檀ふみさんの朗読劇をお聴きして

 

1組 

 今回檀ふみさんの朗読劇「耳なし芳一」をお聴きしました。この朗読劇を聴いているときは、情景が頭の中ではっきりと浮かび上がるような感じがしました。檀ふみさんが音読をしている時の声の強弱、感情のこもった声、琵琶や尺八の音色が調和して1つになってできる朗読は大変素晴らしく、僕の興味を引き出させるようなものでした。
 これまでに国語の授業以外に朗読を聴くということはありませんでした。この朗読をお聴きして朗読のすばらしさ、朗読が与える感動に初めて気づくことができました。普段本を自分で黙読することはたくさんあります。しかし、他人の音読しているものを聴いていると、自分自身がイメージしている世界とは全く違う世界が広がっていくことが分かりました。
 本を読むときの楽しさは、目に見えないものであってもストーリーの情景を自分の頭の中で描き上げることです。その情景は個人個人によって解釈が異なるので、常に異なります。
 その自分とは違う解釈、自分とは違う情景を檀ふみさんの朗読をお聴きして感じることができました。さらに、バックに流れる尺八や琵琶といった古来からある楽器の音色も僕のイメージを大きく膨らませてくれました。
 「耳なし芳一」は幼いころから何度も読み、話の内容は十分知っていましたが、このような形で聴くとまた違った味わいを感じることができました。貴重な経験ができたと思います。ありがとうございました。

   


2組 

 私はもともと「耳なし芳一」の話は知っていました。けれども、檀ふみ先生の朗読をお聴きした時に、耳なし芳一の世界にすんなりと入っていくことができたのは、それだけではないように思います。
 私は最初、一人で何人もの声をやるなんてできないだろうと思っていました。けれども、一人で登場人物全員の声をそれぞれの特徴をつかんでやられていて、とても驚きました。
 さらに、琵琶や尺八の生演奏や舞台の背景の色等もその場面に応じて変化し、より一層臨場感を出していて、まるで自分が耳なし芳一のお話の中にいるような気持ちになりました。
 女優さんの朗読を生でお聴きできる機会なんてそうあるものではないので、貴重な経験ができてよかったです。

    


3組 

 僕は、今回の檀ふみさんの朗読会をお聴きして、感動しました。
 檀ふみさんの事は、前から知っており、この朗読会をとても楽しみにしていました。しかし、朗読会というものをあまり体験していなかったので、どのようなものになるのだろうと緊張していました。
 朗読会は、琵琶と尺八の演奏の方もいらっしゃり、「耳なし芳一」の物語を檀ふみさんの朗読と共に演出されていました。
 檀ふみさんは、役ごとに声を変えて、場面ごとに感情をしっかり込めて読んでいました。演奏の方は、朗読に合わせて日本らしい音楽を奏でており、朗読に合わせてタイミングや音の伸ばしをしていてすごい技術だと思いました。
 僕は、読書を時々しますが、声に読んではあまりしません。声に出して読むことは、内容をより理解することに繋がります。また、人とのコミュニケーションをするときにも役立つと思います。
 英語を覚える際にも、声に出して勉強するとしっかりと知識が定着し、読み書きができるようになると言われているので、実践していこうと思います。社会に出てからもプレゼンテーションなどの発表で多くの人々の心に響くような話し方が必要だと思うので、話す事を大切にしていきたいです。檀ふみさんの朗読会でこれからの僕のコミュニケーションのあり方について考えさせて頂きました。

  


4組 

 私は今回の朗読会に参加するまで檀ふみさんについて知らなかったのですが、調べてみると私が知っている、見たことのある作品やドラマの語りをたくさんされていたのでこの朗読会に参加できるのをとても楽しみにしていました。
 参加して最初に思ったのは、檀さんの語りを意識してテレビなどで聞いた事はなかったのですが、声を聞いた時に「この声をきいたことがある」と驚きと嬉しい気持ちになりました。檀さんの語りは、声がとても柔らかく重みのある声でとても聞きやすかったです。また、お話の中で強く呼びかける口調のところや不安そうに相手と話すところなどその場面場面で口調や声の大きさの変化が大きくみえて一人で読んでいるように感じられなく、とても感動しました。
 私も朗読とはジャンルは違ってしまいますが、将来声を使う仕事としては近いものであるアナウンサーになりたいため、素敵な声で語りをしたり、語りの中で人物の性格や口調によって声の違いを出したりするのを自分も檀さんのように大きく変化を出して読みたいと思いました。さらに、語りの中で、語りだけではなくそれに合わせて照明が場面を表した色使いに変化して夕方の場面や芳一から血が流れている場面などイメージしやすかったです。また、琵琶と尺八が語りの中で芳一が琵琶を演奏しているときに実際に檀さんの語りと合わせて琵琶を演奏されるなど、聞いていて頭の中でその場面が想像できてとてもおもしろかったです。私は檀さんの語りを聞いてとても素敵な語りや、琵琶と尺八の演奏など全てが合わさった演出に感動しました。この朗読会に参加できて良かったと思いました。

   


5組 

 「朗読劇」なるものを鑑賞したのは今回が初めてで、ステージの上に椅子が三つ置かれているだけ、というのを見たとき、そのシンプルな空間から一つの作品が生まれるなんて俄かには信じられませんでした。それに「耳なし芳一」とても有名な話なので、私も何度か耳にしたことはありましたが、あの作品にあれほど惹き込まれるとは思いもしませんでした。
 作中、全体として芳一の心理描写の他、草木の音や人々の声など、音に関する表現が多く、「朗読劇」によって更にその表現が広がっているように感じました。檀ふみさんの「語り」は誰かに対して語り掛けているわけでないにも関わらず、不思議と私たちの心に溶け込んでいきました。登場人物の言葉には色が与えられ、作品は鮮やかになって感じられました。それは、ただ活字で小説を読むのでは得られない感動だと思います。また、なにより尺八や琵琶の演奏が素敵でした。完全な静寂ではなく、檀さんの「語り」と尺八の音色によって表現された「静」の世界観があり、それが作品に絶妙にマッチしていることに私はひどく感銘を受けました。
 今回、活字で本を読むのでなく、演劇を見るのでもなく、新しく「聞く」という形で古典作品に触れることを知れてよかったと思います。「耳なし芳一」をはじめ、語られることによって伝えられてきた物語は多くあります。それこそ芳一ではないけれども、日本の「語り」というのを大切にしていくことは、日本語という言語にとって大切なことだと思います。

   


6組 

 私は今まで朗読劇を聴く機会がなかったので始まる前からどのような感じなのか楽しみにしていました。また、耳なし芳一という作品は今までに「読む」ことはありましたが、やはり「聞く」というのは初めてでした。
 耳なし芳一のお話の中で、毎日夜遅くに出ていく盲目の芳一を不審に思ったお寺の僧が芳一のあとをつけて見つけるシーンでは立ち並ぶ墓石の前で一生懸命に琵琶を弾く芳一の姿、その周りを囲むように浮かぶ鬼火、その後ろからひっそりと様子を見ている僧たちの姿が頭の中に浮かびました。また私が一番印象に残った耳をもぎ取られた芳一を見つけるシーンでは法事から帰ってきた人が、ただ芳一を見つけるだけでなく、縁側に近づいていく足一歩一歩や、耳から大量の血を流し、じっと座っている芳一の背中だけでなくその向こうに広がる空や庭の風景までもが頭の中で映像化されました。それは檀ふみさんの話され方がとてもきれいで、物語の中に引き込まれるようだったからだと思います。また後ろで演奏されていた琵琶や尺八の音色は美しく、不気味な様子をより引き立てていたようだったからだと思います。特に琵琶の演奏のようすは本当に芳一が弾いているようにも思えました。
 普段、本を読んだり映画を観たりすることが多いですが、それらよりも内容が自分の中で映像化されるので人物の動きは限定されるものの、それこそ空や周りの風景は自由に想像できるので、また違った楽しみ方があると思いました。私はその新鮮な楽しさを感じ、時間が過ぎるのがあっという間でした。そして、あまり馴染みのない「声の演技」も素敵だなと思いました。