中1 ラドゥロヴィチと仲間たち
コンサートの感想

 

心にしみわたるコンサート

 とても鋭い音からはじまったこのネマニャ・ラドゥロヴィチ&フレンズのコンサート。正直、聴く心の準備ができていなかったので、鋭い音でリズムをきざんでいたメロディーは私の心の中にしみわたってきました。
 私がこのコンサートで心に残っていることは2つあります。
 1つめは1曲目に演奏していただいたクライスラーのプニャーニの様式による前奏曲とアレグロです。高い音や低い音、音の大小を操っていたネマニャ・ラドゥロヴィチさんにとてもびくっりしました。まるで同じ楽器から音がでていないように感じました。もちろん、そのほかの、ハバネラ作曲のビゼーやJ.S.バッハ作曲のシャコンヌもとても心がすっきりするような曲でとてもよかったです。
 2つめは、このコンサートすべてで感じたことです。始め聞いた話ではネマニャ・ラドゥロヴィチさんを含めて6人で演奏をして下るというものだったので、あまり迫力がないのではないか、と思っていました。でも、
6人が気持ちを一緒にしたからこそできたパフォーマンスや、息ぴったりのベースなど、たくさんのものを見せてもらいました。特に、すごいなと思ったところは、6人それぞれの技術です。ヴァイオリンは、素早いトリル、ヴィオラは、目立たないけれど、影で支えている様なベース、そしてチェロやコントラバスは、弦を弾いたり、叩いたりしていてそんな使い方があるんだなと思いました。
 ネマニャ・ラドゥロヴィッチさん、ギヨームさん、フレデリックさん、カトリーナさん、アンヌさん、ナタニエルさん、私たちのために遠いところから来ていただき、本当にありがとうございました!

 

音楽による人と人との繋がり

 私は、ネマニャ・ラドゥロヴィチ&フレンズの演奏をお聴きして、改めて、音楽は楽しくワクワクするものだと感じました。私は5歳からバイオリンを習っていますが、中学生になってからは、以前よりも練習できなくなり、バイオリンから離れてしまいました。今回、ネマニャ・ラドゥロヴィチ&フレンズの演奏を聴くことができ、自分ももっと練習をして、上手に弾きたくなりました。
 
ネマニャ・ラドゥロヴィチ氏は、音楽を全身で表現していて、情熱的でひきつけられました。最初のクライスラー作曲「プニャーニの様式による前奏曲とアレグロ」では、出だしの一音一音に引き込まれ、曲が激しくなるにつれ、バイオリンのテクニックの凄さにも感動し、終わり方もすごく格好良かったです。ビゼー作曲「ハバネラ」では、メンバーの息がぴったりで、強弱があり、聴いていてとても楽しかったです。彼ら自身がとても音楽が好きで楽しんでいる感じが伝わり、私も一緒に参加している気分になりました。他にも、J.S.バッハ作曲「シャコンヌ」や、モンティー作曲「チャールダーシュ」など、私の憧れていた曲も聴くことができ嬉しかったです。また、普段なかなか見ることができなかったコントラバスの弾き方も面白く、興味深かったです。 私の席は後方で舞台から遠く、彼らの表情や、細かい指の動きを見ることができませんでしたが、音楽の素晴らしさが伝わってきました。音楽を通して人と人が繋がっていく喜びも感じることができました。私も、人に何かを伝えられる人間になりたいと思いました。
 魅力がいっぱいの素晴らしい演奏をして下さったネマニャ・ラドゥロヴィチ&フレンズに感謝しています。また、このような感動する機会を与えて下さりありがとうございました。

心から音楽を楽しむ演奏

 私は音楽が好きなので今回の演奏会を、ずっと楽しみに待っていました。ネマニャ・ラドゥロヴィッチ氏は、数々の素晴らしい賞を受賞され、その、強烈な個性でフランスを中心に人気を集めています。バッハやモーツァルトなど様々な曲を聴きました。私たちは前から2列目で聞かせてもらったのでとても臨場感がありました。
 今回の演奏は、まずネマニャ・ラドゥロヴィッチ氏がロングヘアで皮のパンツという独特な姿で登場しすこしおどろきました。全体を通じての感じたことは、大きくわけて、2つあります。
 1つめは、演奏者全員のまとまりがあるということです。フレーズのきれめなどで、呼吸がそろっていて、呼吸も音楽の一部だと感じました。また、ネマニャ・ラドゥロヴィッチ氏が、その仲間を体の動きで引っ張り上げる力にはさすがだなと思いました。
 2つめは、技術力のすごさです。ヴァイオリンについては、あまりくわしくないですが、物凄いスピードで弦を動かしていたので、その動きに釘づけになりました。
中でも特に印象に残ったのは、演奏者の表現力です。暗い雰囲気のところは、本当に悲しそうな表情になり、明るい雰囲気のところは、笑顔で演奏したり体からリズムにのったりしていました。演奏者の皆さんが心から音楽を愛し、楽しんでいるというのが伝わる素敵な演奏でした。演奏の最後では、顔を赤くして笑顔になっていたので、演奏者の皆さんが全力を尽くしてやり切ってくだっさたことが伝わりました。みているこちらも一緒に楽しんだり悲しんだり、ノリノリになったりでき、私たちもその物語に入っていくようなとても楽しい時間でした。
 私はピアノをやっていて、よくピアノの先生に「呼吸がないので焦って聞こえる」「表現力がたりないので、悲しい曲想のときは眉間にしわを寄せて悲しい表情を作り、明るい曲想の時は笑顔になって明るい表情になりなさい」といわれていました。今回学んだ、間の取り方や表現力の豊かさなどを身につけ、心の底から音楽をたのしんでいきたいです。コンサートやコンクールで観客や審査員の方も一緒に楽しめて演奏後には大きな拍手がもらえるような演奏を目指して日々の練習を積み重ねていきたいです。
 私が読んだ『くちびるに歌を』という本で、「永遠に終わらない時間はない。…だからこそ今この瞬間に声を合わせ、一つのうずに身をまかせる時間が至福なのだ。」ということばがありました。読んでいるときはあまり実感がわかなかったのですが、今回この演奏を聴き、いつまでも聞いていたいと思いました。しかし、いつかは終わりが来てしまうので、1分1秒その音に集中して美しい音楽を聞き入ることができる至福をかみしめないといけないという意味だったのです。
ネマチャ・ラドゥロヴィッチ氏のヴァイオリンはこんな小さい楽器からこんな力強い響きが出るのだと感心しました。今回この演奏会を聞いて、改めて音楽の楽しさや美しさを感じました。また機会があったら、もう一度聞きたいと思います。ありがとうございました。

心が晴れやかになる演奏

 私は今回の演奏会で感じたことがあります。それは、音楽は人の心を休めるものだということです。
 演奏が始まる前まではみんなでどんな演奏なのか話していたけれど、演奏が始まるとみんなが演奏に夢中になっていました。
私自身、ネマニャ・ラドゥロビッチさんのヴァイオリンのすばらしく、きれいな音色を聞いた時は鳥肌が立ちました。演奏されていた曲の中でも知っている曲は特に感激しました。
 
ネマニャ・ラドゥロビッチさんの仲間達の方々も、ノリノリで演奏していて、聞く以外に見ていても心が晴れやかになったような気持ちになりました。コントラバスを担当していたナタナエル・マルヌリーさんは途中から指を使って演奏していて驚きました。指で演奏していて痛くならないのかなど疑問を抱くこともありました。
 私は、ヴァイオリン演奏を聞くのは初めてだったので今回、本校でとても偉大な方の演奏を聞けて誇りに思いました。また、私達にこのような機会を作ってくださったことに対して感謝したいです。



愉快なメロディー

 僕はこの日とてもワクワクしていました。理由は一流の弦楽器奏者の方々が演奏されるからです。
 僕はこの五限目の総合の時間を首を長くして待ちました。僕は数回ほどオーケストラを見に行ったことがあります。一番印象深いのは「惑星」というオーケストラです。そのオーケストラは映像とと音楽の両方を楽しめるようになっていました。
 僕はオーケストラの大切な楽器はバイオリンなどの弦楽器だと思います。弦楽器は弦を引くだけではきれいな音は出ません。だからこそ素晴らしい弾きがいのある楽器だと思います。
 いよいよ五限目が来るときになると、楽しみで跳び回りたいぐらいでした。実際聞いてみると眠ってしまいそうな優しいメロディーから、思わず踊りだしてしまうような激しいメロディーまでたくさんありました。
 
ネマニャ・ラドゥロヴィッチさんは入場の時から一目で愉快な人だと思いました。また、ラドゥロヴィッチさんはだけでなく、ネマニャ・ラドゥロヴィッチ&フレンズの五人の方々がみんなユニーク人たちだと思いました。実際、一つずつの曲も弦を叩く音や足を踏み鳴らしたりする愉快なものでした。
 
僕が特に素晴らしい曲だと思ったのは一曲目の曲でした。僕は今でも素晴らしくユニークで愉快な、五人の方々のオーケストラの音楽が頭に残っています。
 僕はこのオーケストラで、今までよりもクラシック音楽に興味を持てました。

心躍るような楽しい演奏

 たった6人でこんなに重厚で盛大な演奏ができるなんて。驚きとともに心が震えました。
 まず、ラドゥロヴィチさんの演奏で感じたのは、音の強弱の幅がとても広いことです。小さい音を長い時間引くところや高音のメロディは流れるように美しく、また強く引くところは激しく感情的で、心に響きました。ソロ演奏の部分や速弾き演奏は聞き入ってしまい、感動しました。
バイオリンが彼の身体の一部であるかのようで、彼の感情が伝わってくるようでした。
 
また、仲間たちとの息もぴったりで、演奏する6人がみんな仲良さそうで、とても楽しそうに演奏していて、聴いているこちらまで心が躍るような楽しい気分になりました。ヴィオラ奏者が指で弦を弾いて引くところの音が可愛らしかったり、コントラバス奏者が手で楽器を叩いていたり、ラドゥロヴィチと仲間たちみんなで足を踏み鳴らすパフォーマンスも面白かったです。バイオリンの弦と弓の位置によって音が全然違うこと、バイオリンから和音がたくさん奏でられるのも素晴らしかったです。
 次に演奏曲についてです。どれも素敵でしたが、私は特にバッハの曲に一番感動しました。リズム自体は同じなのに、最初のリズムより最後のリズムの方が深い感じがしました。私はピアノ曲でしか知りませんでしたが、バッハっぽいと思いました。
 普通とは全く違う、型破りな弦楽器の演奏とパフォーマンスに間近で触れる機会をつくっていただき、本当にありがとうございました。

様々なパフォーマンス

 私は、コンサートには何度か行ったことがありましたが、弦楽器だけを使ったコンサートは初めてだったのでいい機会となりました。 ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバスの弦楽器を使った演奏で、ネマニャ・ラドゥロヴィチさんのヴァイオリンが中心でした。
 
ネマニャ・ラドゥロヴィチさんは、体を大きく動かして演奏していて、楽器だけではなく体全体で音楽を表現している、と私は感じました。
 「ハバネラ」という曲を聴きました。初めは音が低く暗いで演奏で、段々明るい演奏になりました。この音楽では、コントラバスの音に存在感があったと思いました。 アンコール曲は何曲かあり、明るくリズミカルな楽しい演奏が多かったです。
 「チャールダーシュ」という曲を聴きました。同じメロディーが何度も繰り返されてました。でも、速いところとゆっくりなところ、音が高いところ低いところがあり、弾き方により印象が大きく変わるのだと思いました。
 
アンコール曲では口笛を吹いたり、楽器の本体をたたいて音を出したり、足踏みをして音を出したりと様々なパフォーマンスがあり、とても楽しかったです。ネマニャ・ラドゥロヴィチさんはすべての演奏を楽譜を見ないで演奏してました。あんなにもたくさん暗譜していてすごいなと思いました。 聴いている人に楽しんでもらえる演奏をするのは難しく、とても大変なことだと私は思いました。

心から楽しむ素敵な演奏

  私は今回、ネマニャ・ラドロヴィチ&フレンズさんの演奏をお聞きして、沢山の感動を貰いました。
 まず、一曲目のクライスラー作曲の「プニャーニの様式による前奏曲とアレグロ」の第一印象はきれいな曲だという事でした。曲のはじめはスラーのような滑らかで伸びやかな心揺さぶるものでしたが、途中からテンポが速くなり、そこでも再び感銘を受けました。曲の中には物凄く静かな所や、私の知っているメロディー、心臓が飛び出してしまいそうになるような迫力のある所など様々な場面があり、色んな想像を頭の中に膨らませながら聞いていました。また、ソロの部分では、周りの楽器が僅かにハーモニーを添えているというだけなのに、物凄い迫力があり、心が震えました。そして最後の盛り上がっていく部分では、音楽に合わせて私のドキドキも上がっていき、何とも言えないような気持ちになりました。
 二曲目のJ・Sバッハ作曲の「シャコンヌ」は短調の感じが引き立っていて、明るいというよりは暗くて、怒っているような入りだなと思いました。ですが、途中から雰囲気が明るくなり、迫力に圧倒されました。中盤、終わったかと思ったらいきなりテンポの速いフレーズが始まり、観客をあっと思わせるような演出にびっくりしました。更に、この曲では強弱が恐ろしい程に変わり、後半は再び短調の感じに戻り、このまま終わるのかと思っていましたが、最後、透き通った綺麗な音で終わり、その音はいつまでも私の耳に残る程美しい音色で感動しました。
 三曲目のモーツァルト作曲の「アダージョとロンド」は入りから綺麗な王宮や自然を連想させ、癒される曲だなと思いました。この曲は恐らく四つぐらいの場面に分かれていて、一つ目の場面は貴族の人たちが優雅に踊ったり、お茶お飲んだり、お昼寝をしたりしてゆったりと過ごしている様子が連想され、二つ目の場面は弾んでいて、今にも皆が歌ったり踊ったりし始めそうな、また、小鳥たちが空を自由に飛び回っていそうな様子が連想され、三つ目の場面は貴族の誰かが永遠の眠りについてしまったような悲しいどんよりとした様子が連想され、といった雰囲気を持ったフレーズが何回も繰り返されていて、私の中でこの曲を基にし物語が現れました。こんな全く違う曲のように聴こえるフレーズの変わり目が自然で、全てに優雅さが加わるようにする演奏は私がピアノで再現しようとしても百パーセント出来ない表現だと思いました。
 四曲目のビゼー作曲の「ハバネラ」には私が聞いたことのあるフレーズがあり、馴染みやすいと感じました。同じフレーズを様々な形で何回も繰り返しており、聴いていて飽きない曲だなと思いました。また、この曲では弦を弾いたり、叩いたりして、面白い弾き方だなと思いました。終わりは、綺麗にぷつっと終わっていてすごいと思いました。
 五曲目のクストリッツァ作曲の「これが男のやり方ー映画『ライフ・イズ・ミラクル』より」はとても勇ましくて、弦を違う使い方をしていて、テンションがMAXになり、心が震えて今すぐにでも飛び跳ねたくなりました。
 
六曲目のウィリアムズ作曲の「映画『シンドラーのリスト』のテーマ」は、今までの曲の中で最も明るく楽しい曲だと思いました。テンポが速い上に、楽器の弦ではなくて本体を叩いてるし、口笛も入ってきてなんかもうハチャメチャだけれど、とにかく心が躍ってました。
 七曲目のモンティ作曲の「チャールダーシュ」は、怖い感じときれいな感じのハーモニーが丁度いい感じで混ざり合っていて感激しました。また、この曲は私が聞いたことがある曲でした。強弱が激しく入れ替わり、途中で雰囲気が七回ぐらい変わり、可愛いところがあって癒されましたが、その後、いきなり足踏みが始まってびっくりして心臓が飛び出るかと思いました。でも、無意識に乗っていました。
 
最後に私はこの演奏から学んだことがありました。それは、音楽は楽しんで演奏することが大事だということです。今回演奏していただいた方々は皆笑顔で、あたかも遊んでいるかのように演奏していて、だからこそ素敵な演奏ができるのだと私は思いました。これから私はこのことを活かして毎日楽しくピアノだけでなく、音楽を楽しんでいきたいと思いました。

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