10フォー・ブラスコンサート 10月12日 |
1組 Tさん |
今回のコンサートでは曲目に対しての説明や観客も一体となって音楽を生み出すような演出があったので、音楽に関して詳しくない私でも親しみを覚えることができました。またそんな私でも知っている曲があり、普段機械から聴く音と生演奏の音の大きな違いを感じることができました。 きっと才能のある方であれば耳で聴くだけでどの楽器の音なのかを判断することができるでしょうが、私は目で見てやっと楽器の音の違いを理解するのが精一杯でした。しかし私より音楽の才能のある友人たちも心地の良い演奏だったと共通の思いを持っていたので、聞いている人すべてに影響を与える音楽の力は本当にすばらしいものだと思いました。 私はしばらく音楽の世界に触れていなかったので、久しぶりに穏やかな気持ちになることができ、良かったです。高三の後期になり卒業までのカウントダウンが始まり、このような江戸取でのイベント一つ一つに重みが感じられるようになりました。卒業までの残りのイベントを楽しみにしつつ受験勉強に励んでいきたいと思います。 |
2組 Nくん |
今回の10フォー・ブラスの方々のコンサートで江戸取のアカデミックシリーズも100回を迎えますが、今回のコンサートはここ数回の中でも最も印象に残る演奏でした。金管楽器のみでのアンサンブルを耳にするのは初めてではないのですが、うっとり聴き入るような音色から、思わず手拍子を打ちたくなるようなリズム、演奏者の方の一人が行う軽快な司会、これらは今までにない経験でした。中でも一曲目と二曲目と三曲目に演奏したオペラの曲は実に感銘的でした。本来、オペラとは歌唱を中心に器楽・舞踊を加え、歌手が扮装して演ずる舞台劇であり、私たちほとんどがオペラと言えばオペラ歌手の歌を思い浮かべると思います。ですが今回の演奏では、そのオペラの曲を金管楽器だけで演奏していました。その音色に人の歌声はないものの、そこには何とも言えない深みがありました。楽器の演奏の中に物語の推移があり、それを耳で感じとることができました。一番最後に演奏した曲は10フォー・ブラスのオリジナルのファンファーレで、始めチューバ奏者だけがステージに残って演奏し始め、そこから次々に演奏者が増えていくというものでしたが、どこからともなく手拍子が鳴り始め、ホール全体が演奏のリズムと共に手拍子を刻みステージ上の演奏者と観客が一体となり、本当に楽しく有意義な時間を過ごすことができました。 |
3組 Yくん |
今回、この10フォー・ブラスのコンサートに参加して、貴重な経験ができるととともに音楽はとても奥深いなと思いました。 このコンサートの曲の中で、私はモーツァルトのオペラ「魔笛」という曲だけ知っていて、それ以外の曲は、曲名すら知りませんでした。10フォー・ブラスの存在もコンサートがあるということで知っただけで、もともと、音楽にあまり興味がありませんでした。しかし、10フォー・ブラスの人たちは、自分たちを楽しませようと工夫してくださったおかげで今回のコンサートを十分に楽しむことができました。 また、今回のコンサートで、音楽への興味が膨れ上がりました。10フォー・ブラスの皆さんの演奏がどのように上手かったかは、音楽をやっていなかったので、よく分かりませんが、とにかくすごく感動しました。トランペット・ホルン・チューバすべての楽器の音が響き、とても美しいと思いました。そして、最後のチューバを演奏していたアレクサンダー・ティッシェンドルフさんのパフォーマンスはすごく、常に、曲と曲の演奏している間に、私たちに説明してくださいました。パフォーマンスを観客の生徒たちを魅了する姿は、とてもかっこよかったです。今回のコンサートを聞いて、音楽への関心が高まるとともに、音楽の世界だけを極めた人の演奏はとても感動的でした。 |
4組 Kくん |
今回の音楽コンサートは江戸取生活で最後でした。このようなコンサートを生で聴く機会は今後ほぼないと思ったので、音楽には全然詳しくないけれども集中して聴いていました。中学の頃から同じようなコンサートは何度かあったものの、トランペットやトロンボーン、チューバなどの個々の音色が分からずそれぞれどのような音色を奏でるのか気になっていました。しかし、今回のコンサートでは曲と曲との間にそれぞれの楽器の音色を奏でていたのでそれぞれの音色の違いを聴き取れてよかったです。個々に聴く前はあまり違いはないだろうと思っていた楽器でも別々に聴くと音の高さが違っていたりして驚きました。最後に演奏していた曲では演奏者の方々の演奏に加えて生徒達みんなの手拍子もあって大ホールにいた人全員でその曲を演奏しているようで素晴らしい演奏であったと思います。 今回のコンサートのおかげで大学入試までの残り少ない期間、より一層勉強を頑張れる気がします。また、音楽について全然知識がないので少しずつ音楽の知識をつけて、より音楽を楽しめるようにしようと思います。 |
9組 Iさん |
今回の演奏会では、間近でオーケストラを聞くことができて、とても感動しました。有名で高く評価されている「10フォーブラス」を生で聞くことができるのは、今回で最初で最後だと思います。このような貴重な経験ができ、素直にうれしく思いました。 「10フォーブラス」の皆さんが楽しそうに楽器を演奏しているのを見て、音楽を知らない私でも楽しむことができる素晴らしい演奏会でした。私はもう高校3年生なので、こういった経験もあと数回しかできません。とても残念です。 たくさんの演奏会や講演会に参加したおかげで、いろいろなことに興味をもつことができると分かるようになりました。残りのイベントも、自分のものにできるようにしたいと思います。 今回、ドイツの方が、英語で紹介してくださいました。隣にいた山本先生が通訳してくれていた姿を見て、とても刺激を受けることができました。また、今の自分のレベルを気付かせてくれるものでした。英語を頑張りたいという自分の意志がより強くなりました。これからの目標を立てることができたので、残り数か月で自分の目標を達成できるように、最後まで悔いの残らないような努力をしていきたいです。 |
10組 Sくん |
平成28年10月12日に10フォー・ブラスコンサートに参加しました。10フォー・ブラスと言えば、ドイツで設立し、ブラス・アンサンブルにおいて国際的にも高い評価を受けているので、とても楽しみでした。 まず、最初にオペラ「魔弾の射手」から演奏会は始まりました。この曲は、今まで数え切れない程大勢の人が演奏してきた有名な曲でありながら、各人によっての表現の違いが分かりやすい曲なので、新鮮でとても楽しめました。10フォー・ブラスは、重厚でありながら、テンポが速いため、重々しい、ある種のプレッシャーのような感覚はあまりしない、とても個性の際立った演奏でした。引きのタイミングも、とても曲に心を入れやすく、最初の曲なのにすでに興奮してしまいました。2曲目の「魔笛」も早いテンポの演奏だったので、この10フォー・ブラスのグループとしての色がそういったアレンジが得意なのだと感じました。3曲目、4曲目の「イーゴリ公」や「リアルトのさざ波」は初めて聴く曲でしたが、どちらも落ち着いたとても良い曲でした。曲の間に挟まれるアレクサンダーさんのMC解説もジョークを交えてとても楽しめました。最後の曲はいかにもブラス・アンサンブルらしく、観客も一緒になって楽しめるとても愉快で面白い曲でした。 普段できない音楽との触れ合い、それは自分で思っていたよりはるかに学びとることが多かったです。受験を明るく前向きに頑張る気力ももらいました。このことを心に留めてこれからの日々も過ごしていきます。 |