たくさんの良い経験をしました。
 1つ目は、クラスの研究発表です。自分の班は食物の栄養素についての研究と、飲料水に含まれているビタミンの量を測る実験を行いました。数週間前から使用するものをそろえ、 何回も練習して、本番を迎えました。練習では失敗ばかり繰り返し、初日はとても不安でした。しかし、本番の実験では、来校者の方々から、自然と「おぉ」という声が出るくらい、はっきりした反応が起こり、安心すると同時に、こんなに変わるものかと自分まで驚いてしまいました。2日目はあまり教室にいられなかったのですが、班員から「上手にできたよ」と報告があり、良かったなと思いました。
 2つめは、部活動の出し物です。昨年は部活動の出し物に参加することができず、先輩方や同学年の人たちに迷惑をかけてしまいました。今年は新しく後輩が入り、自分が先輩になり、そして先輩方にとっては最後の紫峰祭であったので、普段の倍、気合いを入れて頑張りました。そして先輩方が前日にシフト表を作ってくださったのを見て、自分も来年からは、部員をまとめていく立場になっていくのだなと思いました。
 3つめは、他クラス、他学年の発表を見に行ったことです。行ってみると、とても楽しいものや、ためになるものがたくさんあり、ここはこうすればいいのかなど、とても勉強になりました。高等部の発表を初めて見て、中等部とは違った雰囲気で楽しかったです。
 今回の紫峰祭では、学級委員長として、また先輩として参加をし、たくさんの良い経験や初めての経験をしました。来年は何をしてみたいかという目標もでき、とても有意義な2日間になりました。