卒業生を囲む会に参加して

 

1組 

 私は今年で卒業生を囲む会に参加をしたのは2回目ですが、参考になることがたくさんあり、それらを吸収することができたと思います。
 私の得意科目は全体会でお話して頂いた雷先輩と同じで英語です。中等部の頃から定期試験で毎回80点以上取れるように頑張ってきました。しかし、中等部時代にたくさん勉強していたという安心感は捨て、得意科目だからこそ徹底的にやり込んで、合格するための強い武器にしていかなければならないと改めて気付くことができました。得意科目が1つでもあることで、本番「これだけ努力してきたぞ」という自信にもつながると思いますし、もし他の科目で失敗しても挽回することができます。私は今のまま、英語を伸ばしていこうと思います。
 この全体会や分科会を通して気づいたことは、受験での心得や勉強法や睡眠時間などがみんな同じではないということです。お話をいただいた内容は、あくまで1人の先輩の話で、鵜呑みにしてはいけないということです。高1から勉強を中心に努力する必要があるという先輩もいらっしゃれば、良い意味で遊べるのは高1までだからと話す先輩もいらっしゃいました。やはり実際に受験をするのは自分ですから、自分で自分をしっかりと分析し、自分に合ったスタイルを見つけることが、大学受験においては大切なことだと思いました。実践して合わないと感じたら、無理に合わせようとせずに、先輩のお話は参考にして、自分のやり方を確立させたいと思います。

   

  




2組 


 私は今回の卒業生を囲む会に参加して本当に良かったと感じています。中学生の頃はまだ全てが先のことのように感じられていたけれど、高校生になった今、大学に入るということがいろいろな意味で「身近」になっているのを感じました。先輩達の生の声を聞いたことで、今までぼんやりとしていたことが具体的にはっきりしてきました。この卒業生を囲む会では、得られた物の数が良い意味で多すぎて素晴らしい会でした。
 私は自分の将来の夢を叶えるために、今回の会で得たものを全て活用して、自分に合った学習スタイルを作り上げていこうと思います。私が所属している囲碁部の先輩が、今年、東京大学文科V類に合格されたことを知り、驚きと嬉しさで気持ちがいっぱいになりました。その先輩がおっしゃっている合格のために身に着けるべき物の「感覚」は、「何を書けば点を取れるのかが瞬時に分かること」ということであり、他の先輩方のおっしゃっていた「量をこなせばそれが分かってくる」ことに繋がるのだろうなと思いました。多くの問題を解き、焦らずに復習し、自分に何が足りていないのかを常に意識することで、どんな問題が出題されても解ける状態にしておくことがベストだと思います。私はそのために、今年の夏は体系問題集を使って数学の基礎学力をしっかり身に着ける作業を行うことにしました。今回初めての高等部の中間テストで、この作業の効果が実感できたので、夏休みまでには数学の質を高めたいと考えています。英語においては、一年生のうちに、リスニングを極めようと思いました。音楽であれば洋楽を耳にし、映画であれば字幕で英語に慣れていくことが大切なことだと感じています。他の教材においても、今回の会で学んだことを生かし、学習計画を見直すことが重要だと感じました。
 勉強法でなく、精神面についても心に響く物がたくさんありました。受験において「失敗」とは不合格になることではなく、途中で諦めること、困難に直面しても最後まで諦めないで自分の伸びを信じられた人だけが受験を突破することができるのだと思います。志望校に入りたいという気持ちが強ければ、結果は必ずついてくるということを信じて、現役ならではの勢いで合格したいと思います。
 今回、私は卒業生を囲む会に参加したことで、先輩たちと同じ景色を見たいという気持ちが大変強くなりました。それぞれの勉強法や学問に対する考え方は異なりますが、同じ目標に向かう気持ちはひとつだと確信しました。将来、私の望む職業に就いて、江戸取での高校生活に後悔がないよう、高校三年間を、全力、そして強い気持ちを持って生活していこうと思いました。
 今回学んだことをフル活用させ、来ていただいた先輩方のように、一喜一憂せず、最後まで諦めないで夢を実現させたいです。 

 

    





3組 

 高等部になって初めての模試、定期試験が終わり、自分自身、高等部のハードな生活に少しずつ慣れ始めたこの時期にこの卒業生を囲む会のような良い刺激を受けられる機会があり私はとても楽しみにしていました。そして実際に素晴らしい先輩方のお話をお聞きして、不安と焦りと勇気とが心を埋め尽くしました。
 私がこの卒業生を囲む会に参加して印象に残ったことがいくつかあります。1つ目は部活動と両立させることの大切さです。今回の卒業生を囲む会には、私の所属する部活の先輩方が沢山いらっしゃいました。私のクラスでも、中学2年生の時までお世話になった先輩がいらしてお話をしてくださいました。そんな先輩方を見て、いつか私もこんな風になりたいと強く思いました。そしてそのようになるには、勉強と部活動の両立をしっかり行う必要があると思いました。私の所属する部活動は、練習量が多く、また規律にも厳しく成績もチェックされるので気が抜けません。しかしそのような環境にいることは自分にとって大きな財産になるのではないかと思っています。そのような忙しい時間の中で、いかに自分で時間を見つけて勉強するかという小さな努力が将来自分がどうなるのかを大きく左右すると思います。きっと五年間きちんと部活動をやりきったら達成感は大きいでしょう、自分の自信にも繋がるでしょう。ですから私は部活動を引退するまで、部活動を理由に勉強をおろそかにすることが絶対に無いようにしようと決めました。部活動をしているからこそ、その状況に甘えず、他の人より何倍も努力したいと思います。
 2つ目は目標を早い段階から定めることの大切さについてです。私は将来の夢が全く定まっていませんでした。しかし中学3年生になって、自分が何を学びたいのか、自分が何を目指したいのか、はっきり決めなくてはならないと思い、将来のことについて真剣に考えるようになりました。卒業生の方でも、将来の自分のビジョンをなんとなくでも早くから決めていた方はしっかりと夢を現実にされています。ですから、まずは自分をちゃんと見つめ直すことから始めようと思いました。
 3つ目は周りの人を大切にすることについてです。どの先輩方のお話にも、周りの人の支えや友人とのコミュニケーションがどれほど自分を楽にさせてくれたかというものがありました。ともに受験を乗り越える仲間たちは、今こうして毎日笑い合っている友だちです。受験を乗り越えるためにどんな時も支えてくれるのは、今こうして毎日いっしょに過ごしている家族です。人として当たり前のことですが、他人への感謝の気持ちを忘れずに生活することがこれから先もずっと必要になってくるのだと思います
 将来の自分がこの卒業生を囲む会に笑顔で出席できるようにい今から頑張りたいと思います。

 

     





4組 

 私は今回の卒業生を囲む会を通して今から本気で勉強しようと決意しました。
 来てくださった先輩方のほとんどが高1から受験を考えながら学習に取り組んだと話されていて、私はとても焦りを感じました。中間実力試験では自分が思うような点数が取れずとても悔しかったです。その悔しさと同時にこのままでは駄目だという気持ちも生まれました。次の校内模試や期末実力試験ではしっかりと勉強して自分が納得できる点数を取ります。しかし、今まで通り勉強しても、同じようにまた自分が納得できない点数を取ってしまうので、今回の全体会、分科会で先輩方が話してくださったアドバイスを参考に勉強に取り組んでみようと思いました。私が特に印象に残った言葉は「細切れの時間の有効活用」と「努力をしないことは自分を支えてくれる多くの人を裏切る」です。私は、勉強できないのを部活のせいにするのはいけないと思いますが、部活を終えて家に帰ってくると時間が遅く、また疲れていてやる気が出ない時があります。土日も部活を一日終えて帰ると疲れてしまい、中学生の時は勉強しないことがほとんどでした。しかし高校生になってそのままではいけないと思い、すきまの時間を有効活用することを意識していきたいです。通学時間や授業と授業の間などのすきまの時間に単語表を見たり、苦手な数学の公式を復習しようと思います。さらに、部活から帰ってきて疲れていても、すぐに学習に取り組めるようにします。これは私の駄目なところの一つで、疲れてしまうとすぐに勉強に取りかかれず休んでしまいます。その休んでしまう時間に少しでも勉強することが自分のためになってくると思って、頑張ってみようと思います。
 また、先輩方が「たった高校3年間、必死に勉強してみてください」と話されていました。自分は中学校の3年間をほぼ勉強せずに過ごしてきました。テストの度にもっと勉強すればよかったと後悔してその直後は勉強しても、また少ししたらだらけてしまって、中学生の時は本当に駄目だったなと痛感しています。高校生になって、いざ勉強しようと苦手な数学に取り組みましたが、その問題の公式は分かっても、ルートの計算など中学校の時の基礎ができていなくてそこから勉強でした。このように、もっと前から勉強すればよかったなという後悔が大きかったです。同じような後悔を高校3年生の大学受験が近くなった時にしないように、今からしっかりと勉強します。「努力をしないことは自分を支えてくれる多くの人を裏切る」という言葉は勉強を決意した自分の気持ちをさらに強くしてくれました。親や先生など支えてくれる人たちがせっかく自分のためにしてくれたことを裏切りたくないと思います
 このように、私は高校生になってしっかりとした勉強への決意を持てたので実行していきます。

   

  




5組 

 まず、この会に参加して一番初めに驚いたことは先輩方の多さです。紹介が始まると次々に名だたる大学の数々が読み上げられていて、壇上で礼をするのもやっとというくらいであったので驚きました。また、それだけ多くの先輩方が夢を叶えるために希望した大学に合格しているということは、とても尊敬するべきことだと思います。去年よりも今年は多くの先輩方のお話を聴くことができました。先輩方からの助言の中に「一つの参考として聞いて欲しい」という言葉もありましたが、共通していたのは「自分が頑張ろうと思わなければ始まらない」ということだと思います。思えば、中学3年の時から勉強を頑張ろうと思い始めるようになりましたが、江戸取内の順位を自身の基準としていました。しかし、この会でそれが大学受験を約2年後に迎える身として、危険であったことに気づくことができました。これから沢山の模試があると思います。自分の力を磨いて江戸取の外の学生達と競い合えるようにしたいです。しかし、自分の力を磨くというのは生半可な気持ちではできないと思います。私が今まで勉強していて一番辛かったのは、得意教科のはずなのに思うように点が取れなくなった時でした。これは苦手教科ができない時よりも精神的に打撃を受けました。全体会で先輩がおっしゃっていたように「得意教科を武器」にしていきたいです。一つだけでも自分が誇れるものがあれば他の教科も落ちついて解くことができたり、自信がついたりと、良い方向へ向かっていける気がするからです。今までは苦手教科をとにかく克服して、自分の弱点をなくそうという考えでした。しかし、弱点がなくなったとしても、強みがなければ先には進めません。研修旅行の講話にて、校長先生が「攻めの学習」について話していらっしゃいました。攻めの学習をするためには自分の強さを前に押し出すことが大切だと思います。これからは学習を進める上での目標の中に、弱点を克服するということだけでなく、得意科目を強化するということも加えたいと思います。
 また、これから夏休みという自分が自由に使える長い期間があります。宿題や試験勉強をするというのは勿論のことですが、それ以外にやりたいことが沢山あります。学校の勉強以外にも、自分の好きなことに関しての学習をしていきたいです。一番に始めていきたいことは各種検定を取得することです。英検などは学校で取得することも多いですが、漢検などは自ら進んで学習しないといけません。普段は予習に追われてなかなかできない学習もできるのは夏休みだけだと思います。
 これから学習していく中で辛いこともあると思います。しかし、先輩がおっしゃっていたように、これからの3年間を卒業後に「良かった」と思えるようにしたいです。 

 

  

   





6組 

 私は高校生になり、もうそろそろ大学受験を意識しなければならないと考えていました。そして今回、このような場があり、たくさんの参考になることを教えていただくことが出来ました。
 まず、今からやるべきことについてです。有名大学に進学された先輩方の多くは、高1くらいから大学受験を意識して勉強を真剣に始めたとおっしゃっていました。また、何をやった方がいいかなど詳しく教えてくださいました。私はこれらをお聞きして、今からきちんと大学受験に向けて勉強する必要があると思いました。私は、高3くらいからやればいいと思っていましたが、基礎を固める高1の時期が一番大事だと気づきました。だから私は、高1で英語の基礎を固めることを目標に、まずは学校で扱っている教材を完璧に理解できるようにしたいです。また、得点があまり伸びない教科はもちろんですが、得意な教科は受験の時の武器に出来るように、もっと伸ばしていきたいです。
 次は、勉強に対する気持ちについてです。私は今まで、自信をもって受けたテストはあまりありませんでした。それは、これだけやったから大丈夫というほど勉強していなかったからです。全体会でお話しされていた先輩方はみんな、自信は自分が努力した分だけつくとおっしゃっていました。また一人の先輩は、大学受験はどうせやるんだからと開きなおって勉強したとおっしゃっていました。私は、このように前向きにやる姿勢が大切なんだなと思いました。私は、やらされている意識が少しあったので、これからは自分のためだと思って、常に前向きにやっていきたいです。そして、時間を最大限に有効活用して、少しの時間でも勉強したいと思います。また、周りの雰囲気に安住しないようにしたいです。特に私は、人一倍勉強しないと追いつけないと思うので、決して雰囲気に安心して、さぼってしまうことのないようにしたいと思います。
 最後は、高3の時に後悔しないようにするということです。先輩は、やればできたと後悔している人はたくさんいるとおっしゃっていました。私の近くにも、そのような人はいます。大学受験は、将来のことにとても関わってくることだと思います。私は、何十年も損するくらいだったら、高校3年間思いっきり頑張って、将来満足できるようにしたいです。だから、後悔することが絶対にないように、自分で計画を立てて勉強を楽しくやっていきたいです。そして、先輩ができたんだから自分もできると思って、やっていきたいです。