中1 劇団わらび座
観劇会の感想

 

二宮金次郎のように大きな目標

 私は当初、二宮金次郎が何をした人なのか、大人になって何があったのかなど詳しく知りませんでした。今回の劇を観て、少し周りとは違う人だけれど、非常に優しく働く事、学ぶ事がとても好きな人なのだろうなと感じました。
 また、劇を演じている役者さんの演技力に驚きを感じ、このような劇で二宮金次郎について多くの人に伝えている事に感動しました。
 また、
二宮金次郎が小さい頃に少しの時間も惜しんで勉強をしていたことを知り、改めて時間の大切さや勉強することの大切さ、勉強できることの素晴らしさに気付く事が出来ました。
 私は、この劇でたくさんの事に気付く事が出来たと思います。もう少しで夏休みになりますが、夏休みも遊ぶだけではなく期末試験に向かって自分の目標を達成したいと思いました。
小さな目標を沢山達成し、二宮金次郎のように大きな目標を達成したいと思います。

 

人々の心のなかに残る行動

 私は「劇」といえば、お芝居だけで、たまに少し歌を歌うだけだと思っていました。しかし、全くイメージとは違い、歌が多く、笑える部分も沢山あったのでとても面白く、楽しかったです。
 特に印象に残った場面は、二宮金次郎が桜町で仕事がうまくいかなかった時、町から出て不動の心を身につけるために行った滝で色々な方向から物事を見ると良いということに気付いた場面です。何故なら、学校生活や、日常でいつも私が心掛けていること同じだったからです。このようなことを先人が気付き、後世に残していくから、いつまでも道徳のモラルなどが廃れることなく人々の心に残るのだなと思いました。
 最後に二宮金次郎が言っていたように、
自分がやった行動は、墓石に残るのではなく、人々の心のなかに残るということを新たな自分の心得として、人が見ていないところでも良いことをしようと思いました。そして、これからの人生を歩む上での教訓、糧としていこうと思います。
 心に残る二宮金次郎の素晴らしい劇を観ることが出来てとても良かったです。

知らない人にも伝わる面白さ

 僕は劇を見て印象に残った事が3つあります。
 まず1つ目は第一印象です。タイトルの「金次郎」を大きく「KINJIRO」とローマ字で書いているので、どんな人物なのだろうと関心を持ちました。
 そして2つ目は内容ですが、話の流れがうまいと思いました。話の流れを説明すると、最初は現代の世界→過去の金次郎の世界→現代、という物語の流れがすごく分かりやすいなと思いました。
 最後に3つ目に思った事は、心情を観客側にうまく教えていると思いました。子供(中学生や高校生)でもわかる内容で、最初は「金次郎」にあまり関心を示していなかったけれど、劇中の色々な体験 、経験を通して最後には観客が二宮金次郎に共感し、関心を示すようになるという点が工夫されていました。僕達とそれ程変わらない年齢設定なので、気持ちが共感出来たり、心豊かなリーダーのお手本として見倣い、成長できるチャンスにもなると思います。
 以上3つのことが、僕には印象に残りました。
正直予想外の面白さでした。僕も歴史上の人物に興味を持った時は、知らない人にもその人の良さが十分に伝わるように工夫して説明したいと思いました。

人の気持ちをしっかり考えることができる人

 二宮金次郎といえば銅像のイメージしかなく、ただ勉強だけしている人だと僕は思っていました。しかし劇を見て、金次郎は実際、僕達が今まで彼のことをあまり知らなかったことが不思議に思えるくらい、すごい人だと思いました。
 二宮金次郎のすごいところは、金次郎の村に飢饉が起こっても、今自分が出来る限りのことをしたり、時間を無駄にせず、仕事をしながら勉強をしたことです。
 彼は大人になると藩主に気に入られて復興の仕事を任され、遂に約六百もの村を復興させることが出来ました。それは、
金次郎が多くの村に足を運び、そして村の様子を調べて、その土地に合う復興の方法を考えたということ、人々と絆を結び、力を合わせて復興できるよう努力したということ、そして金次郎自身が人情深く、人の気持ちまでしっかり考えることができたからだと思いました。このことは、普段の生活や将来の仕事などにも役立つことだと思いました。
 今回、この金次郎のミュージカルをしていただいた「わらび座」さんのおかげで、楽しく、歌や笑いを絡めて、二宮金次郎のすごさや人の生き方について知ることができきました。難しい歴史や教訓をミュージカルでまとめていただけたので聞きやすく、歴史や出来事を簡単に覚えることができました。このような機会を設けていただき、本当に、ありがとうございました。



二宮金次郎の人生から学んだこと

 私にとって、二宮金次郎は本で読んでみたりしても、遠い昔の偉人としてしか印象に残らない人物でした。しかし、今回の観劇会で金次郎がいかに立派な人であったのかがよくわかりました。観劇会では、金次郎の人生を音楽や踊りなどのいろいろな工夫の上で学べたので、とても興味深く印象に残りました。
 金次郎は、子供のころはとても勉強に励んで、災害が村を襲っても決して下を向かず、前向きに捉え、理屈で乗り越えていきました。その姿に私はとても心を動かされました。
金次郎は、昔の身分の差が大きかった時代に、百姓という身分でありながらも、自ら村を変えようと努めており、その姿勢を見て私は「やはり人間は努力で価値が変わってくるものだ」と思いました。
 また、金次郎が一時は挫折しても、そこから這い上がろうと自分なりの道を見つけていく場面がすごく印象的で、自分にも今までのこのような場面が起こっており、これからも起こりうるものなのだと感じ、生きる勇気をもらうことができました。
 
金次郎の人生から私は様々なことを学ぶことができたと思います。それは人格を築くうえで大切なものでもあり、今、未来と人生を生きるうえでも必要なものであると思いました。物事は理屈で動くので、それを使った工夫をしたり、自分の都合だけで生きていくのではなく、周りの都合を考えて動くことの重要性は、金次郎の人生だけでなく、私たちの人生にも役に立つことだと思います。
 また、あのまじめな銅像の金次郎が災害から村を守るために色々なことをしていたり、自分の話を聴いてくれない人たちに頭を抱えていたりという波乱万丈な人生を送っていたことにとても驚きました。このことから、私は自分の中にある固定観念でものを考えて発想の幅を狭めてしまうのではなく、たくさんのことを想像して自分の発想の幅を広げていきたいと思います。観劇会では金次郎のことをとても楽しく学ぶことができて、感謝しています。本当にありがとうございました。

いろいろなことを学べたわらび座の劇

 私の卒業した小学校では毎年一度、劇団の方が来て劇を披露してくれました。その方達は大道具を多く使い、劇をしていましたが、わらび座の皆様は大道具を極端に使わず劇の内容を相手に伝えられていたという印象があり、とても感心しました。
 そして、飢饉に苦しめられる村人、仕事が忙しくて家にあまりいられない夫のことを寂しく思う妻、農民出身の金次郎が藩の財政立て直しに取り立てられることを快く思わない武士など、登場人物が様々に描き分けられていました。また、
今風の登場人物と昔の登場人物の演技の対比がとても面白く、そこもまた興味を引くのではないかと思いました。娯楽の要素も多く取り入れながらも、いろいろなことを学べて、ほかの劇も見て見たいなと思うほどでした。
 今回二宮金次郎について劇で教えていただき、「彼の生涯についてもっと多くのことを知りたい、伝記があったら読んでみたい」と思いました。面白い上にためになるわらび座の劇をまた機会があったら見てみたいです。

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