夢を語る会に参加して

 


1組 

 私の将来の夢は小児科の医師になることです。私はこの夢を中学1年の頃から貫いてきましたが、確実にその意志は日々固くなっています。それは今年度、中等部3年間目標にしてきた、医科コースに進学することができたからです。医科コースは私が思っていたよりずっと夢に近づける恵まれた環境で、素晴らしい仲間たちと出会うことができました。医療について深く考え、意見をまとめようと休み時間や放課後までパワーポイントを作ったり、特にテスト前でなくてもわずかな時間に単語を覚えたりするクラスの仲間に強く影響されました。ですから私は医科コースに入って良かったと思っています。
 医科コースに入ってから私は初めて医師体験や、病院見学に行きました。やはり実際に足を運ぶことで自分の将来像を描くことができるようになり、さらに医師になりたいという意欲が増しました。体験する中で私は、医師になったら接する子供の患者さんになるべく笑顔でいることを心掛けようと思いました。私もそうであったように子供たちは病院に行くこと自体が不安ですから、私はそうした不安をも和らげることのできる医師を目指したいと思います。
 中等部時代の目標は医科コースに入ることでしたが、それを達成した今の目標は、現役で国公立大学の医学部に入学することです。そのために必要なことは、高い学力を身に着けることと、どんなことに対しても自分の信念を曲げない忍耐力を身に着けることだと思います。
 残り少ない2年間、1日も夢を忘れることなく悔いのないように過ごしていきたいと思います。

  

2組 

 私は今回、夢を語る会に参加して、同学年だったり先輩方の夢についての考えを聞いて自分の考えの甘さだったり、しっかりと努力していかなければいけないなと思いました。
 私の夢は医師になる事です。自分が小さいときに病気であったことやその時の話を親などから聞いたりして、自分自身も子供たちの命を助けることができるような小児外科の医師になりたいと思ったのがきっかけです。
 しかし、ただ小児外科の医師になりたいと思っているだけでは医師にはなれません。まず医学部に入ることはとても大変なことで、今の私の成績では到底、医学部に入るのは無理です。一日一日をなんとなくだらだらと過ごすのではなく、あと一年ほどで高三生になってしまう、二年したらもう受験が来てしまうという危機感をしっかりと持って毎日を無駄にしないで過ごしていきたいです。
 私は正直、最近の自分の生活を振り返ってみて怠けていたなというのが一番に感じることです。「医師になるために、自分がしたいことを犠牲にしてでも頑張る」という気持ちが足りていなかったように思います。高二生になってもこのままでいると、「あの時やっておけばよかったな」などと後悔してしまいます。自分自身が目指している医師になるためにも、後から後悔しないように、今できることをすべてしていきたいです。
 また私の目指している医師像は、患者さんに一方的ではなく一緒に考えたり、話を聞くことができたり、信頼してもらえるような人になる事です。
 そのような人になるためには、急に大学に入ったからといって身につ付くものではないですし、今の性格であったり、振舞いなどを高校生の今のうちから気を付けていくことが大切なのかなと思います。自分が医師だからと言って難しい用語ばっかりを並べる医師ではなく一緒にたたかっていくことのできる人になりたいです。
 私は今回の夢を語る会に参加して、志だったり努力する姿勢がまだまだ足りていないと思うし、医科コースという周りにたくさんの医師を目指している仲間たちがいるような恵まれている環境を最大限に活用できていないと思いました。今のような中途半端な気持ちでは絶対に医学部に入ることはできないし医師になる事もできません。もしも自分が患者さんだったら今の自分のような人に命を託すのは嫌だなと思います。今までの学習の姿勢だったり、行動に反省して「本気で叶えたい」「絶対医師になるんだ」という強い気持ちをもって、時には自分のしたいことを犠牲にしていかないといけないなと思いました。
 夢を語る会で「私は医師になりたい」「絶対、医師じゃないとだめなんだ」という自分の思いを再認識できました。その思いだったり目標、夢に向かって一を無駄にすることなく努力し続けていきたいと思います。

    




3組 

 僕の夢は会社を立ち上げて、日本でトップの世界有数の会社にすることです。なぜ、僕が会社を立ち上げたいと思ったかというと、2011年の東日本大震災が起きたことがこの夢を目指すきっかけでした。当時、震災や津波に備えて作られた防災グッズはたくさんありました。その一例として、カプセル型の避難用シェルターがあります。これは津波が来る際にこのシェルターの中に入れば、波に飲み込まれてもシェルターの中に水は入らず頑丈なので、水が引いてから外に出て、安全な場所に避難することができるようになっているというものでした。ですが、その当時はこのシェルター一個の値段はとても高く、市のような大きな規模ですら数個しか買うことができなかったそうなのです。僕はこの話をテレビで見る前までは、工学の分野を大学で研究し、防災グッズなど、人々の役に立つ物を作ったり、興味のあった機械工学の道に進もうと考えていました。ですが、僕が中学生の時、ある人の講話で僕の夢は変わりました。その内容というのは、今、日本にモノを作る「技術」はあっても、そのモノを作るための「支援」をしたり、「広める」ということがされていないというものでした。僕はこのお話を聞いて、東日本大震災の話を思い出しました。もし、東日本大震災当時、カプセル型のシェルターを一家に一個置くことができていたならば、高齢者や子供が避難することが困難であったとしても、シェルターの中に入れさえすれば、津波に流されず沢山の命が助けることができたはずです。ですから僕はこの技術を広める手伝いをし、そこからまた新しい事業を展開していく会社を立ち上げようと思ったのです。そして資金が貯まれば、海外の貧困層の人々のために使用し、世界をより良い方向へとしていく活動をしたいと考えています。
 そのためにも今からしっかりと勉強していくことが必要だと僕は考えています。まず、京都大学の経済学部に進学し、そこから三菱商事に入社、そこで経済学の活用や商業のノウハウを学び、同時に大学や会社で沢山の人と繋がり、人脈を広げ、会社設立の下準備をしたいと思います。もちろん、京都大学に進学することも、三菱商事に入社し、会社を立ち上げるための下準備をすることも、大変な努力が必要だと思います。ですが、これらのことが出来なければ、僕の夢を叶えることは到底できません。ですからまず僕は一番近い目標である京都大学の合格を目指して、数学や苦手な英語を今からどんどん勉強し、センター試験対策の勉強もしていかなければなりません。そして学校で行われる定期試験だけではなく、外部の模試でも良い成績が出せるように日々、勉強していきたいと思います。

   
   

4組 

 私は将来薬剤師になりたいです。病院で診察を受けた後、薬局に行くとすぐ受付してくれるのは薬剤師の人で、病気で弱ってる自分や他の人に優しく薬の説明をしてくれます。奥では何か調合の様なことをしていて、その行程で出来る薬によって救われるのだと思うと、ありがたいと思いますし、すごく興味がそそられます。どんな仕組みなんだろうと知りたくなって、それを職業にしたいなと思います。結構親に迷惑をかけているなと自覚していて、恩返しとか親孝行してあげたいと思っているけれど、私は自分のお金を持っていないし、やり方もよく分かりません。あまり負担をかけさせたく無いと思うけれど、私自身やりたい事もたくさんあります。その中でこの薬剤師という職業は、取ることこそ難しいものの国家資格で、いつまでも自慢できるような資格だと思います。薬局の募集チラシを見ても他より時給が高くて、命に関わる事だから責任が大きいのは重々分かっていますが、とはいえ簡単に言ってしまえば稼げると思うのです。1人でも生活が安定すれば親は安心してくれると思うし、今よりも全然心配をかけさせないかなと思ってるのもあって、この職業を目指したいです。国立大学に入学する為の試験は絶対難しくて、私が目指すということはかなりの覚悟が必要になりますが、やっぱりやりたい事はやり遂げるべきだと思うので、将来が明るくなるように、今から出来ることを全力でやりたいと思います。

 

 




5組 

 自分は今回の夢を語る会に参加して、自分の夢について改めて考え直すことが出来ました。まず、自分のなりたい職業についてです。今の自分は、自分の得意科目である日本史を活かすことの出来る教師になりたいと考えています。しかし、ただ夢を見ているだけでは何も変わりません。夢や目標をたてて、それらに向かってどのように行動していくかが大切だと思います。そして、そのために自分は千葉大の教育学部に入りたいとおもっています。ですから、今からしっかりとした学習をしていきたいです。
 具体的には自分の苦手科目である英語は高一の間にしっかりと基礎を固めます。また、自分の得意科目である日本史はさらに成績を伸ばし、高得点を取れるように高二の授業が始まる前に復習をしっかりとしておきたいです。次に、生活面や心力についてです。教師になるためには学力だけでなく心力も身につけなければなりません。具体的には、時間厳守や挨拶を普通に行うことが出来るようになりたいです。他にもけじめがしっかりとつけられるようになりたいです。また、心力については部活などを通して身につけて行きたいと思います。このように、今回の夢を語る会に参加して、自分の生活態度を改善していく必要があると実感しました。そして、これからは夢を叶えるためにしっかりとした計画をたてて行動していこうと思いました。今回学んだ事をこれからの学校生活に活かしていきたいと思います。

  

6組 

 私の将来の夢は、薬剤師になって患者の方に正しく薬を飲んでもらい、どんな人にも生き甲斐のある人生を送ってもらえるようにすることです。この夢は幼い頃から抱いていた夢であり、その思いは日に日に大きくなっていくのを感じます。最近は「薬剤師」という漠然としたものだけではなく、例えば新薬の開発に携わりたいのか、それとも薬の調剤をして提供する方がいいのか、もし前者ならどんな新薬を作りたいかなど、具体的なことも考えるようになりました。やはりこう考えると、私がなりたいと思っているのは、薬の調剤をし、提供する患者の方と直接触れる薬剤師だと思いました。特に詳しく調べてみて、病院で勤務する薬剤師になりたいと思いました。病院勤務は、薬局やドラッグストア勤務よりもタイトでより慎重にならなくてはいけない仕事内容ばかりですが、やりがいがあると聞きました。主な仕事は調剤業務や服薬指導、薬歴管理など、薬局勤務とほぼ変わりませんが、大きな違いといえば、最近ではチーム医療といって、医師や看護師など病院で働く他の医療スタッフと連携して業務を行う事があるというところです。また、よく言われる「薬」だけでなく、注射薬や点滴など、内服薬と比べると作用が強いものを扱うという点もあります。仕事内容だけ見てみても、これらのことをこなすには薬のことを知っているだけでは駄目だと思いました。ある大学のオープンキャンパスに行った時、「最近の薬剤師に求められているのは、薬の知識だけでなく、総合的な能力」というのを聞きました。日々進化していく医療技術を伴って変化する薬剤師になるにはどうしたらいいのでしょう。
 まず大学は六年制の薬学部薬学科に行く必要があります。それを満たし、私が行きたいと思っているのは、東京大学理科U類です。しかし今の成績では手の届かない大学です。まず、そのために高二では東大理系コースに入って毎日充実した学習環境で頑張っていきたいです。そのコースにまだ120パーセント入れる学力には達していないと思うので、残りの二回の模試に全力でぶつかっていきたいです。そしてもう一つの目標が数学を得意教科にすることです。理系に進みたい私ですが、数学が一番苦手だと感じています。その「数学が苦手」と言う私の中の固定観念を捨て、「数学が得意」と胸をはって言えるように重点的に取り組んでいきたいです。
 以前の三者面談の資料を見ていて、「努力の伴わない夢はただの妄想」という言葉が強く胸に刺さりました。自分の夢をただの妄想にしてしまうことがないように、計画を立てて全力で学習に向き合って行きたいです。自分も高等部になって、自分のよく知る先輩が受験に直面するようになってはじめて本気で大学受験を意識するようになったので、センター試験の過去問など受験勉強に積極的に取り組みたいです。


 




7組 

 私は、人が大好きです。小さい頃から、笑うことやおしゃべりが大好きで、大きなケガや病気もせず、健康な毎日をたくさんの人に支えられて過ごしてきました。そして今、私は大きな大学病院や医療技術の進化に憧れを抱き、臨床検査技師を目指しています。
 患者さんの血液検査などさまざまな検査を行い、治療計画を立てる医師に正確な情報を渡す臨床検査技師は、患者さんの今後の人生を左右する重要な仕事と言えます。また、働く場所や仕事の種類はさまざまなものの、大学や専門学校への入学競争率が高く、資格を得ても就職先を見つけるのが困難な職業と言われています。
 ではなぜ私は、この競争率が高く厳しい職業を選んだのでしょうか?
 最近、医療技術がどんどん進化するにしたがい、検査の方法や種類も増えてきています。中には、時間と苦痛を患者さんに与えてしまうものもあり、治療から逃げ回る人も少なくないようです。そこで私は、患者さんにいかに安全で質の高い検査をして治療に貢献できるか、いかに自分の病気と向き合い闘う患者さんの力になれるのか、自分の手で研究・開発してみたいと思いました。
 また、私は生物や人体に関する学問が大好きで、将来、自分のやりたいことを精一杯やりたいと思ったことも、理由の一つだと思います。きっと、私の周りには、同じ目標に向かって同じように努力しているライバルがたくさんいるに違いありません。実際、臨床検査技師について語られていた先輩もいらっしゃいました。だから私は、平均点で満足せず、周りの人よりどれだけプラスになれるのかを日頃の勉強や部活でも意識して、常に高いところを目指す臨床検査技師として社会に貢献できるようにしたいと思います。
  


8組 

 私は動物が好きで、将来は動物園の飼育員になりたいと思っています。飼育員の主な仕事は飼育している動物の世話を行うことで、毎日健康状態をチェックし、動物にストレスを与えないよう、また快適に過ごせるように環境整備も行います。また、より多くの方に動物園や動物のことを知ってもらうための広報の仕事も欠かせません。他にも、動物の研究、種を保存するための繁殖に関する仕事もあり、飼育員の仕事は多岐にわたっていることを知りとても興味を持ちました。
 私は小さい頃から動物が大好きで、動物に関する本をこれまで多く読みました。その中でも特に1冊の本が私に大きな影響を与えました。その本は動物園を舞台にしたミステリーで、飼育員や獣医師が動物の習性を利用して謎を解いていく物語です。その本には「動物園の役割は、啓蒙,種の保存,研究活動の場,癒し,それらに加えて人間の知的好奇心に奉仕するものである。」と書かれていました。昔は今よりも動物園不要論が強かったようで、「動物園は自然の中で幸せに暮らしている動物を捕まえて、動物を見世物にし、動物が可哀想だ。」と批判的な意見も多かったようです。しかし、「動物は自然が一番」というのは、私は必ずしも正しい意見だと思いません。現に動物園で飼育されている動物の多くは、野生の動物よりも寿命が長いようです。動物達がこの動物園にいて幸せだったと思ってもらえるような動物園にしていけるように仕事に就くことができたら頑張っていきたいです。
私は筑波大学の生命環境学群・生物資源学類に進学したいと思っています。そこでは1・2年次に基礎を学び、3年次からは農林生物学コースに所属して、専門的な研究をしていきます。また、この仕事は体力なしにはやっていけません。私は体力を維持するためにこれからもずっと水泳を続けていきたいと思います。飼育員になることを夢見てこれからも頑張っていきます。


   



9組 

 夢を語る会も今回で4度目の参加となりました。江戸取に入学して以来、自分の夢を意識せざるを得ない状況が数多くありました。そしてその度に自分には夢がないということで悩んできました。こういう人になりたい、というような目標とする人物像はあったものの、具体的な職業や進学した大学さえも何も決まってはいませんでした。今までの夢を語る会の代表者に比較的身近な人が多かったということもあり、周りの人たちにはしっかりとした夢があるなかで自分にはないのだということに、ただただ焦りを感じるばかりでした。昨年度には医科コースと普通科のどちらを希望するかを選択する機会がありましたが、どうしても医者になりたいからという理由で医科コースを志望している同級生を見て、それほどに強い思いを持てることを少し羨ましいと感じました。
 そんな私ですが、高校に進学してから、遂に夢を持つようになりました。今まで断片的に捉えていたものが、パズルのピースがはまるかのように1つになりました。私の夢は、東京大学に進学し、国連で働くことです。東京大学に進学したい理由は自分のためだけでなく、家族と学校のためにもなるからです。最高峰の環境で学びを深めることに魅力を感じるのは勿論ですが、国立に通うことで家庭の経済的負担を軽くすることができます。これは、兄弟が多い私にとって避けては通れない点です。そして、何よりも今までお世話になった先生方と学校に恩返しをすることができます。余談ですが、興味のあるサークルもあるのです。これらの理由から私はなんとしてでも東京大学に進学したいと思っています。また、国連では貧困や飢えに苦しむ人を助けたいと思っています。ただ問題に対処するのではなく、環境から変えていきたいです。
 私が夢を見つけるきっかけを作ってくれたのはこの学校なのだと思います。夢を叶えるために今できることを精一杯やっていきたいです。

   



10組 

 私には「看護師になりたい」という夢があります。看護師になりたいと思っている理由は二つあります。
 一つ目は、幼い頃に祖母が病院に入院したことがありました。その時に、祖母はとても不安がっていましたが、看護師さんが話しかけてくれたり、気に掛けてくれたりしたことで、気が楽になりとても安心したと話していました。そのように、患者さんを笑顔にできる看護師という仕事はとても素晴らしいもので、強い憧れを持ちました。
 二つ目は、中学生の時に職業体験というものがあり、病院内の様々な仕事を体験させていただきました。看護師や薬剤師、医師などの仕事を見学し、看護師さんと触れ合う場もあり、実際の仕事もやらせていただきました。その中で病院内の全ての人が笑顔で患者さんと接し、話を聞いていましたが、私の中で一番印象に残ったのは、やはり看護師さんでした。看護師さんは患者さん一人一人のことを考えて、普通なら嫌がるような仕事も何も言わずに淡々とこなします。そのような姿を見て本当に格好良いなと感じました。また、看護師さんに、今まで仕事をやってきて嬉しかったことを聞いたときに、「患者さんの笑顔を見た時」「ありがとうと感謝された時」「患者さんが元気になって退院して行った時」と話していました。私は、こんなにも人のことを考えて行動ができて、生き生きとしている姿に感銘を受けました。
 私は今回のお話で、夢について改めて考えることができました。夢を叶えるために今の自分ができることを精一杯やりたいと思います。


   




11組 

 私は今回の夢を語る会に参加して、やはり薬剤師になりたいと思いました。そして薬剤師は薬剤師でも医療の入り口になれる場所を作る薬剤師になりたいと思いました。なので地域の方々とも関われるドラッグストアで働きたいです。調子が悪いけれど病院へ行くほどではない方や自分にどの薬があうか相談できる場所にしたいです。ただ、薬剤師だけでは分からない部分もあると思うので、病院と連携し病院に行かなければいけない人を見究められれば、病院側の負担も軽減されると思います。
 また、老人ホームなどへ定期的に足を運びたいと思っています。たまにニュースでお年寄りの薬の飲み間違いなどを目にするからです。もし薬剤師がそこで薬の管理をしていれば防げた事故だったのではないかと思う事があったからです。薬剤師ならば薬の無くなるタイミングや他の薬と併用できるかなどが分かるので効率よく薬の管理ができると思いました。そして老人ホームだけではなく薬を使う人が多い施設を中心に足を運びたいです。
 私は今回夢を語る会に参加して改めて自分のなりたいものについて考えることができました。これから、もっと薬剤師という仕事について触れ、新たに自分のやりたいことについて考えていきたいと思います。

  


12組 

 私の将来の夢は看護師になることです。そのきっかけは、年長のころに手術を経験したことです。幼稚園生だった私は初めての手術ということもあり不安でいっぱいでした。その時担当してくださった先生はとても優しく。そのおかげで怖い気持ちは少しずつなくなりましたが、やはり当日手術室を前にすると、不安と緊張でいっぱいになってしまいました。手術室の前で家族と別れ、手術台に乗り、酸素マスクから全身麻酔が体中に回り、意識が遠のく中、看護師の方が手を握って「頑張ろうね」と言ってくださいました。その瞬間体の力が抜け、なんだか頑張れる気がしてきました。手術自体は3時間ほどの短いもので、術後半日もしない内にご飯が食べられるほど元気でした。手術からもう何年も経ちますが、その瞬間の光景は今でも頭に焼き付いています。私が看護師を目指すきっかけになった一番大きな理由は、この出来事があったからです。
 幼稚園から今まで、看護師という夢がぶれたことは一度もありません。そのことを私は少し誇りに思っています。看護師は専門学校に行ってもなれますが、将来の選択を広くするためにも、今はきちんと勉強をしておきたいです。小さいころからの看護師という夢を実現させるために、頑張っていきたいと思います。