中1 野村直之先生講演会の感想  

人のぬくもり

 今回の野村直之先生のお話を聞いて考えたことは2つあります。
 1つ目は、AIとはどういったものか、ということです。今までAIとは、人間と同じように考えられる、超ハイテクな機械のことだとおおざっぱに考えていました。ところが今回の話を聞き、考えががらりと変わりました。AIは理解しているわけではなく、パターンを読み取っているだけであったということです。「それって人間と同じなんじゃないの?」と私は考えました。本やドラマで、「私の経験上、これからこうなるな。」という感じの台詞がよく出てきます。それはつまり、「今までのパターンでいくとこうだ。」と言っているということになります。AIは、ある意味人間に近い部分があるようです。では、AIと人間の学習方法以外の相違点とは何でしょうか?私の出した答えは、感情です。さすがのAIでも、喜びや怒りをおぼえることはかなりむずかしいと思われます。せいぜい、「こんな時人は喜ぶ。」というふうに、プログラミングしないと喜びの表現はできないと思います。
 2つ目は、職業についてです。最近テレビで、近い将来に今ある職業の一部がなくなるかも知れないと悲観的な感じで報道されていたのを見ました。私は、単純な作業ならロボットにやらせた方が、効率がいいと思います。また、仕事や学校でたまったストレスの関係で、AIではできない精神的なサポートが必要だと思いました。
 
これからの日本や世界に求められるのは、「人との関わり」だと思います。なぜなら、精神的ストレスが大きくなっている今、人のぬくもりというものは欠かせないからです。だからこそ、ある一人の人物を分析し、その人がどんなときにわらい、どんなときにストレスを感じるのか。ここに、AIの技術を投入すべきだと思います。この考えを「why?」という精神と共に広めたいと思いました。

 

自問自答できる能力

 今回の講演で、僕は日頃疑問に思っていたことを解決することができました。僕は以前から、人工知能(AI)やディープラーニングに興味がありました。また、テレビ番組で2030年にはAIによって仕事がなくなってしまうかもしれないと言っていたため、本当になくなってしまうのかと疑問に思っていました。その疑問に対し今回の講演で理解を深めることができました。
 「人工知能は教えられたことしかできない」ということが人間との大きな違いであり、ポイントになっていると思いました。ディープラーニング(機械能)は専門的な分野であれば人間の能力(認識精度)を超えることができます。しかし、人間はディープラーニングと同じ量の学習をしたとしてもそこから得られることは多いです。これにより、一定のことをして一定のこと以上を得る人間がAIに仕事を完全に奪われてしまうことはないということがわかりました。
 
それでも、人間として優位な位置に立つためには、Whyと自問自答ができなければならないと先生はおっしゃっていました。この能力をつけるために、コミュニケーション能力を磨いていきたいです。また、日頃からなぜと思ったことに対してしっかりと向き合い、積極的に解決していきたいです。今回の講演を生かして、これからはWhyを念頭に置いて日常生活を送っていきたいです。
 

AIばかりに頼らない社会

 私は今回、野村先生の講話をお聞きして、AIは人間よりはるかに多い知識量を持っているけれど、人間のような動作は出来ないということを改めて考えることが出来ました。
 世界では現在、人間が行っている仕事や作業がロボットやAIによって行われるようになり、多くの人が失業してしまうのでないかという心配がありますが、全ての職業をロボットやAIがこなすことは出来ません。
 野村先生の講話の中にもありましたが、「アパレルショップの店員」等は、人とコミュニケーションをとらなければいけないので、AIには出来ません。その他にも、学校の先生等、AIには出来ない仕事は沢山あると思います。
 
これから、AIは社会に活用される機会が沢山増えると思いますが、AIにばかり頼らず、人間にしか出来ない事 ーコミュニケーションをとる事等を磨けば、AIに劣らない、現在よりも素晴らしい世界、社会が出来上がっていくと思います。

AIを活用する社会

 僕は、野村直之先生の講演会をお聞きして、人工知能が未来を変えるということを学びました。 
 先日、将棋の対戦があり、コンピューターが名人に勝ちました。人工知能が、勝つための知識を蓄積して強くなったのだと思います。野村先生のお話では、このことを「推論」と呼ぶそうです。それから、人工知能の「学習」の例として、ネットショッピングをしたときの情報から、似たような他の商品を勧めてくることがあります。また、日常生活の中でパソコンやスマホを使って字を入力する時、パソコンが覚えていて、次使う時は、字を予測変換してくれることなどがあります。
 このように人工知能はとても便利ですが、僕は悪い面もあると思います。例えば、工場などにロボットをたくさん導入すると、人手がいらなくなるので、人が働く場所がなくなります。それから、弁護士の仕事など、たくさんの情報を覚える必要がなくなるので、人工知能がいろいろな職業を奪うことになると思います。
 では、
どのようにして、人工知能をより良く利用すればいいかというと、人手が足りなくて困っている仕事(例えば介護など)には人工知能ロボットを導入して、人にしかできない仕事(例えば先生など)には、人工知能に職業を奪われないように工夫しないといけないと思います。
 これから30年後くらいの未来はどうなっているでしょうか。
日本はこれから高齢化社会になり、人口が減少していくそうなので、人工知能をうまく使って、いろいろな人が快適に過ごせる便利な世の中になっているといいなと思います。今まであまり人工知能について考えたことがなかったので、野村先生のお話を伺ってとても勉強になりました。そして僕はこうしたコンピューターに負けないように、これからいろいろ学びたいと思います。



思いやりの気持ち

 僕がこの講演で感じたことは多くあります。
 一つ目は人工知能についてのところです。僕はこれまでいろいろな人の話を聞いてきて、人工知能はもうすぐ人間の上に行ってしまうもので、職業もどんどんなくなってしまうだろうと思っていました。でも、
講演では、人間が人工知能の能力よりも高いレベルを持つことがわかっていることを例として、人が人工知能にも負けないものがあるということを教えてくれたので、自分の将来に希望が持てました。
 二つ目は、人工知能ができない職業についてです。今も多くのコンビニやデパートなどでセルフレジなど人工知能を使ったものが置いてあります。これを見て、将来はアルバイトなどはなくなってしまうのかなと不安でした。でも、例として挙げられた服を売る職やバイトなどはものすごく多くのことを考えて行動します。また、お客さんの行動するリズムに合わせて行動のスピードを変えなくてはいけません。このようなことを考えてみたら、感情などなくプログラムされたことをただひたすらに実行する人工知能ではとてもできないだろうなと思いました。
 三つ目は、人間が人工知能に負けないための方法です。今まではいろいろなことが簡単にできてしまう人工知能には勝てるわけがないと思っていました。でも、ペンをコップに入れるなど、人工知能にもできないことがあると聞いてびっくりしました。しかも、世界チャンピオンなどに勝っているのに、そんな簡単なことができないことにものすごくびっくりしました。これを聞いて、人間には簡単にできることが人工知能には難しいのだと思いました。また、自問自答を続けることが大切だと知ったので、これからはもっといろいろな分野の「なぜ」を考え出して答えを調べたりして導き出したいです。
 最後は、人間がもう人工知能の上を行く能力を持っているということです。よくテレビなどで人工知能がプログラムされたことしか行わないというものを見て、もし未来がこんなものしかいない世界になったら怖いと思っていました。そして、この講演を聞いたことにより、人間が人工知能に勝っている感情というものを考えることができました。また、感情から生まれる表情や動作などもできないのだろうなと思いました。そして、
もう一つ考えたのが、人を思う心です。人間は身体の不自由な人を見ると助けようとします。でも、人工知能は助けることができません。これを考えて、人は他人に対する思いやりの気持ちを持った方がいいと思いました。
 僕はこの講話を聞いて、いろいろなことを学ぶことができました。これからは人工知能のいろいろな能力を超えて、人工知能にはできないようなことをたくさんやりたいです。

ひらめきを生む「なぜ?」

 今回の講演会では野村直之先生が人工知能(AI)についてお話をして下さいました。
 私が野村先生のお話の中で特に印象に残っているのは、人間の将来の仕事についてのお話です。現在、人工知能が大きく発達し、人工知能を利用したものが現れるようになりました。それらのものによって私たち人間の生活はより一層便利になりました。実際、ホテルなどの受付で、人工知能を利用したしたロボットが接客や手続きなどを行っています。その一方で、将来このまま人工知能を利用したものがどんどん開発されて増えていくと、今、行われている仕事が全てそれらのものに支配されてしまうことになり、たくさんの人が失業してしまうのではないかという不安があらわれるようになりました。これに対して野村先生は、そんなことはないとおっしゃっていました。なぜなら、人工知能を利用したロボットなどは、何かに答えるとき、人間から教えられて覚えたたくさんのことから選んで答えるそうなので、結局は人工知能に色んなことを教えて覚えさせる人間がいないとダメだからだそうです。私はこの話を聞いて、人工知能はすごいと思いました。そして、その人工知能や人工知能を利用したものを作っている人間もすごいと思いました。私が大人になっている頃には今よりも人工知能が発達した世界になっていると思います。私は、そんな世界で生きている人たちの役に立てるような人間になりたいです。
人工知能に支配されずに、わたしたち人間が人工知能を使う側に立てるようになりたいです。
 
野村先生は、そのために必要なことも、おっしゃっていました。それは、『why?』、『なぜ?』を大切にすることです。今現在、自発的・自律的に働こうという意志を持った人工知能を作れる見込みはなく、why?と自分自身に問い、考える能力を持っているのは人間のみだそうです。だからこそ、why?を大切にすることで人としての創造性を引き出すことができ、ひらめきを生みます。私も、『why?』を大切にした生き方を歩み、自分の夢を叶えられるよう、頑張っていきたいです。

AIとの最も適した付き合い方

 AI(人工知能)は、囲碁や将棋でプロに勝ったことや、人型ロボットのペッパーがお店で応対するとか、最近テレビなどでよく耳にする言葉です。私は今日の講演を聞くまで、AIは人間の頭を、いろいろなことで追い越してしまうのかなとぼんやりと想像していました。
 確かに、専門的な分野であれば、AIは人間の能力を超える部分はあります。例えば、猫の画像認識などでは、正確に猫の種類を当てることができます。しかし、今の時点では、AIは人間のように物事を自発的に学習するのではなく、膨大なデータを人間が入力し、それを分析し、結果を出しているにすぎないことがわかりました。
 また、人間の仕事がAIにどんどん取って代わられて、今の仕事の大部分が無くなってしまうような言われ方も世の中ではされています。今の時点では、ごく一部の専門分野にしか通用しないAIも、どんどん進化していくことが考えられ、私たちが就職するころには、どういう仕事があるのか不安にもなります。
しかし、この講演を通じ、AIとは人間の能力を完全に代替する見通しは当分立ちそうにないことがわかりました。そして、人間を優位にし続けるポイントは、知る喜びや信頼への責任、挑戦して得る達成感、金銭などへの欲など、人間それぞれが持つ価値観であると感じました。
 
そして、AIに対して私たちは、その利点を上手く使いこなし、一方で人間しかできないこと(コミュニケーション、創造力など)により力を注ぐことが、AIとの最も適した付き合い方であると学びました。 この講演を通じ、AIというものについて世の中で言われていること、そして世の中の情報から自分が感じていたイメージと、実際の状況とでは大きな違いがあったことがわかりました。つまり、正確な情報を自ら得て、自分自身で物事との正しい接し方を考えることが重要だということを理解できました。

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