川畠成道先生講演会をお聴きして

 

7組 

 川畠先生のお話をお聴きして、人生を諦めてはいけないということを学びました
 川畠先生は、幼い時に視力を失われました。その時は、とても辛かったと仰っていました。しかし、先生は諦めてはいませんでした。ヴァイオリンとの出会いで人生を変えられました。その話を聞き、強く胸を打たれました。例えネガティブな事でも、ポジティブな事に変えられるのだと思いました。これから先の人生で、私にもネガティブな事が必ずやあります。そんな時に、先生のお話を思い出し、ポジティブに生きていこうと思いました
 また、ヴァイオリンの美しい音色には感動しました。低音の響きある音や高音の優しい音に、聞き惚れてしまいました。3曲目のムーンリバーは知っていた曲でした。ヴァイオリンで聞くムーンリバーはいつもとは一味も二味も違う雰囲気で、とても楽しく聞いていました。2曲目の魔王は圧巻でした。速いテンポでありながら、伴奏とメロディを同時に奏でるという大技と素晴らしい音色に舌を巻きました。
 今回の川畠先生のお話と演奏は、私の人生に大いに影響を与えてくださると思います。

   

  




8組 

 僕は今回の川畠先生の講演会に参加して「一つのことを長く続けることの大切さ」について考えることができました。
 川畠先生は10歳の時にヴァイオリンを始め、30年以上もの間ヴァイオリンと共に過ごしてきたことになります。それだけの期間ヴァイオリンに打ち込んできたわけですから、何度か途中でやめたいと考えたこともあったかと思います。そのように考えたとき、川畠先生はまわりの環境が変化することで、音楽に対する意識も変化し、また異なるバックグラウンドを持つ人と接することで、自分の音楽に対する悩みを解消することができたと仰っていました。
 もし自分が何かを続けるのに不安を覚えることがあったり、続けることが嫌になった際には、自分のまわりの環境を変えることも視野に入れ、心機一転していけるように努めていこうと思いました
 また、一生続けていけるものを見つけることも重要なことだと思いました。僕は部活に所属していないので、今のところ高校生活の中で勉強以外に長い間続けていけるような趣味を持っていません。ただ、生き甲斐の無い人生はつまらないものとなってしまいますので、生き甲斐となるようなものを、早いうちから見つけるように努めていこうと思いました。今回の講話を通じて特に「生き甲斐」について深く考えることができました。一生の宝となる「生き甲斐」を見つけ、これを心の支えにしてこれから先も元気に過ごしていきたいと思いました

    





9組 

 私が今回の川畠成道先生の講演会をお聴きして大切だと思ったことは、一つのことを続ける難しさとその重要さです。
 川畠先生は八歳のころに視覚障害を負い、帰国。帰国から一年後、毎日の生活の中で目標、希望を探していくうえで川畠先生は十歳のころに親から貰ったバイオリンを始めたそうです。始めはバイオリンを弾くことが楽しかったそうですが、課題曲が難しくなるにつれて途中で挫折することもあったそうです。 しかし、そこでバイオリンをやめなかった理由は「昨日できなかったことが今日できる、今日ここまでできたから明日はここまでやる」という前向きな気持ちでした。私はこの言葉を聞いて日々の積み重ねの大切さがわかりました。さらに、川畠先生は「やめてしまうと今までの努力がなくなってしまうから、初めてバイオリンを貰った頃のことを思い出して頑張る」ともおっしゃっていました。それを聞いて私は、一生懸命に努力をしたからこそ思えるものだと思いました。
 最後に私は、この話を聞いて川畠先生は、努力をし続けたからこそ成功したのだと思いました。努力をしても報われないこともありますが、自分の好きなことを必死に努力することは間違っていないのだと、改めて実感することができました。今後は私も必死に努力できるものを見つけ、挑戦し続けたいと思います。

 

     





10組 

 川畠先生の講演を聴いて、諦めない事と様々なものに触れる事は大切だと改めて思いました。
 先生は初め、ヴァイオリンが少しずつ弾けるようになっていく事に大きな喜びを見出していたのですが、レベルが上がっていくのに比例するように続ける事の難しさに直面し、時には「始めなければ良かった」と後悔した事もあったそうです。しかし、先生は今までの自分の努力を水の泡にしたくないという一心で、悩みながらも初心を思い出しながら頑張り続けたそうです。この事は他の事と同じだと思います。例えば勉強です。誰にだって気が向かない時はあると思いますが、それでも諦めずに頑張る事で目標を達成できるのだと思います
 先生の悩みはイギリスへ留学していた時に少しずつ解決されていったそうです。解決の鍵となったのは、イギリスでの生活の中で様々な国から来た、育った環境や考え方の全く異なった仲間達と出会い、共に過ごして今まで「こうでなきゃダメ」と思っていた事が少しずつ「こんな考え方もある」「これも良い」という風に視野が広がっていった事だったそうです。私自身もアメリカへホームステイした時にそんな経験をして、一つの感覚に囚われずに他の見方や考え方をするようになりました。これはいろいろなものに触れるからこそできるようになるものだと思います。私は今回の講演会をきっかけに諦めない事と様々なものに触れる事という二つの事について改めてよく考え、自分の生活に、受験に、人生に活かしていこうと思います

   

  




11組 

 私が川畠先生のお話しで一番心に残っているのは目標を持つことが大切だ、ということです。先生の経験からして、目が見えなくなってしまった苦労の体験談を話されるのかと思っていたのですが、目標を持つという思わぬ前向きな捉え方にとても感銘を受けました。私の目が見えなくなったら、と思うと、とても前向きな気持ちではいられません。なにかキッカケがあれば、と思いますがそもそも先生のように何かをしようと考えることすらできないでしょう。しかし、先生のバイオリンを始めたことがキッカケで目標を持つことができた、という話しを聞いて目標について考えさせられました。
 今の私たちには持つべき目標がたくさんあり、それを達成するための課題もたくさんあります。目標に向かって努力している時、人は必ず前を向いています。そう考えると、私たちが前を向くチャンスはたくさんあって、それを無駄にしてはいけないな、と思いました
 先生の体験からしてもそうですが、辛い経験から目標をもって前を向くことは簡単なことではありません。私は今まで挫折したり、すごくつらい経験はしたことはありませんが、そのような状況になっても目標を持って前を向こうと思えるようになりました。また、先生のように辛い経験をしてもむしろそれをバネにして強く生きていきたいと思います。これは、辛い経験をしたときだけに当てはまることではないので、普段の生活の中でも、どんな経験もプラスにできるようになりたいです。

 

  

   





12組 

 今回の講演を受けて思ったことは、何事も始めるのに遅い早いは関係ないことです。特に音楽系に関しては幼い時に感覚をつかんでいないと素晴らし演奏は難しいと聞きます。ましてや、目にハンデを負った状態での演奏は非常に困難だと思います。あのホールでの演奏を聴いたとき、ハンデを感じさせない軽やかで優しい音色に感動しました。まるで、今自分が路地裏にある静かでおしゃれなカフェにいるような心地よいものでした。
 ここで、自分と比較してみましょう。自分は三歳からピアノを習っていました。家にピアノがあるので、毎日のように練習していました。ですが、小学生後半あたりからピアノを練習する回数はどんどん減っていき、小学校を卒業するころにはレッスン前に十分ほど弾くだけになっていました。このときは練習が面倒だ、早くレッスンが終わらないか、などと今考えれば馬鹿げたことを考えていたと思います。楽器に一日触らないことがどれだけ重要なことか知ったのは中学校の吹奏楽部に入ってからでした。体育で怪我をして楽器が弾けない時期がありました。数週間して楽器を吹いてみると、全然吹くことができずとても焦りました。ここで自分が今までしてきたことを思い出しました。自分はとてもおろかであったと。今回の講演でも自分は恵まれていたにもかかわらず何もしていなかったことに後悔しました。それと同時に、自分も今何かに全力で取り組めばこれからに大きくつながるかもしれないと勇気をもらいました