10フォー・ブラス コンサート

中3生感想

 3年 1組   

  僕がテンフォーブラスの皆さんの演奏をお聴きして、心に残った音楽はテンフォーブラスのオリジナルの楽曲です。
グループの1人の男性がこの楽曲には皆さんの力が必要ですとおっしゃった時、何のことかよく分かりませんでした。ですが、1人の男性が指を鳴らしながら、そして、会場を巻き込みながら入ってくるのを見て、僕はワクワクしました。次第に会場全体が手拍子を始めると、続々とメンバーの方々が入るにつれて、会場の雰囲気がだんだんと盛り上がっているのが感じられました。メンバー全員がホールに入ったときは、盛り上がりが最高になっていました。リズミカルなところや少し静かなところを混ぜることにより、絶妙なハーモニーが生まれていました。楽曲が終わる頃にはああもう終わってしまうのかという名残惜しさだけが残りました。ずっと聞いていたいという気持ちだけが残りました。
 今回のテンフォーブラスの演奏をお聴きして、改めて音楽の素晴らしさや、人を巻き込んで楽しませる力があることを実感させられました。
震災などで人々が悲しみに暮れたとき、音楽の力で救われた部分もあるのではないかと僕は思います。
今回の演奏で音楽の素晴らしさについて教わりました。
 

 

 3年 2組

 にぎやかで華やかだが、少し鋭いサウンド。私はコンサート開始前に金管アンサンブルについてこのようなイメージを持っていました。しかし、一曲目が始まって少し経つと、そのイメージは消え去りました。華やかさは保たれつつもそのサウンドに鋭さはほとんど感じられず、客席に向けられたベルから放たれた音にはどこか優しさや温かさが含まれているような気がして聴き惚れてしまいました。また、木管楽器さながらの速くて複雑なパッセージを正確に吹きこなすなど、技巧面で本当に金管楽器とは思えないような場面が何度もあり、とても驚きました。さらに表現力の豊かさにも感動しました。華やかな場面だけでなく、静かでのどかな場面や暗い場面がパッと切り替えられていくなど、先の展開がどんどん気になっていくような演奏でした。十名近くが一緒に演奏する重めな編成にも関わらず、全体的に構成がはっきりしていて立体感や透明感、安定感が感じられ、ずっと聴いていたいという気持ちにさせられました。また随所に聴き手を楽しませるための工夫が盛り込まれていたり、全体的に笑顔で演奏したりするなど、聴き手を大事にしていることがとても伝わってきました。
 今回のコンサートでは、技術の先に表現があるということを再確認し、さらにその先にある何かにも目を向けさせられました。最後に、テン・フォー・ブラスさんの初来日コンサートを生で聴けるという大変貴重な経験ができたことの感謝しようと思います。

 

 

 3年3組   

  今回の10フォーブラスの演奏は、とても楽しく、愉快に聞くことができました。
 僕はピアノを習っているので、音にはとても興味があります。普段はピアノという鍵盤楽器の音色を聞いて良い気分になっていますが、今回聞いたのは、金管楽器の演奏でした。だから、たいへん新鮮な気持ちで聞くことができました。また、楽器によって音の高さに違うことがたいへん興味深く、さらに頭の中に残る響きがピアノとは異なっているので、これまでに経験したことのない、新しい世界に入り込んだかのような印象を受けました。
 僕は、10フォーブラスの方々が演奏していた楽器にも興味が湧きました。トランペットの演奏者は、楽器を何種類か変えながら演奏していました。また、トロンボーンには、ミュートと呼ばれるものを付けたり外したりしていました。僕は、そのような工夫によって、たった12人でも、奥の深い、素晴らしい曲を演奏することができるのだと感心しました。
 また、会場の雰囲気も楽しむことができました。最後のアンコール曲では、リズムに合わせて観客が手拍子を取ることで、会場に一体感が生じました。とても陽気な雰囲気になり、軽快な気分でコンサートが終わりました。
 また機会があれば、是非聞きたいと思います。
 

 

 3年4組

 私は3歳の頃からずっとエレクトーンを習っていて、昔から音楽を聞いたり演奏することが大好きでした。だから、今回の10フォーブラスのコンサートを楽しみにしていました。私はコンサートを聴いて2つ学んだことがあります。1つ目は音についてです。私が習っているエレクトーンは、色々な楽器の音がデータとして入っており、演奏する曲に見合った音をつくることができます。また、弾き方を変えれば同じ楽器でも違う音を出したりすることができます。

 私は最近、エレクトーンの先生に本当の楽器を意識して弾いた方が良いとアドバイスをくださいました。私はすぐアドバイス通りに楽器を意識して弾くようにしました。弦楽器はすぐにできるようになったのですが、息を吹いて演奏するような楽器は簡単に表現できませんでした。どうすればいいか悩んでいたときにこのコンサートがありました。10フォーブラスのみなさんの演奏はとても素晴らしかったです。プロの演奏は鳥肌が立つほどでした。息を吹く力で音の強弱や迫力を表現することができるなんてすごいと思いました。その後、10フォーブラスの皆さんの音の表現の仕方思い出してエレクトーンを弾いてみたところ、エレクトーンの先生が褒めてくださいました。2つ目は、チームの団結力についてです。皆さんの演奏を聴いていると、それぞれの音が他の楽器の音と調和し合っていてとても綺麗に聞こえました。また、全員が息をそろえることでより素晴らしくなるのだなと感じました。私はその団結力に憧れを持ちました。私は合唱部に所属しており、様々な曲を歌っています。曲の中には他のパートと合わせにくい曲があり、上手くいかないこともありました。そんなときに団結力があれば、と思うことが多々ありました。私は口で言っているだけで行動しようとはしていませんでした。しかし、今回は本気で向かい合っていこうと思いました。

 私は今回の演奏で、今後の課題を見つけました。私にとって音楽は大切な存在です。そのような音楽を極めたプロの演奏を聴くことができた私は幸せ者です。これからも音楽に関わる時間を大切にし、日々成長していきたいと感じることができました。

 

 3年5組 

  今回、僕たちは10フォー・ブラスの方々のコンサートをお聴きしました。10フォー・ブラスの方々の多くはドイツの有数のオーケストラのメンバーです。ドイツからわざわざ日本にお越しいただいて、演奏を聴くことができたのは、大変すばらしいことだと思います。10フォー・ブラスの方々が使っているのは様々な金管楽器でしたが、管楽器だけとは思えない、とても綺麗な旋律でした。そして10フォー・ブラスの方々は演奏がひと段落ついて、MCの方が解説している間、易しげな笑顔を振りまいていました。もしかしたら緊張していたのかもしれませんが、それを見せずにいられるのをみて、自分たちの演奏に自信が持てているのだなと思い、驚きました。それだけたくさん練習をして、たくさんコンサートを開いて演奏しているのだろうと思うと、どれだけ練習すれば自分の演奏に自信が持てるようになるのか、気が遠くなるような気持ちにもなりました。それこそ寝る間も惜しんで練習をしているのではないでしょうか。並大抵の努力では、あそこまでの自信を獲得し、演奏が自由にできるようになるとは僕には思えません。僕自身テストなどの時に、今回は大丈夫だと思えたことはそう何度もありません。ですので、これからは、自分に自信が持てるくらいの努力をして、物事に取り組んでいきたいと思いました。そして僕たちのために演奏をしてくださった10フォー・ブラスの皆さんに感謝を表したいと思います。


 

 3年6組 

 私は、中一の時から、吹奏楽部に所属しています。そのため、演奏会を聞きに行く機会や、先輩たちの音を聞くことが多いので、音楽にふれるという事に関して、とても身近に感じています。今回、私はテンフォーブラスの方々の演奏をお聞きして、自分と、プロの違いを見せつけられました。
 テンフォーブラスの方々の演奏は、一人一人、個人の心がけを感じました。一つ一つの音に、しっかりと責任をもって音を出しているその姿に感動しました。私はというと、三年間、楽器を吹いていながらも、未だに先輩に頼ってばかりでいます。もう、今年で、中学も終わり、高校生になります。先輩に頼ってばかりではいられなくなります。逆に頼られる立場に立ちます。今のままではいられないので、さらに、日ごろの練習に精を出して頑張っていきたいと思います。また、テンフォーブラスの方々は、音楽自体を楽しんでいるように感じました。音楽の「ガク」は「学」ではなく「楽」という字であり、楽しまなくてはなりません。私は、「吹いている顔が、コワい」と言われた事があります。もしかしたら、心の中では、緊張していて、心から楽しめてはいなかったのかもしれません。次の演奏のときは、リラックスして吹けるようになりたいと思います。
 この演奏をお聞きして、自分の足りない所を発見できました。これからの自分のためにも、日々研究していこうと思います。

 

 3年7組 

 四種類の管楽器がお互いを支え合い、それでいて自分の存在をアピールしているというとても良いバランスで奏でられている音楽はとても聞き応えがありました。僕はトロンボーンとトランペットが吹けます。トロンボーンは長いU字型の管をスライドさせて音の高低を変えること、トランペットは3 、4個の音を変えるボタンのようなものを毎回何通りものパターンのある中で選んで押しながら吹くことがとても難しいです。しかし、両者とも音が目立つ楽器です。今回の音楽会では、きちんと高音の明るい音だけではなく、低音の不思議なリズムも聞こえてきたので、とても素晴らしい演奏だったと感銘を受けました。特に僕は低音が好きなので、耳を澄まして聞いていました。音楽をやっていない人には低音はあまり目立たなく感じると思いますが、高音を支えサビを出すときなどに重宝されています。ピアノなども確かに低音は出ますが、管楽器は自分の心を込めて息を吹き込むため、同じ低音でも悲しそうな音、嘆いている音、怒っている音など実はとても奥深いのです。僕はこれを習得するのに苦労したことがあるため、やはり一流の音楽家たちはレベルが違うなぁとすぐに分かりました。しかし、音楽において重要なことは協調性です。4パートが絶妙な調和をかもし出すとき、始めてよい音楽だと言えるのではないでしょうか。今回の音楽会ではそれが強く感じられ、演奏者の皆さんがとても楽しそうに演奏されていたので心から楽しむことが出来ました。
 

 3年8組 

  今私は今回、コンサートを聴いて様々な事を考えることができました。私は今、吹奏楽部に所属しているので海外から来てくださったプロの方たちの音楽を聴けるという事はとてもありがたい事でした。部活では何十人もの部員が一斉に音を出して曲にしていますが、今回の演奏では10名〜12名の人のみで、ごまかしがきかない状況です。あんなにはっきりとした演奏ができるのはその演奏技術に絶対の自信がないとできないことだと思いました。今回のコンサートを聞いて私も正確な演奏がしっかりとできるようになろうという強い意志をもつようになりました。
部活に一生懸命取り組む事は大事な事ですが、勉強も怠ることがないようにしていきたいとも思いました。部活と勉強を両立していくことはこれからも続けていきたいと思います。
吹奏楽は中学三年生と高校一年生が一番上達する時期だと言われています。これからも技術力が上がるように積極的に参加していき、今回お聞きした演奏に少しでも近づけるようにしていきたいと思いました。


 


 

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