夏期勉強合宿に参加して 

 

1組  Tさん

727日から81日、私たち38期生は新潟県苗場にて夏期勉強合宿を行いました。

私のこの勉強合宿での目標は「集中力の切らさない長時間の学習を習慣づける」というものでした。日頃毎日紫峰舘に通って勉強しているとはいえ、毎日効率の悪い勉強をしているという自覚があったからです。まず机に向かうまで30分や1時間を無駄にだらだらと過ごし、やっと机に向かったと思ったらぼーっと30分。勉強を始めても20分で集中力が切れ、すぐに机を離れる。勉強合宿前の私は毎日これの繰り返しでした。こんな状態で勉強合宿に向かいましたが、私は大いに成長することができました。最初の2日間、今までやったことのないような勉強量に圧倒され、正直に言うと終わりが見えない不安で頭がいっぱいでした。しかし、多くの自習時間をひとつひとつこなしていくことで着実に集中力が身に付き始めていることを実感できる瞬間がありました。集中力が切れてもその場で勉強を続けないといけないというある意味「束縛」が良かったのだと思います。いつも逃げてばかりいましたが、どうやっても逃げられない環境に身を置くことで、普段全くない集中力を発揮することができました。私だってやればできるのだという自信もつきました。かけがえのない経験をさせていただいたと思います。

私が勉強合宿を乗り越えられた要因の一つが志望大学の存在です。勉強合宿の直前に、ある大学のオープンキャンパスに行きました。私は特に行きたいと思った大学を今まで見つけられませんでしたが、初めて本気で目指したいと思える大学に出会いました。何が何でも絶対そこで学んで医師になろうと思いました。勉強合宿でもう無理だと心が折れそうになったとき、その大学で楽しく学校生活を送る自分の姿を想像しました。そうすると自然とやってやろうというやる気が沸々と湧いてきて、勉強を続けられました。その大学に対する思いは今も変わらず、本気で行きたいと思っています。これから1年少し、志望校合格に向けて必死で勉強します。

今回の勉強合宿で考えたことがあります。それは「大人になる過程において誰しも必ず必死で努力しなければいけない時期がある」ということです。勉強合宿では毎朝一人の先生から講話をお聞きしました。その先生方の講話に共通していたのは、ある一定の期間後の人生で誇れるような努力をした時期があったということです。よく考えてみればその先生方だけではありません。私が知っている全ての大人に当てはまることなのです。逆に言えば、一定の期間さえ努力できなかった大人は体だけ成長した、ただの子供であるということです。私が大人になるために人生において努力しなければいけない時期は、もしかしたら今なのかもしれません。今を乗り越えれば、後に今よりつらいことがあったとしても乗り越えられる気がします。

受験勉強、そして私が大人になる上で必要な期間はまだ始まったばかりです。この1年間を後の人生のためにどう過ごすか、これが私の新たな課題です。

   

 
 
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2組 Oさん

「勉強が嫌いな人は医師には向いていない。日々、医学の世界は変化しているから、同じ治療法で診察し続けることは不可能。」
 この言葉は、医師体験の時に女医さんから頂いたものです。
勉強はつまらない、嫌いというフレーズを私は今まで何度口にしただろうか。極力使いたくない言葉であるから、避けてきたつもりでも、確実に何度か言っている自覚があります。私はそんな自分を恥じました。その言葉は医師になりたくない、患者さんを救いたくないと言っているのに等しいのではないだろうか。
 勉強合宿を、私は自分の人生の転換期にしようと思って挑みました。もう、受験生になろう。家に帰ったら、もう私は受験に向けて努力できるように、今までの自分の甘い部分を切り落としてこよう。だから、どんなに疲れていようと眠かろうと、一秒だって勉強の時間が他人より短くなってはならないし、濃度も薄くさせないといった思いで自習をしました。しかし、勉強をするにつれて私は気づくことがありました。
 
 それは、自分には一日十一時間程の勉強では埋められない位の上位層との差がある、ということでした。私がまだ一周もしていない問題集も、解き方も全て完璧に覚えている人がいて、まだ私が半周のスピードでやっている問題集を一周クリアした人がいて、今まで目を背け、逃げていた自分の勉強における現実を急に目の当たりにし焦りが募るばかりでした。

 そうであるならば、私はどうすればよいのか。それは簡単なことです。一日中勉強すればよい。私は勉強の質などと言える立場にはまだ立てていないのだから、とにかく量を繰り返しやっていくしかありません。質などと言うものは、後からついてくるし、ついてこなければ、また後で、考えられるものだと思います。他人より参考書や教科書を汚し、覚えて、自分の中で整理する。日々これに努めたいと思います。 
 これだけ自分の直す部分はたくさんありましたが、伸びた部分も一つだけありました。それは、集中力を持続する時間、科目ごとに一単元にかかる時間を把握できたことです。私はこの間まで科目を少しずつ変えたり戻ったりをしないと集中力が途切れてしまっていました。しかし、この合宿で、一日ずっと一単元に時間をかけて、科目だけでなく単元も変えないで続けたほうが、自分の中で整理もつくし定着もしやすいということがわかりました。またそうするだけの集中も出来るようになりました。
今回の勉強合宿は意気込んで臨んだ分、多くの収穫があったように思えます。濃い時間を過ごせました。これからあと一年後には、受験という大舞台が控えています。その中に過去の自分にありがとうと言えるよう日々の積み重ねを大切にしていこうと思います。

 

  
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3組 Yさん 

 私は1日に11時間もの勉強をするということを、初めてこの勉強合宿で経験しました。中学生のとき、もしかすると12時間くらいは1日に勉強したことはあったかもしれませんが、今回のようにきちんと時間を測って行ったわけではないので、自分でこれまでに実際に経験したか、どうかはわかりませんし、さらに、その時集中して勉強できていたか、というと疑問に思うことも今ではあります

 今回の勉強合宿は1日12時間の勉強を5泊6日で行うということを事前に聞いたとき、正直不安でもあり、嫌だなとも思っていました。そのときの私は、中入生の友人は中3年のときに勉強合宿に行った経験があることや、高入生の友人でも塾での勉強合宿に参加したことがあることを聞き、自分だけそのような経験がなかったから余計に不安になっていたのかもしれません。しかし、そのような不安を消してくれたのは部活動の先輩方でした。私たちが勉強合宿について不安がっていると、「大変だけど、意外とあっという間だったよ。」と声をかけてくださり、昨年先輩方も私と同じ高校2年生でやりきることができたのだから、私もきっとやり抜くことができると不安な気持ちを拭い去ることができました。また、卒業生を囲む会に参加しての自分の感想文を改めて読み返したことも、決意を固めてやる気がある状態で参加できるようになった原因の一つでした。

 実際に参加してみると、1日目が終わったときは11時間も学習していないのに、それがとても長い時間に感じ、明日からの勉強に集中できるのか再び不安に駆られました。しかし、2日目、3日目を終えて日程の半分を過ぎた頃には、その時間にも慣れ、「あと半分なら集中して最後まで成し遂げることができそうだ。」と感じるまでになりました。そして、5泊6日を終えた今、自分なりに達成感を感じています。

 この合宿を通してわたしは2つのことを学び、考えることができました。1つ目は、勉強の時間と質についてです。多くの時間を費やすことと同時に質を高めることです。定期テスト等の計画を立ててみると、もっと勉強しなくてはならない現状を知ることができ、時間を多く使うことと同時に、自学習の質を高めることができました。2つ目は、一緒に頑張れる友人の大切さです。同じ教室で頑張っている友人がいたからこそ、勉強に対して苦に感じることもなく、前向きに取り組むことが出来たのではないかと思います。

 これから1年半、この合宿で学んだことを生かして私が目標とする大学に行けるよう、この学校でがんばって行きたいと思います。

 

 
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4組 K君  

 今、こうして勉強合宿を終え、私の受験は始まりました。私は江戸取に入学し、勉強に対する目標を持ち、自分を成長させるために努力に励んできたつもりでいました。それは自分の思い込みであったことを気づかされました。
 私はまだ高
1だから、まだ高2は始まったばかりだから、と自分の気持ちの奥に本気を出せない言い訳があり、行動を勝手に抑えるブレーキとなっていたことに気づきました。
ですが、もう私は高1でなければ高2は始まったばかりでもありません。この夏期勉強合宿は確実に私のこれからの生活、勉強に対しての態度など多くのことを変え、自分と向き合い、甘い自分の存在を気づかせてくれるきっかけとなりました。

 私はこの勉強合宿で特に力を入れたことがいくつかあります。

その1つが基礎学力の定着、勉強する科目を絞ることです。今まで、多くの先生方や先輩方のアドバイスの中で最も多かったのは、基礎学力をしっかりと固めておくことでした。基礎力がなければ絶対に自分のレベルは高まらないと気づきながらも、普段の学習の中で取り入れることが出来ていませんでした。このため、今回の勉強合宿での目標に基礎力の定着を挙げて臨むこととなりました。私は、勉強合宿での自習時間に使用する教材は、数学と英語しか持っていきませんでした。これは、自分の得意で受験の武器となりうる英語と、自分の課題である数学に強化を合宿に集中して取り組むことに集中しようと考えたからです。この取り組みにより、自分の学力が更なる高みを得て、今後のやる気や自信へとつなげていきたいと考えたからです。この基礎学力の定着と勉強する科目を絞ったということで、私の合宿中の学習は効率よく進めることが出来たと思います。
この成果は、今、すぐにわかるものではないと思います。次のテスト、模擬試験などを受験する当日や、結果が戻ってきた時にわかるものではないかと思います。成果は必ず出ると、自分の努力を信じたいと思います。そして、更なる努力を積み重ねたいと考えています。

 2つ目に力を入れたことは、仲間との共同生活です。今回の合宿は勉強合宿ですが、勉強の勉強だけの合宿ではないのだと思って参加しました。400人以上の大人数での合宿体験は今後もそうそう体験することはないのだろうと思います。しかし、社会に出た後にも、今回学んだ協調性など仲間との共同生活で得たことは、必ず役に立つものであると考えたからです。また、受験は団体戦であるといわれるように、合宿で共に過ごした2学年の級友は、受験での中でもあります。56日の合宿の中で共に食事をし、ともに勉強に取り組む中での切磋琢磨し合うことが出来、周囲を多いやる気持ちを持ち合わせられたことから、とても良い体験が出来たと考えています。 
この勉強合宿は、気持ちを切り替える素晴らしい機会となりまいた。この合宿を実施するにあたりご協力いただいた多くの方々に感謝の気持ちを持ち、更なる自分の成長へとつなげていきたいと考えています。

 

 
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5組 Tさん  

私が勉強合宿に参加したのは、これで2回目になります。今回の合宿のおかげで、中学3年生で参加した勉強合宿よりも、今後さらに勉強しようという意欲を高めることができました。また、前回は「辛い」と感じることがよくありましたが、今回の合宿では「自ら勉強しよう」という想いがあったので、集中して学習に取り組めました。眠気に負けそうになった時は、頑張ろうという強い意志をしっかりと持つことで乗り越えました。

 私が合宿の自習時間に主にやっていたことは、中学から高2まで江戸取で学習してきた内容の復習です。復習してみると、忘れている部分があったり苦手な部分を発見したりと、様々な気付きがありました。勉強合宿中に全ての復習はできませんでしたが、夏休み中も復習を続けるきっかけになりました。しかし、まだ完全に復習しきれていないので、今後も継続していこうと思います。また、1回だけではまたすぐに忘れてしまうので、繰り返しの復習を心掛けて知識を定着させたいです。

 クラスの皆で一日中ひたすら自習するという機会は、勉強合宿以外ではほとんどありませんでした。正直なところ、「自分から真剣に取り組めるように頑張ろう」という気持ちはあったものの、その反面、「こんなに長時間、勉強できるかな」という不安もなかったわけではありません。しかし、6日間という期間は思ったより短く、あっという間に終わってしまいました。「みんな一緒に頑張っているんだ」と思えば、苦にもなりませんでした。とても充実した6日間でした。

 先輩方は、勉強合宿は自分との戦いだとおっしゃっていました。実際、集中力を持続させることや、眠気に負けそうになることも多々ありました。ただ、今回はそれらに打ち勝ち満足のいく学習ができたと考えています。長時間勉強することが当たり前という意識が自分の中に芽生えたと思います。そういったことも含めて、この勉強合宿では沢山のことを得ることができました。短い期間でしたが勉強する習慣が身に付き、規則正しい生活を送るようにもなりました。そして、切磋琢磨しあえる友達がいることにも改めて幸せを感じました。

 大学受験まであと1年と少ししかありません。私が目指している大学は、今の成績では入ることが難しいと思います。勉強合宿では一日11時間の勉強をしました。私が志望大学に合格するには、勉強合宿と同じくらい毎日勉強しなければなりません。今から、毎日しっかり勉強することを定着させて、高3に進級したとき慌てないようにしたいです。そして今回の経験を活かして、前よりももっと学習に力を入れていきたいと思います。

 

 

 
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6組 H君  

 私は5泊6日の勉強合宿に参加し、毎日11時間勉強したことにより様々なことを学びました。勉強合宿は中学3年生の時にも行きましたが、高校2年生での勉強合宿は以前のとは大きく異なりました。私は今回の勉強合宿を通して3つのことに気づきました。

 1つ目は、今までの自分を改めなければいけないということに気づきました。今までの勉強は与えられた宿題を多少するだけで家での勉強はほとんどやっていないに等しかったので、勉強合宿での長時間の勉強が最初は辛く感じました。しかし、体と頭が慣れていくにつれ、11時間の勉強を辛いとは思わなくなりました。私はもっと勉強できるのではないか、むしろ今までもっと勉強できたのではないかと思いました。今までなぜできたはずの勉強をしてなかったのか考えると、それは大学に対しての意識があまりにも低かったからではないかと考えました。私は志望大学を聞かれても高校1年生までははっきりと答えられませんでした。自分がどこの大学に入りたいのかが定まっておらず、明確な目標がありませんでした。そのため、大学受験をするために何をすべきという意識が低く勉強に対して一生懸命に取り組んでいなかったと思いました。高校2年生となり志望校が決まったことによりやる気も出ましたし、さらに勉強合宿により自分の限界に挑戦でき長時間の勉強に対しての自信がつきました。これから遅れてしまった分を必死に取り返したいと思いました。

 2つ目は、仲間の大切さです。勉強は1人で出来なくてはいけないものです。誰かに言われたからやる、誰かと一緒ではないとできないというのは間違っています。しかし、今回の勉強合宿は私1人では乗り切ることができなかったと感じました。この勉強合宿では今までに経験したことのない量を勉強しました。家で私が1人でやろうとしてもなかなかできることではなかったと思います。一緒に勉強をする仲間がいるということがいかに重要か気づきました。仲間達から刺激を受け、与え合うことで、互いに高め合い、より高い目標へと向かっていけるのだと思いました。「受験は団体戦だ」という言葉がありますが、その言葉の意味を、身をもって体感しました。これからも受験まで苦しいことは想像より遙かに多いかもしれませんが仲間とともに乗り越えていきたいと思います。

3つ目は基礎の重要性です。6日間に渡って学習するなかで基礎的な部分が抜けていることでつまずいてしまうことが何度かありました。たった6日間の勉強ですら基礎力の欠如でなかなか予定したよりも進みませんでした。基礎を完璧にするのにどれくらいの時間がかかるかわかりません。しかし、基礎の上に応用があるということを忘れずに日々の学習を行い、基礎を固めていこうと思いました。

最後に、勉強合宿を通して様々なことに気づくことができました。しかし大切なのはこの後どうするかです。今までの自分変えることができなければ意味がないので、今回の経験が無駄にならないよう勉強して悔いのない受験をしたいと思いました。

  

 
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7組 Sさん  

 勉強合宿に参加して私は大きく変わることができました。正直、勉強合宿を経験する前の私は1日11時間弱の勉強時間をただただ、苦痛だと思っていました。1日目、午前中は移動時間でそれほどきつくないだろうと思っていましたが、そんな考えはあっという間に打ち破られました。勉強を終えた後、想像以上の疲労感が身体にのしかかり「無事に勉強合宿を終えることができるのだろうか。」という不安ばかりが頭に浮かびました。2日目の夜、「やりきった。」という満足感が疲労感より大きく感じられたことにとても驚きました。3日目には、身体的な疲労感はありましたが不思議と精神的な疲労感や勉強に対する拒否感は全くと言っていいほどありませんでした。むしろ意欲に溢れていました。あっという間に最終日になり、「もう少し長期間でも良かったな。」と素直に思える自分がいました。こうして、無事に勉強合宿を終えることができました。

私がこの勉強合宿を乗り越えることができたのは自分の忍耐力が強かったからではありません。私を支えてくれたのは、やはりクラスメイトでした。何度もやる気を失いそうになりましたし、夕食後の勉強時間は眠気に襲われました。ですが、周りを見れば勉強に励んでいるクラスメイトの姿がいつも目に留まりました。「負けたくない。」という気持ちが自然と湧きました。そういう気持ちが私にやる気を与えてくれました。以前、校長先生が合同HRで「受験は団体戦だ。」とおっしゃっていました。この言葉の意味が今回の勉強合宿を通して分かったような気がします。同じ大学を受けるとなれば、どんなに仲の良い友達であっても敵になります。ですが、友達だからこそできることも多いと思います。お互いを励まし、高め合うことは友達でなければ決してできないことです。こう考えると、友達というのは決して欠かせない存在ですし、大切にしなければならないと思いました。

今回の勉強合宿で私が得たものはたくさんあります。その中でも私が一番大切にしていきたいなと思ったことは自分の限界を決めないということです。勉強合宿に行く前の私は「どうせ、そんな長い間勉強なんてできるはずがない。」と弱音ばかり吐いていました。今考えると、とても恥ずかしいことを言っていました。今回の勉強合宿に参加して限界なんてそう簡単に決めるものではないなと思えるようになりました。無理かもしれないと思っていても、そこで努力することが最も重要なことなのだと思います。たとえ、最終的な結果が成功に終わったとしても、そこに自分の努力がなければ意味がありません。もし、努力した結果が失敗に終わってしまったとしても努力したことで得られるものはあると思います。それは努力以外では絶対に得られないもののはずです。勉強合宿を通して、自分の限界を決めるのではなく、向上心を持って努力することの大切さを学びました。

最後に、私たちにこのような機会を与えて下さった皆さんに感謝をしなければなりません。先生方はもちろんそうですが、毎食四百以上もの食事を作って下さったシェフの方々や部屋の掃除をして下さった清掃員の方々、近畿日本ツーリストの方々。挙げればきりがないほど、たくさんの方々が今回の勉強合宿に携わってくださいました。そのおかげで、私たちは快適な環境で勉強に打ち込むことができました。今回の勉強合宿で経験したこと、改めて考えさせられたこと、学んだこと、そういった全てのものをこれからの受験勉強に活かしていきたいです。本当にありがとうございました。

  

 
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8組 T君  

 今回の夏期勉強合宿は、約1年半後に大学受験を控えている今の自分にとって、とても大きな意味を持つものとなりました。

 まず、自分の勉強に対する姿勢を見つめ直すことができました。大学受験に向けて高2の時点でなすべきことは、基礎・基本の定着だと思います。確かに応用問題が解けることも大切ですが、それ以前に基礎は欠くことの出来ないものです。しかし、今までの自分は「基礎を定着させる」という意味を誤解していました。例えば、英語では単語の意味を覚えることを基礎と思っていましたが、その用法や用例を覚えることも基礎であったのです。このことは、勉強合宿で友人と学習したことによって気づくことができました。

 また、勉強時間を確保することも大学受験へ向けて大切なことです。しかし、今までの自分には十分出来ていませんでした。よく勉強の質を高めることが重視されますが、量もこなさなければ学習効果は上がりません。量を確保した上で質があることを改めて勉強合宿で実感しました。これまでの家での学習では、どうしても気が緩んでしまい、勉強に集中できませんでした。しかし、勉強合宿で1日11時間にも及ぶ学習の中で、メリハリをつけて、集中して勉強することの大切さを学びました。やるべき時にやり、休憩時にはきちんと休むというオン・オフの切り替えが集中力を上げることにも繋がりますし、学習の質も上げることができます。この気づきを夏休み以降も継続していきたいと思います。時間は自分で作るものですから、時間を大切に考え、有効活用していきたいです。一つ一つの積み重ねが1年半後に大きな成果を生むと信じて、継続していきたいです。

 また、共に闘っている仲間がいることも改めて実感できました。勉強合宿では自らを奮い立たせるため、立ってでも勉強するのを諦めない友人の姿がありました。同じ東京大学合格という目標を持っているからこそ、より刺激を受けました。「切磋琢磨」できる友人。僕は、このクラスでそんな友人に出会えたと思っています。様々な面において高め合える友人は大切ですし、中でも同じ目標に向かっている友人と高め合うことは格別です。東大キャンパスツアーでも、「やっぱり東大に行きたい」という東大への強い憧れと共に絶対に進学するという確固たる意志が自己の中で形作られましたが、勉強合宿でも同じように感じました。今までの模試で望むような結果が出なかったことも、勉強に対する甘えが自分の中にあった結果だと思います。たった1年半も努力できない人の将来の夢を叶えることなどできません。今ある恵まれた環境を大切にし、僕が八組にいる理由というのを改めて考え直し、日々の生活を送っていきたいです。

 「受験は団体戦」、まさにその通りだと思います。自分一人ではなく、仲間も苦しみながら努力を重ねているのです。高2の夏を制する者は受験を制すると言われているように、今の時期はとても大切な時期です。何が正しいのか間違っているのかなんて分かりませんが、自分で決めたことは諦めないで貫くことが大切です。ただ前に進む。たとえゆっくりでも前に進む。途中で心が折れそうになったら仲間、そして何より前進し続けてきた自分の足跡を見れば良いと思います。それが大きな自信となるはずです。また、自分の前進する姿を応援してくれる人が必ずいます。今回の勉強合宿でもそれを強く感じました。その期待に応えるのが役目です。東大合格と言う大きな目標を達成して恩返しがしたいです。
 夏期勉強合宿を通じて学んだことを夏以降実践し、一歩ずつ前進していきたいです。

  

 
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9組  Mさん  

 私達は夏期休暇中に56日の勉強合宿に参加しました。行く前は、やり切れるのかという不安や、正直嫌だな、という気持ちもありました。しかし終わってみると、達成感が溢れてきました。

 1日目に56日は長すぎると考えながら家を出て、バスで新潟に向かいました。到着して昼食を終えるとすぐに自習が始まります。私は始めのうち、全く集中できず、ただただ時間が早く過ぎないか、という感じでした。
 
2日目は、初日に全然集中できなかったので、今日こそは、という気持ちで臨みました。しかしやはり、そう簡単には集中することができず、自分の情けなさに悲しくなりました。
 
3日目くらいから、気分を変えるためにも、時々サブ会場で勉強をしました。そうするととても集中できて、勉強がはかどりました。また、先生に勧められてみんなと向かい合って勉強しました。すると、みんなの頑張っている姿が見えて、自分もやらなくてはいけないという思いになり、一生懸命取り組むことが出来ました。 
集中できるようになっただけではなく、
1日、2日と日を重ねるごとに勉強の質も上がってきました。始めのころは、時間がたくさんあるからと、ただひたすら書いていました。しかし、途中から覚えようと意識しながら書いていくようにしました。 
他の人に比べたら、全然効率は良くなかったかもしれません。しかし、自分なりの勉強方法を見つけて取り組むことが大切だと思いました。
 
あと半年で受験生になり、その頃は必死になって勉強しているはずです。中学受験を経験していますが、正直その頃は自らやる、というより与えられたものをやる、という感じでした。今はまだ、自分がその時期にしっかりできるかどうか、不安しかありません。
 
姉が去年受験をしましたが、毎日ずっと勉強していたのに第一志望には受かりませんでした。とても厳しい受験です。勉強合宿で少しは自学習の習慣が身に付いたはずです。それを継続しようと思います。
 6日目、すべての行程が終わり、最後の自習が終わった時、私は大きな達成感で満たされました。毎日長いなと思いながら過ごしてきましたが、終わってみるとあっという間でした。

 この夏休みから大学受験に向けて勉強しなければ、来年、私はきっと焦ってしまいます。所属している部活は、他の部活と比べると引退が遅いため、頑張って今から積み重ねていこうと思います。

 56日という長い期間、あの行程に耐えられたのは、周りのクラスメートはいたからです。これからもお互いに切磋琢磨して、1年半後、後悔しないように頑張ろうと思います。

  

 
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10組 H君  

勉強合宿を終えて、改めて自分の将来に対して目を向けることができました。自分の志望大学のレベルに対して、今の自分の学力がどの程度のものなのかを見つめ直しました。大学受験を成功させるためには、高2のうちに多くの勉強量をこなさなければなりません。今の僕の1日の勉強量ではまだ足りていないと思います。勉強合宿では1日11時間の勉強をしましたが、自分が計画した勉強は終わり切りませんでした。僕が理想とする勉強をするためには、1日10時間でも足りなかったのです。僕は自らの勉強法を改善するべきだと思いました。

 まず、より質の高い勉強をしなければいけません。勉強合宿中に時々集中力が切れてしまっていた時がありました。勉強をしている姿をしていましたが、とてももったいない時間を過ごしていました。これからは学校生活が始まり、いろいろと忙しくなってしまいます。短い時間で充実した学習時間を過ごすためには、集中力を養うのが一番だと思います。また、勉強内容にも変更する点が多少あります。僕の勉強にはあまり計画性がありません。宿題など、その時やらなければならないことやその時思いついたことを優先して勉強していました。このような勉強のやり方では、毎日の学習時間にむらが生まれてしまい、学習する教科にも偏りが出てきてしまいます。それをなくすために、今、自分に不足していることや得意教科を伸ばすためにやるべきことを優先すべきだと思いました。また、学校の勉強だけではなく、大学受験で使う科目の勉強も視野に入れなければなりません。そして、長期目標と短期目標をしっかりと定めて、充実した勉強計画を立てていきたいと思います。

 勉強合宿で勉強していく中で、僕は現役高校生の強味にも気づきました。合宿中、僕の隣には僕と同じように勉強をしている同じクラスの仲間がいました。勉強中に眠くなった時も集中力が切れてしまった時も、一緒に勉強をしている人の存在が大きな励みになりました。受験では僕らは浪人生とも闘わなければなりません。彼らは僕らよりも一年間多く勉強をしています。彼らに対する僕らの利点はともに闘う仲間がいることです。浪人してしまえば、完全な個人戦です。近くに同じように闘っている人がいるだけで、心が少し軽くなると思います。また、先生方の存在も大きな心の支えになります。先生方の協力なしでは合格は勝ち取れません。これらの現役生の強みを生かして、大学受験に向けて勉強をしていきたいと思います。

 今回の勉強合宿で自分に残された時間について、深く考えました。大学受験において高校2年生は大事な時期だと思います。高2のうちに勉強しておくことで、高3の時の心の余裕につながります。僕はまず英語を高2の3月31日までに完全に仕上げていきたいと思います。

  

 
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11組  Tさん  

 私はこの夏期勉強合宿に対し、しっかりと乗り切れるだろうかという不安と同時に、自分はどこまでできるのかという期待を胸にして参加したことを覚えています。私の勉強合宿での目標は時間の使い方などの計画性を身につけるのはもちろんのこと、まず何よりも強い意志を持ち続けて勉強に取り組むというものでした。
今までの私は勉強しようと思っても睡魔に負けてしまったり、なかなか集中できなかったりと意志の弱いところがありました。また一生懸命、勉強に励んでも自分の限界を決め、どこか妥協してしまっている部分があったのではないかと感じています。
 しかし「勉強に終わりはない」と言われている以上、自分の限界を勝手に決めて諦めているようならば、きっとその程度しか学ぶことはできないはずです。勉強ができる機会と整った環境があるのですから、学びの限界を決めてしまうのはもったいないですし、多くの先輩方が、この高校2年生の夏に気持ちを入れ替えることができたように、私も変わらなければならない、という気持ちがありました。

 そんな気持ちで迎えた今年の夏期勉強合宿。現地では学習面、生活面共に多くのことを学ぶことが出来ました。まず今までの勉強法に対しての見直しについてです。
私は合宿初日、しっかり学習計画を立てたのにも拘わらず、ある一つの教科だけに時間がかかりすぎてしまい、計画が崩れるということが起きました。加えて予定に合わせようとしたせいか、勉強の内容自体も薄くなり、「このままではいけない」と次の日から勉強法と時間の使い方の改善に努めました。以前は何の疑問もなく、ただ漫然と勉強してきました。

 しかし、勉強というのは異なった人が同じだけの時間、机に座っていても差が出てくるものですし、その根本的な部分には、かける時間に比例して、いかに効率よく理解や定着ができているかという大事な点があるのだと思います。私は行動が早いとは言えない方なので、再度このことに身をもって気付くことができて良かったと思います。今後とも自分に合った勉強法を早いうちに見つけ、勉強の質を上げていきたいと思います。

 また、生活面では自分一人だけでもクラスの雰囲気に大きく関わるということを認識しました。
勉強中にふと周りを見ると、どの友人も熱心に勉強に取り組み、「私ももっと頑張らなくてはならない」と喝を入れるきっかけにもなりました。もしここで集中力が欠けている人や居眠りをしている人がいれば、それが周りに伝播し、空気が一気に悪くなると思います。自分一人だけが良ければ何をしても良いなどということは、集団生活の中では許されないことです。社会に出てからも、大きなことから日常の細かなことまで、個人の責任というものがあると思います。勉強合宿はそういった生活面でも成長することができたと思います。

 初めは長くなりそうだと感じていた合宿ですが、取り組んで見ると時間は非常に早く過ぎ去り、1日で自分はこれだけたくさんの勉強時間を確保する事が出来るのだと深く思いました。この勉強合宿をやり抜き、充実したものにすることが出来たことを自信に繋げて、残りの高校生活を有意義なものにしていきたいと思います。

  

 
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