8組 Iさん |
今回の卒業生を囲む会に参加し、私の中で大きな心情の変化がありました。 それは、「本気で東京大学と向き合って、絶対に現役で合格する」という目標が明確な意識として自分の中に現れたということです。今までは、目標としていた「東大文系クラス」に入ることで満足し、安心してしまっていました。正直なところ、強く「東大に入ってやる!」という気持ちがあった訳ではありませんでした。東大クラスに所属しながら、半ば諦めに近いような気持ちが、心の奥底にはありました。しかし、今回の卒業生を囲む会で、現役の東大生3名の先輩方の話をお聴きし、考えを新たにすることができました。今のような「甘い考え」を持っていてはいけないのだと危機感を覚えることができました。これまで、いろいろな先生方から「早慶でいいや、と妥協してしまうと、早慶にすら受からない」と言われてきましたが、自分の中では、「東大を目指していれば、その一つ下の学校くらいなら大丈夫だろう」という大変失礼な、恥ずかしい考えがありました。しかし、先輩方の話を聞く中で、その考えがいかに間違っていたか、痛感しました。 岡田先輩もお話しされていましたが、東大生も結局のところ、普通の大学生です。私は今まで自分から手の届かない存在だと壁を作って、妥協する理由の一つにしていました。しかし、岡田先輩の話を聞いて、憧れを抱くと同時に、今までよりも遥かに強く「東大に現役で合格してやるぞ!」という気持ちが高まりました。 また、雷先輩は、受験には「自信」が必要だとおっしゃっていました。私は、過去の受験の経験から、大学受験でも絶対に落ちないという「自信」を持っています。これはもちろん、根拠のない自信です。しかし、「落ちるかもしれないけれど、とりあえず受けてみよう!」という考えは持ちたくないのです。最初から不合格を想定して受ける試験には意味がありません。大学受験に対してそのような中途半端な気持ちで臨みたくはありません。現在持っている、「絶対に落ちない」という根拠のない「自信」を、確固たるものにするためにも、一生懸命勉強することをここに誓いたいと思います。 今回の卒業生を囲む会に参加して、勉強合宿や夏休みが始まる前に、気持ちの切り替えができたことを、とても嬉しく思います。自分にとってプラスになると思います。私は、今、ここで宣言したことを見事に成し遂げて、一年九か月後には、「東京大学に入学する人」として笑顔で卒業式を迎えられるようにしたいと思います。 |
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9組 K君 |
僕は今年、合計五名の卒業生の先輩の話をお聴きしました。その中には、自分がこれから受験という舞台で戦うためにするべきことや、ヒントを多く得ることができました。 |
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11組 Tさん |
私は今回、卒業生を囲む会に参加して、より一層受験に対する意識が高まりました。中でも印象に残っているのは、分科会で私達のクラスに来て下さった先輩方のお話です。先輩方は私達と同じ、高入生の文系クラスだったため、私が今置かれている立場と非常に似たような経験をしていることが分かりました。朝学習の大切さ、隙間時間の有効活用、英単語テストなどです。私はどちらの先輩も得意科目や受験の乗り越え方は異なっていましたが、本当に基礎的な大切なことをしっかりとこなしていたという共通点に気付かされました。私は高校2年生になってから現在まで、「受験まであと2年もない」と喝を入れ、自分なりに努力しようと心懸けていました。しかし、今回の卒業生を囲む会に参加して、自分は少しの努力と少しの結果だけで満足してしまっていたのだと思います。例えば、英単語テスト。私は満点を取ることができれば、“努力した”というものだと勘違いしていました。本当はその英単語を何度も繰り返し練習し、入試で出てきても対応できるまで定着させることこそが真の努力だと思います。小テストを目標とするか、それとも大学受験を目標にするかで同じ問題でも吸収率が違ってくるはずです。先輩方は小テストや宿題などと言った目先のことではなく、常のその一歩先を見て進んでいたことを考えていたからこそ、良い結果を出せたのだと思います。詳しく教えていただいた英語や日本史の勉強法においても、自分では実践できていなかったことばかりで、感心しつつ、自分にはまだまだたくさん課題があることがわかりました。私は今後、基礎的なことを当たり前にこなすのはもちろんのこと、結果も大事ですがそれだけにこだわることなく、その過程にも着目し、自分自身の努力の質を上げられるよう、頑張ろうと思います。また、全体会の中で私は特に心に響いた言葉があります。それは、「この世の中で一番悲しい言葉は『やればできた』である」という言葉です。『やればできた』という言葉は『できなかった』という言葉と結果的に何も変わりません。しかし、私が大きく異なっていると思うところは、後悔という気持ちが入っているかどうかだと思います。私はよく勉強の計画が上手くいかないと部活動や家の遠さなどといった自分の置かれている状況に言い訳をしたくなってしまいます。しかし、これは大きな誤りで、どんなに家が遠くて部活動が大変でも結果を残している人は数多くいます。私はそういった自分の置かれている状況も全て含めて、いかに自分に合った勉強が出来るか、ということが重要なのではないかと思うようになりました。私はこの世で一番悲しい言葉が『やればできた』ならば、この世で一番素敵な言葉は『やったからできた』という言葉だと思います。もし、これから自分がどんなに辛い壁にぶつかってしまっても、『やればできる』という言葉を忘れずに自分を信じることのできるように努力していきます。また、今回の反省を生かして、甘えを持たずに先輩方のような立派な大学生になれるよう、これからも励んでいきたいです。 |
1組 Kさん |
私はこの江戸川学園取手高等学校に入学して2回目の卒業生を囲む会でした。私にとって今回の卒業生を囲む会は去年とは少し違うと感じました。 去年、私は普通科高入生クラスに在籍していました。そのときの卒業生を囲む会では、大学受験は高校受験よりもさらに厳しくて、高校1年生からの努力が重要なのだと大学受験の厳しさについて考えさせられました。しかし、今年は、私が江戸川学園取手高等学校に入学する前から入りたかった医科コースに入ることができました。ですから、今回の卒業生を囲む会は去年と比べてより自分の進路に向けて、現実味を帯びたものでした。今回、先輩方の話を聞いて思ったことが2つあります。 まず、勉強に対しての意識を変えることです。全体会で話してくださった先輩方、分科会で話してくださった先輩方に共通していることは、勉強をさせられているという受身な意識ではなく、自分から勉強するという積極的な意識があることです。話してくださった先輩方全員が、合格したいなら勉強するのは当たり前という、当たり前だけれども忘れてしまいがちなところに気付かせてくれました。これからはこの意識を忘れずに、合格している自分のイメージを強く持って勉強に取り組もうと思いました。 次に、しっかりと自己分析が出来ているところです。これも、どの先輩方にも共通していると思ったことです。まず、自分に合った教材を持っていたことでした。私は今まで、周りに勧められたから教材を買うという感じでした。今まではそれで通用していたかもしれません。しかし大学受験では限られた時間をどのようにして使うかが重要です。ですから、少しでも早く自分に合う教材を見つけて効率よく自分の学力を向上させたいです。 また、自分に合った計画の立て方をしているところです。私は今まで1日ごとに計画を立てていましたが、その立て方では数日ともたないことが多くありました。先輩方の話を聞いていく中で、1ヶ月単位の大まかな目標をたてて計画することが自分に合っていると感じました。これからはそのような計画の立て方をしていきたいです。 大学受験まであと一年半となり、高校生活の折り返し地点に到達しました。その一年半を一年半"しか"ないと捉えるか、一年半"も"あると捉えるかは自分次第です。私はまだ、現役で合格するには学力が全く足りません。この一年半という時間を上手く活用し、自己分析をしっかりとして効率よく学力を向上させていきたいです。また、勉強に対する意識を変えて、合格するために、自分のために勉強するという意識に変えていきたいです。また、もし遊ぶことと勉強することに迷った時は、勉強した方が自分のためになるという考えを頭に浮かばせたいです。これからの一年半、まずは今年、英語と数学の基礎作りを目標に正しい意識をもって勉強と向き合っていきたいです。 |
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2組 Oさん |
今回の「卒業生を囲む会」に参加して、一年前に参加した時より、卒業生の先輩方がより身近に感じられました。来て下さった先輩方は、私が中1の時に中3だった代の先輩で、部活でも勉強でも一番憧れていました。そんな先輩方が今回お話して下さったので、とても印象深い行事となりました。 その中でも36期の医科コース生で、筑波大学医学部医学類に進学された先輩の言葉は心に深く突き刺さりました。まず先輩がおっしゃっていたのは、「合格したいなら勉強しろ」ということです。この言葉はとてもシンプルなものですが、一番心に残っています。医学部は大学受験の中で、とても高いレベルに位置しています。だから、勉強しなくてはいけないのは当たり前のことです。ですが、今の私の場合、「いつも紫峰舘で勉強しているし・・・。」とか、「夜遅いし・・・。」などと言い訳をしてしまい、普段はほとんど勉強していません。紫峰舘の勉強と学校の勉強だけで合格できるものなら、江戸取の医学部進学率は百パーセントになると思います。それが達成できないのは、学校と紫峰舘の勉強に、さらに家庭学習が求められるからです。現に私の周りの友人も、数学を中心として自分の勉強を進めています。もうそろそろ高2の夏になり、受験まで約1年半となります。この大切な時期に自分に甘え、怠けていては医学部合格などできません。いい加減に目を覚まさなくてはならない時期に今回の卒業生を囲む会が開催され、憧れていた先輩に厳しい言葉を頂きました。これを機に、心を入れ換え、自分の夢、目標を再確認していきたいと思います。 私の夢は腎臓内科医になって患者さんの命を救うことです。高齢化が進む中、腎不全患者の数は増えています。そのため人工透析治療の需要は高まる傾向にあります。しかし、人工透析治療は拘束時間が長く、痛みも伴います。この治療法を少しでも改善できないかと思い、腎臓内科医を希望しました。治療法の改善だけでなく、患者さんの話を親身になって聞くことのできる医師にもなりたいと思います。この夢を実現させるためには専門的な知識を身に付ける必要があります。そのためには、医学部合格が必要不可欠です。この大切な時期にダラダラしていてはいけないので、しっかりと夏に向けての計画を練っていきます。夏はオープンスクールや説明会など、入学や受験の情報が多く入ってきます。これらに積極的に参加することで自分にあった大学を見つけるとともに、あと一年半後に迫った受験に向けてモチベーションを高めていきたいと思います。今回の講話をして下さった先輩方に感謝します。 |
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4組 Oさん |
努力をできるか、できないか。しかも徹底的に。東大や医学部に合格した人は、強い意志をもって徹底的に努力をしている。今回の卒業生を囲む会に参加して、私が一番感じたことです。 では、私はどうなのか。自信をもって今まで努力して頑張ってきた、と言えるのかというと、決してそうではありません。まず勉強への熱意に欠ける。そして何といっても勉強量、勉強時間も少ないなど、挙げていったらきりがありません。このままの私では東大、ましてや国立大学も危ないと、今本気でそう思っています。では私は東大を諦めるのかというと決してそうではありません。 最近、中間テストが終わってから、私は勉強を本気で一分一秒を惜しむくらいの気持ちでやろうと決意しました。そしてこの1週間半、自分でも「やった」と言えるくらい本気で、勉強量も時間も、そして効率も上げて勉強できたと思います。この一週間半くらいで今まで何となく、テレビを見ながら、音楽を聴きながらでしか勉強をしてこなかった私が変われたので、これも夏休みも継続していけば行動だけでなく、効果も上がるのではないかと思っています。 今、私が目標にしているのが、10月の駿台模試で結果を出す、具体的には偏差値70以上、できればもっと高い偏差値を出すということです。それができたら少しは東大へ近づけるのではないかと思っています。そのように最近思っていて、まだ1週間半しか経っていませんが、本気で頑張ろうと決めて行動を起こしているときに参加した卒業生を囲む会は、例年よりも特別なものとなりましたし、先輩方の言う一言一句が心に刺さってくるようになりました。 では、囲む会に参加して、これから私が何をしていくかです。英語は先輩方が口をそろえて言っていたリスニング、そしてその他の基本事項を仕上げる。数学は体系数学をすべて解けるようにし、その他の問題集を完璧にする。国語は古文、漢文の単語、現代文はどんどん問題を解く、化学や物理は既習範囲の復習などを特に力を入れて頑張っていこうと思います。 「努力は裏切らないのは嘘」これは先輩が仰っていた言葉です。では、努力をする意味は何なのか。それは先輩も仰っていましたが、受験という枠を越えたところにあるのだと思います。それにどのような意味を与えるかはその人次第ですが、精一杯一つの目標に向かって努力をするということは、これからの人生においても大きな意味を与えるはずです。「たった高校の数年間頑張れないようではこれからの人生でも頑張れない。」先輩が仰っていたこの言葉を胸に、自分としっかり向き合って、これからの受験勉強に励んでいこうと思います。 |