出前授業 選挙権について学んで

 

7組 T君 

  今回、18歳の選挙権について、取手市役所の方から講演をお聞きする機会を得ました。短い時間でしたので、たくさんの事を知ることはできませんでしたが、高校生でもわかるように話して頂いたので、わかりやすく学ぶことができました。

 改めて選挙権を18歳以上に引き下げたのはなぜだろうと思い、調べてみました。日本は少子高齢化であるため、日本の未来を担う存在の10代に政治に参加してほしいという考えがあってのことでした。世界各国に比べると日本はようやく18歳に引き下がったということでしたので調べてみると、選挙権一番年齢が低い国で16歳、一番年齢が高い国で25歳、お話しにあったように多くは18歳以上でした。選挙権の年齢が低い国には、ヨーロッパの国が多く、そうした引き下げ運動が活発に行われているようです。一番年齢が高い国はアラブ首長国連邦で、その次に中東の国々が並びます。

日本の選挙権の年齢が引き下げになったことは賛成です。ニュースでよく放送していた時はまだ自分には関係ないとあまり関心を持っていませんでしたが、高校2年生になり、あと一年で選挙権を持つ事になって最近では新聞やニュースで目に止まるようになりました。高校生の内から日本の政治に少しでも参加できると思うと嬉しい気持ちになります。

昨年の衆議院の選挙では投票率52%という低い数字が出ました。特に若者の投票率が低く、関心があまりないのだと思ったことでした。昔は選挙がしたくても限られた人しかできない世の中だったのに対して今はみんなに権利があります。日本の政治を決めるのは国民であるにも関わらず、意見がなければ中身が偏った、あるいは空っぽの政治になってしまいます。

今回、選挙が今後の日本の将来を決めることに必要なものであり、それについて学べた事にとても感謝します。これからの日本が良い方向へ動いていくよう、僕達一人一人も努力していこうと思います。

 

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8組 Tさん

私は今回の主権者教育で選挙についてのお話をお聞きして、若者の政治参加について考えるきっかけを得ることができました。私を含め、今の日本の若者は政治に関心がなさすぎると思います。2016年から、選挙権が20歳以上から18歳以上にまで引き下げられました。このことで、もっと若者が政治参加をすることが求められるでしょう。しかしながら、現在、政治に関心を持っている若者は、ほんの一部しかいません。私も、あと2年で選挙権が与えられると思ってもあまり実感がわ湧かず、どの政党に投票すればいいかもわかりません。しかし、そんな状態ではより良い社会は作れません。なぜなら、これからの日本を担っていくのは、若者である私たちだからです。そして、若者が政治に参加していく上で欠かせないのは、今回の講話でもお聞きしましたが、まず、政治を知ることです。テレビのニュース、新聞、インターネットなど、政治を知ることができるメディアはたくさんあります。今の政治を知ることで、これからの政治を自分がどうしたいのかが見えてくるかもしれません。しかし、そこで欠かせないのが情報の取捨選択です。世の中には、特にインターネット上にはたくさんの情報があふれています。そのため、様々な視点から情報を見て、自分が正しいと思う情報を得るのが大切です。そして、情報を選んだあとは、自分の考えを持たないといけません。今の日本の若者は自分の意見をあまり持たず、持っていても言わないことが多いのが現状です。それでは若者はいつまでも政治に参加できません。自分の意見を言うことには勇気が要ります。でも、その勇気をもって発言することが政治を良くしていくのです。デモを起こすなど積極的な政治参加をすることはできなくても投票はすべきです。選挙権は、先人の努力があってこそ得られたもので、当たり前の権利ではありません。だから、投票することは、今の日本人の義務でもあるでしょう。私は選挙権を得たら、選挙には必ず行って、より良い日本の未来を築き上げる1人の若者になりたいです。

  

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9組 Mさん

  私は今回、選挙権についての講話をお聞きして、いろいろ知らなかったことを知ることが出来て良かったです。
 
次の選挙から18歳以上の人から選挙権を与えられると聞きました。今、私は16歳で、
今年17歳になるので、あと一年後には選挙権を得る立場になるのだと思うと、とてもワクワクした気持ちにもなりますが、その一方で不安な気持ちもあります。選挙に参加することで、自分の意思を世の中に発表できるということは、とてもよいことだし、より若い人の意見を聞いてもらえるようになれば、若い年代の人たちの政治に対する参加意識は必ず高まると思います。でも、私はあまりニュースや新聞を見ないので、今の日本の政治の仕組みなどもよく知りません。そんな状況で選挙権をもらうのは、正直、不安がたくさんあります。しかし、きちんと参加しないと、自分がどうしたいかが世の中に反映されないし、せっかく日本に住んでいるのだから、政治の状況をよく理解して、選挙に参加したいです。
 最近は、若い人が選挙に行かなくなっているという話をよく聞きます。選挙の投票日にもし行けないなら、他の日に投票できる期日前投票制度、選挙期間中に名簿登録地以外の市町村区に滞在している人が投票することができる不在者投票制度、海外に住んでいる人が、外国にいながら国政選挙に投票できるという在外投票など、さまざまな制度が今はあります。せっかく、いろいろな事情があっても選挙に参加できるようにいろいろな制度があるのですから、それらをきちんと利用して多くの人ができるだけ積極的に参加するようになればよいと思いました。今まで政治のことを意識していませんでしたが、これを機会に考えてみようと思いました。

 

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10組 O君

 僕は今回の「主権者教育、18歳選挙権について」を楽しみにしていました。その理由は、僕はディベート同好会で国民投票について取り扱っているからです。また、僕は、16歳なので、あと2年経てば投票できるようになります。

 今回のお話で印象に残ったのは「選挙に行かないと日常生活のルールが自分の関与しないうちに決まってしまう。選挙で選ばれた議員が投票率の高い地域や世代だけのことを考えて行動するようになる」という言葉です。現在、ニュースで若者の投票率の低下が報道されています。政治に無関心とされる僕達の世代は、今後の日本の政治に長く付き合っていくことになります。自分の将来を決める投票は責任を伴うものです。日本の政治についてよく学び考えて、欠かさず投票していきたいと思います。

 今回のお話では投票の手順を実際に選挙の時に使われる道具を使って説明、実演してくださいました。そのなかで、僕は一人でも多くの人の票を公平に、そして、正確に集めるため選挙に関わる人が大変な努力をしていることが分かりました。最初に投票する人は投票箱が空になっているかを確認し、それを証明する文を書くこと。投票用紙に自分が政治を任せたいと思う政党や候補者の名前を書く時に、ボールペンがにじみ、それによって票が読み取れなくなるのを防ぐために筆記具として鉛筆を用意していること。さらに、消しきれなかった文字が誤って読み取られるのを防ぐために消しゴムは用意していないこと。さらに、それほど多く、起きるとは思えない投票上のトラブルのことまで想定し、事前に対応を練っていることが分かりました。

 また、通常投票が行われる日曜日に投票できない人のために公示日から投票日の前日まで投票できる「期日前投票」や、登録されている投票区以外のところから投票する「不在者投票」など、投票日当日に投票所に行くことのできない人への配慮も様々なものがありました。このように、一人でも多くの人の声が届くように様々な工夫をしていることが分かりました。

 投票の際、複数の情報を比較すべきというお話がありましたが、一般に新聞が読んで理解できるようになるのは高校生だと言われています。お話があったように各テレビ局、新聞社で様々な立場があります。その中で何が自分の考えと合致しているのか考えて、多くのメディアを活用して正しい知識を身に付けることができるようにしたいと思いました。

 現在、日本は国債が国民一人当たり約八百万円あると言われています。それを返していくのは僕たちの世代です。これからの日本を担う僕たちの世代の政治が、より良いものとなるよう責任を持って日本の政治に参加していきたいです。

  

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11組 T君

中学生の頃、公民の授業で選挙の話に触れた際には、まだ何年も先の話なのだから特に気にする必要はないだろうと思っていました。しかし、今回の18歳選挙権についてテレビなどでのニュースを見たり、選挙出前講座での話を聞いたりすると、いつまでも他人事ではいられないなと、選挙に対する目の向け方が変わりました。

 選挙については、知らないことがとても多く、インターネット上での情報など、自分のすぐ身近でも気をつけなければいけないことが多いということを知ることが出来ました。他にも学んだ事がたくさんありました。期日前投票や、不在者投票などこれら制度を整備するには、多少の手間はかかりますが、皆が選挙に参加しやすいように良く考えられた制度であることが分かり、驚きました。それと同時にそれだけ参加しやすくする事で出来るだけ多くの人が選挙に参加するよう工夫がなされていることにも気づくことができました。確かに、将来、自分が社会に出て働くようになった時や、家庭を持ったときにその時の社会のルールなどどのような考えを持っているかも分からない人たちが決めていたら、不安になります。ですから、選挙には必ず参加しようと思っています。選挙権の行使は、社会参加への第一歩であると思います。

 そして、過去の選挙の歴史や制度を知り、選挙は多くの人たちの思いが詰まったものだと分かりました。その思いを私たち若い世代の人間が引き継いでいかなければならないと思います。最後に、今までは自分には関係ないと思っていた選挙に対して、考え方が変わり、参加意識が強まりました。ありがとうございました。

  

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1組 Hさん

私は選挙と言われても政治は大人が参加するものであって、自分に関係してくるのはまだまだ先の事だと思っていました。しかし、選挙権が18歳になったという事は政治が大人だけでなく、より幅広い年齢層が政治について考える機会が増えるということです。わずか2歳の差ですが、高校生のうちに投票をするかもしれないというのはとても大きなことだと思います。政治を他人事とせず、一人一人が責任を持って投票し、自分の考えを反映させていかなければならないと感じました。

 しかし、一口に政治に参加すると言っても、今の政治の現状や選挙に立候補している人がどういう人なのか、知らない人もたくさんいると思います。また、選挙に関するルールも私はほとんど知りませんでした。それでは、いくら投票権を持っていたとしても責任ある一票を投じることはできないと思います。今回の出前授業は、選挙のルールについて理解を深めるとともに、選挙について考える大変よい機会になりました。この1回の出前授業だけで終わりにしてしまうのではなく、むしろこれをはじまりとして、これからの日常生活の中でもできるだけ政治に目を向け、現状を正しく知り、今後の日本を真剣に考えていくことが大切だと思いました。それは私たち自身が未来を切り拓いていくことに繋がります。

 選挙の投票率は若者が低いと言われていますが、この18歳選挙権をきっかけに高めていかなければならないと思います。社会が発展していくためには、若い世代の人間が、政治をよく理解し、そして積極的に政治に参加していく必要があります。参加をしないというのは、何もしないゼロなのではなく、むしろマイナスなのだと思いました。また、10年後、20年後の社会を今よりも住みやすく、豊かにしていこうとするのは、国民の義務でもあり、積極的にその義務を果たしていきたいと思います。そして、今後は周囲の人で投票に行かなかったり、政治に関心がなかったりする人にも積極性を持つように声をかけていこうと思います。

  

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