中等部2学年

ネマニャ・ラドゥロヴィチ
  &フレンズの演奏会に参加して
 

 2017.6.21

 

ネマニャ  ラドゥロヴィチ&フレンズの演奏会を聴いて

 今回、江戸取にはヴァイオリニストのネマニャ・ラドゥロヴィチさんとその仲間たちが素晴らしい演奏をしてくださいました。まず、第一に彼らの演奏には躍動感が感じられ、また、感情がこもっていてそれが迫力になり、心に響いてきました。最後のアンコール曲目では、足でリズムをとったり、口笛を吹いたりしていて、こちらまでもが楽しくノリノリになるようでした。また、彼らは彼ら自身もとても楽しみながら、わくわくしながら演奏しているのだということが感じられました。そのように自分の好きなことをやっている彼らの姿はとても素敵で輝いていました。エネルギッシュなその演奏は誰の心にも響き、たくさんの人を笑顔にするのではないかと思います。しかし、その裏には何年にも及ぶ努力があります。その努力の結晶がこの演奏だと思うと尊敬せずにはいられません。また、音楽のような芸術の世界では、いろいろな厳しいことがあるはずです。その中で彼らは自分の才能を十分に活かし、勝ち抜いてきました。それは、全ての人ができることではないと思います。このような演奏を聴けたことはとても貴重な体験だと思います。このような楽しく、素晴らしい演奏を披露してくださった彼らに感謝をしたいです。 

ネマニャ・ラドゥロヴィチさん達のコンサートをお聴きして
 ネマニャ・ラドゥロヴィチさん達の演奏をお聴きして最も印象的だったことは、優れた演奏技術に加え、皆さんが楽しそうに演奏していらっしゃったことです。特にヴァイオリンは、たった三本の弦で出しているとは思えないほど非常に高くて速い音を出していて、演奏に釘付けになりました。またチェロやコントラバスは、その重厚感のある音が素敵で、普通の弾き方だけでなく、楽器を叩いたり弦をはじいたりしていたのもまた、面白かったです。そして何と言っても、皆さんが笑顔で足でリズムをとるなどして、楽しそうに演奏していたのが印象的でした。きっとあそこまで上達するにはかなりの努力をされ、だからこそ自信に満ち溢れていたんだと思います。私も以前小学校の金管バンドでトランペットを吹いていましたが、「楽器は一日練習しないだけで実力が下がってしまう。」と、先生に指導されました。ちなみに、今回演奏して下さったネマニャ・ラドゥロヴィチさんは、七歳のころから音楽を始められたそうです。このように、有名な音楽家の方たちは、小さい頃から音楽を始められていたことがほとんどで、中には2,3歳で始められた方もいるくらいです。それだけ一つの楽器の演奏を極めるということは大変なことなのです。改めて、演奏家の皆さんはすごいと思います。また、後日音楽の先生に教わったことなのですが、演奏が終わった後は演奏家の方がもう一度壇上に出てくるまで、拍手を続けなければならないそうですが、私たちの時は途中で拍手が弱まってしまったので、今後このようなコンサートがある時や、将来コンサートに行く時は、こういったマナーも身に付けて臨みたいです。

 コンサートに参加して      

 私は、ネマニャ・ラドゥロビィッチ&フレンズのコンサートでの演奏を聞いてとても感動しました。その演奏は、とても曲の雰囲気に合った表現を最大限にしていました。強弱や音の大小、リズム、そして演奏をしている姿を見ているだけでも言葉に表現できないエネルギーがみなぎっているように感じ ました。一つ一つの音色が洗練されていて、ネマニャ・ラドゥロビィッチ&フレンズさんの中にあるエネルギーが伝わってくるような演奏でした。また、一緒に演奏していた方々も同じような強いエネルギーのようなものを感じました。それにその方々は心の奥深くから音楽が好きで、演奏することを楽しんでいるように見えました。そのような心の中で湧き起こった気持ちをきちんと表現することができるのはさすがプロの演奏者だなと感じました。
 私は、合唱部の活動で歌の練習をしている時になかなか表現力が上がらないため、あそこまで楽器の音色と全身で曲のイメージや自分のその曲に対する気持ちを表現することが出来る人がいると思うと尊敬の念を抱きます。今回のネマニャ・ラドゥロビィッチ&フレンズの方々の演奏している姿を見て、もっと曲に対する自分の気持ちを素直に表現することが出来るようになりたいと思いました。自分の気持ちを表現することが出来たらその曲をもっと好きになれるはずです。

演奏における心技体

 ラドゥロヴィチさんと仲間たちの演奏には、楽器が奏でる旋律や音色に美しいと感じさせる「音」が響いていただけでなく、長くお互い信頼できる演奏のパートナーだからこそ響かせられることができた「音」の一体化、主旋律を支える副旋律の協調力、また常に止まらない演奏の流動性といった「演奏の心・技・体」を感じ取れました。モーツァルトやバッハといった天才作曲家たちの作品を演奏するうえで感じた心には、一人一人一心不乱に演奏しているにも関わらず個々の音色が、動作が、息が一体と化しており、そこには美しいという直感的な印象があった以外にも長年蓄積され続けた仲間との演奏経験が感じられました。演奏で感じたのは心だけではありません。ラドロゥヴィチさんが担当した主旋律の音程の高低差、速度に仲間たちの主旋律を支える副旋律が加わり印象深く響きのあるものとする上に、それが想像力に刺激を与え記憶から背景を想像させるような演奏がありました。こうした技術も心とともに積み重ねてきたものではないでしょうか。そして、もう一つ感じたのが演奏の体力です。これまで述べた通り、この演奏には長年の演奏経験を感じさせるような「音」や演奏者の中での一体感を感じました。しかし、感じたのはこれだけではありません。演奏を聴く際、何気ないものとして聴き過ごす演奏の流動性に意識を向けられました。真剣で美しく響きのある演奏なのにもかかわらず、メンバー内でどこか演奏できることへの楽しさや嬉しさといったものを感じました。また、それが楽器が演奏者の上手さや楽しさを反映させた音色を出していたようにも感じることができました。これらの演奏の体力が、演奏を完結させることが必然の如く、川の水が流れてゆくこと程当たり前に流動しているような感じを醸し出していました。この心技体のバランスが演奏自体に美しさを与え、聴衆へと感動を与える演奏とさせていたことを深く感じました。

                                                    

音楽公演をお聴きして

 弦楽器のみ、それも少人数での公演をお聴きするのは久々のことで、今回の数々の演奏はまさに圧巻だったと思います。彼等の公演をお聴きできるのは、とても難しいことだと知り、お聴きできて嬉しかったです。
 ヴァイオリンの音色は、普段から聴いているピアノのものとは全く違って、ホールでの反響がとてもよく感じました。しかし、美しい音色はそれだけでなく、やはり彼等がとても素晴らしい音楽家であるからであることは明白です。世界中のいくつもの賞を受賞することは、努力を重ね、才能を開花させた人でなければ難しいことです。そんな彼等が江戸取に来てくださったことに感謝しています。
 一曲一曲にはそれぞれ込められた想いがあります。その想いがなければその曲を存分に楽しんで演奏することはできないのではないかと思います。あの演奏に苦痛があれば、聴いている側の中には、違和感を感じる人も出てきていたでしょう。
 音楽はとても面白いです。曲調の移ろいや和音の活用、アンサンブルでは他の楽器との相性が目立ちます。音楽には人々を元気づける力があります。災害で困窮する方々へは重要な贈り物になります。今回 、演奏してくださった曲の殆どは以前聴いたことがありましたが、演奏者によって表現も様々です。大好きな音楽と共に、心を豊かにしていきたいと思います。公演に参加できて幸せです。 
演奏会をお聞きして
 今回の「ネマニャ・ラドゥロヴィチ&フレンズ」の演奏をお聞きして特に印象に残っているのは、六人の仲がとても良いということです。二列目から演奏を見ることができたので六人の表情も良く見えたのですが、演奏中に楽しそうに笑いあっていたり、曲と曲の合間に談笑していたりととても楽しそうでした。それらは全てネマニャ・ラドゥロヴィチさんが他のメンバーに話しかけたことによるものでした。彼が積極的にコミュニケーションをとることによって、雰囲気が良くなっていました。 ラドゥロヴィチさんが五人を統率できるからこそあのような息ぴったりの演奏ができるのだと思いました。
 実際にバイオリンの演奏は本当に素晴らしいものでした。見事に強弱を使い分けていて六人のハーモニーもとても美しかったです。昨年の川畠成道先生のバイオリンの演奏会では、一人で演奏され たため美しい音色をお聞きすることができましたが 、今回の演奏会では六人の息ぴったりの演奏による音のハーモニーを楽しむことができました。
 ラドゥロヴィチさんは七歳から音楽をはじめ、努力を続けられてきたからこそ今の輝かしい功績があるように、日々の努力を忘れずに生活していきたいと思います。素晴らしい演奏をありがとうございました。

                                                                         

ネマニャ・ラドゥロヴィチさんの演奏をお聴きして

 僕は今回のコンサートを聞き、普段聞く音楽とは違っていて、いろいろ考えたことがあります。
 一つ目は、演奏のしかたについてです。皆さんの息の合った演奏が、とても上手だというのはもちろんですが、ラドゥロヴィチさんが、動きながら他の人の合図を出し、演奏を進めている姿が、とても面白いと思いました、僕はあまりコンサートに行くことがなく、普段聞く音楽も音だけの音楽なので、今回のコンサートでは迫力のある音楽と、普段の音楽では見ることのない演奏者の動きなどを見ることができ、コンサートを聞いている時間はとても充実した時間となりました。
 二つ目は、演奏されていた曲についてです。今回の曲の中で、僕はモーツァルトの「アダージョとロンド」が一番印象に残りました。どの曲も素晴らしかったのですが、他の曲に比べて、「アダージョとロンド」は落ち着いた音程で、心が穏やかになるような曲でした。他にもアンコールで演奏していた曲 がとても素晴らしく、アップテンポで心が躍るような曲でした。
 今回のネマニャ・ラドゥロヴィチさんの演奏を聞いて、音楽は耳で聞くだけではないと分かったので、今後もコンサートでは音だけでなく、演奏している人の動きや表情にも注目して見るようにしたいです。 
世界に通用する音楽
 ネマニャ・ラドゥロヴィチ&フレンズさんがステージに入場された時から迫力を感じました。私はコンサートを通して大きく2つ感じたことがあります。
 まず、聴いている人まで楽しい気持ちにさせる力です。入場されている時から笑顔で、演奏されている時もアイコンタクトを何度もとり、笑顔でとても楽しそうでした。笑顔でアイコンタクトをとっていた姿はとても印象に残っています。その様子を見ていた私も明るく楽しい気持ちになり、 ラドゥロヴィチさん達には人を惹きつけるような魅力がとてもあるなと感じました。音楽には別に興味がないという人でも楽しむことができたと思います。
 次に、音楽の素晴らしさを感じました。ラドゥロヴィチさん達と私たちは使っている言語がそれぞれ違いますが、音楽は世界中で共通するものです。綺麗な音色を聴いて気分が悪くなるということは世界中どこへ行ってもないと思います。音楽にはたくさんの人の気持ちを明るくし、笑顔にできる力を持っています。だから音楽は素晴らしいと思いました。そして、音楽のような世界に通用するものを持つことはとても重要なことだと感じました。私も何か世界で通用するものを持てるようになりたいと思いました。1番簡単なのが英語をペラペラに使えるようになることです。英語以外のスポーツなどのことは、才能の問題があったり、世界に通用させるまでの努力の道のりがとても長かったりします。やはりたくさん勉強して英語を身に付け、英語を世界で活躍するための武器にするべきです。これからは、英語に触れる時間を出来るだけ増やして、努力していこうと改めて思いました。このコンサートの感動を忘れないようにしたいです。

                                                    

楽しく、息の合った最高の演奏

 私は『ネマニャ・ラドゥヴィチ&フレンズ』演奏会を聴いて感じたことが三つあります。
 一つ目は、メンバーのみなさんがとても楽しそうに演奏していたということです。演奏を聴く前は、もっと静かに、緊迫した状況で演奏が始まるのかと思っていました。しかし、実際は、クラシック音楽とは思えないような明るく陽気な雰囲気で演奏したり、退場したと思ったら、何度も再入場するようなサプライズがあったり、笑いが起きるような場面がいくつもありました。また、演奏もその 曲の雰囲気に合っていて、聴いていて実に心地よいものでした。物事を上手く成し遂げるためには、まずはその雰囲気を作り出すことが重要だということがわかりました。 何かを達成するためには、前もってそのおおよそのイメージを描いてみることが必要だといわれます。その場の雰囲気は、より具体的なイメージを描き出すのに欠かせないことなのです。
 二つ目は、メンバーのみなさんがとても息が合っていたということです。これはグループワークにおいて最も大切なことだと思います。全員がそれぞれ全く違うことをしていると 、一人ひとりの演奏力は優れていても、まとまりが感じられず、統一感のある演奏はできません。所々アドリブで演奏している箇所が見られましたが、それも全員の息が合っていたからこそできることなのだと思います。
 三つ目は、演奏プログラムやコンサートの進行において、綿密に計画が立てられていたということです。楽しく演奏するということや、息を合わせるということができても、それだけでは聴衆に感動を与える素晴らしい演奏はできません。アドリブにしても曲の構成がしっかりしているからこそ可能なのです。アンコールにおけるサプライズ等は、 しっかりした計画を立てていないと実行できません。計画を立てるということは、何事においても基本なのです。今回のコンサートを通して学んだことをしっかり心に留め 、日々の学校生活に活かしたいと思います。 
迫力が感じられる演奏
 私は今回の演奏を聴いて、長時間あんな大勢の人たちの前で緊張で失敗したりせずに演奏していてすばらしいと思いました。今回のコンサートで演奏された曲には私が知らない曲がありましたが、思わず曲に合わせて体を動かしたくなるような迫力や楽しさを感じました。また、私は演奏者たちの音がぴったり合っていたことにも驚きました。ピアノを二人で音を合わせて弾こうとしても、よほど練習をしていない限り音を合わせて弾くことは難しいと聞いたことがあります。しかし、今回演奏をしてくださった方々の演奏は音がぴったり合っていました。音を六人でぴったり合わせ、さらに観客を楽しませることができていて本当にすばらしいと思いました。
 今回演奏してくださったのは六人ですが、そんな少人数だと思えないほどの迫力を感じました。今回の演奏を聴いて迫力は大人数でしか出せないものではなく、一人一人の演奏の技術や心をこめて演奏することによっても出せるものだと思いました。このようなプロの演奏を聴いたことがあまりありませんでしたが、演奏を職業とし、一生懸命演奏する人達の演奏は迫力に感銘を受けました。よくパソコンで音楽を聴くことがありますが、生で聴く音楽にはパソコンで聴くものでは感じられない感動があります。
 江戸取では、様々な分野で一流の人の講演会やコンサートを体験できますが、やはり一流の人はどこか違っています。一流の人はその分野に対してものすごい努力をしています。私は勉強に関しても、運動に関しても今回演奏してくださった方々と比べると、全然努力していません。努力しない人は一流の人になれないと思います。これからは、一流の人になりたいと願うだけではなく、それ相応の努力を勉強面でも運動面でもしていきたいと思います。このコンサートに参加できてよかったです。

                                      

クラシック音楽の扉を叩いたコンサート

 ラドゥロヴィチ&フレンズの演奏を聴いて驚いたことがあります。それは、あの素晴らしい演奏をたったの6人で演奏していたことです。たった6人で、しかもバイオリン、ビオラ、チェロ、コントラバスの4つの楽器のみで演奏をしていました。また、コントラバスの奏者の人は、コントラバスをただ普通に演奏するだけではなく、弦を指ではじいたり、たたいたりして音を出していました。このような楽器の使い方は初めて見ました。コンサートが終わって家に帰ってから、パソコンで動画を見ましたが、どれも素晴らしい演奏でした。
 ラドゥロヴィチ&フレンズのコンサートを聴いたことで、少し音楽に対する関心が湧いてきました。普段、クラシックはあまり聴くことがなかったのですが、これからはもっと様々なジャンルの音楽を聴いてみたいと思います。また、同じクラシックでも様々な演奏法があることが分かったので、その違いにも関心を持っていきたいです。 もう一度ラドゥロヴィチ&フレンズのコンサートを聴きたいと思います。   
ラドゥロヴィッチコンサートを聴いて
 このコンサートを聴けてとてもよかったと思います。ラドゥロヴィッチさんは昨日まで京都で演奏していたのに、わざわざここまで来てくださいました。
 もうやめてしまいましたが、 僕は昔チェロを習っていました。チェロの技術はとても難しく、弾いているだけでとても疲れてしまいます。しかし、練習をたくさん重ねれば、笑顔で楽しく弾けることがわかりました。今は勉強で忙しいですが、大学に入ったらまたチェロを 始めようと思いました。 曲の中には知っている曲もありました。シンドラーのリストの主題曲が流れた瞬間は、その音色が心にパーンときました。あの曲を美しい音色で奏でてもらえるなんてとても幸せに感じました。 これからもこのようなコンサートがあったら、一回一回慎重に聞いて感動していきたいと思いました。